夜の庭 3( 一柳邸 17)

一昨日に戻って、続けてご覧になってみてください。夕暮れから、しっかりと暗くなった今日まで、夜の庭の表情は変化していくのです。

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こうなると、ナイトキャップにブランデーかワインという雰囲気です。

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「夜の庭は昼間以上に美しく楽しい」今回の撮影でさらに強くそう思いました。

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憧れの庭付き一戸建てと言うと、庭のイメージはどうしても昼間になるんですよね。緑の芝生と花咲く花壇と・・・。それにプラスして夜の庭をイメージして家を建てたら、何倍もステキな暮らしが実現すると思うんですけどねえ。夜には生活から庭が消えてしまう家が、まだまだ多いですねえ。

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昼間も夜も、そして深夜まで、庭、屋根のない部屋は家族の特等席になるのです。

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最後に玄関アプローチの様子を。そうそう、そういえばこの部分の改修が当初のご依頼でした。それをぼくのおせっかいで庭全体のリフォームになったのでした。
幸いにしてとてもよろこんでいただけたので、これからもおせっかいな提案を続けようと思います。

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第一印象で、ぼくは奥様のファンになってしまったんですね。で、ついついおせっかいを。いい出会いでした。

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そして、ステキな仕事をさせていただけたことを、感謝しています。一柳さん、ありがとうございました。今後とも庭木の手入れとか、何かありましたら声をかけてくださいね。


 
気持いい秋の連休。中学の息子はひとりでぼくの田舎の魚沼に行って、野山を歩き回って、そろそろ稲刈りが始まる新潟の秋を楽しんでいます。
妻の田舎の姫路では、新しい老人ホームに移った母が、急に環境が良くなってはしゃぎすぎたせいか、しゃっくりが止まらなくなったという連絡有り。たいしたことではなさそうなのでひと安心しました。
わが夫婦は横浜で、今日もたくさんのお客樣方と、庭について、家族について、楽しい話で盛り上がりながらの一日になるでしょう。

いい季節ですねえ。

ぼくは今日の午後は旭区四季の森の「レノンの庭」にいますので、遊びに来てくださいね。庭の囲炉裏で焼き芋やってますので。

夜の庭 2( 一柳邸 16)

夜景撮影のゴールデンタイムが過ぎると、静寂の夜の庭になります。この瞬間もいいんですよ、照明器具の光が行き渡って、庭全体が水族館の水槽の中のようになります。空気の透明さを感じると言うか、澄み切った海底にいるような気分になります。

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常日頃、夜の住宅地を歩いていて、早々と雨戸のシャッターを降ろしている家が多いことをとても残念に思っていますが、もし庭がこうだったら、夜になったらカーテンを開けて、外に出たくなりますよね。

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「今日の夕飯は外にしますよー!」とか、食後には必ずテラスに出てデザートとお茶とか、

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風呂上がりに庭で涼むなんてのもいいですよね。

このテラスの向こうにあるのパーゴラの下が、奥様のお気に入りの場所です。
密かな楽しみである「真夜中の庭」もそこで過ごされているようです。「パーゴラの効果はさすがにプロって感じでした」とおっしゃっていただきました。

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明日は一柳さんちの最終日です。


 
一昨日は金子さんちでバーベキューを楽しませていただいて、そして昨日は夕方、北原照久さんから「来ないか」とお電話をいただいて、1時間後には佐島の家でバーベキューパーティーの仲間入り。夢のような2日連続のバーベキューナイト!もう言うことなしです。

良質な波動が満ちている、海に浮かぶような不思議な家。そこに集う、これまた良質な波動を持ったすばらしいゲストの皆様。その中に自分がいることが信じられないような、申し訳ないような、とっても幸せな時間を過ごさせていただきました。
しかもそこには、あの、憧れの武田双雲さんがいらっしゃって、大感激いたしました。双雲さんは、ぼくが思い描いていたイメージ通りの方で、真っすぐで、大きくて、無邪気で、人なつっこくて、繊細で、礼儀正しくて・・・、なんといいますか、「ものすごくりっぱな子どもみたいなナイスガイ」でした。いやあ感激感激。そして北原さんには感謝感謝です。

さっ、栄養も気力も良質な波動も、十分に溜め込みました(カロリーも取りすぎました)。仕事しますよー!

