庭のつれづれ

ニューロンの触手は「いい感じ」を吸収しようと揺れている。 



運気の波、気の流れ、波動、それは水でも空気でもなく、質量ゼロでありながら明らかに存在している「感じ」。会う人会う人に、ただすれ違う人にも、美しい波紋を及ぼすことができたらいいですよね。ぼくにも年に何度かはそう実感できる日があるので、意識して、頻度を増やしていこうと思います。
これまで、ことに若い頃、ぼくの絶大な感じの悪さを大目に見ながら導いてくれた、たくさんのイイ感じ人たちに感謝しつつ。
ではさっそく今日から、心して。



小さなひと搔きから発する波紋の美しさたるや。

DSC07296

DSC07295

DSC08156

DSC05788





今日は「金沢文庫店」にいます。






 

庭のつれづれ

役に立っていない庭は役に立たないということで役に立っているのでこの先も役に立たないままであるという役に立たない現実を役に立たせるためにはなぜ役に立っていない庭が役に立っているのかを知る必要があるのです。

ああ、何ということか。残暑を勢いよく突っ走るぞと意気込んでいるところに、なんの具合か星回りか、はたまた気づかぬうちに波動が落ちてしまっていたのか、立て続けに同種類の悩みを抱えた方々のご来店。
もちろんそれが仕事なのでありがたいことではあるのですが、お持ちいただいた悩みの核心は庭に存在するものではないのです、ということをどうご理解いただこうかと。ええ、雑草が、はい、なあるほど。蚊が!はい、はい、ですよね、とてもよくわかります。えっご主人が!そうですかあ。いやはや困りましたねえ。ええ、ええ、はい、お金がねえ、だと思いますけど。はい、はい、はい・・・・という微妙で曖昧なやり取りを三回くり返しているうちに日が暮れてしまいました。こういう局面で、以前はいきなりストレートを投げ込んで気分を害されてしまうことが多かったので、この頃は投球せずに間合いを図るという技を身につけたのです。
しかしそれは功を奏さず、せっかく来ていただいたのにお役にもたてず、帰り際に「ところでカーテン閉まってますよね」と解決のヒントを投げかけることは忘れなかったものの、ほんの一瞬怪訝な顔をされただけで概ね機嫌よくお開きとなり、多分そのトスボールは届かなかった感じ。さて、今日の日はいかがなものだったのかと思ったり思わなかったりしながら、このままではいけないなあと、もしも案内に乗ってくださって、これを読んでくれるかもしれないというかすかな期待と、読んだとしたら怒りだすかもしれないなあという、あらかじめ用意されている後悔というかが相半ばしながら、それよりも、ややズッコケだった今日をそれなりに締めくくるために、ぼくが伝えたかったことの真意を書きとめておこうと思います。
 


ももクロとハナアブ。
蜜と受粉の限りない供給合戦は、
自然界のならわしである共存共栄の宴。
双方共に、
「依存したらハイそれまでよ」というルールを
遺伝子レベルで知っているので、
怠けることもブレることもなく
命の限りに宴会は続けられてゆくのです。


DSC06508



愚痴の種になっている庭と、グチグチ言いながら草を抜く人との関係性。その人は呪文のように不満を並べ立てては価値を持たない庭との対比で自分の有能感を得ているので、庭が文句のつけようのない素敵な場所になってしまっては困るのです。だからどのような解決策を提示しようとも、提示すればするほど次の不満と言い訳が溢れ出てくることは明らか。そうしないではいられないし、それを繰り返すほどにダメな庭のダメさ加減が強まる結果となってしまいます。
Co-depedency(共依存)または Co-addiction(共嗜癖)。
庭以外で言えば、過去の何らかの出来事でアイデンティティが希薄となった母親と、いつまでもオカアタマのケージを破壊することができないボクチャンの関係性。あるいは酔っ払ってはなじり合いながら決して別れようとしない、ダメダメ夫婦にありがちが共倒れへの道。
共依存は、それ以前には比喩的に Co-alcoholic(アルコール依存症者の家族)と呼ばれていました。酒飲みの狂気に振り回されるあまり、自分の人生をも狂わせ台無しにしてしまう家族に特徴的な病んだ思考という意味です。



