自分がドラマの主人公( 井樋邸 12)

庭の中心にバーベキューテラスがあって、その周囲は円形に仕切った芝生広場です。さらにその外側がガーデニングエリア、という3重の構成になっています。

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芝生の手入れの大変さも理解しつつ、ワンチャンたちのためと、大人数が集まってのガーデンパーティーをイメージして、芝生を選択されました。イメージ実現のために芝生の手入れにチャレンジ!です。 



今日は「自分がドラマの主人公」

アイデンティティという言葉があります。自己統一性、自らの人格を認識し、それを受け入れているかどうかということです。これが曖昧だとなかなか充実した人生を送れないと言われています。
アイデンティティが確立されていない、自分を一人の人格として認識できていない人は、宙に浮いたように暮らしています。行き当たりばったりに、流されるままに。そして当然のことながら、なかなかいい人生は歩めません。
そういう人と対極にあるのが「自己肯定感のかたまり」というタイプです。ぼくはそのこともまた「よりよく暮らすコツ」だと思っています。

自己肯定感が強い人とは、別の言い方をすると「自分大好き」です。と同時に自己評価が高くて自分自身に自信満々です。妻は昔から友人たちに「カオリはいっつも自信満々だけど、それって根拠のない自身だよね」と言われたそうですが、それです、根拠のない自信。
そういうタイプの人は「私は大丈夫」がベースになっていますので、自分の人生がすばらしいものになることを確信して、その演出として暮らしのあれこれを整えていきます。庭の仕立ても、リビングのインテリアも、食事も、仕事も、日々すべてのことが自分が主人公のドラマのワンシーン。
またそういう人は(妻も)「自分が楽しいと思うことにしか時間を使いたくない」 という一見わがままな考え方を持っています。自己肯定感が強ければ強いほど、その傾向が強まります。

これはぼくの大発見です!その一見わがままな「楽しいと思うことにしか時間を使いたくない」という気持が強い人ほど幸せを実現しているのです。
大発見!と言いながら、考えたらあたりまえのことなんですけどね。楽しいと感じることを多く実践する方がより幸せである、ということですから。

うつろな目をしてフワフワと宙に浮いてる場合ではありません。毎日は自分が主人公のドラマなのだ!ぼくがヒーロー、私がヒロイン。今日の全シーンを、瞳を輝かせながら、何から何までカッコよく楽しみまくりましょう! 
ぼくが思い浮かべるお客樣方、「ドラマの主人公」たちは、それほど素敵な、後ろ姿を追っかけていきたくなるような、そんな毎日を送っているのです。


イチローが小学6年のとき書いた作文です。

ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。
活躍できるようになるには、練習が必要です。
ぼくは、その練習にはじしんがあります。
ぼくは3歳のときから練習を始めています。
3歳-7歳までは半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中、360日ははげしい練習をやっています。
だから一週間中、友達と遊べる時間は、5時-6時間の間です。
そんなに、練習をやっているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。

見事な小学6年生。そしてイチローは今もこのときと同じ、自己肯定感のかたまりです。

直感で選び、何ひとつ否定しない( 井樋邸 11)

庭の中心に出現した、壁をまわしたバーベキューテラスを解説します。

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庭の中に壁を建てるということに抵抗感を抱く方もいらっしゃいますけど、しょっちゅうそうしているぼくにとっては抵抗感ゼロ。それどころか「なんて便利な方法なんだろう」と、ほぼ毎週こういう壁を建てる設計をしています。

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今回の壁は薄いグリーンに仕上げてあります。これは妻が奥様と相談しながら選んだ色で、ぼくからはなかなか出てこない女性らしい選択でした。そして出来上がった庭を見て「いい感覚してるなあ!」と妻を絶賛。

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パーゴラのグリーンとシェードセイルの淡いグリーンと、周囲の植物のグリーンと溶け合って、何とも言えない柔らかな空気感の場所になりました。

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壁を建てることの目的はふたつで、ひとつは目隠し、もうひとつは居心地です。
 
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 目隠しと見晴らしのバランスを調整して居心地のいい場所を生み出す、これがこの壁の役割りなのです。

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ご主人がここに座って、見上げる空が「サライの空」に感じられたら、この壁は成功。たぶん、大成功だったと思います。



お客様から学んだ「よりよく暮らすコツ」。今日は「直感で選び、何ひとつ否定しない」です。

ぼくの中に思い浮かぶ「庭のある暮らしを楽しみながら充実した人生を送っている人たち」は、だいたいこのタイプ。

まず「直感で選ぶ」ということは、理屈っぽくなくて判断が早い、ということです。直感的に「楽しそう」とか「これはいいぞ」と思ったら、一瞬の迷いもなくそれを選択します。選んだとたんにそっち方向にイメージが次々展開されて、もうワクワクが始まっているという、無邪気というか何というか、楽しみたがり屋とでもいうような感じです。
ぼくの設計は理屈で組み立ててありますので、その理屈を一応ご説明するのですが、途中でお客様のワクワクが始まると、もうぼくも理屈抜きモードに切り替えて説明は中止。一緒にワクワクしながらさらなるワクワクを追って変更設計へと進んでいきます。

