ミケランジェロ

ミケランジェロは若い弟子にこう諭したという。

彫刻に当たる工房の光にあまり気を取られてはいけない。彫刻の価値は人々が集まる広場の光のもとで示されるのだから。

この言葉は「人の評価などを気にして制作をしてはならない。大衆がどうであれ、真実は永遠にそこにたたずんでいるのだから」と解釈されています。 当時はパトロンに気に入られる表現に走る者が多かったようで、いやいや若者よ、そんなことを考えずに真の芸術に励みなさいと言いたかったのでしょう。



美しく、自分らしく、芳しく。
花の表現力たるや。

DSC00885

DSC07959



経済に走れば表現は歪む。それは例え商業デザインであっても同じことで、さらにうがって言えば、町の八百屋さん、旅館、飲食業の経営も表現ですからね。いち日いち日、あの手この手でしぶとく生き延びつつ、これまで培ってきた表現が歪まぬように頑張って欲しいです。



DSC03971

DSC03987



家庭においても同じこと。奥様、あなたの太陽のような表現力で、家庭の安泰を。




今日は終日ザーザー降りの予報なり。
アマテラスよ、もうええやろ。
みんな懸命に耐えているのだから、せめて夏の陽射しを。

 




庭のことだま

晴耕雨読。

よく降りますねえ。現場は進まないし、いろんな予定が狂ってワヤですわ。と、嘆いてみてもアマテラスには逆らえるはずもなく、そうであればこれも何か意味がある差配なのであろうと受け入れて、しっとりな日々を楽しむようにとセルフマインドコントロール。ま、設計にはうってつけなので、おかげで日々夢中な時間を送れております。でもねえ、いくら何でも、そろそろスカーっと晴れて欲しいですなあ。



雨音はショパンの調べ、
雨上がりのきらめきもショパンの調べ、
だから聴き飽きるはずもない。

DSC09956

DSC03984

DSC02860

bb99fc4a

問題なのは集中豪雨のドヴォルザーク。



曇天の柔らかき光はバッハのチェロ曲 。


 
雨読の時に、本はちょっと重たいなあというあなた、よかったらホームページのコラム欄をお開きください。
自分としては未熟の羅列で読み返すことなどないわけですけど、これにハマってます、というお客様が案外多いんですよ。すいません、こんなんでよかったらお楽しみあれ。

クリック
↓ ↓ ↓ ↓ ↓



 
 

ソクラテスのため息

唐突ですけど、今日はソクラテスのため息。

当世評判の知恵者との対話によって、物事の本質を探究しようとしたのが哲学の父と呼ばれるソクラテスです。無知の地(私は無知であるという自覚がある)という言葉が有名ですよね。
ソクラテスは当時の権威である自然学派(科学者)の論客と、コロシアムで公開討論バトルを繰り返しては論破し勝利してゆきます。しかし時に言い負かされそうになると、悔し紛れに『無知の知』を持ち出し「あんたは何でもよくご存じですね。私は無知の自覚があるという点において、そんなあなたよりも優れている」てなことを捨て台詞にしたという説が有力なわけで、なんだかなあ〜とも思いますが、そこが歴史に残る負けず嫌いの頑固者らしいエピソードであるとも言えます。
彼はもっぱら物事を単純化することで、幸福の鍵とも言えるひと言を探り当てようとしました。それはもしかしたら、複雑な論理で挑んでくる学者や識者の論法に巻き込まれないために編み出した、彼独自の戦法だったのかもしれません。例えばこういうふうに。

ソクラテス殿、噂によればあなたの女房は相当の悪妻だという評判だが、女房ひとり思うようにコントロールできないのに、アテレーなどという概念を持ち出して民を惑わすのはいかがなものか。もしもその論が正しいのだとしたら、まず手始めに女房を良妻賢母に改心させて見せよ。

う、痛いところを。確かに我がワイフは鬼嫁だ。口を開けば文句を言うし、家事はしないし、金遣いは荒いし、酒癖は最悪。何よりきついのは世の中の不条理と自分の不満は、全て私に責任があると決め付けて責め立ててくるところ。こないだなんか拉致問題はあなたのせいよ!と絡まれた。トランプが当選した時もそうだったし、悲惨な事件や天災が起こる度に「あなたが無能だから、あなたのやり方が間違っているからこうなるのよ」となじられたよ。

