庭の価値とは・・・( 小湊邸 16)

1月28日、真冬。
天気図の冬型がゆるむことなく、新潟では連日雪との戦いが続いているようです。

横浜には雪はありませんが、今朝は寒風が吹いていて全身ガチガチに凍える状態でした。それが昼過ぎにはもうポカポカして、ちょっと早めのノアの散歩を楽しんでさっき帰宅し、設計を始める前にブログを開きました。

では始めましょう。
今日から小湊さんちの草花をご覧いただきながら、徒然なるままに、最近庭に居て(さすがに寒くて時間は短いです)考えたこと、庭と話したこと、庭の言葉などを。



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庭にときめく人と、まったくときめかない人がいます。
庭にときめいたことがない人の大半は、庭を経験したことがないんですよね。
庭に居て、感動したり、そこに集う人たちとのすばらしい時間、庭に癒され励まされたこととか、花や野菜をウキウキしながら植えた経験がないんですね。



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生命保険のセールスレディーをされているお客様が言っていました。
「すでに保険に入っている人から新たな契約を取るのはわりと簡単。もうその人が保険の役割やメリット、保険料を払うことへの抵抗なんかがないから。問題は保険に入っていない人。一から丁寧に説明してもピンと来ないんですよね。油断しているとだまされるんじゃないかって、懐疑心いっぱいですからね。ベテランでもなかなかうまくいかないんです」
ぼくはその話しに大きく相づちを打ちました。庭を全く同じだからです。



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庭のある家で育った人や、リゾート地や知り合いの家なんかで、庭での楽しい時間を経験した人には一からの説明が必要ありません。いきなり「どんな庭が楽しいですかねえ」と、具体的なシーンや庭の構成から話しが始まります。
でも、まったくそういう経験無しに家を持って、庭スペースを目の前にしたとき、・・・やっぱり少々無理があるかもしれませんね、そこを幸福感あふれる場所としてイメージすることは。



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でも、すべての人は最初は「初めて保険に入る」わけですから。
庭も同じです。ぼくは一から丁寧に解説しますので、どうか「だまされるんじゃないか」などと思わずに、庭に夢膨らませて、庭にときめいて、理想の庭、幸福な場所をイメージして下さい。
保険のメリットは契約書に書いてある通りで、それ以下でも以上でもありませんよね。でも、庭のメリットは、あなたのときめきとイマジネーション次第でどこまでも高まります。上限無し。



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理想の庭をイメージして、設計が出来上がって、もし見積もり金額が高いと思うようなら、それは設計が下手なのか、ときめきが足らないかのどちらかです。
設計が下手な場合は要点を吟味して再設計すればいい。ぼくなら何度でも設計します。
では、ときめきが足らない場合はどうすればいいかというと、着工を見送るべきでしょうね。ときめかないままいくらお金をかけても、出来上がる庭にときめきは生まれませんから。

ときめかないままでつくった庭は、できあがってもときめかない。



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なんとなく恰好にはなっているけど全然楽しいと思えない庭って、ものすごくたくさんあります。
そういう庭はときめきがないままに出来上がってしまった庭です。設計者のデザイン遊びや上っ面のセールストークから出来上がってしまった庭、大金と土地の無駄遣いです。



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庭に価値を生み出すのは、素材やデザインではありません。そこを舞台とした家族のドラマがどれだけ幸福なものになるのか、それによって決まるのです。
そして、その幸福に満ちたドラマのオープニングは、ワクワク感であり、庭がある暮らしへのときめきなのです。

あなたのときめきの量が、庭の価値を決めます。庭だけじゃない、あなたと家族の幸福量も、あなたのときめき量と比例します。

家族に一人「ときめき癖」がある人がいると、庭の価値も家族の幸福量も上がる。
そういう家って、きっとあなたもご存知だと思います。

そしてこれを解析していくと、つまりこうなりますね、

庭の価値とは幸福量のこと。



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保険に入っていない人から契約を取るのは難しい、かあ。ウ〜ン、確かにねえ。
保険はともかくとして、庭にときめく人になってみると、いいと思うんだけどなあ。
余計なお世話かもしれませんけど、すべての人がそうなってくれると、いいと思うんだよなあ。・・・一度きりの人生なんだし。






