2006年03月

ギラファノコギリクワガタ

 一年がかりのお楽しみ、ブリードしたギラファを発掘します。昨年春にマニアの聖地中野の“ むし社 ”で購入したペアから生まれた卵を、途中3回マットの入れ替えをして約一年、はたして無事に羽化できているかワクワクする瞬間です。


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これが菌糸ビン、中におがくずを発酵させて、さらに栄養豊富な菌糸をまぜたもの( 菌糸マット )が入っています。幼虫はこのビンの中でそれを食べながら成長し、蛹室をつくって蛹になりそして羽化します。一匹が成虫になるためにこのビンの菌糸マットを2~3回取り替える必要があります。





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 蛹室が崩れることもなく、無事に羽化していました。大成功です。


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 体長は90ミリ前後、まずまずの大きさでした。大顎の形も良好でした。


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 オス11匹、メス8匹。


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 ギラファノコギリクワガタ(ワニノコギリクワガタ・キバナガノコギリクワガタ)東南アジアの島々に広く生息していて、115ミリという体長世界一の記録を持つクワガタです。
 体力がつくまでしばらく飼ってから、小さい同好の仲間たちにプレゼントします。飼育してみたい方は早めに連絡下さい。ペアでさしあげますよ。


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走る走る走る くらしのサプリメントです。

学者さんの庭(中村邸)のご紹介 2

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 前回設計プロセスを紹介した“ 学者さんの庭 ”の完成写真です。


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 ウッドデッキの素材はレッドシダーです。塗料はキシラデコールのカスタニ、2年に1回程度塗装が必要ですが、ご家族皆さん庭のある生活に意欲的で、明日にでも再塗装しそうな感じなので安心しています。


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 お隣との目隠しはあまり強くしたくないということでしたので、必要最小限の高さと幅をアイリスオーヤマのルーバーラティスを既存のフェンスに固定しました。製品の耐久性にやや難ありですが、コストは劇的に押さえられます。壊れたら直せばいいのです。それも楽しくやっていただけそうなご家族なので、という選択です。


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 明るい感じにメイプルレンガでつくったバーべキュースペースです。まだしばらく発華現象(モルタルの石灰分が科学反応で白く結晶する現象です)が続きますが、酸洗いはセメントにも草花にも良くないのでしばらく我慢してもらうことのしました。(2~3ヶ月で大半は自然に流れて消えてしまいます)ご家族でここに置くファニチャーとバーベキュー用品を検討中です。


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 メイプルレンガとまくら木(ケンパス材)の立水栓です。蛇口は娘さんのリクエストでワンチャンになりました。そして背景に夏みかんを植えました。きっとマーマレードづくりが奥様と娘さんたちの恒例行事になることでしょう。


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 庭から玄関までのアプローチは立水栓のまわりにも使っているジュラストーンで仕上げ、庭との違和感を出さないために、歩きづらくないていどにうねらせました。


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 レンズ型の芝生エリアです。


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 奥様のお父さんお母さんも近所にお住まいということですので、学者さんのご主人と明るくて美しい奥様、元気いっぱいのお嬢さんふたり、おじいさまとおばあさま、ご友人や近所の方たち、この庭でこれから展開される幸福なシーンが次々思い浮かびます。ぜひ一度ガーデンパーティーに参加させていただきたいお庭です。