そうそう、思い出しました。今日から27日まで元町のチャーミングセールです。ぼくはスケジュールがギッシリ入っていますけど、お休みの方は家族で思いっきり楽しんでくださいね。いいですよお、初秋の元町、山手、中華街。
そう言えば、外人墓地のすぐ近くに地下鉄の出口ができたそうです。そこからブリキのおもちゃ博物館までは数分の距離です(電信柱に看板があります)。コレクター向けの新しいショップがオープンしたそうなので、行ってみてはいかがでしょうか。限定品が多くて、早い者勝ちらしいですよ。

よっしゃ、OK!今日もはりきっていきましょう!

夜の庭 1( 一柳邸 15)

日没後1時間くらいで、まだ星が見えないほどの暗さの状態。これが夜景撮影のゴールデンタイムと言われる時間帯です。
横浜と京浜工業地帯の夜景を撮り続けている写真家の方が、ラジオでそうおっしゃっていました。「ゴールデンタイムに、大桟橋から撮影する横浜の夜景がいちばん美しいんですよ。三脚を使って、絞りを小さくして絞り優先のオートか、モード撮影ができるタイプなら夜景モードで撮れば、だれが写しても最高の写真になります」とのことでした。ゴールデンタイムの大桟橋、ロマンチックでしょうねえ。

一柳さんちの庭の、これがゴールデンタイムの様子です。

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刻々と暗くなっていって、こんな感じに穫れるのは10分足らずの間だけ。興奮気味にファインダーをのぞきながら、三脚をあちこち移動して撮影しました。楽しかったー!

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明日はもう少し暗くなった状態、明後日はどっぷりと夜になった庭をご覧いただきます。


 
夕べはお客様からバーベキューに誘っていただいて、秋風を感じながら飲んで食べて、初秋の庭を満喫させていただきました。
「金子さん、ごちそうさまでした。いやあ、楽しかったです。またやりましょうね」

バーベキューの後にいつも感じる「浄化された感じ」。不思議ですねえ、庭で火を囲むと、知らず知らずのうちに心にこびりついていた余計なものが、きれいさっぱり無くなってしまいます。今朝起きて感じた身軽さ、清々しさ。
これなんですよね庭の価値って。バーベキューだけじゃなくて、ガーデニングだったり、子どもたちが駆け回る庭だったり、スタイルはいろいろですが、人がリフレッシュして、リチャージして、リバランスできる庭がいい庭なのです。
またもやお客様から、次の設計へのパワーをいただきました。このいい感じが消えないうちに、今日も設計作業に没頭します。

ジジとネネ( 一柳邸 14)

お茶をごちそうになりながら、奥様に庭の感想をお聞きしました。

「もう大感激です!メンテナンスに来た職人さんにまで自慢してたんですよ」
うれしいお言葉でした。

ガーデンリフォームが済んでいちばんよろこんでいるのは娘さんだそうで、しょっちゅう庭に出て楽しんでいるそうです。それとネコ、ジジとネネという2匹のネコが外に出たがるようになったそうです。写真はジジです。
ジジは庭に出てはセミを捕まえて来て、奥様に自慢げに見せてから召し上がるそうで・・・。まあ楽しんでいただければそれでよし。

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リビングからの眺めはこうです。外に出たくなりますよね。

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そうこうしているうちにあたりが暗くなって来ました。

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暮れなずむ庭。

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ここからの撮影が楽しいんですよ!時間とともに庭の雰囲気が変化していって。
明日から3日間、時間を追ってこの庭の夜の様子をご覧いただきます。


 

このブログで2006年8月にやった「芝生の張り方」のクリック数が、まともや急上昇してきました。これは春と秋の芝生の張り替えの時期になると起こる現象で「あぁ、涼しくなってきて、また秋園芸の季節になったんだなあ」と感じます。

