ついに2007年問題に突入です( 小川邸 7)

 小川邸のガーデンリフォーム、最後は恒例の“草花”です。

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 私は自営業の家に生まれ育ったせいか、定年後の生活ということを考えたことがありません。CKBのニューアルバムGALAXYの2曲目“ハマのアンバサダー”に出てくる音符生きる限り現役で勝負だ音符という歌詞に深くうなずきファイトが湧いてくる、そういう仕事観です。ですからもしもある日職を失ったり、定年を言い渡されたら・・・。ものすごい恐怖を感じます。仕事抜きの人生についてあまりリアルに考えたことが無いからです。数年前に亡くなったじいさんも最後に入院する前日まで忙しく働いていました。きっとそういう血なのです。

 今回の小川さんのように、ご主人の定年退職を機に庭をという方が年々増えていますので、そういう方々がガーデンリフォーム後、ご夫婦でどれほど豊かな時間を実現しているかも、妻カオリちゃんと一緒にさんざんうらやましがりながら見てきました。第二の人生までもしっかりとイメージして成功させているお客さま方を(自分に欠落していることなので)心から尊敬し、いつか自分たちもと考えたりもしますが、妻も自営業育ちで生活イコール仕事という感覚なので、たぶん我々は一生仕事、元気で一直線に二人三脚で駆け抜ける人生という感じでしょうか。まあ、それも良しです。

 世はついに2007年問題に突入!テレビでも頻繁に団塊世代の定年後についてやっています。営業や販売や生産といったアナログな仕事でがんばってきた人は定年後パソコンなどのデジタルな趣味に。経理やシステム開発や管理部門でデジタルな仕事をしていた人は野菜づくりや魚釣りといったアナログな生活にという傾向があるそうです。いづれにしても団塊世代って理屈っぽいだけではなくて(すみません)案外粘り腰といいますか、定年退職という状況の変化にとても積極的な適応行動をとっていらっしゃるようです。OK!その調子です。がんばれ団塊世代!で、次の課題は年金制度が変わることで急増が予想されている熟年離婚だそうでして、まあ、庭に意識が行くほど人生を充実させているうちのお客様方には無縁のことです。競争競争で生きてこられたみなさん、今度は奥様と一緒に家庭や自分達の時間を充実させる競争です。

 話が大きくそれました。仲良し熟年ご夫婦のイマジネーションで実現した小川さん家のガーデンリフォームでした。



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庭の小物から感じること( 小川邸 6)

 庭のあちらこちらにちりばめられている小物に、小川さん(たぶん奥様)の庭への想いの強さ、イマジネーションの一端を見ました。

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 こういった庭の小物類は、さあっ、と一度に買いそろえるのではなくて、普段の買い物や旅行でたまたま見つけたもの、それらがいつの間にか増えて庭をにぎやかに演出、というのが一般的だと思います。つまり、日頃からわが家の庭のことが意識の中にあるということですし、それだけ庭が生活上重要な場所になっているということです。もし家を一歩出たら庭のことなどこの世に無いことのように忘れてしまう(たいがいの人はそうですし、まあそれでいいのかもしれません)という方は、旅行先などで庭の小物を買い求めることはしないでしょう。

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 リフォーム前から集めていた庭小物、その時のイマジネーションがこの思いきったガーデンリフォームの序章だったのでしょう。これらをひとつ買うたびに「庭を○○な感じにしてこれを置いたらすてき」というように、庭の未来像が浮かんでいたのだと思います。これがイマジネーションの“マジック”なのです。「イメージできたら出来たも同然!」、私が日に何度か呪文のように唱える言葉、まさにこのことなのです。
 強く思う必要はありません、疲れますから。時々消えてしまいそうなくらい小さくてもかまわないのでイメージし続けていると、あーら不思議、気が付くと実現しています。私の仕事はそのお手伝い。そして我が生活、大きくいえば人生もまたこのマジックによって出来上がったものなのです。空想癖のある12才のいわふち少年は、35年後、いろんな夢を実現してほぼイメージ通りの生活を送っています。ただ一点、貧乏なことを除けば。


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ガゼボハウス( 小川邸 5)

 ガゼボはタカショーのロイヤルガゼボハウス、アルミと樹脂でできています。手入れをしながら風合いを楽しむタイプの庭では木製の、例えばオスモのガゼボをおすすめしますが、今回はメンテナンスフリーをご希望だったのでこれにしました。部材はエバーアートウッド(アルミ材のプリント仕上)の基本構造とプロラフィード(樹脂)のラティス。現物を見るまでほんの少しだけ「もし人工的な感じだったら・・・」という不安がありましたが、さすがはタカショー製品、細部までこだわったハイセンスな出来で安心しました。