学者さんの庭(中村邸)のご紹介 1

 港南台で仕事をするようになって、それまでの新宿にはなかった出合いが増えました。お医者さん、パイロット、弁護士・・・、今回ご紹介する中村さんちのご主人は学者さんです。
 昨年、梅雨時の雨のそぼ降る午後に静かな雨音を聞きながら店のパソコンに向かっているときに、傘をすぼめながら入ってきた関西顔の小柄で美しい奥様、それが中村さんでした。「主人は庭に線路を作って電車の模型を走らせたいタイプなんです」?????。聞くと仕事は学者さんで、学者さん=マニアック、ご主人は鉄研(鉄道研究会)系ということでした。
 新築で、ご要望は芝生とウッドデッキがあってガーデンパーティーができる庭。ご主人が仕事に没頭するタイプなので、週末は庭で本を読んだりガーデニングをしてリラックスできる環境をつくりたい。スタイルはスッキリしているけど個性的な湘南スタイルがいい、というものでした。
 学者さんの奥様の共通点、ご主人のコンディション、特にストレス解消することをとても重要視しています。そしてご主人(学者さん)の共通点はまるで子供みたいに何かに熱中するということです。そういうご主人のストレスを解消する有効な方法を奥様方はよくご存じです。それは“仕事以外のことに熱中させる”ということです。学者さんは私などとはちがってひたすらボケーッと空を眺めたり、朝からビールを飲んで、一日をウダウダと無為に過ごしたりは絶対にしません。休日であっても常に何かに興味津々です。例えば料理をするとなるとカロリー計算はもちろん、旨味成分であるグルタミン酸をより多くつくり出す調理法を思案し、いくつもの文献をひもとき、遠方まで出かけて完璧な食材を調達し・・・、いやそれ以前にカッパ橋でプロの道具を買いそろえることから始まるのです。そういうタイプのご主人に「休日は庭でボーッとして」と言っても無理なこと、子供に新しいおもちゃを与えるような感じで“おもしろそうな庭”を用意してあげる、これがベストだということをよーくご存じです。もうひとつ、学者さんの奥様の共通点、明るくてかわいらしいこと、それでいて“お母さん”なのです。ご主人を一番大きい子供としてとても細やかに、とても上手に、愛情いっぱいに育てているような感じで接しています。
 そんなわけで、このような設計になりました。

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 ゾーンはウッドデッキ・バーベキュースペース・芝生・ガーデニングスペースの4つです。ポイントは門扉から玄関へのアプローチが直線ではなく、円形に庭を通って行くということと、芝生エリアがレンズ型に盛り上がっていることです。アプローチを庭に入れることで庭がしっかりと生活エリアに入ります。また、明るい奥様のキャラクターから、すべての来訪者をいきなり庭に招くという“WELCOME”な感じを演出してみました。盛り上がった芝生は昼寝しやすいことと、子供たち(小学生の元気な女の子が二人)がかけ登りたくなる衝動にかられることを期待してのデザインです。
ご家族で検討の結果、ややシンプルなこんなプランに決定しました。

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“ 学者さんの庭 ”の完成写真は次回。  つづく


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音量“元気な暮らし”の応援団です。

ヘラクレスオオカブト

 お客様のところに打合わせにうかがったら、小学生のお子さんが、幼虫から自分で羽化させて大事に飼っていたヘラクレス(ヘラクレス ヘラクレス)が息絶えたところでした。ネットオークションでカードを集めるほどのムシキングマニアだそうで、学校から帰ってきたらショックを受けるのではとお母さんが案じていました。「生きてるようなカッコイイ標本にしてあげますよ」と了解をいただいて持ち帰り、さっそく作業に入りました。

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 まず水で洗ってから、後で虫がわいてこないように消毒・殺菌するのと、整形しやすいように関節をふやかして柔らかくするためにやかんの湯気に2~3分あてます。

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 発泡スチロールの台に虫ピンを使って整形します。このままプラケースの中などで1ヵ月ほど乾燥させます。

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 流木にセット。

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 パラゾールといっしょにケースに入れて完成です。
 お子さんが楽しみに待っているとのこと、明日お届けします。

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ダンス 毎日を楽しみまっくている人々のかなりディープな世界です。

田辺さんちのガーデンコンサート

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Fantastic! ♪~♪~♪~


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Fantastic! ♪~♪~♪~


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Fantastic! ♪~♪~♪~


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Fantastic! ♪~♪~♪~


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Fantastic! ♪~♪~♪~



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音符メロディアスに暮らすためのエッセンスが溢れています音符