DSC06518



そこから脱出する方法をフロイトはこう説いています。

あなたが頑強に目を背け続けている、無意識領域にあるトラウマを探り当てなさい。それを見極め素直に認めた瞬間に、あなたの手足を縛っている鎖が消えて無くなり思考が自由な翼を得て、人生の何もかもが思い通りの展開を始めることでしょう。

家庭内に起こる辛い問題の多くがこの共依存から始まっています。もしかしたら、と思った方は、前頭葉のメタ認知機能を駆使して軌道修正を(くれぐれも、くれぐれも、見つめる先は「問題」ではなく、「自分」であることをお忘れなきように)。



DSC06522



アルフレッド・アドラーが長く注目されなかった一因が、フロイトによるこのトラウマという概念を否定したという点にありました。アドラーは過去の呪縛に囚われているよりも、そんなものとは決別して現在と未来に生きるべきなのだと主張し、同僚であり師でもあったフロイトとも決別したわけですが、彼のその言動は、当時の精神医学界的には「論理性を欠いた薄っぺらな啓発である」と捉えられたのでした。



DSC065422



フロイトと、アドラー、どちらも正解なのです。



DSC065532



あなたがフロイディアンであれば、庭が荒れ果ててしまった原因、例えば目隠しができていないとか目的が曖昧であるとか、そもそも庭が何たるかを知らなかったとか、そういうことを見つけ出して具体的に改善すればよし。
アドラーの方がイケてるかも、と思う人は、ぼくにご連絡を。

と、まあこんなところで、設計はあまり進まなかったものの今日もそれなりに濃いいち日でした。ということで、めでたしめでたし。


あなたが認めたくないものは何ですか。どんなに辛くても、それを認めれば道はひらけます。
加藤諦三


 



一夜が明け、順調に分泌したメラトニンによって脳内は整理整頓されました。
フレッシュな気分で今日から新たな設計に着手。テーマは「 使われていない高台の空き地を、あの手この手で極上の庭空間にする」。

今日は「港南台店」にいます。





 

庭のつれづれ

暑くて熱い通勤路に、オレンジ色の花が咲く。

赤は情熱と積極。黄色は喜びと知性。その二色を混ぜ合わせたオレンジ色には「夢に向かって行動する」という意味合いがあるそうな。



どうやら夏が舞い戻ってくれたようです。

DSC06591

安心と調和の緑色から
吹き出た花でエナジーチャージ。

DSC06489

秋風吹く稲刈りまでは、あとひと月の猶予あり。

DSC06316

それまでの間、ゆく夏を濃密に楽しみましょう。

DSC06768

まずは、庭でそうめんでも。
よく冷やした錦糸卵と
きゅうりの千切りを用意して。


DSC06756

これで仕事も、情熱モードにシフトチェンジ。
夏復活を察知した蝉が大合唱しています。





今日は「金沢文庫店」にいます。
 



 

家族の庭のつくり方 88

目をかける

時間とともに成長する庭と、衰退してゆく庭とがあります。



中川邸。

DSC00752

庭をつくりながらいつも思うこと、
「もしもここで暮らせたらどんに幸せだろうか」と。

DSC00767

この時もひとしおに。

DSC00763



誰かに意識されることが最良の肥料。



心地いい風が吹く高台にある、
庭好き家族の庭。

DSC00941

庭は眺める場所ではなく過ごす場所、
暮らす場所であるということを、
日々実証してくれています。

DSC00944

やはりそう、撮影しながら
ここで暮らせたらどんなに幸せだろうかと、
いつかこんな庭を手に入れたいものだと思うのでした。

DSC00961



いつもカーテンが閉まっている家の庭は意気消沈。
日々眺めては気にかけ、そこに行って手をかけ、目をかけてほめてあげてください。





今日は「港南台店」にいます。



 

庭のつれづれ

あつものに懲りてなますを吹く滑稽さ。

「観測史上初」をこうも連呼されると、史上初が悲劇的なことに思えてしまうのです。
この頃では「百年に一度」とか、「かつて経験のない」とか、気象予報士は異常の警鐘を打つことに懸命なご様子。
あの鐘を鳴らすのはあなたの仕事で私の問題ではないと、アドラーが言うところの「課題の分離」を旨として、自分史上初の今日を、自分史に残る感動の日にしましょう。



