庭のことだま

ジリ貧となる者の身は硬し。

 適応とは柔軟に変化すること。ピンチに陥ったら、とにかくジタバタしてみることだ。
かのアントニオはこう申しておる。
固め技を決められても指なら動く。指を動かせば手首が動く。手首を動かせば肘が動き、肩が動き、背中が動き、腰が動いて技から脱することができる。あきらめることなく、動かせるところを動かすのだ。



他のアジサイが灼熱に色を失ってゆく中、
カシワバは悠然と変化し色を増してゆく。 

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ひと月前は花嫁のようでした。

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バージンロードでグスグス泣いていた娘よ、
健やかなる時も、病める時も、
喜びのときも、悲しみの時も、
富める時も、貧しい時も、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、真心を尽くし、
美しく変化し続けるのだぞ。

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今日は「金沢文庫店」にいます。



 
 

庭のことだま

暑中涼あり。

忙中閑あり。Tシャツがサラサラなうちにカメラを担いでひと歩き。
ふと、この涼感は故郷の記憶から吹く風なのだと気づく。
魚沼ではあと二週間で稲の花が咲く。 



足が水辺へ水辺へと。

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H!nt de Pinto 129

選択と集中。
海水浴と設計作業を天秤にかけてみた。

あっさりと設計の勝ち。
材木座海岸に行ったら最後、二度と社会復帰できない気もして。



モモクロの海で、泳ぐ。

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選択と集中。
朝から無性に白米と肉が食いたくなる。
昨夜が草とオリーブオイルと少々のチーズだったため、身体が欲しているのだ。
吉野家へGO!




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選択と集中。
ことに真夏日は油断がならぬ。
庭の夜風を浴びるまで、意識のピントがブレぬよう。




朝散から帰り、ふたりを朝シャン。

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気持ちよく今日にピントが合う。

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今日は「金沢文庫店」にいます。
 




 

庭のことだま

夏には夏の花。

ノウゼンカズラにとってこの気候は、待ってましたと我が世の春。
「私は夏の花」と暗示をかけながら歩く朝、蝉の声。



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気象予報士によれば、関東地方の猛暑は続くよどこまでも。どうやら梅雨は実質的には明けているもよう。
BGMを取っ替え引っ替えしながら、柔軟剤の香りも取っ替え引っ替えしながら、肉に食らいついたりそうめんを流し込んだりしながら、夜の庭ではキンキンビールとまったりバーボンをちゃんぽんにしながら、来し方と行く末を交互に見つめながら、無風の静寂と夜風のロマンを行き来しながら、あの手この手で乗り切りましょう。
暑さ寒さも彼岸まで。マツムシが鳴く季節までの長旅を、どうかご無事で。






 

庭のことだま

あの手この手でしのぐのだ。

森に入ると市街地よりも5℃くらい温度が下がります。
それは木々が茂らせた葉が日陰を作るのと、その葉から大量の水分を蒸発させることで冷やされた空気が根本に降りてくるからです。さらに、木々同士が上の方で枝をせめぎ合わせながら屋根のようになり、その下には広々とした空間がある。つまりトンネル構造になっているため、常に涼風が通り抜けています。そして足元は積もった枯葉や雑草がスポンジ状になっていて、真夏でもグジュグジュに水分を蓄えている。
森は、全体のハーモニーで暑さをしのいでいるのです。



暑さにへたりそうになったら、
森に入ってひと休み。


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ここ数年のジャポネシアは夏フェス流行り。
もしもぼくがプロデュースするなら
オープニングはこの曲で。




 


今日は「港南台店」にいます。





庭のことだま

小は大を兼ねる。

夫婦円満→家庭円満→社会円満→人類円満。
景気が良くなれば、政治がしっかりすれば、平和な世の中になれば夫婦仲が良くなるなどということはないのです。逆ですよ、逆。
ミニマムをひとつ付け加えると記号が変わります。
自分円満>夫婦円満>家庭円満>社会円満>人類円満。
まずは自分を円く満たしましょう。



蜜を求めてひたすらに飛び続ける熊蜂が地球の生態系を支えているのだ。



2017年7月。

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というロジックが正当である証拠に、その地道な行い対して「ご苦労様」「ありがとう」「あなたのおかげ」などと労をねぎらわれたら、生態系の頂点に君臨し天下を取ったような良い気分になるではないか。
それこそが、勤労が神によるプログラミングであることの証しなのだ。



2016年7月。

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では逆だったらどうだろう。働けど働けど文句を言われ、花が枯れるのも雑草がはびこるのも、箸が転ぶのも自分がつまずいて転けるのも、何もかもあなたのせいよと険しい顔で。
どうする?
男たるもの、それでも一心に蜜を求めて飛び続けるのみ。 



2015年7月。

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四季の森公園入り口の植え込みにて撮影。



不幸にして、というかありがちな展開として、女房から恋心が失せた後、男は仕事に恋をするより道はなし。
それでいいのだ。そのひたすらな労働と納税が社会を支えているのだから。
さあさあとにかく懸命に働きましょう。 「男の役割=労働」 という、何万年も続いてきた掟に従って。

