2007年08月

ドラマ性が必要なのです( 松下邸 6)

 松下邸の6日目、今日は照明器具やオーナメントをご覧いただきます。
 まずはレトロな感じの街灯です。よく使う船舶ライトとシリーズ物のようにマッチするので、最近よく使っています。

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 そしてお馴染みの船舶ライト。

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 コーナーパーゴラにもぶらさげました。

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 さらに立水栓の上にも。

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 庭全体に船舶ライトの温かくて情感溢れる光源がちりばめられて ファンタスティック な演出ができました。が、完成後夜の撮影にうかがったらイメージより少々明るすぎたので、電球のワット数を落としました。照明ってほんとやってみないとわからなくて、難しいです。

 次はタカショーの木製物置です。木製物置ってピンキリで、ホームセンターの特売品はすぐに壊れるし、通販カタログで注文したものもあちこち不具合が出て、安心して使えることとデザイン性で、このシリーズを使うようになりました。

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 セレクトショップのカタログで見つけたアイアンのオーナメントです。つるが伸びてはみ出したところが気に入りました。

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 つるのオーナメントと同じく、小さなものでもそれをデザインした人の 何か が見えてくる小物という意味で、次の蛇口もよく使用します。

 上がエナガで下がコガラです。
 エナガという鳥は飛びながら横を向くのだそうで、その様子を彫刻してあるとのこと。次のコガラは飛び立つ前に全身に力をためるようにプクーッと膨らむのだそうです。

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 蛇口の彫刻でも何となく可愛いとかオシャレな感じを狙うのではなくて、こうしてドラマ性があることに強く惹かれます。それがデザインだからです。さらっと言っちゃいましたけど、これってとても重要なポイントでして、ドラマ性、やストーリー性がデザインに内包されていて、そのドラマがどういう内容なのか、ラブストーリーなのか、記憶を掘り返す回想ものなのか、ホームコメディーなのか、それがそのデザインされた庭や物の価値、味わいになるのです。

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雑木には水をたっぷりと( 松下邸 5)

 雑木といえば、庭をお持ちの方にお伝えしておきたいことがあります。シャラやエゴ、ヤマボウシなどのいわゆる雑木類は、夏場に十分な水やりが必要です。今年も水涸れであちこちの庭の雑木が傷んでしまいました。5本立ちの木のうち1本だけが枯れたり大きな枝分かれから先が全部枯れるような場合は大概水不足です。
 なぜ雑木類に水が必要なのかというと、その生息地を歩くとわかります。例えば伊豆のヒメシャラの原生林に入ってみると、足元はグシュグシュです。落ち葉と木の根が何層にも重なってスポンジがたっぷりと水を含んだような状態になっています。水はけがいい土壌にさらさらと流れる感じで十分な水分がある。そういう場所で育つ木ですから、ガチガチの庭の土に夏の陽射しと高温(雑木林は涼しい)ではダメージを受けて当たりまえなのです。
 庭のシャラやエゴやヤマボウシには、夏場だけでいいので週に一度はたっぷりと散水してください。

 松下さんちの方は、今日は縁側と家の周りの仕上りをご覧いただきます。
 まずは縁側を。これはタカショーのeウッドユニットデッキです。ウッドデッキとして使うより、こうしてぬれ縁として使うことが多く、木の風合いが良くて幅が900と一般的な縁側より広いので 縁側でお茶 という感じが出て好評です。

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 次は庭以外の家まわりです。庭から勝手口まではコンクリートの洗い出しを、割れて草が生えたイメージでデザインし、庭と馴染ませました。

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 それ以外の場所は砂利を厚く敷き込みました。

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 庭からはなれた場所、駐車場の脇に植栽スペースがあったので、ゲンジモモを植えました。満開の時には、庭木や草花が多いこの住宅地でもひときわ目を引くことでしょう。春が楽しみです。

