庭のことだま

慌てない慌てない。

ソメイヨシノに急き立てられて、コブシは爆発的に咲いて散り、シモクレンにバトンタッチしました。



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目まぐるしいほどの春に、ついつい自分も焦りがち。



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しかし慌てない慌てない。ひとつひとつを丁寧に、思いを込めて仕上げてまいります。



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庭を楽しむ幸福な暮らしが、一輪一輪、見事に咲いて欲しいから。



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ラジオから不意に投げかけられた「あなたの夢はなんですか?」という問いかけに、「生きているうちに、日本中の庭から笑い声が聞こえてくるような、そんな庭文化を築きたいのです」と即答して自分でびっくり仰天、あっと驚くため五郎。なんと大仰な。



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しかし間髪入れずに答えたここに、自分で自分を誉めてあげたい。嘘でも冗談でもなく、心底そう思って、その思いを目の前の仮想庭に込めては集中することを繰り返しているのです。延々と、コツコツと春を待つような日々なれど、時が来れば爆発的に何かが変わると信じつつ、こんなのがひとりくらいは必要でしょ、と天に向かって咲く花にひとりごつ。


本日の設計 BGM はこれで。



中止と延期が続いていたライブの再開で、
上原ひろみにもようやく飛ぶ時が来たようです。


Blackbird 
Written by John Lennon / Paul McCartney 
 
夜の静寂にさえずる黒い鳥
傷ついた翼で 空を飛ぼうとする
これまでの人生
君が待っていたのは 飛び立つこの瞬間なんだ

夜の静寂にさえずる黒い鳥
疲れ切った瞳で 見定めようとする
これまでの人生
君が待っていたのは 飛び立つこの瞬間なんだ

黒い鳥よ、飛ぶんだ 黒い鳥よ、飛ぶんだ、
闇夜に灯る光を目指して

夜の静寂にさえずる黒い鳥
傷ついた翼で 空を飛ぼうとする
これまでの人生
君が待っていたのは 飛び立つこの瞬間なんだ 



 

雑草曼陀羅

昭和天皇のお言葉「雑草という名の植物はありません」。雑草取りの際にホトケノザを抜かずにおいたら、大繁殖して庭が仏様だらけになりました。



ホトケノザの花言葉は『調和・輝く心』だそうな。

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毎日欠かさず、大本営から感染者数と死者数が発表されるという異常事態が一年以上も続き、どうでしょう、そろそろさすがに慣れてきましたよね。この慣れを危機と報じる声を遠くに聞きながら、春爛漫となった街に、さあ仕事だ仕事だと気合充分で出かける自分に、もしやこれが、巷間言われていたアフターとかウィズコロナなのかもしれないなあと。



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残酷なものですけど、今日という日は生き残った者にのみ与えられた時間。それを輝かせることが生き残り組の責任なり。



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責任?誰に対する?仏様は「報恩」と説いています。命を終えた人たちから頂いた恩に気づき、今自分にできることを精一杯やることでその恩に報いる。今ある命を輝かせるその光で周囲を照らし、それが年若い人たちを幸福へと導く灯りとなる。



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庭に出現した曼陀羅に合掌、お手手のシワとシワを合わせて幸せ〜。 ありがたやありがたや、今日も情熱たぎる設計が目の前にあるうれしさよ。ひとつひとつ丁寧に、順番に仕上げていますゆえ、プランをお待ちの皆様におかれましてはどうか慈悲の心で、庭の雑草でも楽しみながらお待ちくださいますように。なぁ〜〜〜む〜〜〜。



 


とにかくもう春なんだし、思いっきり咲きましょうぜ。




 

郷愁サプリメント

九十代の男性・・・雪椿は手に入りませんか?う〜ん雪椿かあ、懐かしいなあ。それはわが故郷新潟の県の花。ただしこっちに来てから一度も見たことがなく、そもそもあれは品種の名前なのか、雪国で咲いている椿の総称なのかもわからないことに気づきましてYahooで検索したところ、オクツバキ、サルイワツバキ、ハイツバキなどのことで、太平洋側で生息していた藪椿が、日本海側の雪国でも咲くように適応したものを言うとのこと。つまり品種と総称の中間的な呼び名なんですね。