ほらみろ、その悪妻に翻弄されて苦しんでいることの憂さ晴らしに、そうやってラップバトルのように論争を繰り返すなど、まったく、みっともないぞ。こんなことをする暇があったらマザーテレサが言うように、早く家に帰って家族を愛しなさい。

なるほど、至極真っ当な忠告だ。だが貴殿と私の妻への愛情量を計量化したとしよう。間違いなく私の圧勝だよ。なぜならこれだけの苦難を背負いつつも離縁せずに言いたい放題を続けさせているのだから。貴殿にはとてもできない、できっこない愛情の為せる技なのだ。

ふん、さすがの詭弁だね。自分が不幸であるほど愛情量が大きいなどと、そんな戯言には誰もそそのかされはしない。

そそのかすとは酷い言いようですな。愛情が苦難によって磨かれ育まれてゆくことを知らない貴殿に、どんな論理を駆使したとしても物事の本質など解明できようもない。よいですかな、像が踏んでも壊れない幸福とは、像に踏まれないと証明できないのですよ。愛ですよ、愛、愛情大きければあらゆる不幸は昇華される。イバラの道がバラの道になるのだ。

マスク姿でディスタンスを取っていたオーディエンスによる、歓声の代わりの足踏みが地響きを立て、軍配はソクラテスに上がったのでありました。



イバラの道はバラ香る道。
梅雨空に、ポツリポツリと返り咲き。

DSC03733



ソクラテスが言うところのアテレーとは『徳』と訳され、内容的には『愛情』『健全』『気品』『勇気』『知性』などに枝分かれしている概念であり、単純にして明解なる幸福の扉を開く鍵なのです。
論戦に勝利したソクラテスは家路に着きます。勝利の興奮などは歩を進めるに従い薄れてゆき、自宅が見えてくる頃にはいつもの憂鬱に沈んでしまいます。ドアの前でため息を吐きつつ鍵を開けると案の定、そこにはすでに泥酔した女房殿が、何か意味不明な罵詈雑言をわめき散らしていたそうな。彼はスマホを取り出しツイートでつぶやきます。

もしも妻が良妻なら幸せ者になれる。悪妻なら、哲学者になれる。

哲学の父ソクラテスよ、それでもあなたは幸せだったと言うのでしょうか。言うんでしょうね、権力者の都合による不当な死刑判決を「悪法もまた法なり、死ぬことと自分の信念とどちらが大事か!」と受け入れ、自ら刑場に向かったほどの意地っ張りだから。 



DSC03731



ぼくは思うんですよ、もしもソクラテス家に妻と語らえる花咲く庭があったら、気のおけない友人たちとバーベキューができる庭があったなら、きっと自らが幸せな暮らしを体現することで、幸福なる哲学者になれただろうにって。しかし悲しきかな、論争相手は思想界の主流にいたイオニア自然学派。当時の自然哲学とはタオイズムではなく科学だった。ルネッサンスにおいて美を数学的に解析したように、自然の事象を論理によって解明するというもので、多くは理屈を捏ねるのが上手な者によって組み立てられた、中身は希薄で、情緒を排除した味気も温もりもない思想でしたから。だから彼もまた庭に馴染もうとしなかったのでしょう。もっともその頃の庭は、権力者が幾何学やシンメトリーを駆使して自然を制圧してみせるステイタスでしかなかったから、やはり時代的に無理だったかもしれませんが。



DSC03721



今は違います。自然とはこの上なく豊潤な母なる世界。住まいに併設されている自然空間、生活上の聖地にて、その温もりに、癒しに、導きによって、家庭内の苦難をバラの花香る世界に昇華させてくださいね、現代の悩めるソクラテスたちよ。


良い音楽を聴かないのは、耳がないことと同じだ。
(良い本を読まないのは、目がないことと同じだ)
ソクラテス

ソクラテス似のミュージシャンて誰だろうと検索してみたら、
いましたいました、ジョルジュ・ムスタキ。
『薔薇色の人生』で有名はシャンソン界の女帝エディット・ピアフによって才能を見出され、
ついでに19歳年上のピアフから恋人に指名され1年間暮らした
フランスのシンガーソングライター。
代表曲である『私の孤独』をどうぞ。
歌詞も哲学的にしてソクラテス的で、
あまりの類似に不謹慎ながら笑ってしまいました。