夏が終わって、日焼けの脱皮も完了する今ごろにぴったりの曲が、ラジオから流れて来ました。ラジオ日本の横浜ロハスにゲスト出演した北原照久さんの選曲です。

ー湘南引き潮ー

♪♪ 湘南引き潮 砂の中のサンダル
賑わった海の家を 秋風が消していく
君は水着を バスケットにしまって
焼けた肌袖にかくし 街へ行くバスに乗る

八月の熱い砂が 冷えていく秋に
色のあせた愛を抱いて 君が振り向く
手紙を書くわと 頬をかたく凍らせ
ひと夏の思い出手に 都会の少女になる・・・♪♪ 

(作詞 松本隆 作曲 弾厚作 歌 森山良子)


グッと来ます。
いつも通りにYou Tube で探したんですけど見つからなくて、残念ながら歌詞だけ。
森山良子さんという方は歌がうまいですねえ(あたりまえですけど)、歌い出しから引き込まれて、しばし曲の世界にドップリと浸りました。音楽っていいですよねえ。ロマンチックだなあ。
加山さんのオリジナルも大好きで、特に緩やかなウクレレをバックにしたギターの調べがもう絶品なんですよ。「湘南引き潮」夏の終わりの名曲です。

ついでにもう一曲、この時期になると聴きたくなる曲があります。高中正義の「伊豆甘夏納豆売り」。設計しながら、リピートで一日中聴いてることもあるくらい大好きな曲なのです。これはYou Tubeで見つけましたのでお聴きください。

伊豆甘夏納豆売り/高中正義

夏の終わり・・・今年もいい夏でした。夏の終わりは秋の始まり。食欲の秋、というわけで、今夜はお客様から誘っていただいてバーベキューです。いやあ楽しみ楽しみ。

美しく暮らす( 一柳邸 13)

前回(4日前)に引き続き草花をご覧いただきながら、ハマッコと湘南ボーイの一柳さんご夫婦のカッコいい感じについて。

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カッコよさと同時に感じたストイックさは、主に暮らしの風景。モデルハウスのように美しく保たれている室内や、使っている食器、普段着などから感じました。とてもキチッとしているんですね、日常が。

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ぼくが憧れて目標にしたいと思っている人たちは、ひとりの例外もなく暮らしを美しく組み立て、それを維持しています。職業、年齢、家族構成、人生の価値観などは千差万別なのに「美しく暮らす」という点は共通しています。

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白状してしまうと、この「美しく暮らす」という共通点は、何年も前から薄々気がついていながら、自分にとって苦手な部分だったもので目を背けていた感もあることで、それはイコールぼくが次にクリアーすべきハードルなんですよね。

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ストイックとかハードルとか重い言葉になってしまいましたが、そういう暮らしに至るコツのようなものも見えています。それは「軽やかさ」です。コロコロ転がる、サラサラ流れる軽やかさ。

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淀みなく暮らしていたら、自然と美しい暮らしになります。自分を客観視するとわかります。いい感じの日々が続いている時期は身の回りが整っていて、さらに花を生けたり、壁の絵を取り替えたり、食事も旬のものをサッと調理するような、シンプルで美味いメニューになります。逆に調子がでない時は加速度的に部屋が雑然としていって、料理は手の込んだコテコテ系になります。

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暮らし方、服装や食べ物や部屋の状態はそのまま自分の内面を映していると思えば、身だしなみや掃除も楽しみながらやれますよね。あなたの暮らしは美しいですか?

「心が美しい人は、美しく暮らしている」

一柳さんご夫妻のカッコいい暮らしぶりに刺激されて、またひとつ楽しみが増えました。さあてと、今日を美しく暮らしましょう!


 
妻の母が昨年夏から介護を必要とするようになってしまい、半年入院して、幸いなことに状態が回復して喜んだのもつかの間、その後に待っていた介護施設探し。経験した方はご存知と思いますけど、公共の施設はそれはもう悲惨な現状でして、ようやく入れたと思ったら3ヶ月後には追い出されるようにして次を探さなくてはならないのです。しかも、どこも数百人待ちの状態で・・・。
あちこち探しまわるうちに、幸運な出会いで入れることになった民間の老人ホームがありました。母のそこへの引っ越しで、妻は昨日から実家の姫路に行っています。