よくしゃべる木( 小湊邸 15)

昨夜のテミヤンライブ、すばらしかったです。感動するっていいですね。
このブログの「テミヤン的」のことを紹介していただいて、Bali Moon と Rainbow をやってくれました。
ライブは凄いです。テミヤンとバンドの皆さんの気持ちがこもった音に、ジーンとしました。

おかげで頭がスッキリ、今日は設計がスイスイ進んで、今は一息つきながらブログをやってます。 


では、きのうの続きです。



ジューンベリー
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これはもう、毎度お馴染みになりました。花、実、葉っぱ、木肌、樹形、育てやすさ、すべていい!とても愛着がわきます。たぶんこれから最も人気が高まる木です。



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シマトネリコ
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これもほぼ毎回使っている木です。すっかり常緑樹の定番になりました。

特徴であるツヤツヤとしてさわやかな緑色の葉も、さすがに冬まっただ中なのでくすんでいます。



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でも、よーく見ると、枝先にすでに新芽が開いていました。



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冬来たりなば・・・ですね。




スカイロケット
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ブルー系コニファーで、たぶんコニファー類の中で最も細いタイプです。この樹形のまま大きくなります。



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はい、小湊さんちに植えた樹木は以上です。

3回に分けて、8種類の木をご覧いただきました。
いかがでしょうか、こうして並べてみると、それぞれに個性的で楽しい木ばかりでしょ。
庭木は一度植えると家族同様になります。長い付き合いを始める前に、その木の特徴、手入れ方法、数年後の樹形などを調べて、よーく吟味して選んで下さい 。


家族のような存在の木は、B型の関西人(うちの奥さん)のようにとてもよくしゃべります。
「日々庭に居て、庭の声に耳を傾ける」そういう庭を理想としていますので、ぼくは四季折々によくしゃべる木を設計に入れるようにしています。







無口な木ってあるんですよ。シラカシ、カクレミノ、ヒイラギモクセイ、サンゴジュなどが無口な木です。決して悪いやつじゃないんですけど、とにかく声を出さない。
反対にうるさいくらいにしゃべる木が、ソメイヨシノ、ココスヤシ、シャラノキ 、フラミンゴ。疲れているといきには「頼むからちょっとの間黙ってて」と言いたくなるほどよくしゃべります。
これももちろん、悪いやつじゃないんですよ。


・・・ところで、木がしゃべるって、どう思います?
大丈夫ですよね、ぼく。・・・というか、だいじょうぶですか、あなた。
木の声が聞こえていた時期、あったはずですよ。目を閉じて、ゆっくりと思い出してみて下さい。・・・ほら、あの日。






 

ちょっと庭に出て・・・( 小湊邸 14)

昨日の「桃栗三年・・・」は昔から知っている言葉でありながら、今は感慨深いものがあります。
それは、何かを思い続けるということ。思い続け、願い続け、でもそれは魔法のように今すぐには実現しないし、冷静に考えたら実現不可能のようなこと。それでも思い続けるということ。

ぼくにはいつも「強く思うと壊れてしまう」という恐怖に似た感覚があります。
若い頃にさんざんそうしてきたからだと思います。強く思いすぎて自らそれをたたき壊してしまった経験、きっとあなたにもあると思います。なんでもっと大切に、柔らかく持ち続けなかったんだろうって。
「桃栗三年」は、あせらないこと、あせってみたって時期が来なければ実は生りませんよということです。その日を楽しみに、根を張り、幹を太らせて過ごしなさいと、そういう言葉として響いてきます。
夢みたいなこと、でもそれを実現しないと人生を完結できずに悔いを残してしまうようなことって、ありますよね。どうやったらそれが出来るのか、今は皆目見当がつかないけど、もしそれが出来たら最高だよなあということ。