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 こんな風に居場所を立体的に構成すると、庭空間に意味が出て広くなったような、濃くなったような感じがします。別注で柱をグリーンにしたのも正解でした。

  庭の外周の目隠しも手入れがいらないということでタカショーのエバーアートウッドを選択。板の隙間が25ミリの製品を使いました。出来上がってから奥様から「もう少し強く目隠しがしたい」というご要望、苦肉の策で裏側から白で半透明のポリカーボネート板を張り付けました。これが怪我の功名でして、目隠し感は高くなりつつ庭全体が明るく柔らかい感じになりました。今後も使いたい方法です。

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 今回はお客さまのご希望もあって、アルミや樹脂の製品を多様しました。そのせいでしょうか、左奥の建仁寺垣(樹脂製品)がわりと違和感無く馴染んで見えます。

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 『隣り合う和と洋で製品の形も色も違っていて、それでも、樹脂なら樹脂で質感を統一するとそれなりの“馴染む”感じが出せる』という発見です。

 こういうことを発見(実感)したとき、内心小躍りしてよろこんでいます。ニュートンになったような気分。クレイジー・ケン・バンドの横山剣さんは、いかすフレーズやメロディーが浮かぶとすぐさま自宅に電話をかけて留守電に録音するそうです。そして「やったー!オレって天才!イイネ!イイネ!イ~~~ネ!」そんな感じだそうです。似てます。そうそう、そんな感じ。これでまたひとつ設計の引き出しが増えました。


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アバンギャルドでしょ!?( 小川邸 4)

 玄関側に元々ある建仁寺垣をどうするか。まだ新品でもったいないし。一応Plan A ではこれを撤去して目隠しフェンスは全て板張りにするという提案をしましたが、検討の結果やはり残すことに。そりゃあそうですよねえ。
 ここで発生する問題は・・・。既存の建仁寺垣は和風の代表選手のようなもの。それをどうやってヨーロッパ調の庭となじませるかということです。その時に頭に浮かんだのは、外国人の旅行者が浅草で買って帰った浴衣をリビングの壁にに掛けて、タペストリーのようにインテリアとして楽しんでいる、洋書の写真集で見たそんな風景でした。怖がることは無い!何でもあり!要は使い方なのだ!そう自分を鼓舞しつつも「さてどうしよう」。
 こうなると設計が進みません。最初はあれこれ考えてはラフスケッチを描いたりしていましたがやがて思考停止。次の設計を先に完成させてから再び取りかかりました。そして思い付いた方策は「元々あった飛び石も使って和と洋を混ぜてしまえ!」。建仁寺に加担する素材を増やしてバランスをとって、和と洋を混ぜて馴染ませてみようと思ったのです。
 門扉側からはレンガと化粧砂利をのばして、玄関側からは飛び石と石組みの花壇をのばしました。これで和と洋がバシッと別れることが無くなって、ちょっと不思議な感じの空間ができあがりました。問題解決のための方策、理由から生まれる形、これもデザインなのです。・・・。こういう時の決め台詞「アバンギャルドでしょ!?」

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素材の選択、色と質感( 小川邸 3)

 ゾーニング、導線計画、立体構成などの他に、素材の選択によって仕上り感は大きく変わります。素材の色と質感、もしかしたらこれが庭の印象を決定する最大の要素かも知れません。

 まず最初にガゼボの素材と色が決まりました。奥様は塗装などの手入れがいらない樹脂の製品をご希望で、色はサッシに合わせて白で、庭のアクセントと“ガーデニングな感じ”を狙って柱はグリーンを選択されました。この時点でアジアンやシックではなくて、ヨーロピアンで明るい雰囲気という方向性がハッキリして、それに従って他の石や砂利を選びました。

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 一番の問題は既存の飛び石とゴロ太石、この和風の石をどう使うか。また、なぜ使ったのかも含めて明日解説します。


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全ては一瞬の発想から( 小川邸 2)