ジンチョウゲが香る日

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 最近は設計と打合わせに追われる日々ですが、5年前までの東京時代は施工をほとんど自分でやっていました。もともと新潟での土木の現場経験が長かったので作業は全然苦にならない、というかかなり楽しく、毎日夢中で木を植えブロックを積んでいました。自分で設計した現場を自らこつこつとつくり上げていく、お代をいただくのが申し訳ないほど充実した時間です。とは言うものの楽な作業ではなく、冬は水が冷たくて手が痛くなるし、夏は一日で2~3キロも体重が減るほど汗をかきます。そんなきつい現場作業も気候がいい春と秋の一時期は快適そのものです。特に春は木々の芽吹きや花咲き乱れる様子が生命力にあふれている感じがして、そんな中での作業はとっても気持がいいのです。そして、毎年そんな至福の季節の到来を知られてくれるのがジンチョウゲの香りです。“ジンチョウゲが香る日”、冬から春へと何度も三寒四温をくり返し、ある日突然、町中のジンチョウゲが一斉に香り出す“その日”がおとずれます。
 ジンチョウゲの香りで思い出す、新潟でお世話になった親方の言葉、「今年も咲いたなあ、一年中こんなだといいんだドモそうはいかねえからなあ。ダドモまあアッチェー日やサブイ日があるスケこれも咲くガンだからなあ」ジンチョウゲが香る一服時のはなしです。いつもそうとう厳しく、おっかない親方が、しみじみとこんなホンワカしたことを言ったのがおかしかったせいか、シーンとしてハッキリと記憶されています。鬼のような親方までもホンワカさせるジンチョウゲ、四季を知る日本人だからこそ感じる魅力なのかもしれません。
 コブシが咲き、モモが咲き、ユキヤナギが咲き、モクレン、ジンチョウゲ、そしてサクラ。港南台は春爛漫です。

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  ロケット 明日も元気いっぱいでロケットスタートできるように、ブログでエネルギーを補給しましょう!

突然 、ウルトラマン マックス

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 昨日まで『庭の間取りを考える』だったのですが、突然ですが“ウルトラマン マックス”です。土曜の朝にたまたま見ていたら見入ってしまいました。あらすじはこんな感じでした。
 人類が経済活動で排出し続けているCO2でオゾン層が破壊されたことによって、地中深くに文明を築いている地底人類の社会、地底都市デロスにまで宇宙からの有害な宇宙線が入り込んでしまって分明存亡の危機にある。これ以上の環境破壊をゆるすことはできないので、24時間以内にすべての経済活動を停止しろとせまってきた。人類はそのメッセージに対応できずにいて、和解交渉するために地底に向かった女性隊員はあっけなく死んでしまうし、ついにデロスは地上の空気組成を破壊して地上の人類を全滅させる兵器のスイッチを入れてしまったのです。たよりのウルトラマンは「地球の生物同士の争いには介入できない」と言ってM78星雲に帰ってしまう。さあどうなるか、というところで“つづく”でした。
 どう思います?実はここ数日この人類の危機をどうしたものかと思案しているのです。私は小さいころ「大きくなったら地球防衛軍に入るのだ」と思っていたのですが、あのころにくらべると問題が高度で・・・。だいいちどう考えても我々地上の人類の方が悪い。むかしみたいに地底人をやっつけるとか、ウルトラマンに頼んでデロスの方々を他の星に移住させるなどというストーリーでは、あまりに傲慢でいやな気分になってしまいます。でもこのまま人類が滅んでしまったら・・・、だからといって悪いのは人類だし・・・、ウルトラマンはあてにできないし・・・、・・・、・・・、こまった。

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 この春小3になる次男のコオ(日々変身の訓練を欠かさないやつです)はこの問題をどう捉えているのだろうか。聞いてみたいような、答えが恐いので聞きたくないような。それよりも逆に聞かれたらどう答えようかと考え込んでしまう。「コオごめん、お父さんにはこの局面を打開する方策が考えつかないよ」とは言いたくないのです。円谷プロさん、環境のことは大事で深刻な問題だということは重々自覚しております。でもここまで追い込まれると昔のウルトラマンで育った私はギブアップ寸前。来週どういう展開が用意されているのかわかりませんけど、コオも私もイヤ~な気分が残らない結末をお願いします。
 みなさんはどう思います?やっぱり人類の自業自得ですかねえ・・・。





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電球 ピコーン ピコーン ピコーン ・・・ デュワッ!