あわてることはない。今はゆったりと、根を張り幹を太らせることに専念すればいい。時期がくれば実は生ります。

願望成就、目標達成、夢実現をあせるとろくなことにならない。何度もそれで失敗してから気付くことかもしれません。でも、諦めない。ゆっくりでいいから、それを懐に、やわらかく大切に持ち続けること。

こういうことを考えるときに浮かぶ言葉があります。

人生にはたくさんのどうでもいいことと、数少ない大切なことがある。

まったくその通りですよね。日々たくさんのどうでもいいことに煩わされます。
ちょっと庭に出て、考えてみましょう。あなたにとっての「数少ない大切なこと」ってなんですか?
そこに向かいましょう。それを
柔らかく、大切に持ち続けましょう。
「ちょっと庭に出て」がポイントなんですよ。部屋の中には「たくさんのどうでもいいこと」が渦巻いていある可能性が高いので。
庭はそういう意味では「非日常」なのです。リゾート地に行ったような、日々の雑事から解放されて、
心がリラックスして、まっさらな自分に戻れる場所。



では、きのうの続きです。


 
エレガンテシマ
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最も多く植えられているコニファーです。
これから2月中に、霜に当たって葉が茶色くなります。でもそれは枯れたわけではないのでだいじょうぶ。4月には回復して目に眩しい輝くような葉色になって、春を告げてくれます。




ヤマボウシ
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この実、食べられるそうです。撮影しながら「後でもらって帰って食べよう」と思いながら、夢中で写してるうちにすっかり忘れてしまいました。



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アボガドをほんのり甘くしたような味だそうです。ジャムや果実酒にもするとのこと。今度見つけたら必ず、一粒口に放り込んでみようと思います。 



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冬に赤い実、きれいです。庭がパーッと華やいだ雰囲気になります。



続きはまた明日。

今日はテミヤンライブです。月に一度の波動調整、「ちょっと庭に出て・・・」みたいな時間を過ごせます。あなたも行ってみませんか。






 

テミヤンライブ vol.66

今回は毎年恒例、北原さんのバースデーライブです。1月30日で64歳、あんなに元気で若々しい64歳って、おどろきを通り越して興味がわいてきます。どうすればそうなれるのか、・・・セサミンですかね。
いつも元気で突っ走ってみせてくれる北原さん。見ている方は、その姿に元気をもらいながら後を追えばいいんですから、有り難いです。

ご本人曰く「今回はビックリする曲をやるよ!」とのこと。さあて何が飛び出すか、楽しみ楽しみ。



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それとテミヤン。新カテゴリー「テミヤン的」をやりながら、あらためてテミヤンの世界のすばらしさを感じています。まだ生で聴いたことのない方は、ぜひ。
あなたの中にある(もしかしたらあなた自身が気付いていないかもしれない)「テミヤン的」な世界に行ってみましょう。きっとそこで、あなたらしい、本来のあなたと、懐かしいあなたと再会できると思いますよ。
月一のライブで、テミヤンを聴きながら、ぼくはぼくに会うのです。わかるかなあこれ。行ってみたらわかりますよ、きっと。









では北原照久ミュージアムです。



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今日の言葉は「小さくても一番」です。

一番と二番は違うんですよ。小さいことでもいいから一番にならなきゃ。
自分の中で何でもいい、掃除でも、ペンキ塗りでも、小さなことでいいから一番になることが大事です。
一番になると評価され、ほめられ、注目される。そうすると自信がつく。自信って自分を信じるって書くでしょ、自分を信じられるようになると波動が上がる。波動が上がると、いい波動の人が近づいてくる。すべてうまく回り始めます。
だから、小さなことでいいから一番になること。



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なでしこジャパン、よかったね!何度もピンチがあったのに立て直したところが凄い。
アメリカは途中から守りに入ったもんね。やっぱり攻撃、攻め続けなきゃ。
そして、日本には笑顔があったけど、アメリカには笑顔がなかった。
アメリカのメディアで「日本には希望というもう一人の選手がいた」って。カッコいいこと言うよなあ。
いい試合で、すばらしい感動でした。