遊歩道沿いに暮らすおじいさんが沈めてから、
三年の年季が入った蓮根から次々上がってくる蕾。
今年はやけに旺盛で、
かれこれひと月以上も咲き続けています。
最初の年は数輪で、
次の年は10日ほどの開花でした。

DSC06134
 
株の成長具合もあれど、
もしかしたら日照が少なめだったこの気候が、
性に合っているのかもしれません。

DSC07252
 
ん?
昭和の夏はこんなだったような・・・・。
 
絵日記に書き込んだ気温には、
35度越えが続くことなどなかった気がして。

DSC07237
 
いつのまにか異常に慣れてしまい、
一周回って
正常を異常と感知していたのかもしれません。

DSC06748

植物が健康であることを、
判断のメルクマールとしておけば良いのではないかと。
気象の専門職とて神様ではなく、
モードに敏感でいることが糧を得る条件であると、
知らず知らずに成り下がっているのではないかと。
だとすれば、ぼくらは
虚心坦懐に自然を察知するために、
植物の状態をわが事として捉えなければと思うわけです。

DSC07242

酸素を供給してくれる唯一の存在が
元気でいられる環境を最優先に置かなければ、
当然おかしなことになっていきますからね。

DSC07299

植物を指針とし、植物に倣い、植物と寄り添って暮らすべし。
自己啓発の最高峰、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」よりも、
植物学の父、牧野富太郎の「なぜ花は匂うか」や
チャールズ・ダーウィンの「種の起源」の方が、
百倍は実践的な哲学書なのです。
ただし、あなたはナポレオンも牧野富太郎もダーウィンも読む必要はありません。
庭ですよ、庭。
庭を花で埋め尽くしてくしてみてください。
これでもかこれでもかと植え続け育て続けて、
そこがターシャの庭ほどになった時に、
あなたは成功という言葉の意味を知る事となります。





来店時は「植物は苦手で、虫が苦手で、土が苦手で」と言っていた方が、打ち合わせを重ねるうちに「芝生をやってみたくなりました」と、「バラにチャレンジしてみます」と、「いやあ、早く庭で過ごしたくてウズウズしています」と、庭への思考が180度変化してしまうということが立て続いています。
自分史上最高のコンディション(ぼくの調子が落ちないうちに、順調に息をしているうちにご来店を)。 





今日は「金沢文庫店」にいます。
 


 
 

庭のつれづれ

8月後半の圧。

この頃の空気と光が濃密に重く感じられるのは、「夏休みが終わってしまう」というあの締め付けられるような記憶がこびりついているからなのでしょう。
それもそろそろ五十回目なので、いい加減に大人の知恵を使って、秋へと思考を先回りさせ脱出を図ります。