入手は可能だと思いますけど、探してみましょうか。

普通には売っていないんですね。

ええ。それと雪国のように美しく咲くかどうか、日本海側の気候に適応した品種らしいので。

そうですよねえ、きっと無理がありますよねえ。

でも植えてみたらいいんじゃないですか。

いやいや、慣れない土地で無理やり育ててもかわいそうだし、枯れるかもしれないし、やめときますよ。新潟生まれなもので、急に郷愁というんですかねえ、懐かしい気持ちになりまして。気まぐれです。

そうですかあ。ぼくも新潟なんですよ。

そこからしばし越後の話に花を咲かせてから、その方は杖をつきながら帰って行きました。別に寂しそうでもなく、さりとて楽しそうでもなく。



冬の花というイメージがある椿は、じつは今が盛り。
他の花が盛大なため目立たない存在ながら、
見つけると、薔薇にも勝るその姿に見とれます。


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その方の来し方がどのようなものだったのか、今は横浜でどんな暮らしをされているのか知りません。初めてお会いして、多分もう会うこともないであろうその人の後ろ姿が、何年後かの自分に見えて。次の瞬間には一年以上会っていない父の背中に見えて。



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実家の妹によれば、ずいぶんとボケていい感じのおじいさんをやっているらしい。柔道八段の巨大な存在だった父なのに、耳は遠くなり、歩くことが不自由になり、何となく、会いたいような会いたくないような。多くの男子は父親という高い山を超えるという大命題を背負って(背負わされて)育ちます。そして多くの場合、その道半ばで親の方が標高を下げてしまう。それどころか、気がつけば自分も人生の下り坂を転ばぬように、足元に気をつけながら歩いていたりして。いやはや。



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郷愁、ノスタルジーというものはサプリメント的。そんな気持ちになった時、父は父として、息子は息子で精一杯頑張ったんだからそれでいいんじゃない、と、励ましとも慰めともつかない言葉をかけてくれるものなんですね。それが良いのかどうなのか、冗談はよしこさん、まだまだ勝負はこれからだと若かりし日の父をイメージしてみたり。いずれにしても自分の根っこは今でも越後の山河に生えているのです。



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気分を変えて、さ、がんばろがんばろ。誕生祝いに来てくれた孫の美空が、帰り際に「ジイジくんと会いたいんだ」とグズって大変でした。「会いたいんだ」とは「一緒にいたいんだ」という意味で、帰り道でもしばらく言い続けてご機嫌ななめだったらしく、娘から「なんかおじいちゃん子になってきた」とメールあり。孫からのその最高にうれしいお言葉を杖にして、転ばぬように、まだまだエッチラオッチラ行けるところまで、登り坂を選んで進むのだ。



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美空を連れて歩いていると、周囲からお父さん扱いされることがあります。で、さもありなんと良い気になる。ジイジくんはいつまでも、生き生きと、カッコいいジイジくんのままだよ美空くん。



還暦を過ぎ、けっこう無理してお爺さん役をやらなきゃって思うのは、
爺さん婆さんが活躍していた田舎の根っこが抜けないから。
でもですね、
正直に申せば頭はクルクルパーな高校生のままなのです。
まあいいんじゃないですかね、素顔のままで、
あの頃流れていた歌を聴きながら進んでゆけば。

 



 