次の「何ひとつ否定しない」は、ぼくも常日頃身につけたいと思い意識しながら暮らしていることです。会話の中に「でもねえ・・・」とか「そうじゃなくて・・・」といった否定言葉がほとんど出てきません。
そうかといってすべて提案通りに進むのかというと、そうでもないんですね。否定言葉を使っていないのに、結果的には当初のプランと全く違う、その方がお持ちのイメージに添った変更プランに仕上がります。
では、否定言葉を使わずに何というのか、「それはいいねえ!こうしたらさらに面白いと思うんだけどどうかな?」「 さすがに専門家ねえ!すごいわ!ねえねえ、他にもアイデア出る?」という感じです。
まずは肯定してほめる。次に目を輝かせながら「もっと」を要求する。そうなれば、こちらとしては全力でアイデアを絞り出して、イメージを進化させ、よりお客様が感激してくれるプランを仕上げるためにがんばることになります。肯定されて次を考えるのと、否定されて次を考えるのでは、力の出方が倍・半分。気持よく全力を引き出される、何度も経験したことです。
そういうお客様とのありがたい出会いの繰り返しで、ぼくの設計、庭への考え方は進化してきたとも言えます。

「直感で選び、何ひとつ否定しない」の逆は「理屈で迷い、すべてを否定する」です。「でもねえ」「そうじゃなくて」が口癖になっていると、庭に限らず、なかなかいい結果は得られないんじゃないかなあ。 

昨日は831の日でした

昨日8月31日は831でヤサイの日でした。

夕方それに気がついて、庭のモロヘイヤをありったけ刈り込んで大きなザルに山盛り収穫して食べました。そろそろ時期が終わりなため葉が固くてエグイ。それでも身体にいい感じがして、ムシャムシャといただきました。

「もっと野菜を食べましょう」ってよく言いますよね。ところが田舎の人というのは逆で「もっと肉を食べましょう」という保健指導が入るそうです。
新潟の父母はありがたいことにまだまだ元気一杯で、健康診断で唯一言われるのが「貧血気味」ということだそうです。もっと肉を食べてくださいって。
まあそれもそのはずで、普段の食事というのがみごとに野菜だけなのです。5〜10品並ぶ食卓のおかずのほとんどが漬け物、おひたし、煮物、サラダ、野菜炒めのたぐいとご飯とみそ汁、たまに棒鱈や身欠きニシンといった魚の干物が入るくらいで、肉料理はたまの外食や旅行先でしか口にしないそうです。肉が嫌いなわけではなくて、昔から肉を食べる習慣がないんですね。そしてご近所さんを含めてみんな長命です。

先祖代々そうやって野菜を食べて、そしてよく働いてきたんですよね。そう、このよく働くというのも長生きな人の共通点です。
父も母も朝は暗いうちから畑に行って、家業の商店をやりながら孫の面倒を見て、掃除、炊事、洗濯。母は保健指導員に「一日一万歩を目標に歩きましょう」と万歩計を渡されて、普通に過ごしていたら一万五千歩を超えてしまい「私は歩き過ぎかもしれない。あまり歩きすぎると関節がすり減るんじゃないかなあ」と逆に心配していました。それくらいよく働き、歩き回っているようです。

野菜を食べて、よく働くこと。ぼくはその遺伝子を受け継いでいるので、その生活習慣を継承することが健康につながるのだと思っています。
しかし実情は・・・、肉大好きで、仕事は一所懸命にしていますが、設計作業が多いため座りっぱなしで、歩数は極端に少ないのです。これじゃあいけません。
健康で長持ちすれば、その分庭をつくれるわけですからね。それが生き甲斐ですから。できることなら永久にそうしていたいほどですので、そのためにも、ちょっと暮らし方を田舎風に変えていくことにします。

野菜を食べてよく働く(歩く)こと。ではさっそく今日から。 

ほめ上手、のろけ上手( 井樋邸 10)

濡れ縁の奥の家の脇と裏がドッグランになっています。

ウッドチップをフカフカに敷き詰めてあるのですが、このウッドチップが多くのワンチャンに大好評です。駆け回って、転げ回って、穴掘って楽しんでくれます。 

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建物の裏はもともと土間コンクリートの広場でした。そこにワンチャンの洗い場兼トイレを設置しました。

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撮影していたら出てきました、井樋さんちのワンチャンです。

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かわいいです! 