どうやら、ゆっくりと
夏がリカバリーを始めたもよう。

DSC06217

暑くて熱い日々の再開です。

DSC06125

とは言っても、もう灼熱は
また来年のお楽しみかも。

DSC06484

夏バテもそこそこで、
すでに食欲が入道雲のように。

DSC06431

カロリーリストリクション仮説。
摂取カロリーを65%程度にすると、
多くの生物で寿命の延長が顕著であり
アンチエイジング効果が期待される。

DSC06821

秋に向かって
腹六分目半の人体実験の、始まり始まり。

DSC07321

しかし残念なことには、鶴太郎のような
ストイックさの持ち合わせがないもので、
いつもながらの半笑い程度で。

DSC06498

仕事しかり、料理しかり、
砂浜の陽炎がもたらす仮想恋愛しかり、
何事も、ほどの良さが肝要なり。






今日は「金沢文庫店」にいます。





H!nt de Pinto 132

テッポウユリは連作障害が出やすいため、鱗のように薄くした種を風に舞わせて、横移動しながら生息しています。

弱点の克服。



DSC07183



荒地を好み、人の手が入らない藪の中や生垣の隙間に根付いては、お盆の頃に突然見事な花を咲かせて道ゆく人を驚かせます。

競争相手が少ないフィールドに根付く。
 


DSC07192


 
俯き加減に咲く花は、夕立から花粉を守るためと、受粉作業に来てくれる昆虫たちが野鳥から身を隠し、安心して蜜を吸えるため。

アメニティーの確立。



DSC07193



過酷な季節で代を繋ぐうちに身についた、知恵と優しさが魅力の晩夏の花。



DSC07208



ウィークポイントを克服するとそれがストロングポイントになる。

魚類から両生類への変化、裸子植物から被子植物への変化、森から草原へと追いやられた猿が二足歩行を始めたことも、動植物の進化は強者ではなく、いつもコテンパンにされた者のど根性によってもたらされて来ました。





今日は「金沢文庫店」にいます。





ノア走る。

とてもおっとりしていてのんびり屋のノアが、この夏はなぜかやたらに走りたがります。中年期に入り、何か思うところがあるのかもしれません。



DSC06442
上がノア。

走る!
DSC06078

走る!
DSC06289

走る!
DSC062842

突っ走る!!
DSC065912



ココは人の顔さえ見ればボールを投げろと要求吠え。ボール遊びが生きがいなのです。



DSC05956

DSC07412

DSC07486



ミーは室内で袋に入ってゴロゴロし、庭に出ては芝生でゴロゴロしつつ、目だけは活発に周囲の様子を追っています。



DSC06359

DSC06945



そして夕暮れ時になると庭の定位置に立ち、世の中が平穏であることを確認してから部屋に入ってきます。



DSC06627



三人三様の夏、みんな元気でいてくれて何より。
彼らのおかげでどれだけオキシトシン(愛情ホルモン)が分泌されていることか。と、よろこんでいたら、セロトニン(幸せホルモン)に引き続いてここ数年盛り上がったオキシトシンブームに、アンチな意見が出始めました。



DSC06411



その内容、オキシトシンのダークサイドとしてあげられている事柄は次の通りです。

愛情対象以外への偏見や差別意識が高まる。

人への警戒心が緩むため、詐欺にハマりやすくなる。

嫉妬深くなり、自分を見失いがちになる。

言われてみればさもありなん。古来より最近まで、当てはまりそうな実例を挙げればきりがありません。
しかしまあ、何事においてもブームにカウンターが飛んでくるのは世の常なので、気にしない気にしない。そもそもダークサイドに陥る人には(アルコールがそうであるように)どんな妙薬も百薬の長も毒になるし、愛情ホルモンを抑制して、毒にも薬にもならないような平安を得たところで楽しくはないですからね。



DSC06950


オキシトシンが分泌されやすい行動を並べます。

スキンシップ
パートナー、子ども、ペットとの肌の触れ合い。

話す
会社帰りに同僚と一杯やりながら、買い物途中の井戸端会議で、晩酌しながら「あのね、今日ね」と。

グルーミング
猫や犬がよくやっているセルフ毛づくろい。自分で自分を意識し、褒めたり労ったりご褒美をあげたりする。

世話をする
子育て、介護、犬の散歩、草花の手入れなど。家事をするんでんも、義務ではなくて「家族の幸せのために」と思って。

感動する
映画、テレビドラマ、小説、演劇、美術、音楽など、心が震えて涙する時間を持つ。

セロトニンを増やす
オキシトシンとセロトニンとは密接に関連しているので、早寝早起き(大事なのは決まった時間の早起き)とバランスがいい食事と日光浴&適度な運動(ガーデニングは最適)によってセロトニンを産生させる。

やっぱりですね、庭ですよ、庭。
家族や友人と庭に集って、語り合い、感謝し合い、花に、風に、夜空に、そしてお互いの人生に感動できたら、オキシトシン出まくりの日々となりますよ。 





今日は「金沢文庫店」にいます。





 

庭のつれづれ

晴耕雨読。

昨日は雨のいち日。静かに集中域へと入り、設計がはかどりました。
今日も引き続きそんなイメージで。



夏の花、ポーリュラカ。

DSC06874

27cfb033

DSC08237

夜間と雨の日は花を閉じます。

DSC06647

DSC07124

DSC07125

雨降りには雨天仕様にシフトチェンジを。




BGMはキース・ジャレットをアラカルトで。




雨音との絶妙なマリアージュ。


デザートはこれで。



充実の仕事を終え帰宅し、
夜の庭でいただきました。




 