 
 

Dear John

拝啓 聖ジョン・レノン

あなたが地上から消えて40年が経ち、世界はご覧の有様です。地上に遍く信徒が「国境などないんだとメージしたまえ」というあなたの託宣を胸に暮らしてきましたが、たかだかウイルスごときにやられてしまい、ちょっとした戦争よりも遥かに大勢の命が奪われました。国境は封鎖され、ある国は隣国を非難し、ある国は死者よりも選挙だと大騒ぎをし、ある国は貴族たちが経済と命を天秤にかけるばかりで被害が広がり続けている状況です。地球はまるで、たちの悪い住人で満室の、老朽化したアパートみたいになっています。
もしも今、新たなる言葉を授けてくださるなら、何とおっしゃるだろうかと、夜の庭であなたの降臨を待ちましたがお見えにならないので、想像してみました。するとすぐに答えが出たので、これはあなたが伝書鳩を飛ばしてくださったんだと解釈した次第です。

愛し合いなさい。

そうおっしゃりたいのですね。ですよね。そうなんですよね。40年前からすでにそれが不足していることを薄々感じていましたが、確かに、次の世界を思い描くためには愛し合うことが大前提だと、夫婦が、親子が、濃密に思い合い、濃密に愛情表現をし、濃密に受け止め感じ合いながら暮らすことを抜きにしたなら、このみっともないほどおかしな世界を立て直すことなどできませんよね。
ウィルス以前に、日々に幸福を感じている人の何と少ないことか。親の不仲で子供が傷つき、愛情不足で生まれた狂人が徘徊し、ストレスで家庭がギスギスし崩壊して行く。いやはや、危機に際して家族を愛せない、そんな世界になってしまいました。



今日も今日とて設計作業。
幸福に満ちた未来を夢見る人たちの庭を思い描いています。

DSC08103

DSC08105

DSC08123

DSC08125



聖ジョン・レノン、もしもあなたが天国でその部署におられるのなら、どうか愛情溢れる者から順にお救いください。見極めは庭をご覧になれば・・・おっと、僭越に過ぎました。どうぞ御心のままに。





いやあそれにしても、道ゆく人のマスク姿が当たり前になってしまったこの世界は・・・。マスクを必要としないその人と愛し合いましょう、確かに愛し合いましょう、しっかりと愛し合いましょう。




 

庭のことだま

思い描け。

誰も言いたがらないけど第二波なのか、余震のようなもので波打ちながら収束へ向かうのか、いずれにしても先行き五里霧中なり。であればこれはチャンスです。霧の真っ新なカンヴァスにどんな暮らしを、どんな庭風景を描くかはあなた次第。



夏のパレットは鮮やか。

DSC01157

DSC04023

DSC00465

DSC04028


色鮮やかに、今日の設計BGMは夏の定番、これで。
え、聴き飽きた?
そんなことないでしょう、元気の源、ご飯みたいなもんだから。




 


 

庭のことだま

こまめに癒すのがコツ。

先日、かかりつけのドクターの勧めで心電図をとりました。異常なし、とても美しい波形だそうです。そのグラフを見ながら思い出したことかがありましたので書き留めておこうと思います。心臓はなぜ80年以上も鼓動を打ち続けられるのか、それは一度収縮して血液を送り出した後に、毎回ほんの少しの休息をとっているからだとのこと。こまめに休む、癒す、それを習慣化することが長持ちのコツなんですね。



カメラ担いでの散歩が習慣化して十数年、
道端の花に癒されるという微かな微かな感覚が
自分にとってとても重要になっていることを感じます。
光を意識しながら構図を決めて、ピントを合わせて指を下ろす時、
全身から悪いものが抜けて行くこの感じ、
あなたもやってみてください。
あ、できればスマホじゃなくて、ファインダーのあるカメラで。

DSC01136

DSC04004

DSC04007

DSC00236 2



日々庭を意識し楽しんでいる人たちの元気さは、きっとこれなんだと思った次第です。


今日の設計BGMはレッド・ガーランド。
軽やかさに癒されつつ、ゆったりと散歩するイメージで。


 

 

 

