家族の庭のつくり方 32

コンセントを設置する

庭の居場所にコンセントがあれば、音楽を流したり、ホットプレートを使ったり、パソコンやタブレットもつなげるし、イルミネーションも楽しめます。夜にはスタンドを出して本を読むことも。



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庭を「外の部屋」にするには電源が必要。



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室内と同じように家電を使って、日常空間として過ごしてください。
ちなみにぼくは、読書は毎晩。振動式フットマッサージ機と足湯で露天風呂気分を味わうこともあります。



雨上がりの森でヤマグワの実を発見。

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残念ながら手が届かず味見はできませんでしたが、
麦わら帽子いっぱいに収穫して帰り、
縁側で食べた夏の記憶が蘇りました。

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ああ夏休み。
山に行っては木の実を食べ、川で魚を捕まえて焼いて食べ、
畑で野菜を盗み持参のアジシオを振って食べていました。
いつも腹が減っていたんですよね。

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鳥たちの日常は食料が豊富。
一年中何かしらの食べ放題が用意されています。





 
 

王様は裸だ

数年来のブログの常連さんが立ち寄ってくださって、文庫店近くのマンマパスタで楽しいランチとなりました。いやはや実によく読んでくれていて、ぼくが知らないぼくの話をあれこれと聞かせていただいて(書き手としては次の話に頭が行っちゃうもんだから、翌日にはほぼ消えているんですよね)、はあ、なあるほど、そりゃあ面白い!面白すぎる!!と興味深く伺いまして、楽しく、そしてなんとも不思議な気持ちになるひと時でした。
その方を駅まで送り別れてから、会話の中のあるひと言が急に気になりだしたのです。それは「この頃少し大人しいですね。上品にまとまっているというか当たり障りのないものが多くなった気がして、何かあったのかと心配していました。あんなに過激だったのに」というもの。やさしいようで辛口な、直球ど真ん中のご指摘だったのであります。そうか、過激なところを楽しんでいたのか、意外ね、意外ねと、ポンと膝を打ったら力を入れすぎまして、イタタタ・・・、アタタタ・・・大当たり!さすがは常連さん、お察しの通り何かあったのであります。
まあみんな何かあるわけなので、行けども行けども何かあるわけなので、何もなくなったらつまらないわけなので、そんな普通のことをとやかくするのはやめにして、このご指摘の「おとなしい」について考えたいと思います。おとなしい→大人しい→大人らしい→穏やかに落ち着いていて従順なさま。ぼくの身に起こった出来事がぼくを大人にした、とも言えますが、実際には直面した狂気の沙汰に恐れおののき、大人しく怖気付いてしまったというのが正しいかもしれません。確かに少々腰が引けていました。
いけませんなあこんな事じゃあ、と反省しきり。怖気ちまっちゃあお終いよ。この親愛なるありがたきご指摘に感謝しつつ、以前の辛辣さ、旺盛な無礼さ、アドラー博士言うところの「嫌われる勇気」をマックスまで出力しながら、どうあがいても未熟な青いリンゴなんだから、こころ、こころを縛りあい、ふたり、ふたりで傷ついた、あれは、あれは恋の終わり、涙の初恋かと歌いつつ、未熟だからこそ見える世界を未熟者だからこそ言える言葉で綴って行こうと、ああ神様仏様、アーメンソーメン冷や素麺やっぱり揖保乃糸と悔い改めた次第です。
さあさあ何が飛び出しますやら乞うご期待。長らく息を潜めていた黒いわふちも、舞台袖にてわるーい顔して、うずうずと出番を待っております。
本音を伝えてくれた常連さいに心から感謝します。この歳になると誰もサティスファクションなサディスションもオブジェクションも言ってくれないですからね。あんたはエライ!感謝感激雨あられ、なかなかできるこっちゃおまへんで。

というわけで、ではさっそくいわふち劇場の始まり始まり〜。



王様は裸だ

そこなわらべ、大人たちは慌てふためいておるが、きみの見立て通り王様は裸だ。まだけ駆け引きを知らず、都合よく光をコントロールする偏光フィルターを装着していないその瞳を大切にするのだぞ。できるなら片目だけでもそのままで大人になってくれ。