フォークソング世代

二十年くらい前に、千葉市の郊外にあるケーキ屋さんの自宅の庭を依頼されたことがありました。打ち合わせは甘い香りが満ちている店の厨房で、ガラス越しにケーキや焼き菓子を買い求める人たちが次々来店していて大忙しです。清潔な白衣を着たエビス様のような表情をしたご主人に、思わず「ケーキ屋さんはいいですね、幸せな人だけがやってくる」と。エビス顔をそのままに返ってきた返事は「そうなんですよ。それがこの仕事の最大の魅力です」というもので、本当にそうなんだなあと、幸せな仕事だなあと。同じ時期に弁護士さんのお宅も設計していて「弁護士という仕事はキツいですよ、辛い状況にある人しかやってきませんから。だからしっかりと気持ちを回復させられる庭が必要なんです」という話を伺ったばかりだったので、その職種によるコントラストの強烈さから、今でもケーキの香り付きで鮮明に記憶している出来事です。



ソメイヨシノの開花宣言に、
おいおいまだ早いでしょとオカメザクラ。
春の勢いに追いまくられて、
ここから矢継ぎ早に咲く花々を見過ごしたらもったいない。

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さてガーデンデザイン というぼくの仕事は?



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思いっきり幸せな人とそうではない人が半々でやって来てくれます。両者の共通点は思考が幸せ方向へとベクトルを向けているということ。幸せな人は、より幸せになることで今ある幸せを強固なものにしようと、何らかの課題を抱えている人は、どうにかしてそれを克服して幸せへと至るために、『庭』に希望の光を探しているのです。



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ですからぼくは常に幸と不幸の間で庭を覆い描いているわけで、幸せな人のエッセンス、知恵や指針や思考方法や生活習慣を取り入れながら仮想庭の線を引いている、ケーキづくりが得意な弁護士のようなスタンスなのかなあと思ったりします。音楽で言うならフォークソングかな、みたいな。



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愛は愛とて何になる。月に一度の贅沢だけどお酒もちょっぴり飲んだわね。この広い野原いっぱい咲く花をひとつ残らずあなたにあげる。夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんか。なごり雪は降るときを知り。歩き疲れては夜空と陸とのあいだにもぐり込んで。さよならが言えないでどこまでも歩いたね。季節のない街に生まれ。母がまだ若い頃ぼくの手を引いて。この大空に翼を広げ飛んでいきたいよ。



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この一年、気がつけばあいみょんをよく聴きました。なかなかです。令和のイルカ、と言うか、コロナ禍に咲いた野の花みたいで、ボカロっぽい叫び声が流行る昨今、ほっとできるんだなあ。まともに、普通に、幸せへと向かう、そんな庭を描き続けなければと思えるのです。よかったですよ、フォークソング世代で。



 





 

逢いたい

昨日の春の嵐は凄かったですね。ここ数日、あの日から十年ということで気持ちが重かった方も多かったはず。かく言う自分もウスラトンカチのポンコツ頭が、スットコドッコイのアンポンタンになりまして、考えてんだか落ち込んでんだか訳がわからないようで、どんよりとしてしまっていたのです。それが豪雨と雷で一掃された気がします。



雨上がりの庭に西陽射す。

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一夜が明けて澄んだ晴天。

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今朝は富士山が雪の上っ張りを羽織って、風景が新鮮なり。早朝に、孫から昼食会のお誘いがあって気分は上々。お寿司屋さんに行きたいそうな。楽しみなその時間まで、数日がかりだった設計の仕上げをいたします。いい感じ、いい感じ。鈴木さん、お待たせした分素晴らしい庭を描く事ができました。お楽しみに。藤原さん、見積もりに手間取っているのいでもう少しのご辛抱を。これまた最高の設計です。


音楽史に残る名作を数々生み出した作詞家、永六輔の、これが最高傑作。



辛い時には、とてもじゃないけど聴くことができないこの歌詞が、
気落ちが整っている時には希望の歌とて口を衝く。
逢いたい。逢いたい。逢いたい。
逢いたい人がいるから頑張れるのだ。
これでいいのだ。



 

庭のことだま

夢中になれば夢の中。

夜明け前に目が覚めて庭へ。2021年3月11日、風は生暖かい。テレビラジオに溢れかえる特番の中から、大谷翔平が発した「忘れられない事がある。忘れてはいけない事がある」の1行を、未明の春風に舞う答えのように捕まえて、おかげで昨日あたりから積み重なった頭の瓦礫が片付いた。