「挑戦しなければ何も変わらない。我々は、誰でも世界を変えられる」リチャード・ブランソンの言葉を思い出しました。
澤選手は「夢は見るものじゃなく叶えるのも」って言ってるし、イチローも「夢は見るものじゃなくて、実現させるんものだ」って言っている。
「追い続ける勇気さえあれば、すべての夢は実現する」、これはディズニーの言葉。
よくね、「夢は叶わないから夢なんだ」とか言う人いるでしょ。
ぼくは言いたい、「夢はあなたから逃げない。あなたが夢から逃げているだけだ」ってね。



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テーマ「あなたの好きなスポーツは?」

ゴルフはいいですね、そごく合っています。
ゴルフって心がかなり大きなウェイトを占めるスポーツで、前向きじゃないとうまくいかない。まさにぼくに合っています。常にポジティブに、前向きに攻め続ける。



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格闘技も大好きですね。
瞬間を突くところが感動的。その瞬間の裏にある練習の積み重ねを思うと、感動するんですよ。



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成功は99%の失敗の上に築かれる。だから、失敗して、そこでやめてしまう人はそこまで。やめなければ失敗に終わることはないんです。



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リーダーの一番大切な仕事は、仕事を楽しくすること。フリでもいいから仕事は楽しく。



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一番忙しい人が一番たくさんの時間を持っている。



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人の心とパラシュートは、開かなければ役に立たない。



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ファンケル プロ・アマで、なんとなんと4バーディー !
56歳から始めてね、最初は握り方も知らなかったんだから。それから毎日パターが10回入るまでやるのを続けていて、その成果かな。
毎日ちょっとずつでいいから続けることが大事。人間は弱いから「今日は・・・」と、思うこともあるけど、ぼくはそこが強い。無理しないで、でも必ず毎日やってます。



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では、明日1月26日、夜6時30分、横浜人形の家でお会いしましょう。





 

桃栗三年( 小湊邸 13)

小湊さんちの樹木です。
玄関側から順に並べていきます。



ブルーエンジェル
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コニファーの中でも特に人気の高い種類です。
剪定せずに放ったらかしで、この樹形のままでゆっくりと成長してゆきます。

よく見ると、LEDのイルミネーションが巻き付けてあり、さっそく庭を楽しんでいる様子がうれしくなりました。



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 ブルーベリー
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葉っぱがいい色になっていました。
花を楽しみ、実を楽しみ、葉っぱを楽しめる木です。



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一度は欲しくなる木で、植えたことのある方も多いのではないでしょうか。
でもこれ、他の植物とは全く違う土を好むので注意が必要です。極端な酸性土壌を好みます。
ブルーベリー専用の土を入れるか、培養土にピートモスを混ぜて植えるといいでしょう。
一旦土に適合すると、おどろくほど旺盛に茂って、実も大量に収穫できるようになります。




レモン
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大人気のレモンです。



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いい具合に実が付いていますが、これは生産農家が販売用にうまいこと実を付けさせたもので、来年またこんなふうに実が付くかというと、なかなかそうはいきません。
幹の直径が5センチ程度まで太くなると、いきなり大量に収穫できるようになります。この木だと、あと3年くらいでしょうか。

ほとんどの果樹はそういうもので、木が成熟しないと実が付きません。「桃栗三年柿八年」、辛抱しながら力を蓄えて、時期を待ちなさい、という教えですね。

「桃栗三年柿八年」の次、どう続くかご存知でしょうか。何種類かあるなかで、以前植木屋さんに教わった、こういうのがあります。


桃栗三年 柿八年
梅は酸い酸い十三年
柚子は大馬鹿十八年
林檎にこにこ二十五年
女房の不作は六十年
亭主の不作はこりゃ一生 
 

 最後の一行がキツい。イタタタタ・・・、耳が痛い。でもこれ、何となく納得できます。世の中いろんなこまった亭主が居ますからね、落語に出てくるような。
「女房の不作は六十年」ってのも考えたら凄いです。二十歳で結婚したとして、60年経ったら80歳ですからね。80になって花咲いて実を付けるって、凄いですよね。でも、これも何となく納得できます。80歳の女性は、ほとんど例外なく「豊かに実っている」って感じがします。
ご主人方、「亭主の不作はこりゃ一生」と言われないように、しっかりと実りある人生を目指しましょう!
でも、あわてないで、力を蓄えながら時期を待つのです。必ず花咲き実が成りますよ。自分を信じましょう。