ピークを過ぎたものの、
バラは相変わらず庭の首座に君臨しています。
花の王様であるバラがビオラやコスモスみたいに
普通に植えられるようになって、
春と夏の間に、サクラとヒマワリの間に、
新たに「バラの季節」が誕生し定着しました。
これは庭に希望を見出した庶民によって成された、
ささやかにして偉大な革命であると言えます。
家電の進化と同じで、
一旦享受した幸福感は二度と後戻りできないものなので、
今後も年々花数が増してゆき、
街中にバラの香りが漂うこととなるでしょう。
もう「バラは難しそうで・・・」
などと言っている場合ではありません。
入門品種としてはアンジェラ、ピエール、ボレロ、
ダ・ヴィンチ、モナリザ、アイスバーグなど。
いやあ名前を並べただけどウキウキしてきます。

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老婆心ながら、いや老爺心ながらだがひとつ大切なことを伝えておこうと思う。実はきみも裸なのだ。きみだけじゃなくぼくも、そしてこれから出会う多くの人たち、恋人、先輩、仲間たち、全員が身なりよく整えたつもりのまま裸で歩いていると思った方がいいだろう。人が自覚している自分像というものはほとんど幻想と言えるほど実態とは合致せぬものだし、誰も好き好んでそれを指摘してはくれない。自己を客観視するのは滑稽なほど困難なことなのだ。
だからいつも鏡を見て欲しいのだが、それは左右が逆であり、しかも常に自意識によって表情を飾ってしまうものだから、自己認識に完璧とは言い難い。それでも見ないよりは見た方がいいので、左右を反転させる脳内画像処理と表情筋を弛緩させ素の顔で対峙する癖を身につけるように。



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そうだいいことを教えよう。鏡以外の、きみの実像を投影する何かを観察すればいい。例えば勉強机。机の上に何がどのように置かれているかが他人が見ているきみの表面上の実像だ。そして引き出しの中がきみの内面を映し出している。
どうだろうか、もしかしたら散らかり放題の机にショックを受けたかもしれないが、安心して欲しい。もしも散らかっているならそれを整理整頓すればいいだけのことだから。そこを美しく整えることできみの実像も整うというシステムになっている。



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大きくなって、結婚をして、幸運にも庭のある暮らしを手に入れることができたらこのシステムを思い出してくれ。今度は机ではなく庭がきみときみの愛する家族の実像を、ありのままに、余すところなく映し出す場所になる。もちろん庭を整えれば家族が整うということも、机の時と同じだ。



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今は澄み切っているきみの瞳にも邪心のフィルターは否応なく装着されるだろう。それは仕方がない、というか、それが大人になるということであるし、狂人数多蠢く百鬼夜行の世界にあって家族を守り、自らは健全さを保ったまま生き抜く能力となる。
天真爛漫に笑い両親を和ませ励ます天使、物心つけば、数年前なら買い与えられたであろうおもちゃのスマホではなく、大人たちのスマホをおもちゃとして操る心やさし科学の子のきみが立派な大人に成長したとき、きみの庭が眩いばかりの幸福感に満ちていることを願って止まない。
もしも荒れ果てた庭をどう扱っていいか途方に暮れる事態に陥ったら、このブログのカテゴリ別アーカイブにある「家族の庭のつくり方」をクリックして欲しい。その時点でぼくはもう存在していないかもしれないが、この項目はスタッフか遺族によって何らか存続されるであろうから。それとこの先科学が進めば進むほど、庭の存在は重要になっているはずだから。



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幸運を祈る。そして、まごうことなくすっかり大人になった少年少女たちの幸運と幸福も。
幸福に上限はない。ぼくが知る限り、生活上、庭ほど容易に運気を上昇させ幸福へと向かわせてくれる場所はないのだ。真摯な努力によって充分な収入を得、すてきなキッチン、リビング、車、携帯端末を手に入れてもギクシャクする家庭を、庭は物の見事に整えてくれる。すてきなキッチン、リビング、車、携帯端末がなくてもだ。
子育てを終え、ふと我に返れば「幸せって何だっけ」と自問するお年頃となったアトムの子どもたち、どうか改めて庭のことを意識してみてほしい。その場所に理想の自分を、理想の暮らしを色鮮やかに映し出してほしい。あなたと、あなたの家族と、生まれ来る未来の子どもたちが、仕立てのいい服を自然に着こなし、自分の人生に素晴らしき王として君臨するために。





おや、おやおや、おやおやおや、全く辛辣にならずにいい話になってしまった。まあいいか、黒いわふちよ今しばらく控えておれ。





今日は港南台店にいます。



 

庭のつれづれ

ふしぎ発見!