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 明日は庭の演出物、照明器具や立水栓をご覧いただきます。


 昨日のスコールのような雨と今朝の薄曇りで気温は一気に下がって、ようやく夏が終わる感じになってきました。妻は「これであちこちの庭木が持ちこたえてくれるよ」とめずらしく朝からニコニコしながら、ひさしぶりに豆をひいてコーヒーを。いつもの『文句言い』とは別人のようにおだやかです。雑木と同じで妻にも時々たっぷりの散水が必要なようです。
 斉藤哲夫の詩を思い出しました。

ミルクを沸かしながら 温まるのがおそくなったと
君はいつでも 僕より先に
時の流れ季節の移り変わりを知る


雨によってもたらされた 9月の湘南チック な朝。この感じが永遠に続いてくれたら・・・などと思うほどありがたい、今朝のわが家の空気感でした。

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回想『ガーデニングブーム』( 松下邸 4)

 松下さんちの庭、今日は奥の方をご覧いただきながら 回想『ガーデニングブーム』 を。

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 雑木の庭が一般的になりつつあったころに 大ガーデニングブーム がありまして、平成に入った頃です。「さあこれからは庭関係が儲かるぞ!」とばかりにあちこちから火の手が上がって、某フィルムメーカーがヨーロッパから石材を輸入したり、ビール会社が草花の研究を始めたり(これは順調に伸びて、今でも園芸店を楽しくしてくれています)。それは良かったんですけど、問題はにわかガーデンデザイナーが山のように湧いて出て、それまでカーポートや物置を売っていたおじさんや、お花屋さんの店員さんまで名刺に『ガーデンデザイナー』と印刷して出版社に売り込みをかけました。出版社もひどいもんでして、ガーデニング本が次々出版されまして、どれもこれもその内容は、あまりにもレベルが低いものでした。あんまりすごいので、その時代の記念として今でも何冊かとってあります。今見てもほんとすさまじい庭の連続です。

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 庭にまくら木とラティスと意味なくうねったレンガ通路があれば ガーデン のできあがり!てなぐあいで、デザイナーが考えるべきこと(庭のコンセプトや目隠しや導線計画など)が何もなされていない。週刊朝日の『私流ガーデニング』(だったかな?)という連載ページもありまして、田舎の瓦屋根が乗っている農家の庭に唐突にイングリッシュガーデン風の花壇が出現して、そこで日焼けした農家の熟年夫婦が、オシャレして、奥さんは化粧も念入りにして、白いイスに座ってぎこちなくハーブティーをすすっているという写真が、私にはなんとも残酷な風景に見えて、今でも忘れられないのです。おそらくあの花壇は今ではトマトとナスがたくさんぶら下がって、あの、ハーブティーをすすっていたご夫婦は、本来の健康的な笑顔で仕事の合間の麦茶を楽しんでいることでしょう。

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 つまりこういうことです。それまでの庭は和のノウハウ、造園の技術や知識がなければつくれなかった。それが雑木の庭になったら一気に何でもありになってしまって、まったくの素人さんがプロを名乗って平気でひどい庭を乱造し続けたのです。それが4~5年続きました。あれから十数年、さすがに低レベルのガーデン雑誌は廃刊になり、にわかガーデンデザイナーは姿を消しました。お客さまの方が本物志向になってきたためです。私にとってはいやないやな数年間のガーデニングブームだったのですが、まあそれも日本人の庭がファミリーガーデンへと脱皮するための一時の混乱だったということでしょうか。それにしても無数につくられたどうしようもない庭、それにかかったコスト、何より膨らみかけて萎んでいった庭への夢。・・・過ぎ去りし悲しきブーム でした。

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男の領域から女の領域へ( 松下邸 3)