Before
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After
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Before
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After
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Before
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After
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 ガーデンリフォームのスタートはまず“気付くこと”です。現在の庭を見て「このままじゃ嫌だ」、漠然とでも「もっと○○にしたい」と感じることです。毎日見ている場所、見なれている風景なので、なにか不便でも感じない限りなかなか意識には入ってきません。これはリビングや寝室や台所でも同じで、遊びに行ったよその家のことは新鮮なのであれこれ感じますが、自宅のことはまったくピンとこない、そういうものです。
 小川さんご夫婦が、ご主人の定年を機に庭をつくり替えて生活を充実させよう、そう発想したこと、その瞬間が素晴らしいことなのです。そこから、その時点ではイメージできていないすてきな時間と空間が次々生み出されていくのですから。生活の有り様を左右する分岐点がこの発想すること、そしてそれを広げる“イマジネーション”なのです。

 ご夫婦のイマジネーションは消えること無く膨らんでいきました。庭で過ごしたい。ガゼボハウスがあったらすてきだ。そしてそのためには目隠しが必要だ。ここまでがおぼろげながら見えてきました。もうそれで充分です。ふつう、なかなかここまでイメージを展開できないものなのですが、ご夫婦の生活設計に対する積極的な想い、パワー、そしてその大元の夫婦仲の良さが、一瞬の発想を消さずに具体的なシルエットまで描かせたのでしょう。
 さーてと、そこから先が私の仕事です。ご夫婦の発想をどう具現化していくか。そのために考えることはゾーニング、素材、立体構成、植物・・・。
 全てはご夫婦の一瞬の発想から、そしてそれを広げるイマジネーション、さらに私の具現化作業、そういうプロセスを経た結果がこのビフォー・アフターなのです。



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定年退職を機に( 小川邸 1)

 E&Gアカデミーの皆さんに刺激をもらって元気一杯、充電完了状態になりました。さっ、いつもの設計戦闘モードに戻って仕事仕事。ブログもまた基本パターンの設計~施工完了までをアップします。今日から数日間ご紹介するのは仲良し熟年夫婦、小川さん家のガーデンリフォームです。


 いつの間にか雑然としてしまった庭空間。ご主人の定年を機に決心したガーデンリフォームです。
 ご要望はガゼボハウスを建てたいということと隣家との目隠しです。隠すべきところを隠して、居場所をハッキリさせて、“過ごす庭”を実現させようという理にかなった発想です。

Plan A
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 このPlan Aをご覧いただきながら現地で検討。ガゼボの位置や目隠しの施工範囲、植栽などを変更して出来上がったのが次のPlan Bです。
Plan B
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 ご夫婦そろって第二の人生を充実させようという強い意志が伝わってきて、こちらもいつもにも増して力が入りました。
 明日はビフォー・アフターです。


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すごいぞ!E&G アカデミー

 昨日 E&G ACADEMY(庭と外構のデザイナーを養成する専門学校)の田中常務と事務局の鈴木さん、今春卒業の生徒さん3人が会社訪問ということで来社、刺激的な半日を過ごさせていただきました。
 まずはグレースランドの店を観てもらってそれから事務所へ。生徒さんの作品を拝見した後、皆さんゆっくりしていけるということでしたので、庭や仕事のこと、横浜の庭事情などを話させてもらいました。いつもの悪い癖で話は長いし脱線するしで聞いてる方は大変だったと思いますが、これから社会に出でガーデンデザインで生きていこうという人たちを前にすると、伝えたいことが山のようにあって、ついつい“熱血”のスイッチが入ってしまって・・・。皆様ご苦労さまでした。

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 生徒さん方の作品を拝見しての感想です。
 E&G ACADEMY のカリキュラムは10ヶ月と聞いていたので、それほど濃い作品は期待していませんでした。が、アニハカランヤ素晴らしい出来でした。教える方も教えられる方も大変だったであろうことがビンビンと感じられるような、新剣な“熱”が溢れるものばかりでした。これまで求人に応募してくる専門学校出の人には正直がっかりさせられっぱなしで、ちゃんと教えるところが無いならうちが私塾をやろうかなどと話していたところだったのです。ですからこの E&G ACADEMY の濃さ、情熱、生徒さんの高いスキルに感激でした。いやあ、ホントうれしかったです。日本の未来は明るいぞ~!