その老人ホームでの素晴らしい出会いや、涙もののドラマや、皆様にご報告したいことが山ほどあるのですが、それはまた追々ということにして、妻が留守のときに感じる幸福感を書きとめておこうと思います。

妻が留守のときに感じる幸福感とは娘の存在です。高1の娘シオリが実にかわいくて。
ふだん母親が家にいるときとは別人のように家事全般をこなしながら(いつもはまったく動きません)ぼくが「あぁ、食後にアイスが食べたいなあ」などと我がままを言っても「ッタクしょうがないなあ」なんて言いながら近所のスーパーに買いにいってくれたり「1枚100円だからね」とか言いつつぼくのシャツにアイロンをかけてくれたりするのです。女の子がいてよかったなあと、しみじみと幸せを感じております。
調子に乗って「どうだ、久しぶりに一緒に風呂はいるか!」「・・・きもい。お母さん帰って来たら一緒に入れば」だそうです。・・・ウ~ン、幸せだなあ!

武田双雲さん/座右の銘

書道家・武田双雲。双雲さんのことを考えるときに、いつもご両親に思いが行きます「よくぞこういう人を育てたものだ」と。超ファンキーはお母さんと、いつも「おまえは天才だけん!」と言っていたというおとうさんと。
そして自分も、もういちど、一から子育てしてみたいなあという気持になります。最高ですよね、息子がこんなふうに育ってくれたら。同時に、自分もこの人のように成長していきたいなあと。なぜでしょうかねえ、双雲さんとセットで「育てる」「成長する」ということが大きく膨らんできます。

そんな双雲さんの、今日は「座右の銘」です。

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ぼくの座右の銘は「全てを遊びに」です。

3才の息子がね、ずうっと遊ぶことしか考えていなくて、それが衝撃的で「かなわないなあ」と。
ワクワクしながら、ゲームだと思って、すべて遊びだと感じられるようにしてみようと思いました。息子が師なんです。

弱気になったり悲しくなりそうになると「来た来た!」って、そういうネガティブな面も遊べばいいんだと思うんですね。自分のそういう部分も嫌いではないので。

例えば生きる「生」という字を何百も書きます。ポジもネガも、エロい自分も全部出してみようと思って、いち日何度も、いろんな心持ちで書くんです。
書は自己カウンセリングみたいなところもあるんですよ。


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双雲さんが(子どものように)四六時中思考する日常から浮かび上がった言葉「双雲的 短い日記」というのを見つけましたのでリンクしときます。ちょっとすごいですよ。

双雲的 短い日記
『ひらく言葉』


最後に、動く双雲さんを見つけたのでご覧ください。

ディスカバリーチャンネルのCM


ヤッパいいわ、この人。

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さっ、というわけで、寄り道して気分爽快。あすからまた一柳さんちに戻ります。
明日は「美しく暮らす」です。

武田双雲さん/スイッチを入れただけ

26才、職を捨て街に出た双雲青年。路上で書のパフォーマンス「あなたの言葉を書きます」を始めたものの、怪訝そうな視線だけでまったく相手にされなかったそうです。そこにひとりの酔っぱらいがやってきます。

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道行く人たちに、まったく相手にされないまま路上パフォーマンスを続けていたら、酔っぱらいのおじさんがやって来て「松田聖子と書いてくれ」という注文。松田聖子と書いて渡すと、おじさんは上機嫌で去っていきました。その日の帰りにその書は道端に捨てられていたんですね。きびしいなあと思いましたよ。
落ち込みました。落ち込んで、諦めて、開き直って「ただ書くんじゃなくて、人の話を聞こう」という気持になったんです。そういう気持で続けていたら女性がやって来て「愛」という注文がありました。一文字「愛」。その書を手にした女性は、涙を流しました。

これはぼくが感動させたのではなくて、涙を流したい人のスイッチを入れただけ。相手に対して自分ができること、相手が幸せになるイメージを持って書くのがぼくの書なんです。

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「書で、できるだけ多くの人の人生をいい方向に変えたい」
人にはいろいろ言われたけど、正直な気持でした。世界中の人の人生をいい方向に大きく変えたいという思いだけで、書道家としてどうなりたいかということを考えたことがなかった。
そんな自分を反対されるとありがたいです。いろんな人に反対されましたけど、反対されるのは試されていることだから「それでもやる」という覚悟ができます。