樹木の紹介、明日に続きます。






 

菜園で知る農家の暮らし方( 小湊邸 12)

バーベキューテラスから奥に進んで、裏庭の縁側に行く途中の角地が「菜園」です。



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新居に引っ越してすぐに、ここにトマトを植えたらとても良く育ったということでした。



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アイアンのトレリス、そしてアーチも、トマトやつる性野菜の支柱として設置してあります。

菜園というと、おなじみのグリーンの支柱をイメージしがちですけど、こんなふうにするとちょっとおしゃれでしょ。もちろん野菜だけではなく、バラが絡んでいてもオッケーです。
ハーブ、野菜、バラなどの草花が混在する庭もまた魅力的なものです。

地面は乱形石で通路を確保し、庭の隅々まで手が届くようにしました。



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本格的に野菜をやる場合は、通路はつくらずに全面的に土にします。そしてそこに行くときには長靴に履き替えて。
でもまあ、ちょっとだけ野菜も楽しみたいという場合には、このように、サンダル履きで手入れや収穫に行ける方がいいと思います。


家で野菜を育てると、そのコストはスーパーで買う何倍もかかることがあります。ご主人が丹精した野菜を食べながら「これは高級野菜だからね」と、奥様からチクッと入ることもありますが、でも、一度やってみるとはまっちゃいますよ、野菜づくり。

育てるのが簡単なのはミニトマト、オクラ、モロヘイヤ、ゴーヤ、小松菜などです。

コツは、やはり土づくり。フカフカで水はけがよく、有機肥料で栄養と微生物がたくさん入った土を目指しましょう。馴れてくると、手に取ってそのいい感じがわかるようになってきます。
台所から出た生ゴミを堆肥にして土に混ぜ込んでいるお宅も多く、そういう庭の土は、いい香りがします。田舎の日だまりの香りです。
野菜のために土に意識が行っていると、草花もまた見事に咲かせることが出来るようになります。

野菜も花も、土しだい。

それともうひとつ、

植物の生長には時間がかかる。

この当たり前のようなふたつのことに、実感として気付くと、ものごとの考え方が「基本が大事」というふうになっていきます。それが農家の価値観や生活信条につながってゆくのです。

自然と歩調を合わせて、自然に訊いて、毎日基本を繰り返す。

これが農家の暮らしです。


土をよくして、時間をかけて育てた野菜の味は、そりゃあもう飛び切り旨い。ミニトマトひとつぶでも、目が覚めるほど美味しいのです。

自家栽培の野菜を食べた人は、その新鮮さにも気がつきます。刺身と同じく、新鮮さがどれほど大事かということが実感できますし、同時に「旬」ということも考えるようになります。
本来はトマトでもキューリでも大根でも、収穫は年に一度のものです。その本来の収穫時期に食べる野菜が、最も滋養が高く味もいい。しかも、値段が安い。

一年中どんな野菜でも売っていますから、旬という概念自体が消えつつありますよね。
小学生に「トマトは何月に穫れるものでしょう」と質問してみてください。そうとう悩むと思いますよ。



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明日はさらに奥へと進んで「縁側の庭」をご覧いただきます。








いつも絶好調でいたいと思いつつも、時々バイオリズムが下がります。
そんなときにはまず掃除。それが中学のころからのぼくのやり方です。
まず掃除、徹底的に掃除する。
掃除をすると、ムクムクとやる気がわいてきます。
テスト前もそうだったなあ、まず掃除(あまりに散らかりすぎていて、とても勉強できる状態じゃなかったんですけどね)。