真夜中の花にハッとする。

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寝ているのかと思いきや、どうも様子が違う。

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朝日と共に始まる光合成を前に、ワクワクしているのです。

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春の花たちは、もう毎日が楽しくて楽しくて、
寝てなんていられないのでしょう。

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「持ち場持ち場で頑張って、一隅を照らす」というのが十年前の答えでした。今日までそして明日からも、その回答が正解であったことを実証するのです。そのために、夢中で働く。夢中になれば夢の中、夢の中ならあらゆる願いは達成できる。 夢の実現は、夢見る人にのみ与えられる驚異のパワー。夢みがちな人は幸いなり。庭に関してだけでなく、夢見心地が夢実現の第一歩なり。


友よ、答えは風に舞っている。
今日はこの曲でスタート。
何処へ?夢の中へ。









枝変わり

古来より「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と申しまして、枝が暴れる梅は、丁寧にハサミを入れて仕立てながら育てるのに対して、桜は切り口が腐りやすいので剪定せずに伸び伸びと育てよ、という意味。昔噺になりますが、力道山は遠征先のブラジルでスカウトしてきた猪木寛至を梅的に、鳴り物入りで読売巨人軍の投手になったものの風呂場で転倒して大怪我をし、野球を断念した馬場正平を桜的に指導したといいます。人の性質を見極めるその力動の慧眼が、猪木をアントニオ猪木に、馬場をジャイアント馬場に育て、その後の新日・全日競い合う、プロレス全盛期へと至ったのです。子育て中の皆様、お子さんは梅か桜か、はたまた薔薇か野の花か、本人が持つ特性を伸ばしてあげてくださいね。



早朝散歩の途中で見つけたケイオウザクラ。

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昭和5年、久留米市の良永啓太郎というお爺さんが、
中国系の桜を台木にヒガンザクラを接木しました。
枝は性質を変異させ(枝変わり)、選定に強い新種となり、
切り花として今でも大量に出荷されています。
後にその新品種は、啓太郎翁の名にちなんで
『啓翁桜(ケイオウザクラ)』と名付けられましたとさ。



うちの親は放任主義でした。周囲によくそう言っていたし、家族総出の自営業でしたから休みなしの働き詰めで、おもちゃと本を与えてあとは放ったらかし、というのはごく普通のこと。どうやら当時流行っていた『スポック博士の育児書』にも影響されていたようです。今の感覚だとずいぶんと乱暴な子育てではありあすが、おかげさまで、ご覧の通り雑草として花咲かせる事ができて、めでたしめでたしです。



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桜は切らずに伸び伸びと、梅は丁寧に仕立てながら、薔薇は肥料をたっぷりあげて、野に咲く花は見守って。



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どうしたらいいのかわからなくなったら、エポック博士に従い放任主義で、たくましい雑草に育てましょう。



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いずれにしても子は親の鏡なり。あなたたちをお手本に性根が育つわけですから、夫婦仲良く、花咲く庭を楽しみつつ、笑顔あふれる家庭を維持してくださいね。わが家みたいに、不出来な台木から枝変わりで、優秀に育ってくれるという奇跡もたまには起こりますが。


さてさて、今日も夕方まで設計に集中。
BGM は春の靄った感じを逆手にとって浮遊するような、
ヒーリングミュージックの名手モーガン・フィッシャーで。

 





 

悠久の花

コブシが咲きましたね。いや〜春だ春だ。



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ロングロングタイムアゴー、かつてこの地上はティラノサウルスを頂点とする爬虫類の楽園でした。その風景に生えていた、シダやイチョウやメタセコイアなどの裸子植物は草食恐竜の食糧で、恐竜が繁栄するにつれて食い荒らされ、とうとう絶滅の危機に。その危機は食べる方にも及ぶわけで、恐竜たちは飢えに喘ぎ、植物を求めて北へ北へと移動します。折り悪く泣きっ面に蜂でして、氷河期が来て、巨大隕石が落ちて、ついに大多数の恐竜は地上から消えてしまいました。一方植物たちはしぶとかった。昆虫を相棒にして受粉する被子植物へと進化し、現在まで多様な花を咲かしながら代を繋いでいるのです。