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北原照久/双雲さんの書はインターナショナルに評価されていて、上海、イタリアで賞を取ってるんだよね。

武田双雲/エルビスやジョン・レノンのように、国の垣根を越えてみたかったんです。

北原照久/上海、イタリア、・・・漢字なのに不思議だね。アートなんだね。

武田双雲/大阪で作品展をやったときに、知的障害のある女の子がぼくの書の前で動かなくなったことがありました。ご両親かなあ、一緒の方がその書を買っていってくださいました。その女の子は3才程度の知力で字は読めないそうなんですけどねえ。

北原照久/「気」があるんだよ。双雲さんの書にある気が伝わった。

武田双雲/そうですね。アートは受け手が感じて成り立つものなんですからね。



 

「ぼくが感動させたのではなくて、涙を流したい人のスイッチを入れただけ。相手に対して自分ができること、相手が幸せになるイメージを持って書くのがぼくの書なんです」

「『書で、できるだけ多くの人の人生をいい方向に変えたい』人にはいろいろ言われたけど、正直な気持でした」

いいんだなあ、こういう人。ぼくもまったく同感、同じ思いで庭をつくっているので、双雲さんのように「こういうことを正面切って語ってもいいんだ」という、ちょっとホッとしたような部分も含めて、いいんだなあ、この感じ。

明日は武田双雲さんの座右の銘です。

武田双雲さん/おまえは天才だけん!

北原照久さんがナビゲートするラジオ番組「きのうの続きのつづき」(1422ラジオ日本)を聴きながらメモったのを書きます。武田双雲という書道家がどのようにしてできあがったか見えてきますよ。

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3歳から母(書道家・武田双葉)に書道を習いました。習うというより遊んでた感じですけどね。

母はスーパーファンキーで人を笑わせてばかりいる人です。

「あなたは絶対に世の中の役に立つ人になる」と両親にいわれながら育ちました。

ぼくは人をほめて帰ってくる子どもで、父はよくそのことをほめてくれました。父はぼくのことを尊敬しているというようなことをいつも言っていた。「おまえは天才だけん!」と言われ続けて育ったんですよ。
ぼくもまた3歳になった息子が、自分にない凄いところを持って生まれてきているから尊敬しています。

ぼくは江ノ島に住んでいて、宇宙のことばかり考えていました。この世の仕組とか、細胞のバランスとか、人類の未来とか。

26歳で大手企業(NTT)を辞めて書道家を目指したものの、何をしていいのかわからなくて、どうせ書の練習をするなら人前でやろうと思い、路上で書のパフォーマンスをしました「あなたの言葉を書きます」って。


さあ、26歳で会社を辞めて路上に出た双雲青年。その路上での体験が人生を変えていきます。この続きはまた明日。


 
今日は旭区の「レノンの庭」で、秋めいてきた風を楽しみながら、店の庭の手入れと設計作業をしています。遊びに来てくださいね。
涼しくなってきたら食欲の虫が激しく騒ぎ出しました。夏の間中断していた焼き芋を再開しようと思います。

絶妙のバランス

昨晩遅くに日本テレビの番組に書道家の武田双雲さんが出ていました。動く双雲さんを見るのは初めてで、ぼくが思っていたイメージ通りに飄々として、流れる雲のような人でした。

双雲さんのことを知ったのは、北原照久さんのラジオ番組「きのうの続きのつづき」でした。
ちょうど昨日、その番組(双雲さんの回)を聴きながら書きとめてあったメモを整理していたんですね。そしたら夜にテレビに出ていてビックリ。最近そういうことが多いんですよ、何となく考えていたり、ふと思い出した人に数時間後に偶然出くわすとか、電話がかかってくるとか、そういうことが。
考えていた人が目の前にやってくる。イメージした通りにものごとが展開する。「微かな予知能力が備わったのかもしれない」なんて思い始めていますが(マジで)、気をつけなければならないのは、やってくるのは会いたい人だけじゃなくて、会いたくない人も現れるという点なんですね。だから、会いたくない人のことは考えないのがいちばん。イライラしてるときにはもっとイライラさせられる人がやってくるし、疲れたなあと弱音を吐くと、追い討ちをかけるように、さらに疲れる出来事が起こります。おっと、出だしから話がそれてしまいました。双雲さんです双雲さん。