庭のつれづれ

波音が響けば  雨雲が近づく

曇天続きの夏、曇り時々雨という予報を無視して早朝に晴れ間あり。慌てて車を走らせ里山の田んぼへと向かいました。



DSC06992



晩稲(おくて)の花がまだなので、そろそろたかとタイミングを計っていたのです。



DSC06996



まだでした。



DSC07006



早稲(わせ)はすでに穂を垂れ始めているのに、これはまさか、気まぐれな空の差配に開花の機を逸してしまったか。



DSC07058



真夏のような梅雨が過ぎ、梅雨のような夏のままですでに秋の気配。眼を閉じて、息を止めて、さかのぼるほんのひと時。
あの日早々に颯爽と登場したスカシバは、この展開を知っていたのかも。



DSC07883



もう一度灼熱の高気圧ガールに戻ってきてほしいなあ。ついでに小麦色のマーメイドと夏色のナンシーと、鳶色の恋人も勢ぞろいで。
早くも攻め入ってきた雲を見上げつつ「夏をあきらめないぞ」と、誰に言うでもなく気合を入れて仕事へと向かいました。



DSC04155



代掻き、苗代作り、田植え、草取り、早朝の水の番。稲刈りのあの満ち足りた香りを思いながら地道な日々を送ってきた人たちに、どうか豊年満作な笑顔がもたらされますように。



4c27e759-s



とかくおしゃれな職業ばかりが目立つ世の中ですが、なんだかんだ言ってここは農民の島。島の民は気まぐれな自然に、転けることなく折り合いをつけて進むことが、先祖伝来のみことのり。
雨が降ろうが槍が降ろうがミサイルが降ろうが、火の用心、お仙泣かすな馬肥やしながら、土を肥やしながら、女房も肥やしながら、植物の成長を心の成長とし暮らしの糧とする、田舎の人々の純朴にして力強い、まさしく自然体の営みから遠ざかることなかれ。
そのためにはささやかな家庭菜園でオクラなどを、プランターでミニトマトなどを、あるいはせめてキッチンの窓辺で、豆苗の二期作三期作をお楽しみください。





 

ガーデンセラピー 145

『切り取る』

漫然と眺めていても感じ取れないことが、対象物を定めてフレーミングすることで感じられるようになります。



金網フェンスでフレーミングしてみました。

DSC06293

DSC06301



切り取ると語り始める。



DSC06287

DSC06299



見慣れた花を、蜜を貪る蝶を、庭風景を、ファインダー越しに見つめてみてください。



DSC06286

DSC06296



日常を額縁で仕切って、じっくりと観察してみましょう。
すっかり空気のようになった家族も、暑さで実存があやふやになりがちな自分自身のことも。





各種依存症や後天的な心のトラブル、小さなつまずきでどこまでも転がり落ちてゆく次元下降現象に陥る人たちに共通する初期症状が「メタ認知能力の欠落」であることは、その手の職業の方々には広く知られているところ。
それを防ぐための方策は?それはですね、いつもどこからか、望遠レンズで見つめられている感覚を持っていること。つまりは己が感情を抜きにした、自分でありながら自分ではないもうひとりの自分の目に、今現在の身なりが、姿勢が、表情が、行動が、つい口をついて出た台詞が、どう映っているかを見て取れるモニターを有しているか否かということなわけです。
砂漠の民はその形而上的視線をムハンマドと言い、クリスチャンは主と言い、ジャポネシアでは代々稲作に汗を流しながら、子や孫に「お天道様は見ているぞ」と言い伝えてきました。
日本最古の歴史書である古事記には、すでにそのような存在である八百万の神が登場するのですから、「自分を見失ってはいけない」という戒めは、有史以来語り継がれてきた、
人が狂気に至らないための根源的なカウンセリングワードであると言えます。