庭の間取りを考える 5

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 パーティションと共に庭の場面づくりで意識したいことに“フォーカルポイント”があります。Focal(焦点となる、中心的な、重要な)Point(点、地点)、場面の中心となる小物や植物や立水栓などの構造物のことです。それがその場面のテーマだったり、雰囲気を演出するポイントだったりします。部屋に例えると和室だったら床の間の掛け軸、リビングの暖炉やソファー、ダイニングなら食卓となる椅子・テーブルがそれに当たります。
 フォーカルポイントがそれを中心とした空間のイメージを支配したり、場の空気を和ませたりします。その効果を意識的に活用して、庭の各部屋の“感じ”を強めることで、庭に多面的な魅力が出せます。
 このやり方はパーティションを使わない構成の場合でも効果絶大です。例えば仕切のない芝生の庭の場合、立ち木の根元や奥の茂みに何かしら小物を置いてアクセントにしたり、芝生のまん中を小人が行進しているとか、動物が跳ねているトピアリ-なんかも場に動きというかドラマ性が出ます。

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 これまで限り無くたくさんの庭を拝見してきて思うことがあります。“庭にいくつもの場面がある”、そんな庭に出会ったときのいい気分、そこで暮らしている方の幸福なオーラに一瞬飲み込まれた感じで、夏の夕日を受けながらウインドサーフィンしているような、そんな感じになります。なぜか、たぶん場面づくりに“思い”が必要だからだと思うのです。庭への思い、自分への思い、家族への思い、その思いの強さが場面を作り上げるのです。

 今回が『庭の間取りを考える』シリーズの最終回です。1、目的ごとの広さを決める。2、導線や諸条件を考えて配置をする。3、目隠しと見晴しの具合を整える。4、仕切で場面を構成する。そして今回、フォーカルポイトで仕上げる。いかがでしたでしょうか。
 このシリーズの1でも書きましたが『庭の間取りを考える』の前に必要なのがコンセプトメイクです。“2月7日『どこから手をつけたらいいのか』”をごらん下さい。そしてここまでプランが出来上がったら次は素材選びです。“2月17日『新築外構の素材選び』”、ここでは外構工事の素材の話になっていますが、そのまま庭にも応用できます。
 さあ、家族の大切な場所、悦楽の庭暮し、リラックス&リチャージ空間・・・、ドラマティックな庭づくりを始めましょう!

 追伸、新築予定の皆様へのメッセージです。これは私の座右の銘なのですが、「イメージできたら出来たも同然」、庭に限らず、イマジネーションを発揮してすばらしい新生活を実現して下さい。

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あかんべー イメージ達人が大勢アップしています。

庭の間取りを考える 4

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 東京の小石川後楽園、もとは水戸藩のお屋敷だったそうで都内有数の回遊式大名庭園です。庭の一部から見える隣接の東京ドームが、江戸時代に未来からやってきた巨大宇宙船みたいで何とも不思議なムードです。いつも閑散としていて貸し切り状態、都心の喧噪が嘘みたいな静寂を楽しめます。
 この小石川後楽園を歩くと、回遊式庭園の特徴でもある“場面を変える”ということを意識した庭づくりを体感できます。トンネルのようになった常緑樹の林を抜けると急に視界が開けたり、生け垣や竹垣の向こうとこっちで趣が全くちがう仕立てになっていたり、パーティションによって回り舞台のごとく(回っているのは来園者なのですが)場面を変えていく、そういったつくりになっています。パーティション(つい立て、仕切り)に加えて遠路のアップダウン、補石材の変化、ある地点に来たときに来園者を振り向かせるなどの視線誘導の仕掛け、常緑樹・落葉樹・花潅木・棕櫚や芭蕉の南洋種の使い分けなど、様々な工夫で園を一周するあいだにいくつもの場面を見せながら、これでもかこれでもかとこちらの気持に働きかけてきます。 