今はそれに加えて、食事を野菜と米にする。あと、早起き。

掃除して、野菜と米食べて、早起きする。これが好調を維持するために必要な、ぼくの基本です。
あなたの基本はなんでしょうか。それを知っておくと、大きく落ち込むことが無くなりますよ。



 

佐島の海の物語

テミヤン的、第5弾、佐島の海の物語が出来上がりました。







あの佐島の家にはじめて伺ったとき、ぼくは庭に足を踏み入れるなり、呆然としました。
家からか、庭からか、海からか、空からか、そこに集う人たちから、正面からの怒濤の波動を浴びたのです。
それはこの上なく心地よく、心地よいにもかかわらずその質量があまりに膨大で、それを受け止めきれずに、ぼくは惚けたようになってしばし立ち尽くしました。ちょっと泣きそうになりました。感動ってこれなんだよなあと。
そんな経験って、きっと希なこと、人生で何度あるか。幸せな瞬間でした。
 
あの心地よい波動の世界へと引っぱられ、そして持ち上げられてゆく感じ。
不思議な、そして特別な場所であり、家です。

北原さんはよく「出会いが人生を決める」とおっしゃっています。その言葉通りに、北原さんは出会いの達人。
この家との出会いがどれだけすばらしい展開を見せたか、多くの人が目撃した奇跡のような出来事でした。
佐島の家は、きっと運命を感じたに違いありません。北原照久の登場を待っていた。そして、家と人とが共鳴し合い、大笑いしながら竜巻みたいに空高く登ってゆく。

北原さんとテミヤンの出会いもまたそういうものだったに違いありません。奇跡の出会い。
そのことが、この曲から伝わってきます。
佐島の海と、家と、庭と、集う人たちが放つ良質な波動が、ぎっしりと込められた1曲です。聴いているうちに、あの家に、波が打ち寄せるあの庭に居るような気分になってきます。

ボリューム上げてお楽しみください。あなたにもこの波動、きっと伝わりますよ。







活性化の気配、予感

本日2回目のアップです。

雪のあと、しばらく重く冷たい空気だったのが、今日の午後はいくらか冷たさが和らいだような気がします。
そんな天気のえいきょうでしょうか、今日は一日中お客様が途切れずに、庭のことをしゃべりっぱなしで、あまりに楽しくやや興奮状態にあります。

そんなお客様との会話の中で、いくつか手帳に書き留めた言葉がありましたので、並べてみます。



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建て替えでリビングが2階になって、遠くなった庭をどうしようかと考え中です。どうしたらいいんでしょうかねえ、庭に行かなくなってしまうような気がして・・・。花の世話をするのが好きなんです。花と会話する時間が大好きで、それだけは続けたいと思っているんですけどねえ。

また出会いました、花と話す人。どんな庭になろうと、その奥様は幸せに暮らしていく人だなあと感じました。

リビングが2階の場合、庭はよくよく考えて、思いっきり魅力的な場所にしないと、庭はあるのに庭を楽しまない暮らしになる可能性があります。



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夢を持つことですね。それを語り続ければ、気がついたときには実現している。なんだかワクワクしてきました。
そうか、お金をためる必要もないんですね。理想の庭をイメージして、その夢の庭を語り続ければいい。やってみます。


若いご夫婦でした。瞳がキラキラしていて、眩しかったなあ。ぼくの話しを素直に丸のみして目を輝かせる素直さ、若いっていいなあ。



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背の高い木を植えて空間を自分のものにするって、いいねえ。そんなふうに考えたこともなかった。おもしろいなあ。・・・なるほどねえ。

ご主人方はこういう理屈に惹かれるのです。
男性は理屈を楽しみ、女性は感覚を楽しむ。女性が楽しむ感覚ってハッキリしていて、美味しい、楽しい、美しい、この3つです。



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家事は手を抜いちゃだめ。手を抜くといろんなことがうまくいかなくなるのよ。これは主婦の実感。
毎日の繰り返しでも、絶対に手抜きはしないことにしているの、掃除も洗濯も料理も。


すてきだなあ。そこに気がついた人は一生大丈夫ですね。家事を手抜きするのは人生を手抜きすることですからね。ああ、掃除したくなってきた。



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あなたはちょっと黙っててちょうだい! 