きっとあなたも花に語りかけられたり、見つめられているような不思議な感覚を持ったことがおありだと思います。
庭の草花は自分の健康および運命があなた次第であることを知っているので、日々成長を見せながら、あなたがくじけて庭への意欲を失わないように応援してくれているのです。植物とはそういうもので、昆虫には蜜を、鳥には実を、そして人には元気を生み出し癒しを提供しながら生きています。そしてあなたは花に見とれ、庭を楽しみ、元気に手入れをしながら今日を頑張れる、これが良好な相互依存関係。
供給してくれる相手に、惜しみなき供給を。



梅雨入りし、アジサイが語り出しました。

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花の声?そんなの聞いたことないよ、
とおっしゃるあなた、一眼レフの購入をご検討ください。
不思議なもので、ファインダー越しなら彼女たちの囁きを
明瞭に聞き取ることができます。
お勧めは SONY α7Ⅱ 。
植物言語の自動翻訳機能付き。






今日は金沢文庫店にいます。
 




 

家族の庭のつくり方 31

椅子を置く

庭の楽しみは、腰掛けることから無限に広がってゆきます。



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座り心地のいい椅子は幸福の指定席。



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ただ眺めるだけの庭を暮らしの場所へと進化させるには、まずはそこに椅子を置くことから。
庭を屋根のない部屋と捉えてください。



花は来てほしい昆虫の好みに合わせて、
座り心地のいい椅子を用意します。

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驚くことにはちみつレストランはどこも食べ放題。
有り余る食事によって花と虫は共存しています。
これが自然のシステムのキーポイントで、
安定した営みは膨大な余剰の上に築かれます。
それに倣えば、家庭の安定は有り余る愛情から。
今日もせっせと蜜の供給を。





モグラ対策

庭に何本か木を植えて、ウッドデッキを設置して、一応バラも植えてみたけど庭があって楽しいと思ったことがない、庭があるから幸せだと感じたことがないというあなた、もしかしてカーテンが閉まっているのではないですか?あるいは庭への段差が大きいのでは?はたまた照明器具がないとか、椅子はあるけど座り心地が良くないとか。問題点を見つけ出してそれを改善することで、庭はあなたの理想の場所に変貌します。
でもぼくの経験上、最も深刻な問題であると思われるのは「幸せへの恐怖」なのであります。庭をなんとかしたいと思っている人の数%、あるいは十数%か、もしかしたら数割の人たちは、本当のところ庭をよくしたくないのです。そこがつまらない不満の場所である限り、庭づくりにチャレンジして失敗し、失望や後悔を感じずにすむし、文句を言っていれば自分の正当性が保持されますからね。これを共依存と言います。
よく例えとして「失恋したくないから恋をしない」ということが言われます。その人たちはいかに辛い失恋経験だったのかを、大概は相手がいかにひどい男だったかを繰り返し話します。それがさらに進んで「いい歳こいて恋するなんてどうかしている」と恋愛を否定し始めます。よその夫婦の揉め事と芸能人のスキャンダルが大好物で、「ほらね」が口癖、「ほらね、だから言ったじゃない」と。他には「そうじゃなくて」「でもね」「そうは言っても」「無理無理」「そりゃあ〇〇が〇〇なら」など、逃げ腰の否定形、つまり逃げ口上を並べることで朝から晩までの会話が成り立っています。本当は猛烈に恋したくて、すべてを捨てて身を焦がす、熱烈な恋に憧れているんでしょうに。なんて不器用な思考なんだろうと、なんで素直にならないんだろうかと、痛々しく思えることさえあります(こと庭に関してですが)。