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 もうひとつうれしいことが。生徒さんを引率してきた E&G の田中常務が実はあの伝説の雑誌『自然浴生活』をつくった人だったのです。あの伝説の、と言ってもすごくミクロな世界でのことで、それを伝説化しているのは私だけかもしれませんが。
 『自然浴生活』はエクステリア業界最大のアルミ製品メーカーである東洋エクステリアが、2000年に打ち出したコンセプトです。それは“癒し”や“自然治癒力”や“野草・薬草と暮らす”など、アルミメーカーと対極にあるようなライフスタイルの提案で、雑誌『自然浴生活』はそのキックオフプロジェクトだったわけです。その心の時代を先取りした提案が、東洋エクステリアから出てきたことに当時私は驚きつつ小躍りしてよろこんだものです。その後この革命的新機軸は数年で影が薄くなって・・・。たぶん早すぎたのでしょう。打ち出すタイミングがほんの少し早くて、本来は時代と交叉してスパークするべきその提案が、そうならないまま消えて行った、そんな印象です。早すぎた・・・、今ならどうでしょう。今では普通のこと、当然考えるべきことになっています。タカショーがその路線で大成功しています。
 『自然浴生活』は私にとって20世紀最後の伝説になりました。それ以来6年間、その本はずっと仕事場の目に付くところに置かれていました。時々取り出してはスタッフに「むかしこんなことがあったんだよ」と解説していました。その本をつくった人物が偶然にも我が社を訪ねてきてくれて今目の前に、すっごくうれしかったのです。

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 皆さんが帰られた後、妻と、E&G ACADEMY のハイレベルで情熱的な感じは『自然浴生活』から来ているのではと話しました。時代には乗れなかったけど、きっちりと正義の爪痕を遺した伝説のプロジェクト、その中心で戦い敗れた(?)戦士が、新たな“人材育成”というフィールドでリベンジを計る。会社の都合や理屈などそっちのけで時代を見つめて、ピュアな旗印を掲げ、それを時代(現実)に突き立てようと汗みどろになって戦い続けている。その結実が現在の E&G ACADEMY なのではないか。そんなプロジェクトX 的な妄想ドラマをつまみに妻と晩酌を、頭の中では『地上の星』が鳴り響いていました。

 これからガーデンデザイナーを目指す方、“仕事ができる”有能な人材を希望する造園・外構業者の方は E&G ACADEMY 要チェックです。



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円海山のヘビ

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 円海山の周辺を歩いていると何度か目にする看板です。最初は「ほんとにここにマムシがいるのかなあ」といぶかしんだものでした。なぜならマムシは、ヘビの中でもかなり濃い自然が無ければ生息しないからです。ですからこの看板は“自然保護区”であることの“演出”なのではないかと疑ったわけです。
 魚沼の街場では、裏庭や畑に普通にヘビが出ます。たいがいはシマヘビ、たまに大きなアオダイショウにドキとさせられます。でもマムシはかなり山奥に行かない限りお目にかかれません。中学生くらいになって遊びの行動範囲が広まって山奥にまで入るようになると、大人から「赤いのには近付くな」と教えられます。赤い草はウルシ、絶対に触ってはいけません。そして赤いヘビがマムシです。
 夏の暑い日に林道を歩いていると道の木陰にマムシが這い出て涼んでいることがあります。近付くと鎌首を持ち上げて攻撃態勢で向かってきます。なれている子は木の枝で三角の頭を押さえつけて捕獲し、家に持って帰ります。ホワイトリカーに漬け込んで“マムシ酒”を造るのです。このマムシ酒、飲用ではなくて打ち身の薬、シップ薬です。今思い出してもプ~ンと香ってくるほど強烈な匂いで、その効き目は・・・?匂いの強烈さで痛みを忘れてしまう、たぶんそういうことだったんだと思います。懐かしい、いなかの記憶です。
 高校生になって越後駒ヶ岳に毎週登っていたことがありまして、下山ルートの終点にあるランプの湯(今でも電気が来ていません)“駒の湯”あたりでマムシを捕まえて、大湯温泉の土産物屋に持って行ったら思いがけず1,000円で買ってくれました。山で捕まえた獲物がお金になったことで、なにか山男として認められたような、一丁前になった感じがしてうれしかったのを覚えています。

 で、円海山のマムシですが、こんな看板もありました。

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 今までマムシには遭遇していません。どうも私の感覚ではここにマムシがいるような感じがしないのです。もっと深くて、人を寄せつけないような分厚い自然があって、その証明として時々現れる、人と対当に戦える森の番人がマムシなのです。でもこういう看板もあるし、昔は確実にいたでしょうから、いつかこの森で出会ってみたいヘビです。
 マムシの棲息に付いては?ですが、他のヘビはけっこういます。何度か見かけて、2回は撮影に成功しています。
 まずはシマヘビです。