睡蓮に鬼笑う朝

ある朝庭に出た女房が「ひゃー、咲いたー!」と悲鳴のような歓声を上げました。見ると一輪の白い花が。



DSC08031

DSC08042



早朝に開花し昼前に最高に開いて午後はゆっくり閉じてゆき夕方にはご覧の通りつぼみに戻る。これを三日繰り返して花は水に沈んでゆきました。



DSC08037

DSC08056



年に三日の開花で、あとはメダカの住処とミーの水飲み場。水没した姿が少し寂しいような、でもだからこそ、鬼女房の、とんと聞いていない無邪気な歓声を聞くことができたと思えば、こいつも愛おしいわが家の家族です。



DSC08052

DSC08040



小さな睡蓮鉢ひとつで展開した一瞬の情景が、幸福な記憶としてまたひとつ。え、女房の歓声がそんなにうれしいのかって?そりゃあもう、それ以上のうれしさってないですよ。普段どんだけ鬼かってことですけどね。



 

その通路は庭になる

部屋に観葉植物を置きたいんですけど、丈夫できれいなものって何がありますか?という若いご夫婦。リゾートっぽいのがお好みということで、ストレチア、ケンチャヤシ、アレカヤシ、モンステラなど代表的なものをご紹介しながら、しばし楽しい植物談議が続いてからのやりとりです。

ところで庭はどうなってます?

庭、庭・・・うちは庭はないんですよ、家の周りに通路みたいなのがあるだけで。

その通路の出幅はどのくらいでしょうか。狭くてもそこに適度な目隠しをすることでカーテンを開けて、外を感じながら暮らせるようになりますよ。

出幅、出幅・・・2メートルくらいかな。

えっ、それって通路じゃなくて庭スペースですけど。眺める庭でも過ごす庭でも、どんな庭でも作れる広さです。

そ、そ、そうなんですかあ。

実際に施工した2メートル前後の庭の写真をご覧いただきつつ話を進めたら、みるみる表情に新鮮な輝きが増し、イマジネーションが室内の観葉植物から庭の草花に移行して行くのがわかりました。さらに休日のブランチや、友人たちとのバーベキューや、最大のお楽しみである静寂の夜風を味わうことにまで。
観葉植物を何にしようかあれこれ検索したり、現物を見ようと夫婦で探し歩くって、なんだか眩しい感じで、いいもんですよね、ふたりの暮らしをふたりで組み立てて行く季節。そこに庭空間が加わることを想像しながら、「また来ますね、次は図面を持って」という言葉を楽しみに受け取りました。



出幅 2メートル

出幅2メートル


Before

ecbea0be


After

bd0c5c1a


Before

ecb5604e


After

12715f3a


61ad371a

6d0f9a91

3e89c432



そうかあ、通路だと思っていたのかあ。2メートルくらいだとそこを庭とは認識しないんだあとこりゃあ自分の認識を新たにして、狭めの庭スペースをお持ちの方々にメッセージしなければと思った次第です。ぼくとしては一番得意な広さなもんですから、虚を衝かれた感じと申しましょうか、とてもいい刺激を頂戴いたしました。



出幅 1メートル80センチ

出幅1.8メートル


Before

9c476618


After

4d88124e


Before

1c8c9648


After

8fdd2002


d5d63374

bd4dfb0b

59f2c627


捉え方ひとつで、盆栽にだって宇宙の広さを感じられるのが日本人。外構は前庭に、玄関先はアプローチガーデンに、家の脇は畑やハーブ園に、リビングの外は生活空間を外へ広げるリビングガーデンにして暮らしを楽しむ人がひとりでも増えるように、伝わる言葉を探し、見せ方を工夫して精進いたします。



出幅 1メートル50センチ

出幅1.5メートル


Before

7ac737e9


After

0400b0de


Before

93c5ba86


After

7ef477b4


69e2dfd0

f3c64d4b

575c1607



 
 
朝のコロナと水害の報道に一瞬呆然としながら、いかんいかん、今日も設計に集中せねばと気を取り直して店に来ました。
どんなに狭くても、鉢植えひとつであっても、そこに庭を創造する想像力があれば暮らしは豊かに潤います。いろいろと大変な時代になりましたが、皆様どうかお幸せに。

というわけで今日の設計BGMは、
艱難辛苦の人生を駆け抜けながら、心はいつも、
像が踏んでも壊れない幸福を目指したこの人のリズムで。

 