ナデシコ
初夏の光に揺れていました。
撫子(撫でし子)。
花言葉は純愛、美女、貞節など女性的なものに加え、
才能、大胆、快活といった才気あふれるものも。

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くれぐれも共依存の落とし穴にハマりませぬように。そのままでは庭どころか暮らしのあらゆる問題は解決されぬまま、眉間に深いしわを寄せて、笑うという表情も感情も失って、呼吸するたびにぶつくさ文句が口から垂れ流される老人になってしまいます。
依存はいいんですよ、人であれ事であれ、依存できる対象を持っていることは幸福の絶対条件ですから。ただし「共依存」ではなく「相互依存」じゃなければなりません。庭で言ったらあなたは庭に癒され、庭のない暮らしなど考えられないほど庭の恩恵を感じていて、庭はあなたが手入れを怠らず、そこに集った人たちにほめたたえられながらいつも美しく楽しく維持されている、これが相互依存です。自立できている者同士がお互いに相手のことを思い、愛情を注ぎつつ相手に助けられ感謝し合っている状態。
親子、夫婦、隣人、同僚、友人、人間関係で起こるトラブルは何が問題なのかをはっきりさせれば解決したようなもの。それをせずに問題から目を背けたまま非難を続けているのが共依存の症状。自らが批判する側に立てる問題の存在なしでは自分を保持できないことが問題なのです。そんなことしているのは時間がもったいないですから、早いとこ相互依存に切り替えましょう。



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曰く蚊がいるから、日に当たりたくないから、日当たりが悪いから、狭いから、水はけが良くないから、主人が反対するから、お金をかけたくないから、忙しくて庭どころじゃないから、もう歳だから・・・。かれこれ20年以上も日常的に繰り返し聞いているこれらのクリシェに、ぼくはまだ的確な返答ができずにいます。何を言っても必ず次の否定的理由をたたみこまれ、まるで虚しいモグラ叩きゲームみたいになってしまって。

あのお・・・そのことに関してどう返答したら、ぼくは素敵なあなたを素敵なお庭へとお連れできるのでしょうか。

えっ?

あ、いや、ですからね、蚊がいるからって。

ええ。

そりゃあ蚊はいますよ庭なんですから。蚊取り線香を炊けばいいだけのことじゃないですか。蚊がいるから庭を楽しめなとおっしゃるなら、地球上の七割の人が庭を楽しめないことになります。

はあ。あ、でもね、私はとても蚊に弱くて刺されるとひどいことになるんですよ。それと植物アレルギーもあるからさわれないし、ネールしてるから土いじりと無理だし、日に当たるとシミができやすいから日よけも必要ね。

なるほど。それで、ええっと、庭をどうしたいっておっしゃいましたっけ。

だからね、もう雑草取りはうんざりなの、腰も痛いし。全面的に砂利を敷こうと思って。だけどそれじゃあつまらないからなんとかしたいってこと。でもね、主人は反対するんですよ、素敵な庭とか、庭にお金かけるなんてとんでもないって。私もそうかなあって思うのよね。毎日いろいろ忙しくて庭どころじゃないのよ。もっと若かったらBBQも楽しいと思うんだけど、先もそう長くないし、今さら庭をどうこうしようって思ってもね。

そうですか。先はまだ随分長いようにお見受けしますけど、ぼくと同じくらいでしょ、きっと。ぼくよりはるかに長く生息されるような感じが・・・まあいいや、ではどんな砂利がいいか考えましょう。

そうじゃなくって、あのね、私は砂利が、イ、ヤ、ナ、ノ。

あ、あ、そうでしたそうでした。ところでカーテンは空いているでしょうか。

なんで?閉まってるけどなにか?

いえ、なんでもないんです。ええっっっと、さあああてと、どう考えたらいいでしょうね。大丈夫ですよ、どんなふうにもでお望み通りにできますから。

そうねえ、どうしたらいいのかしら。あらやだ、それを聞きに来たのよ。どうしたらいいんですか?