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さて、マグノリア(コブシ 、モクレンなどの総称)は1億5千万年前に起こったその攻防によって生まれた、生存のための姿を今に伝える悠久の花。



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そもそも最初の植物は水中にいて、水を媒介として受粉しました。その性質は岸辺から陸地へと這い上がってからも維持されていて、それがシダ類です。次に水ではなく風を使った受粉(風媒)を身につけたのが、マツ、スギ、ソテツ、イチョウなどの裸子植物。そこに恐竜が出現して食い荒らし、共倒れ寸前になった時点で登場したのがマグノリア。美しく香り豊かな花を咲かせて虫をおびき寄せ、花粉や蜜と交換で受粉を役を果たしてもらうという、革命的な性質を獲得します。これが現在の主流となっている被子植物であり、虫媒花なわけです。



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森の木々には花が咲き、地面はこれまた花いっぱいの草花が覆っている風景に馴染んで、かつて恐竜に怯えて暮らしていた小動物、哺乳類が栄えてゆき、木に登ったネズミがネズミザルになって、時々木から降りて猿になり、いろいろあって森を追い出されて草原へと向かった10数種類の猿たちは、旅をしながらヒトへと進化してゆく道半ばで淘汰され、最後に生き残ったのが我々ホモ・サピエンスです。



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ホモ・サピエンスとは「賢い人」の意。それを自称するという、思い上がりも甚だしい人類は、これまでにも何度か、そして今現在もまた、生物の起源である35億年前に海中を漂っていたシアノバクテリアよりも下等な、細胞にも満たないウイルスによって脅かされているわけで、造物主は何とも皮肉が効いている。しかもそのやり方はなかなか残酷でして、単純に命を奪う前に精神的な苦痛を伴わせ、夫婦仲をギクシャクさせ、子育てや介護を疎外するという、いかにもイイ気になって脳を肥大化させた人類にお灸を据えるような、ふるいにかけて扱いやすい個体だけを残そうというような手法を使ってくる。



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まあ造物主のやることに文句を言ってもせんないわけで、ではそのフルイを掻い潜って生存するには何が必要か。マスク手洗い密を避けるなどのテクニックはあるにしろ、根本的には、賢い人を自称する思い上がりがいけないのでしょう。人は賢くいない。リーダーたちの号令や、民の行動や、専門家の意見でさえ、どっちを向いても賢くなんてないんですよね、あなかしこ、あなかしこ。



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かつての恐竜のように自然を食い荒らしてきた人類は、生態系から除外されて当たり前。ここはひとつ愚かさを自覚して、不都合な真実から目を背けずに、夫婦仲良く、家庭を大事に、庭に被子植物をいっぱい咲かせて、家族で身を寄せ合って、生物的な普通の気持ちである愛情をキープしつつ、嵐が過ぎるのをじっと待ちましょう。



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コブシ は1億年前からこの姿。ルーシー(アファール猿人)の登場は400万年前のこと。猿人が道具を使い出したのは200万年前。直立し、言葉を話し出したのが100万年前。25万年前に現れたネアンデルタール人は3万年前に滅び、さて、20万年(アフリカから世界へ分布を始めてから6万年)の歴史を持つホモ・サピエンスの運命やいかに。


先日ラジオで、坂崎幸之助が
「なぜに苦痛だカンペェちゃ〜ん、なぜに臭えんだカンペェちゃ〜ん」
をお聴きくださいと紹介。
笑った笑った。



君ができることで やれなかったことはない
君が歌える歌で 歌えなかった歌はない
話す事がなくたって ゲームの仕方なら学べる

簡単だろ

君は作れるものを 全部作ってきた
君は救える人を 全員救ってきたんだ
今は何もできなくたって 君らしくいることは学べるよ

簡単だろ

君が必要としているのは愛 君に必要なのは愛さ
君が必要としているのは愛 愛なんだ 愛こそがすべてさ
君が必要としているのは愛
君が必要としているのは愛 愛なんだ 愛こそがすべてさ