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 そして次はヤマカガシです。

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 ヘビを好きな人ってあんまりいませんよね。ヘビは濃い自然にしか住まない。ということは、ヘビに対する恐怖は自然に対する恐怖なのです。今は人が自然を保護するような力関係ですけど、もともとは人は自然の力におびえながらそれと戦って、自然に打ち勝って、切り開いて生活していました。その時人が立ち向かった敵、恐ろしい自然の象徴がヘビだったのでしょう。だから人のDNAに“ヘビは恐ろしい”という感覚がインプットされている、そういうことだと思います。ヘビは豊かな自然の象徴、ということです。
 リスが増え過ぎたりビニールゴミや空き缶が目に付いたり、ふもとでは粗大ゴミの不法投棄があったりで、自然を保護し、さらに濃く育てて行くことは並大抵ではありませんが、できることならほんとにマムシに注意しなければならないような森になってほしいものです。

 そんなことを考えながら山から降りてくる途中で、ウツギに群がって身をついばむ野鳥を発見しました。

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 名前は知りませんけど、かわいいくて、しばらく眺めていました。そしてさらに歩いて住宅地まで来たときに見えた風景がこれ。

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 奥に見えるクレーンは、港南台の清掃局が設備が古くてダイオキシンが発生するということで廃止になって、煙突を解体しているのです。そして手前の赤茶けた数本の木、これは松食い虫にやられて立ち枯れた松です。松食い虫の被害もここ数年深刻で、この近辺だけで2~30本が枯れてしまいました。これもまた自然が薄いからです。自然に厚みがあってバランスを維持する力が強ければ松食い虫で風景が変わってしまうことなどありえません。煙突を解体して、植林して、人もがんばっているのですが、一度壊してしまった自然を回復させることは容易ではないのです。開発で傷んだり、保護を始めても回復途中でまだ弱いときには、リスごときで、数センチの昆虫一匹で次々と木が枯れてしまう。そういうことが無いところまで保護することと育てることをやり続けなければなりません。時間がかかります。たぶん私たちの代では完了しないでしょうし、かりにそう出来たとしても、油断したらすぐにまた壊れてしまいます。であれば、今大事なのは大人が環境問題と向き合って、きちっと努力すること。それを子どもたちに見せて、参加させて、このことの重要性、「自然が壊れると人も壊れるんだよ」といったことをしっかりと教えることです。

 そんな意識を持って、休日に子どもたちを連れて円海山散歩してみて下さい。港南台スタートで、金沢動物園まで歩くコースや、体力があれば3時間、天園の峠の茶屋を通って北鎌倉の建長寺まで行くのも楽しいでしょう。(ガイドが必要ならいつでもよろこんでお供します)


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養護学校の先生です( 中根邸 8)

 仮想“わが家の庭”中根邸の最後、草花です。
 真冬で花数は少ないながら、その美しさから感じるのは、寒さに負けないで奥様が日に何度か庭に出ている様子が伝わってきます。

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 「ほんとにここに決めて良かった。休日も遠出するよりここに居る方が楽しくって」そう語る奥様。
 奥様の仕事は近くの養護学校の先生です。障害を持った子どもたちとその子らの両親や家族にとって、苦労の多い人生をサポートしてくれる、頼りになる存在です。長年やりがいを持ってその仕事に取り組んでこられた奥様の口から「実際かなりハードで、心身共にタフじゃないと自滅してしまうのよ」という言葉を聞いたときに、日々現場で人間相手の新剣勝負を続けているんだなあと実感。人生が濃いといいますか。そういうお仕事をされているからでしょう、住まいや庭に対するイマジネーションがハイレベルといいますか、家族の健康を維持する、今日の幸せをしっかりと実感する、積極的に生活を組み上げていくといったことに対するパワフルさを感じました。
 撮影を終えてから、コーヒーをごちそうになりながら子育てや仕事や、そして瀬上池周辺の開発計画反対というような話題で盛り上がりまして、充実した楽しい茶話会でした。
 また一軒、“出会えて良かった”中根さん家の仕事でした。



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家の脇を作業スペースに( 中根邸 7)

 デッドスペースになってしまいそうな、家の脇の行き止まりの場所を作業スペースにしました。一番奥まで行く用事をつくるためにそこに木製物置を設置、これで家の周りを無駄無く活用。そこまでの通路が作業スペースです。

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 立水栓もここに。これで鉢の植えかえや洗い物ができます。屋外炉と同じヤキスギレンガとまくら木と、蛇口は奥様がアンティーク調のカエルを選びました。



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