ところで、では女性は?
もしもあなたが、自分が満たされていない原因は連れ合いにあるのだと、すべてあの駄目男のせいなのだと思っているなら心して次の事柄を、ぼくからの、ぼくが庭を思い描く時に匹敵する心からのメッセージとしてお受け取りください。
もしかしたらこの一言であなたの今後の人生がバラ色に一変するかもしれません。いやいやそれ以上に、仕事に励んでクタクタで帰宅した時にあなたが出かけて留守だったことに、ホッと、思いがけず解放されたようなリバティーに浸っている、あるいは家の中で、極力あなたに話しかけられないようにと忍び足で気配を消して暮らしているとか、はたまたあなたの常套句である脅しの言葉を脳内から払拭すべく、趣味に走ったり、こそこそと他に走ったりしているか弱き男たちの救済のために(あ、あ、あ、あの、念のためにですけど、わが家のことではありませんので誤解なきように)。
いいですか、心して、気を落ち着けて、では言いますよ。
今のあなたに決定的に欠けているのは、恋ですよ、恋。



妻が夫に夢中な時は万事がうまくゆく。
イギリスの格言



歌を忘れたカナリアは 後ろの山に棄てましょか
いえいえ それはなりませぬ

 歌を忘れたカナリアは 背戸の小藪に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ

  歌を忘れたカナリアは 柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう

  歌を忘れたカナリアは 象牙の舟に銀の櫂
月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す 


恋の炎などすっかり消えてしまったとお嘆きのあなた、銀の櫂を携えて、象牙の舟でナイトクルーズをしたら、もしかしたら、再びあの日にかえれるやもしれません。
「小は大を兼ねる」というぼくの屁理屈に、騎士道の国の軽口を、武士道の国の言語で訳した格言にピンときたら110番。まだ若干の可能性は残されているような、いないような。なにせチャペルで誓った共同作業の一環ゆえに、どちらかが作業放棄をしたらハイそれまでよ。

これも念のために。
象牙の舟に銀の櫂とは何ぞや・・・・其は庭ですよ、庭。
月明かりと夜風の二人掛け席は、ターナーが掛かった部屋でラフマニノフを掛けるような、掛け値無しにローマンティークなマリアージュ。この竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったから竹立て掛けた、まわるまわるよ時代はまわるとばかりに、いい庭があれば人生は宇宙船地球号と同期する動機を得て上々な回転を続けます。
ただしあなたが、否さあなたたちが、「あの誓いの言葉をお忘れでなければ」という注釈付きではありますが。

あなかしこ、あなかしこ。じゃなかった、アーメン。





今日は「港南台店」にいます。

暑さが続くと口から放熱すべく饒舌になる悪い癖。
口を閉じて、涼しい顔で設計に励みます。






 

家族の庭くり方 84

庭に問う

誰でも悩みは尽きないものですが、庭で時を過ごしていると、自然と答えが導き出されます。



上弦

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下弦

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室内では混沌とする思考が、庭に出ると整うことの不思議。



満月

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石器時代から人は月に打ち明け、花に問い、太陽に導かれ、自然に倣って暮らしてきました。





今日は「金沢文庫店」にいます。
 



 

H!nt de Pinto 128

出会いを大切に。
具体的には最初の5秒を。


物語はいつも出会い頭から。



昨日の出会い頭の衝撃、っていうか笑撃。
植える予定もないのに買ってしまいました。

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「つるなし」が、男どもには魅惑的。

英一郎くん、
次はくれぐれも「つるなし」を選ぶのだぞ。





最初の5小節で、聴く者の世界を一変させる曲。







今日は「港南台店」にいます。


 

 

家族の庭くり方 83

明日をイメージする

ガーデニングは未来を思い描く作業です。



花いっぱいの日を思えばそのように。

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実りの季節を思えばそのように。

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イメージした方向に展開してゆく不思議。



集う幸せを思えばそのように。

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安らぎの時を思えばそのように。


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だから「そこそこでいいや」などと思わずに、その条件下で考えうる限りの、理想の庭世界を思い描きましょう。





今日は「金沢文庫店」にいます。





 

庭のことだま

オーラの泉。

輝いている人の背景には、情熱や、夢や、信念や、何かしら鮮烈な光があります。
くすんでいる人の背後には・・・あまり見ないようにしているのでそのドロドロの実態はよくわかりませんが、本人がとても辛そうであることは見て取れます。


背景を意識する。

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自分の背景を自分では確認できないというもどかしさ。周囲の人の反応や、友人の声から想像するしかありません。
まあ、セルフイメージとしてはバラ色なんですが。
La Vie en Rose. 





 

庭のことだま

カイルアの海に浮いているような湿気。

一昨日から、昭和チックに首タオルで暮らしています。 



生ぬるく湿気った空気に漂う
濃厚なクチナシの香りは、
シアバターのように浸透してくる。

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アロマモイスチャー。

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仕事を早めに切り上げて、
何枚かのTシャツと
上等なフェイスタオルを購入して帰宅。

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これでしばらく、
リゾート気分で汗を流せます。





今日は「港南台店」にいます。
 




 
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