 このパーティション効果は家庭の庭でも大いに活用できます。仕切って場面を変える、隠して期待感を高める、アーチで誘導する・・・。「広大な大名庭園じゃないんだからそんなの無理だよ」とあきらめてはいけません。日本人には極小の土地に場面を折込む坪庭や盆栽の感性もあります。自由に緻密に、限られた庭スペースにいくつの場面をつくれるか、イメージしてみて下さい。
 次回は、パーティションとともに重要な場面をつくるテクニックである“フォーカルポイント”についてです。    つづく
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走る走る走る 新カテゴリー“デザイン”が追加されました。

庭の間取りを考える 3

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 “目隠しと見晴らし”のことをしっかりと意識して構成しないと、せっかくの庭が創作物で終わってしまいます。特に目隠し、例えば表通りから丸見えのウッドデッキでは、お茶や食事を楽しむどころか洗濯物も干せません。その場所で快適に時間を過ごし愉快に楽しんでこその庭です。
 また、目隠しほどではないですが“見晴し”も考えるべきことです。一般的に見晴しはいいに越したことはないのですが、こんなこともありました。高台の突端にある家で、リビングからのながめがすばらしい。何の遮へい物もなく遠くにランドマークタワーとベイブリッジが見えるのです。うらやましい限りですという感じでお話をうかがったところ、実は問題あり。一年間住んでみたら、飛行機に乗ったまま暮らしているようで景色がだんだん不快に思えてきたとのこと、いわゆる高層ビルシンドロームです。庭の、リビングから見える位地にサワサワとした落葉樹を植えて、枝越しの眺望にすることで問題解決しましたが、景色は生活の背景になる部分なので、リビングからのながめはインテリアの一部と捉えてサッシを額縁に見立てた絵を描くように仕立ててみてはいかがでしょうか。まあ、これはレアケースで、目隠しと共に適度な見晴しを確保する高さ設定ということがポイントになります。

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 設計上、人の目線は地上1.5mと考えます。椅子に座った場合は1.1mです。これを基準に目隠しを考えて下さい。例えば庭の外が道路で庭との高低差がない場合、ルーバーフェンスやブロック塀の高さは1.6~1.7mで視線を遮ることが出来ます。
 おとなりの小窓が気になる場合は、コニファーやつる性植物をからめやすいトレリスなどが使えます。ななめ上からの視線を遮りたいときは、シマトネリコのような上で広がる常緑樹やパーゴラで構成を考えてみて下さい。
 このようにして目隠ししたい場所、視線が気になる方向をハッキリさせて、見晴しも考慮しながらきちっと目隠しすることで、庭が“屋根のない部屋”、大切な生活空間になります。
 次回は庭の中の仕切り、パーティションにつてです。   つづく

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にっこりブログは表現の大衆化現象、日本人の表現環境がようやく整ってきました。

庭の間取りを考える 2

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 目的ごとの広さがイメージできたら次は配置です。注意点は2つ、スムースに動けることと、庭を隅々まで活用できること。この2点を意識した導線上に各スペースを配置してみましょう。

 デッキとテラスがとなりにあればガーデンパーティーがやりやすくなります。

 日常的に使う道具を入れる物置や、日々手入れが必要な畑を庭の一番奥に配置することで必然的に庭の奥まで行くことになり、庭を端まで大きく活用できます。

 畑や花壇の近くに立水栓があると便利です。砂場やブランコ、キッズスペースはリビングから見える位置が安心です。

 他に、日当たりと周囲の様子も考慮すべきポイントです。

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 配置のテクニックのひとつに、角度を変える、形を変えるということがあります。庭は多くの場合建物の角度にならった長方形です。その角度にあえて逆らって、庭全体を建物と45度で構成したり、必要スペースを三角形や丸にしたり。自由な感覚での組み合わせを試みることで、飛躍的にパズルのバリエーションが増えます。ねばり強くトライして、3~5種類くらいの配置計画をつくってみて下さい。
 配置計画に伴って考えなくてはいけない次のポイントは“目隠しと見晴らし”です。それはまた次回ということで。    つづく

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キラキラ いろんな人のいろんな世界、みんな元気で、みんなまじめで、みんな一生懸命です。
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