君は知れることを すべて知ってきた
君は見れるものを すべて見てきたんだ
君を縛る場所なんてどこにもない

難しく考えないで

君が必要としているのは愛 君に必要なのは愛さ
君が必要としているのは愛 愛なんだ 愛こそがすべてさ
君が必要なのは愛(さあ一緒に)
君が必要なのは愛(誰だって)
君が必要としているのは愛 愛なんだ 愛こそがすべてさ

愛こそがすべてさ




 
 

庭のことだま

百万本より一輪のバラを。

ぼくは生真面目なところがあります。そして生真面目ですからそのことを生真面目に悩んで、生真面目から「生」を取り外して適度な「真面目」に自分をコントロールしようと生真面目にそう心がけているのです。なぜなら、真面目過ぎる庭は、整ってはいるけど味気なくつまらないから。大事なのは論理としての正当性ではなく、その庭を楽しむことであり、現実としてそこに花を咲かすこと。ただし不真面目だと設計などは到底できないわけで、だから日々真面目に、楽しく、花いっぱいの庭を思い描きつつ、いい加減にならないよう気をつけ、イイ加減の真面目さをキープしながら暮らしています。庭をなんとかしたいけど、考えがまとまらずに何年も経過している真面目な皆様、庭に関しては気楽に、生真面目が必要とされる設計の分野はぼくにお任せいただいて、呑気に、不真面目に、ただし怠惰になることなく庭と付き合って、どうぞ花いっぱいの人生を実現させてください。いつまで待ってもやって来ない百万本のバラを待ち望むより、庭に一輪咲かせましょう。



空気がしっかりと春になり、バラが一斉に芽吹き出しました。

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一説には、バラの寿命は人と同じほどだとのこと。

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ただし、目をかけ手をかけなければ数年で枯れてしまいます。

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シルクロードはびこっていたノイバラに改良を重ねて生み出した、
園芸品種の頂点にいるバラは、
人に守られつつ、人を励まし咲いている。
一輪のバラには長い時間と、たくさんのドラマが凝縮されているのです。

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冬を越えて咲き続けてくれたアイスバーグは、
今年も終わることなく春の芽吹きにバトンタッチ。

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お疲れさん。

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2ヶ月後には、また100輪をよろしく。



音楽界のバラといえばこの人、シャーリー・バッシー。
すごいですよこれ、ベルリンのライブ。



現役ディーバのまま83歳となった昨年、集大成とも言えるアルバムを発売し、
私の新しいアルバムは、ショービジネスの70年を祝うものです。私はたくさんのステージの板を踏んで、たくさんのディアマンテのかかとを蹴り上げてきたのよ!私が選んだ曲は、どれもとても気持ちのいいものばかり。私が選んだ曲はどれもとても個人的で、私の人生とつながっているように感じます。ファンの皆さんにも同じように楽しんでもらえるといいなと思っています」
とコメントしています。


 

ひな祭りパーティーだよ

「ジイジくん、雛祭りパーティーだよ」とのご招待を受けて、今年も楽しませていただきました。



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美空は4月から幼稚園、大人たちから、嬉しいような寂しいようなと言われています。



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結陽は何でもお姉ちゃんと同じことをしないと気が済まなかったのが、この頃では独自の世界も広がってきて表情が豊かになってきました。



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幼い子どもの成長の、なんと可愛らしく美しいことか。さんざん幸せなシャッターを切りながら、脳内にはスティービーの歌声がリフレイン。