武田双雲さんはNHK大河ドラマ「天地人」の題字を書いた書道家です。年齢はたしか34歳だったかな、若いんですよ。
その番組以来、北原さんがあちこちで紹介している双雲さんの言葉があります。

幸せは獲得するものでもなく
訪れるものでもなく
気付くものである


いいこと言いますよねえ、ものすごくいいなあ。こういうこと言う34歳・・・、49歳のぼくとしてはただただひれ伏してしまいます。

世の中には絶妙のバランスで、すっくと山の稜線に立っている人がいますね。苦労もしてきたし、努力もしてきたし、しかしその積み重ねの結果というよりも、そこに至る過程で発見し身に付けたバランス感覚、それが人並みはずれて優れている人。武田双雲さんはそういう人だと思います。
他にぼくが注目している絶妙な人は(株)ぱどの倉橋泰社長、(株)タカショーの高岡社長、「ユダヤ人大富豪の教え」(今夢中で読んでます)の本田健さん、病気から復帰して最高の笑顔で活躍している清水国明さん、「あなたは絶対!運がいい」の浅見帆帆子さん、そして、もうこの方は別格ですけど北原照久さん。皆さん、遠くからその姿を拝見するだけで、こちらの気持が浄化されて、いい感じのエネルギーがわき上がって来ます。

今、絶妙のバランスで山の稜線に立っている人、武田双雲さん。あまりご存知ない方のために、その仕事ぶりの一部をホームページから拝借して並べてみますね。

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というわけで、一柳さんちの庭をひと休みして、明日から数日、ぼくがラジオを聴きながらメモしといた双雲さんのあれこれをご紹介しようと思います。


 
バランスがいい人、それも絶妙のバランスというのに憧れます。それを身に付けた人だけが感じられる世界があるからです。稜線に立った者だけが感じることができる景色とさわやかな風。ただし、そのバランスは自転車に乗れるようになるとかボードで波の上に立つというのと同じで、いくら言葉で教えてもらってもできることではなく、自分で何度もひっくり返りながら体得するしかないんですね。そこがまた楽しい。
ウインドサーフィンを始めた時にコーチから「どんなに運動神経良い人でも3日は乗れませんから。長嶋さんだって3日間は無理。だからあせらないで練習してください。身体が1回バランスをつかんだら、その感じは2度と消えないから、あとは思いっきり楽しめますからね」と言われました。実際そうで、波と風をボードの推進力に変えるバランスを身体が覚えると、その後は数年のブランクがあってもちゃんと乗れるのです。自転車もそうですよね。
できなかったことができるようになる喜びってものすごい。2足歩行を始めた直後の子どもみたいにワクワク感のかたまりになって歩を進めることができます。

慎太郎の門番( 一柳邸 12)

一柳さんちの草花をご覧いただきながら、ご夫婦のことを少々。

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こちらのご夫婦は、とにかくかっこいいんです。もうじきご主人が定年という年齢で、奥様は前に書いた通りで加藤タキさんに似た感じプラス正真正銘のハマッコという雰囲気。横浜が今よりも横浜らしく輝いていた時代のダンパ(ダンスパーティー)世代です。元町や本牧でハマジル(ヨコハマジルバ)踊ってたんですねきっと。

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片やご主人はというと、逗子の人で、実家は石原慎太郎さんの家の手前。あの海を見下ろす豪邸の下にあって、慎太郎の門番と言われていたのだそうです。これまた正真正銘の湘南ボーイで、その感じは今も変わっていなくて、ワイルドワンズに交じって想い出の渚を演奏していても違和感がないような、かっこいいおじさんです。

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つまりポニーテールが似合うハマッコのお嬢さんと、イカした慎太郎カットの湘南ボーイのカップルだったんですね。
それが今も変わらずカッコいいということが、ほんとにカッコいいなあと思いました。

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いいですよねえ、自分たちの時代のスタイルや価値観を貫きながら年を重ねていくって。
そして漠然とですけど感じたことは、そのスタイルを維持するのにはけっこうストイックな面が必要なんだということです。少しだけ覗かせていただいたご夫婦の日常からそう感じました。明日はそのことを少々。

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ハマッコと湘南ボーイ、憧れとともに、目標にしたいお2人でした。


 
石川@竹之丸さんからうれしいコメントをいただいて、おかげさまで上機嫌でスタートが切れます。感謝感謝です。さっ、今日も笑顔で、張り切っていきましょう!