んん・・・ぼくなら・・・で、いいですか。

ええもちろん。

ぼくなら手に負えないその広い庭付きの家を売って、みなとみらいのマンションに引っ越しますけど。蚊が飛んでこられない上階の、フーフバルコニー付きの部屋を買います。

やっぱりねえ、そうよねえ。よかった、これで結論が出たわ。あ、でもね、でもね、それも主人は反対なのよ。庭がないと嫌なんだって。うちのドン・ファンはいつもそう、私の言うことは何でもかんでも反対なの。もうわけわかんない。

ええ、わけわかんないですよね。よかった、素敵なあなた、やっと意見が合致しましたね。いやあよかったよかった。ねえ、ホントぼくもずっとわけわかんなくて。ハハ・・・

そうね、イミフ。アハハ・・・

ですよね、アハハハ・・・

だけどそういう方々って、(たぶん)不満が常態化した暮らしの中で庭に何らかの可能性の光を見つけたからうちに来られるわけなので、何とかしてあげたい気持ちが湧き上がってきて、ついついゲームにはまってしまうのです。とても疲れます。出口が見当たらないサークルゲームはささくれみたいな、いつまでも気になってしまう疲れが残るのです。だからすでに疲れているときには、ごめんなさい、モグラをやり過ごしてしまいます。モグラのいない庭の設計に集中したいので。



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モグラ退治の有効にして唯一の方法をお教えします。決して鼻で笑ったりせずに重大に受け取ってください。それはですね、愛すること。愛情に基づいた思考なら問題点はたやすく見えてくるし、見えさえすれば解決はいとも簡単なことなのであります。
愛し合いましょう。おっとその前に、愛しましょう。見るもの聞くもの触れるものをしゃにむに仮想敵に仕立て上げて、敵に囲まれて戦っている自分にアイデンティティを得ることとの決別を。もしも庭のある暮らしを楽しみたいとお望みなら、ですけど。繰り返しますが時間がもったいないですから。ぼくではなくてあなたの。



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2011年、なでしこジャパンを世界一に導いた監督
佐々木則夫さんは、問題解決の天才と称されました。
サッカーの技術や戦術に関することよりも、
女子選手特有の心の問題を。 



庭を意気消沈させたまま愚痴の種にしている方々へ、All You Need Is Love  あなたには愛が必要です。受け取りを要求する前に、まずは愛する人に向かって惜しむことなく与える愛情が。共依存を脱して相互依存の幸福へと向かうために。庭はそのきっかけになりますから、愚痴が垂れ流されているその口を閉じて、庭への不満を紙に書き出して、具体的な改善策を講じてくださいね(あるいはぼくにその紙をお渡しください)。
激闘の前半戦を終えた皆様、後半は勝利に向かって冷静に賢く試合を組み立ててください。もしもすでにロスタイムに入っていたとしてもまだホイッスルが鳴ったわけじゃない。終わりよければすべてよし、健闘を祈ります。
共依存を脱して相互依存へ。


 


Graceland Style

庭は癒しのための場所。

眺める庭であれ、集う庭であれ、ひとりで過ごす庭であれ、そこは癒しのための場所。植物のための場所ではなく人のための場所。
室内にはない光、風、花、音や香りなど、自然に包まれることでリラックスし、リチャージでき、心身はリフレッシュされます。



水面の反射光はヒーリング効果抜群。

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頑張る人ほど癒しを欲しがります。

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庭だけじゃなく、
音楽やアロマやマッサージや、人と会うこともまた。

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ぼくも会う人会う人にそんな存在でありたいと思いつつ、
癒すよりも癒しを求める方が強くて。

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野に咲く花のような人でありたいと
心がけてはいるんですけどねえ。

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いけませんなあ。





 

Graceland Style

置物を使った演出。

子供部屋と同じように、庭にも置物を配してください。
天使や妖精や小動物が住み着いているイメージは、暮らしを幸せ方向に導いてくれます。



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庭にその手のを置くと変に感情移入しちゃって、雨に打たれているとかわいそうになるし、時々悲しそうに何かを訴えているように思えて・・・、という方がいらっしゃいました。とてもよくわかります、ぼくもそういう、繊細に過ぎるタイですから。



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でもですね、置物たちは決して悲しんでばかりいるわけじゃなくて、笑ったり、はしゃいだししてあなたを元気付けることも多いはず。雨が降ったら軒下に移動して、語りかけてきたらじっくり聞いてあげたらいかがでしょう。繊細なあなたの対応を、動物や妖精たちはうれしく感じて、何かいいことを運んでくると思います。



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庭の住人の数を増やして、季節ごとに配置換えや入れ替えをするのも楽しいですよ。