大丈夫でしょうか。自分のこと、見えているでしょうか。見えていると思っているその自分は、本当に本当のあなたなのでしょうか。もしかしたら自分が思っている自分とのソゴが恐ろしくて、無意識に目を背けているとか、チラチラと見えるそんな自分を正視しないために、アルコール三昧のシェルターにだらしなくヘタり込んで
「私はこんなに正しく頑張っているのに、何もかも〇〇のせいでうまくいかないんだ」などとわめくことを繰り返してはいないでしょうか。あるいはハリボテの騒音カジノに入り浸ったり、いつでもあなたを満面の笑顔で招き入れてくれる買い物天国に逃げ込んでは「〇〇のことなんか忘れて、私は私らしく生きるのよ」などと脳内のありとあらゆるタガを外しまくってはいないでしょうか。〇〇は、仕事上では「景気」「収入」「反りが合わない上司」「馬が合わない同僚」「成果が上がらない部下」、家庭では「連れ合い」「親」「子供」「住環境」、個人的なことでは「健康」「生い立ち」「過去の忌まわしい記憶」など。どれもこれも自分を客観視しないことには抜け出せないわけです。逆に言えば、メタ認知を回復させれば大概の不満から脱出可能である、ということになります。

とは言うものの自分で自分を見極めるのは至難の業。
もしかして私?と心当たりのある方に、ひとついい方法をお教えしましょう。
カーテンを開けて庭を見てください。そこには紛れもなく、あなたの実態が映し出されています。
(たぶん)いつも締め切っているレースのカーテンを開けて、(おそらく)惨たんたるその場所をしばし正視した後に、窓も開け放って、空気が淀んだまま硬直している室内に夏の光と風を取り込んでください。
「そんなことしたら蚊が入ってくるじゃない」って、ほらほら、そうやって即座に否定の言葉を導き出してしまう癖がついている、その思考回路を正常に繋ぎ直すためには、蚊に刺されるくらいの自然界の刺激が必要なのです。つべこべ言わずに百回刺されてください。そんな痒みだの痛みだのは、バランスを欠いたあなたの無自覚な言動によって、周囲が被っている心の痛みに比べたら、ちゃんちゃらですよ。

今日は終戦の日。この数年の良きこととして、なぜあのような最低な判断と行動が立て続いてしまったのかを、かつて世界有数に愚かだった国の国営放送が、割と的確に客観視して映像化してくれていること。末裔のぼくらが「かつて」と言い続けるために、今日はじっくりと、ただし用心深く、そういう番組を客観的に見つめてみようと思います。
世界平和は家庭の平和から。家庭平和は、あなたの心の平安から。そのために、庭に出て、感情やら怨念やらコンプレックスやらのベールを全部引っぺがして、正確に現在の自分を把握することを習慣としてください。
まずは家中のカーテンを開けることから。





 
記事検索
月別アーカイブ
ギャラリー
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 家族の庭のつくり方 89
  • 家族の庭のつくり方 89
  • 家族の庭のつくり方 89
  • 家族の庭のつくり方 89
  • 家族の庭のつくり方 89
  • 家族の庭のつくり方 89
  • 秋の競演
  • 秋の競演
  • 秋の競演
  • 秋の競演
  • 秋の競演
  • 秋の競演
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • A面で恋をして
  • A面で恋をして
  • A面で恋をして
  • A面で恋をして
  • A面で恋をして
  • A面で恋をして
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 美しい空
  • 美しい空
  • 美しい空
  • 美しい空
  • 美しい空
  • 美しい空
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • H!nt de Pinto 134
  • H!nt de Pinto 134
  • H!nt de Pinto 134
  • H!nt de Pinto 134
  • H!nt de Pinto 134
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 不眠に悩む伯爵のための音楽。
  • 男活(男性活用術)のすすめ。
  • 男活(男性活用術)のすすめ。
  • 男活(男性活用術)のすすめ。
  • 男活(男性活用術)のすすめ。
  • 男活(男性活用術)のすすめ。
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • Flower Children
  • Flower Children
  • Flower Children
  • Flower Children
  • Flower Children
  • H!nt de Pinto 133
  • H!nt de Pinto 133
  • H!nt de Pinto 133
  • H!nt de Pinto 133
  • H!nt de Pinto 133
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のつれづれ
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • Graceland Style
  • 庭のつれづれ
最新コメント
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