阿吽( 一柳邸 11)

一柳さんちには2対のシーサーが置いてありました。増えましたねえシーサーがある家。ひと昔前にくらべると沖縄がとても身近になった気がしています。

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これいいですよねえ!つい最近、娘さんが沖縄に行って買って来たものだそうです。
阿と吽、神社の狛犬とおなじですよね。我が娘は鎌倉の若宮大路の狛犬を「でっかいシーサー!」と言ったことがありました。まあね、そう大きくは間違っていないので、訂正はしませんでしたけど。

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阿吽は古代仏教、真言密教からきているそうです。ぼくは空海ファンなのでこの手の話は大好きなんですね。いいですよねえ、弘法大師空海さん。
真言で阿は宇宙の始まりであり、真実の探求を意味しています。そして吽は世界の終わり(終わりイコール始まりなので永遠なんですけどね)と智慧という意味。つまり、阿吽の阿で宇宙を取り込んで真理を探し、吽でその智慧を我がものにする。仏門で修行するものの理想の姿を一対で表しているということです。シーサーも狛犬も番犬じゃないんですよ。

シーサーとくれば、夏のガーデニングの主役はゴーヤですよね。
今年の夏にお客様から聞こえて来た声では、ゴーヤが例年のように茂らなかったようです。

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実際ぼく自身も目撃していて、いつもならパーゴラいっぱいに日陰をつくっているお宅のゴーヤが4分の1程度までしか伸びないままに小さめの実をつけてしまっていました。梅雨が長引いたというか、7月の日照時間の不足が原因だったのでしょう。

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ゴーヤだけじゃなくて、今年は野菜が壊滅的でした。農家は化学肥料と農薬の恩恵でさほどではなかったんですけど、一般家庭の菜園では有機肥料の無農薬栽培ですから、ナスは実が小さいうちに落ちてしまうし、トマトときゅうりは熟する前に病気で腐ってしまって、たくさんのお客様のそれを嘆く声を聞きました。野菜は正直なんですよねえ。それと、無農薬栽培というのは至難の技なんですね。

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一柳さんちのゴーヤも、写真の通りで今ひとつ伸びがありません。茎も細くて葉も少なく、1個だけぶら下がっていた実も小さめでした。見てくださいこの茎の細いこと。これでは実がこれ以上太ったら落ちてしまいます。

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正直に天候不順を教えてくれる野菜。これもまた家庭菜園の魅力のひとつなんですよね。スーパーの野菜の値段とニュースで得るよりも、はるかに実感をともなった情報です。

庭で見つけたシーサーとゴーヤで、こんなふうにいろんなことを考えたので、1日分にしました。


 
阿吽の呼吸であれこれやってくれる妻の存在を、ついつい空気のように「あってあたりまえ、いてくれてあたりまえ」と思いがちですよね。奥さんにとってのご主人もそうです。
ゆめゆめ油断するなかれ。毎日ちゃんと相手に感謝しないと、呼吸が乱れて阿阿になったり吽吽になったときに、大きくつまづいて痛い目に遭いますよ。いやほんとに。
「ありがとう」、「感謝してるよ」、「愛してるよ」と伝えましょうね。ぼくですか?ちょっとのどの調子が悪くて・・・小さ~い声ですけど、欠かさずに言っています。あまりに小さい声で妻には聞こえてないかもしれませんけど。

北原照久さんいわく「感謝の謝、謝罪の謝は言ベンに射ると書きます。そう思っているだけではダメで、相手の心を射るように、ちゃんと言葉で伝えなくてはいけません」

ちょっとボリューム上げましょうかねえ。
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