庭のことだま

天気に合わせてスイッチを入れる。

今日は予報通りに盛大な雨で、雨音を楽しみつつ設計に没頭できそうです。晴れたら晴れたで気分が上がるし、曇っていればゆったりと落ち着いて、そして雨降りにはマインドフルネスメディテーション。多くの女性がそうであるように、女房は昔から文句言いでして、暑いの寒いの湿気があるのと常にアマテラスに不満を言うのが朝の日課。大損してると思うんだけどなあ。



大きな傘さし長靴はいて、カメラ構える姿は異様かも。
でもね、楽しいんですよこれが。
だいたい長靴を履くだけてウキウキしますよね。しませんか?しますよね。

DSC03972

DSC07196

DSC07205
 


庭の書斎にいても、店にいる時も、雨音は最高のBGM。
試しにこれを流しっぱなしで家事とかやってみてください。
5分ほどすると脳内に静寂が広がりますよ。 

 




 

夏色のナンシー関

消しゴム版画作家にして独特の毒を含んだひと言で人気だったナンシー関。園芸に関するこんな言葉を残しています。

そんなにハーブってやつを育てて、みんなどうしてるのだろうか。そんなにハーブを食っているのか?

当時は空前のガーデニングブームで、ファッション的にイングリッシュガーデンがもてはやされていました。しかしブームとはそうしたもので、イングリッシュガーデンの本質など誰も探究することはなく、とにかくハーブを植えなきゃ流行に乗り遅れるみたいな風潮をチクリとやったのでした。



カシワバアジサイが夏色に変化しました。

DSC03999

270b4c09

DSC03998

9ea815d0



そのナンシー関は実のところ庭好きで高校時代は園芸部に所属していたとのこと。もう少し長生きしていたら、もしかしてガーデンデザインをやっていたかもしれません。あるいはバラとハーブの庭で消しゴム版画に熱中しながら、混乱が続く世相のトンチンカンを見つけてはチクチクやっていたことでしょう。


今日の設計BGMはナンシー関さんがお元気だった頃の、
日本も最高に元気だった頃のJ-AORで。

 





 

庭のことだま

次の季節に思いを馳せる。

分け入っても分け入っても青い山(道なき道を分け入って、進んでも進んでも青い山が続いている)
俳人種田山頭火が廃人ギリギリまで追い込まれながら、新天地を目指して進んだ山道で詠んだ句。それでも生きるのだ、生きるしかないじゃないか、という諦観とも希望ともつかない思いが伝わってきます。
相も変わらず先が見えない状況ながら、日々思うことは、この世相の中で庭好きたちのなんと元気なことかと。



夏来りなば秋を思う。
ライム色の銀杏が実っています。

DSC04034

DSC04031



庭好きの人が元気でいられる理由、わかります?それはですね、自然を感じ取ることで心身の自然体を維持しているから。そしてもうひとつ、これが大事、花や野菜の苗を植えて育てているからです。人は苗を植えるときに必ず数ヶ月後の花いっぱいの風景や、歓喜の収穫をイメージするもの。自転車でもサーフィンでも、進行方向に顔を向けることでそっちへ向かう態勢が整うことに似て、ガーデニングを楽しむことは、とりも直さず幸福な未来をイメージしながら進む行為なのであります。



木の根本には色の抜け始めたアジサイが。

DSC04024

DSC04025



今はこんなに悲しくて、涙もかれ果てて、もう二度と笑顔にはなれそうもないとしてもですよ、まわるまわるよ時代はまわる、喜び悲しみくり返し、今日は別れた恋人たちも生まれ変わってめぐりあうよと信じて花を植えましょう。


今日の設計BGMはミルト・ジャクソンのビブラフォンで。
ライムグリーンの風が吹きます。 

 





記事検索
ギャラリー
  • いい加減
  • いい加減
  • いい加減
  • いい加減
  • いい加減
  • いい加減
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 養生テープ
  • 養生テープ
  • 養生テープ
  • 養生テープ
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 秋に聴きたい美しき曲
  • 秋に聴きたい美しき曲
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • ノルウェイの森
  • ノルウェイの森
  • ノルウェイの森
  • ノルウェイの森
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 献杯 or 乾杯
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 山越える
  • 山越える
  • 山越える
  • 山越える
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • GRACELAND
  • GRACELAND
  • GRACELAND
  • アベリア
  • アベリア
  • アベリア
  • アベリア
  • アベリア
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