1950年、6ヶ月の早産で生まれた彼は、保育器内での過量酸素が原因で朝威力のほとんんどを失う。4歳の時に両親が離婚し、他の兄弟と共に母親に連れられて父親と離れて暮らすことに。幼少時より音楽の才は開花し、実直で愛情深い母によって心は健全に育ち、11歳でリトル・スティービー・ワンダーの名でモータウンからデビュー。その後はご存知の通り、音楽によって地球上の影になりやすい部分を照らし続けている。



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先日スティービーに関するニュースが流れた。西アフリカ、ガーナへの移住を検討しているそうな。5人の女性との間に9人の子どもを持つ彼は、子孫が人種によって不当に扱われることがないように、という理由を挙げているとのこと。



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アメリカ国民がまた笑顔になれる日を見たい。ガーナに移住する前にね。永住するつもりだよ、うちの子供たちの子供たちの子供たちの子供たちが「お願いだから、自分のことを好きになってください。お願いだから自分のことを尊敬してください。私には価値があるんだと、お願いだから知ってください」なんて言われなければならない姿を見たくないからね。どう思う?そんな人生って最低だろ。



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本当にこの人の精神は、どこまで崇高なんでしょう。そして飛び抜けて美しいなあと。



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いろいろあるよ。いろいろあるけどさ、家族を思う気持ち=愛情が不足していたら、それを投げ出してしまったら、どんなに成功しようが、いくら金持ちになっても美しくない。どう思う?そんな人生って。



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おっといけねえ、脳内 BGM から思考がワープしてしまいました。



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みんなそれぞれにいろいろある、本当にいろいろあるけどさ、ふたりの天使が心豊かに育ちますように。ジイジくんはそれにふさわしいジイジくんで、いち日いち日、精一杯頑張るからね。


 

春の嵐

あの頃、同級生の誰ひとり聴いていなかったし知らなかったであろう曲がある。年長(団塊)のロックマニアたちが集う喫茶店で流れていた、当時はちょっとかっこいいなとは思ったが、それほど沁みたわけでもない一曲が、この歳になって宝物になっているのです。





昨日は春の嵐。いち日中、脳内のターンテーブルでヘビーローテーション。

行くあてもなく 街角に立てば
空っぽの胸に風が吹いてゆく
昨日の夢は遠くに消えて
振り向いてみても お前はもう居ない

溢れる涙をこらえて
一人でいるのは辛い
おお春の嵐 連れてっておくれ
陽のあたるところへ

眠れないまま 朝が来てしまった
輝く星屑はむなしく消えてゆく

溢れる涙をこらえて
一人でいるのは辛い
おお春の嵐 連れてっておくれ
陽のあたるところへ
陽のあたるところへ



音楽も庭も、当事者の熟成が進むと別世界が展開するスペクタクル。



風を写してみました。

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辛抱強く、粘り強く生き延びていてよかったなあと思える瞬間がある。本当に、奇跡的に辿り着いたプロミストランド、約束の地なのだ。



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翻弄されて、倒れて、のたうって、それでも希望へと向かう叫び声を上げられることのありがたさよ。



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自称ガーデンデザイナー、ヘナチョコないわふち ひでとし、もうすぐ61歳。体と心は時々バグってしまいとても健康とは言えないが、なあにそんなのはこの曲を聴いていたあの時と同じこと。ふふ、歳のせいじゃない。精神はいたって健全ではある。そうじゃないと庭の設計などできないし、だからこの領域だけは死守する。



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ははは、これでいいのだ。これでいいのだバカボンボン。のたうちながら、今日も至高の庭世界を思い描くのだ。いいよいいよ、これで。痛みを前提とするならこれ以上楽しいことって、そうそうあるもんじゃないからね。イントロのベースとリードがいいんだよなあ。それとね、結論的に、今になってわかる孤高のユージシャン久保田真琴という人の脳内に吹く風が、うちの庭にも吹いている。



ミーとココは暴風音から逃れて部屋でまったり。
庭から避難することもできる自由がある、これが家庭なのです。


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人はメタモルフォーゼを繰り返しながら熟成する。変貌した現在の彼もなかなか、相変わらずでいいですよ。



 
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