庭の話しで夢が膨らみかけると、合いの手のように茶々を入れるご主人に、奥様からのキツいひと言でした。
ご主人、夢見るくらいいいじゃないですか。庭のことでワクワク出来る奥様って、連れ合いとしては最上級ですよ。
庭を奥様へのプレゼントだと思えばいいんです。すてきな庭は、宝石や毛皮のコートよりも、はるかに奥様を輝かせますよ。



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なんだ、そっかあ、駐車場を庭にしちゃえばいいんだ! そうよね、駐車場は借りられるけど、庭はよそに借りても楽しくないもんね。うん、そうしよう。主人に相談してみますね。

たぶんご主人、必死に抵抗するでしょうね。目に浮かぶようです。
でも、奥様のイマジネーションが庭へと広がっただけで、暮らしは楽しくなるに違いありません。



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冬来たりなば、春遠からじ。
皆さんの感覚が、これから一気に春めいてきます。

でも、例年よりも活性化が早い気がするんだよなあ。何となく、昨年までとは違う気がします。
2012年、何かが変わりつつあるのかもしれないという、そんな予感を感じたいち日でした。
もしぼくの予感が当たっていたら、日本人の心のあり方が、ひとつ豊かな世界へと脱皮することになるかもしれません。

まあ、それはそれとして、いやあ楽しかった。ご来店くださった皆様に感謝です。明日からまた設計に没頭します。





場所を命名する( 小湊邸 11)

この場所を「バーベキューテラス」と呼んでいます。設計を始める時からそう命名して作業していました。
この、場所に名前をつけるということが、その場所の意味を強めながらのプランづくりにつながります。



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寝っ転がれるベンチ。
ここで昼寝痔ていても誰からも見えません。
 



「風を感じる外の部屋」でもいいし、「花を眺めて食事する場所」でもいいし、「星空と夜風を楽しむ宇宙ステーション」でもいい。
室内なら、居間、キッチン、寝室と、ハッキリとその部屋の意味や役割、そこで展開されるであろう幸せな時間が、容易に想像できるような室名を持ってプランしますよね。ところが庭となると、多くの人はただ漠然と「庭」として捉えてしまいます。漠然と庭・・・さあどうしましょう、・・・どこまでいっても漠然としたままです。



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囲炉裏と、座り心地のいい椅子。



庭を間取りして、各エリアに名前を付けることで、具体的なシーンがイメージ出来るようになります。

場所の命名は、テーマであり、夢であり、イマジネーションを楽しく展開させていくためにとても有効なのです。



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パーゴラで、空間を手に入れました。
空中をわがものにすると、居心地が格段に増します。
 



言葉は意味を持っていて、それは室名のような役割を果たすことがあります。
名言・格言は、そういうこと。
「希望」という部屋、「喜び」という部屋、「幸せ」という部屋など、その扉を開けて入っていきたくなる言葉を、いつも持っていたいものです。

例えば、

小さなことにも幸せを感じられる感性、
そして、たくさんのありがとう。
多くの人とそんなことを大切にしながら、
人生を深めていきたい。
すべては私たちの中にあるのです。
すべては自分次第。

吉本由美



本当に大事なものを犠牲にしてまで
やらなければならないことなんてない。


武田双雲



夢を生きよう!

本田 健



 万象肯定・万象感謝

北原照久



好きなことを、ずっと好きで居続けることで
見えてくるものがある。


福岡伸一



庭は、人のポジにだけ反応する不思議な場所。
庭の声を聴け。


いわふち ひでとし 

 
へへ、最後のはオマケです。



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アーチは場を区切りながら次へと繋ぐ、場と場を結ぶ「結界」です。
アーチをくぐるとき、ときめきが起こります。
 