心やさしきあなたの庭で暮らす妖精たちが、
翼を濡らす雨に気落ちせぬように、
妖精チンクエッティの曲をプレゼント。

 





今日は港南台店にいます。
 



 

庭のことだま

誘惑に乗る。調子に乗る。

しきりと草花が誘ってくる朝があります。何かを知らせようとしているのか、あるいは尻を叩くつもりなのか。時間の都合がつく限り誘惑には乗ることにしています。



梅雨入り直前(今日かな?)、
ここ数日、空気がカラッとしていたので
調子に乗ってずいぶんな距離を歩きました。

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歩数が伸びるほど設計も調子が上がります。 





今日は金沢文庫店にいます。




庭のつれづれ

信じることさ、必ず最後にカメは勝つ。

カメラ担いで花の変化を追う日々、油断してうとうとしていたら季節に追われる羽目になる。向こうのお山のふもとまで、どちらが先にかけつくか。
いやあそれにしても花が目まぐるしくて、元来歩みののろい者なのに、出勤前の撮影散歩は速度が上がる一方でして、朝から爽快な汗をかいています。 



ラブ・ストーリーは突然に、的に、
アガパンサスが始まりました。

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さあここから、ユリ、ラベンダー、キョウチクトウ、
シャラ、ガウラ、ノウゼンカズラ、ハス・・・
夏枯れ前のクライマックスがやってきます。

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きみのために翼になる きみを守り続ける
やわらかくきみを包むあの風になる

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あの日あの時あの場所で きみに会えなかったら
ぼくらはいつまでも見知らぬ二人のまま

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ああ、光も風も申し分なし。

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天気図によると梅雨の雲が接近中。

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今年こそ梅雨らしい梅雨になるといいですね。






 

はちみつレストランの思惑

ビヨウヤナギにモンシロが寄ってきた。カメラを構えたが、落ち着きなく飛び回るだけで行ってしまった。次にアゲハがやってきた。モンシロと同じく、しばし周辺をうろちょろしてからいなくなった。



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理由はわかっている。花がチョウを嫌っているのだ。



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ビヨウヤナギはチョウのバサバサとした羽ばたきが好きではない。チョウだけでなく、ブンブンうるさいミツバチや乱暴に食い散らかす大型のハナアブも。もっと繊細に受粉作業に従事してくれる小型の虫を好む。きっと雌しべの付け根にある子房(種ができる場所)を傷つけられたくないのだろう。
そのために長い雄しべで蜜のありか(蜜腺:花の奥にあって、蜜を分泌している)への入場規制をしている。長いフサフサによってハチは内部に入れず、チョウは止まれなくて、足場の悪い花びらに何とかしがみ付いたとしても奥にある蜜腺までストローが届かない仕組みだ。



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だがハチやチョウをシャットアウトしているわけではない。もしもそうならこんなに盛大な黄色には咲かず、花の奥の方だけ黄色にするはずだから(黄色ははちみつレストランの看板の色)。それに雄しべも雌しべも同じように長いところをみると、入店できずに入り口でうろつく乱暴者たちの振る舞いも、受粉の当てにしているように思われる。



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小型のアブやアリには蜜を提供するVIP待遇で、大型の虫には色で寄せ付けておいて、その動きを利用しつつ立ち入らせない、なかなかしたたかな経営方針である。
などと考えていたらぼくも蜜を吸ってみたくなり、「ごめん、いただきます」と一輪プチッと頂戴し、分解しながら舐めてみた。蜜腺と思われるあたりは念入りに。
イメージとは違い無味無臭で、蜜らしき味も香りも感知できなかった。どうやらチョウよりも乱暴な、人間へのメニューは用意されていないようだ。





今日は金沢文庫店にいます。





 

On the Garden


俺たちはどこへだって行けるんだ。
ジャック・ケルアック 

ケルアックは路上を旅することでそれを実証してみせた。有限の時間に存在する無限の選択肢を、その都度自由の匂いがするカードを引きながら。
ぼくはよく「その庭をどんなふうにだってできますよ」と言う。実際どの庭にも、路上と同じく無限の選択肢が有限の時間の中に存在している。しかしひとつだけ困ったことがあって、選択権を得るに超えなければならないハードルが存在する。とても低いハードルなので軽くまたぐ感じでクリアできるのだが、その位置を見つけなければ誰も越えることができない、そういう性質のものだ。