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ワンチャンにこのドッグランの感想をインタビューしていたら、もう一頭出てきました。
二頭そろうともうはしゃいじゃって、インタビューは中止です。

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庭にドッグラン、理想ですよね。



「よりよく暮らすコツ」、今日は ほめ上手、のろけ上手 です。

あなたは奥様のこと、奥様

のことを人前でほめますか?「うちの女房は美人で気だてもいいし、言うことなしだよ」「うちの人は働き者でやさしくて、家のこともいろいろやってくれるし最高よ」などというような言葉がスラスラと出てくる欧米的な感覚の人って、たまにいますよね。
うちのお客様にはそういう「欧米型」のご夫婦の割合がものすごく高くて、毎日そういう方々と話しているうちに我が夫婦もそうなってきました。だからぼくは妻のことを、人前でほめまくりますし、妻もたまにですけど、人前でぼくを持ち上げてくれます。
これもまた「よりよく暮らすコツ」なんです。過去を振り返ると、夫の愚痴、妻への不満ばかりが口をついて出てくるご夫婦は、庭に関してあまりいい結果が待っていませんでした。

連れ合いをほめること、人前でのろけることが自然にできること。心底そう思って生活している人はそのままを口に出せばいいですし、夫婦喧嘩の真っ最中であっても、まあ、たしなみとして、自分のパートナーをけなしたり愚痴ったりはしない方がいいですよね。それが生き甲斐みたいに亭主の悪口を言う奥様には、なかなかその人に合う素敵な庭をイメージできませんので。

ふたりで顔を付き合わしていると照れくさくてほめ辛いので、人前っていうのはチャンスなのです。他の人に向かって「うちの女房は・・・最高ですよ」「うちの旦那は・・・だから大好きです」と言いまくりましょう。

できればふたりきりのときにも、照れずに相手をほめる、認める言葉が習慣化するといいですね。

花に水をあげるように
男性には尊敬の言葉を
女性には共感の言葉を


奥様はご主人に「すごい!えらい!」と、ご主人は奥様に「わかるわかる、そうだよねえ」という言葉を、毎日、何度も何度も言いましょう。 

「小さな旅」☆「サライ」☆ まだ旅の途中です

今日はちょっと庭を一休みしてNHKの「小さな旅」のことを。

今朝は超早起きしました。早起きというかうまく寝付けないままで午前3時30分に寝るのをあきらめた、というのが実情です。自分では絶好調のつもりでも、やはりこの暑さで少々体調が崩れているのかもしれません。
こういうときの選択肢としては、1、無理矢理ビールを飲んで、軽く食べて再度寝る。2、シャワーを浴びてしっかりと目を覚まして仕事する。3、「寝なきゃ」と思わずに、ダラダラとテレビかDVDを観る(大概寝てしまいます)。
今朝は3を選択。BSの番組表を見ると「小さな旅」を3本連続でやっているではありませんか!ぼくはこの番組が大好きなのです。

「小さな旅」の魅力は、何気ない日常、普通の街角が旅人の視点で捉えられているところです。自分が山下清や山頭火にでもなったような、日本中を放浪しながらその先々で出会う人たちの暮らしを、飽きることなく眺めているような感じ。
泣いたり笑ったり感動にうち震えたり、そういうことじゃなくて、ただの日常を切り取っただけで、そこにドラマを感じさせるのですから、NHKにはものすごくレベルの高い制作者がいるんだなあと感心してしまいます。受信料、払いましょうね。

番組のテーマ曲がまたいいんです!これです。

 

こういう旅もの、特にローカル線の無人駅にぼくの中の「望郷の虫」は激しく反応します。それは、かつて夢を追い、故郷を捨ててきたすべての人と同じだと思います。
そして今もまだ「旅の途中」、そんな感覚があります。・・・25年の放浪。この先どこまで行くのやら。


数日前、この「望郷の虫」が大暴れして、白状すると、涙腺が崩壊してしまいました。「サライ」です。
24時間テレビのエンディングで、妻ははるな愛に感動し、ぼくの中の虫はサライの歌詞に感動し、ふたりそろって顔を拭いながら観ていたのです。

前々から知っていた曲なのに、今年はツボでした。




作詞 谷村新司
作曲 弾厚作 

おふたりとも、いい仕事してますねー!こういう仕事をしなきゃねえ。

旅の途中、ぼくは「サライの空」を見上げるような庭をつくりたい、です。 

庭は奥様へのプレゼントと心得るべし( 井樋邸 9)