こういう言葉が書かれた部屋の扉を開き続けることで、庭(あなたの今日)が、花いっぱいで、美しい光に満ちた、幸福感いっぱいの場所になります。

吉本由美さんの言う通り、すべてはあなた次第。あなたの今の状態は、庭に映し出されています。






雪の朝の得した気分

昨日の朝の雪、おどろきました。カーテン開けると、まるで新潟にいるかのような風景でした。
そこでぼく、何したと思いますか?
じっとしてられなくて、庭に飛び出しました。
飛び出して、何をするわけでもないんですけど、とにかく雪の庭を感じたかったのです。

1分ほど降る雪を眺めていたら寒くなって、一旦部屋に入って厚着して、再び庭へ。
また何することもなく雪を眺めていました。

いったい何なんでしょうかねえ、あの、ちょっとした興奮状態。雪国育ちのDNAかもしれませんし、単純に幼いのかもしれません。
とにかく雪降る庭を眺めていたかった。

雪は明け方から降り出したようで、まだ芝生がうっすらと白くなった程度でした。
再度室内へ、カメラを持ってきて撮影しました。



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うつくしいでしょう!ファインダーを覗くと、そこには庭全体を眺めている時とはまた違う、幻想的な世界がありました。



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湿った雪をまとった花。



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吐く行きは白く、指は寒さで痛くなっているのに、花からは温もりを感じました。



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写真でも伝わるんじゃないでしょうか、花の温もり。 




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温もりだけじゃなくて、光り輝くような美しさも感じました。それは形や色ではなくて、植物の生命力というか、花咲く時の命の美しさというか。

例えば 、ぼくは一生のうちで、何度このような美しい輝きを放てるだろうか。
雪の朝に、身体に積もる雪を融かしてしまうほどの生命力を発揮できることがただの一度でもあったら、その人の人生は大成功と、そんなことを考えていました。

花ってのは、その本質からというか、根源的に美しい。美しくあることのために存在している。きっとこれって、間違いないことです。見ていたらわかります。そういう生物って、他にはなかなか思い当たりませんよね。不思議な不思議な存在です。

雪の朝、ウキウキして庭に出て、たたずんで、眺めて、美しさを発見して、ものすごく得した気分でした。

晴れたら晴れたで、降ったら降ったで、庭は美しい。



 

微妙なバランス( 小湊邸 10)

このテラス、ポイントは「どこまで閉じるか」でした。
目隠しと見晴らしの具合、部屋っぽさと開放感のバランスです。

その場所の閉じ具合で、居心地の善し悪しが決まります。


床面は部屋から出やすいようにということと、狭めな場所を部屋と一体に捉えて広く感じられるように、地面から持ち上げてあります。



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そして目隠しの塀を建てて。部屋からはこう見えます。



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目隠し塀でカーテンを開けっ放しで過ごせるようになり、フローリングとタイルがほぼ水平につながることで、部屋が外に広がった感じになりました。

角度を変えると、ご覧のように適度な見晴らしが効いて、「外の部屋」らしい開放感が味わえます。



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塀の適度な高さと、上部をかまぼこ型にしたことで得られる効果です。

道路から見ると、壁はこうなります。



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リビングの様子は全く見えません。
でも、内側からは、こんなに開放的なのです。



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この具合、「閉じる」と「開く」のバランス。いい感じに出来上がりました。


塀の上部をかまぼこ型にしたのは、居場所の中心から外れるほどに見晴らしをよくするためです。こういうふうに、理由があってカタチが出来上がることをデザインといいます。

すべてのデザインには必ず理由があります。理由のあるカタチは美しいものです。


開放感がありながらも、囲炉裏に向かって腰掛けると、壁が近いのでとても落ち着けます。 



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こういう微妙なバランスは、設計時にそうとう集中し、入念にイメージします。出来上がってからイメージ通りじゃなくてやり直すのはけっこう大変ですから。それと一生懸命にやってくれてる職人さんに申し訳ないですからね。

・・・かつて、実は何度かやり直したことがあります。いやな顔せずに取り壊してまたつくってくれる職人さんに、ほんと、申し訳なくて、消え入りたいような気持ちになりました。
そういう失敗もまた経験。おかげで今では、設計段階で、微妙な感じをイメージできるようになりました。


 
 


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