路上にて

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まずはいつも閉まっているそのカーテンを開けてください。
次に庭に出てみてください。
立禅によって穏やかに深呼吸を繰り返しつつ、何が見え、何が聞こえ、何を感じるかを言語にしてみてください。 
たった数分のそのメディテーションによって、あなたの思考のピントがハードルにフォーカスされ、その庭が秘めている意味、意義、可能性、膨大なポテンシャルを感じ取ることができることでしょう。あとはそれをひょいと飛び越えるだけです。
もしも風景がぼやけていてハードルの場所が特定できない、という場合にはぼくにご連絡を。



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ディランが「ぼくの人生を変えた本」と言ったことから『路上( 原題:On the Rord )』はビートニクと呼ばれる種類の青年詩人たちにバイブル扱いされることとなった。だが当時のぼくは退屈に感じ、読み進めてもただ読んでいるだけで心が1ミリも動かない、宿題で予習を命じられ読んでいる教科書みたいだったため半分ほどで閉じた。しかし捨てるという仕分けができない有名にして分厚いものだったので、三十八年間の長きに渡って書棚のブックエンドとして使用してきた。
ロバート・ハリスに刺激され改めて読んでみた。信じられないという思いで一気に読み終え、ブックエンドは、ぼくがバイブルに指定している本を並べたコーナーの中央に移動した。



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なぜ二十歳のぼくにその本が退屈に思えたかは明らかだ。それはまだぼくの旅が始まっていなかったから。暗室とアトリエを兼ねた四畳半の自室で「どうして旅に出なかったんだ坊や」と歌う和製ウディ・ガスリー友部正人のレコードを繰り返し聴いていたにもかかわらず、「旅に出る」を実感し実行したのは五年も後で、その旅立ちは切実に、未来を切り開くために背後の橋を焼く作業に着手した、という感じのもので、つまり家出だった。



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多くの庭が意気消沈したまま住む人の愚痴の種になっている。もしかしたらそれらの庭の住人は、まだ旅が始まっていないのかもしれないと思うことがある。あるいは旅に出ない主義なのかもしれないと。
旅をしない人生、何も珍しいことではない。それはそれで平穏にして安楽なことであり、それこそが賢者の幸せなのだ。多くの旅は追いやられるように、日常の本流からはじき出されるように始まるものであり、本流は多数の合意によって、つまりは幸福を求める人の総意によって生まれる流れなのだから正しいに決まっている。こうして旅を続けることのキツさを思えばぼくもそこに帰りたいし、そもそもそこを目指す旅だとも言える。



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この際だから、弥生時代からの伝統に則って定住し、心も定住を求めている賢人たちにも伝えておこうと思う。庭は動かないが、そこにはいつも旅人が集っている。植物、昆虫、鳥、動物、そして風と光も旅人だといえる。あなたには彼らを歓待してあげてほしい。お・も・て・な・し、だ。彼らはお礼にあなたが行ったことのない場所のことを、行く先々での悲喜こもごものエピソードをあなたに語ってくれるはずだから。風は地球の隅々まで巡った経験を持っているし、光にいたっては宇宙空間からやってきているのだからネタは尽きないと思う。
ぼくのような少数派の言葉があなたに届くだろうか、と思いつつも、だが、多数派であるあなたたちにこそ庭は必要なのだ。その定住地を健やかな安住の地にするために。だってそうでしょ、庭が荒れている、あるいは意味を持っていない暮らしは、危うすぎるから。



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風にふるえる緑の草原を行く旅人よ、もしもあなたの旅路で庭が必要になったら、あるいは手に入れた庭がお荷物になっていることに気づいたならぼくを思い出して欲しい。きっとどこかの路上を旅しているだろうが、PCとか便利なご時世なので居場所はすぐに特定できると思うから。あなたが日本のどこにいても、地球上のどこを旅していても、ぼくはすぐにそこへ行って、あなたのグレートジャーニーにふさわしい庭を思い描くことを約束する。
旅人よ頑張って、俺たちはどこへだって行けるんだ。
いい旅を。





今日はどこにも行かず、金沢文庫店にいます。



 
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