プラン図、ビフォー・アフター、全体像とご覧いただきました。今日から各部の解説に移ります。

今日はウッドデッキと濡れ縁です。

ウッドデッキはもともとあったもので、所々傷んで補修してありますが、まだ解体するのはもったいないのでそのまま使い続けることになりました。あと5年は大丈夫でしょう。

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リビングから張り出した充分な広さのウッドデッキで、ロケーションもいいので快適です。
今回、その快適さをさらに増すために手すりを新設しました。

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 手すりがつくことでステージ状だったデッキに立体的な区切りがついて、部屋っぽさが強まり居心地がアップしました。

デッキがついている部屋の奥にある和室の外には濡れ縁を設置しました。

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縁側は室内と庭をつなぎつつ、そこ自体も居場所になります。部屋から出て座る、庭を歩いていて座る、ふた方向からの居場所が縁側なのです。
ウッドデッキと濡れ縁、これで庭に面したすべての掃き出し窓が庭とつながり、庭がリビングと同等の生活スペースになりました。



では「よりよく暮らすコツ」。今日は「庭は奥様へのプレゼントと心得るべし」というお話しです 。

庭の打ち合わせをしていると、必ずご夫婦で意見が食い違います。
家を新築したり大掛かりなリフォームを経験した方は思い当たることでしょう。ご主人は論理的であり、奥様は感覚的なのです。同時に、ご主人は夢見がちで奥様は現実的。
論理的な夢想家と感覚的な現実主義者のせめぎ合い・・・。これが感覚的な夢想家と論理的な現実主義者だったらもう少し話はシンプルで、どこまで夢を追うかを現実に照らして考えればいいんですけど、論理的な夢想家と感覚的な現実主義者だと、もう話が混乱して収拾がつかなくなるのは当然といえば当然。

クルマを買い替えるときとか、新築時のメーカー選びならご主人主導で話が進むことが多いようですが、こと庭に関しては、・・・ぼくは・・・あえて言い切っちゃいますけど、奥様主導の方がいい庭になると思います。経験的に、かなり強くそう思っています。

意見が食い違ったときに優しく微笑んで「主人の言うようにしてください」とおっしゃる大正時代のような奥様も稀にいらっしゃいますけど、その言葉を受けて「じゃあ俺のイメージ優先でいくよ、その方がお前のためにもなるんだから」と、そのまま突っ走るご主人だとどうなると思います?完成する庭は美しくロマンチックな仕上がりになります。そこまでは問題なしです。問題は数年後です。
ご主人主導の庭は年月が経つほどに色あせるというか、パワーダウンするという傾向を感じています。反対に奥様が気に入っている庭は、ご主人が言う論理にそぐわない理にかなっていないものであっても、時間が経てば経つほど魅力的に輝きを増します。同時に奥様も輝きを増していきます。これも経験的にそう感じています。

庭をご提案して「このプランをたたき台にしてご相談なさってください」と言って一旦引き上げるときに、こう付け足すことにしています。「多分おふたりで意見が分かれると思いますけど、話がまとまらないままでかまいませんからそのままお教えください。ぼくが調整して次のプラン仕上げますので。まあ調整すると言っても、ほとんど奥様の意見を優先するんですけどね」と。
勘のいいご主人はそこで「そうか!庭ってそういうものなんだな」と気づかれます。そしてすばらしい庭の実現へと話が展開していくのです。つまりご主人が張り切りすぎるよりも、奥様へのプレゼントだと、だから妻の好きなようにと、そのくらいの気持で話を進める方が結果がいいということです。

庭の打ち合わせで夫婦喧嘩になって、結果的にふたりとも庭に不満を持ったままつまらない庭のままで暮らしているという、そんな悲しいパターンもありますし、ご主人が張り切れば張り切るほど奥様は無口になって、でき上がった庭はご主人の一時的な遊び場以上には展開せず、数年したら「ご主人が雑草取りをするための場所」ということもあります。
スタート時の間違いなんですよそれって。庭は「趣味の場所」ではなく、長期的に考えれば「暮らしの場所」です。だから暮らしを美しく楽しく整えてくれる奥様にとっての夢が広がる、楽しさが広がる場所でなければいけないのです。「妻じゃあイメージをカタチにすることなんてできないから俺がやってやってるんだ」などと考えていたら、奥様の気持は(にこやかに)さっさと庭からもご主人からもはなれてしまいますし(こわいですよ)、普段庭の手入れもせずに、休日だけバーベキューを楽しむなどという虫のいい話も世の中には存在しないということを肝に銘じて、この際、庭は奥様へのプレゼントだと、思いっきり好きにすればいいと思ってください。それが正解なのです。

奥様をイキイキとさせる庭が実現すれば、それは洋服や宝石よりも遥かに価値があるプレゼントになります。一生の間でも有数の価値ある贈り物、庭。そこからどれだけの幸せがご主人に返ってくるかを、想像してみてください。

「庭は奥様へのプレゼントと心得るべし」です。 
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