 松下邸の雑木ゾーンをご覧いただきながら、『雑木の庭』について少々。

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 昭和から平成にかけて定着した『雑木の庭』という新ジャンルは、使用する樹木の種類や形態が変わったというのは部分的なことで、庭に対する考え方というか庭スペースの使い方が大きく変化したのだといえます。昨日も少しふれましたが、それまでの庭は基本的には眺めるための場所であり、立派に仕立てた庭木や景石が、旦那様の趣味や富を表していて、よく手入れされた立派な庭がそのお宅のステイタスだったということがありました。つまり庭はご主人を映す鏡、 男の領域 だったわけです。それが眺める庭から過ごす庭、家族が楽しむ場所というふうに概念が変化した雑木の庭は、徐々にご主人の管轄から外れていって、今となってははっきりと奥様主導の 女の領域 になりました。家族のあり様の変化が庭も変化させたということだと考えられます。

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 まあ、どちらが主導権を握っていてもいいですよね、家庭が平和であれば。この話題を続けるとまた 父性の復権 をアジることになるのは目に見えているので・・・そして最後はカオリに逆襲されて・・・、やめときます。いいんです、えぇ、そんなことは。家庭が平和であれば。

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 明日は雑木の庭への変化が業界にもたらした混乱とそのてん末のお話です。

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雑木の庭について( 松下邸 2)

 雑木林のような感じで という最初からのご希望には理由がありました。ご主人の趣味がバードウォッチングで、リビングからも野鳥を観て楽しみたいということなのです。


Before 1
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After 1
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Before 2
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After 2
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Before 3
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After 3
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Before 4
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After 4
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 松下邸は雑木林のような感じを出したいということだったわけですが、雑木林でなくても庭木としていわゆる雑木を使うことが主流になっています。
 造園業界では 雑木の庭 という言い方があって、それは今から20年~30年前あたりから、それまでの仕立物の庭木、マツやツゲやモッコクといったものから、自然樹形のシャラ、ヤマボウシ、カツラノキなどに人気が移っていって、庭の仕立て方も和風一辺倒から脱却していったということがありました。庭の概念としても、眺める庭、ステータスとしての庭から、生活の場、家族が過ごすスペースというふうに変化しました。その雑木を使った今風の庭のことを雑木の庭と言うのです。最近ではそれがごく普通になったので特にそういう呼び方も聞かなくなりましたが、今回「雑木林のような感じ」というご要望で、古い言葉、雑木の庭を思い出したのでした。
 そんなわけでこの古い言葉、雑木の庭について明日も引続き。

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雑木林の庭( 松下邸 1)

 昨日まではややエキサイトモードで最後は 革命 をあおったりしまして、はい、おはずかしい限りです。さっ、気を落ち着けてと。今日から新シリーズ、松下さんちのご紹介です。

 新築(建て替え)で、庭はさら地からのプランニングです。ご要望は「雑木林みたいな感じがいいかなあ」という感じで、あまり具体的でなかったので、とりあえず2プラン作成してご覧いただきました。

Plan A
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Plan B
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 Plan A は雑木林とパーゴラのあるテラス、Plan B はウッドデッキとガーデニングスペースがメインの設計です。どちらもリビングからは雑木林のような景色になるよう意識してあります。

 こうしてプランをお出しするとイメージが具体的になって、ご夫婦それぞれに意見が出てきましたが、結果、Plan A をベースに細部を変更して施工することになりました。

 明日はビフォー・アフターです。

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デモなき静かな革命( 北井邸 9)

 キチッと着実に、そして意欲的に生活を組み立て演出している北井さんご夫妻。庭の草花や庭木の手入れの様子から、その充実した暮らしぶりが感じられます。見習いたいところです。
 ちなみに、奥様は木彫、ご主人は篆刻(てんこく/石や木や金属に印を彫ること)を趣味としています。静かな住宅地で落ちついた自分の時間を楽しむ日々、いつかわが夫婦も実現したい。最近妻にこういう話をすると「早くしないと、何も実現しないうちに終わっちゃうよ」と言われます。全くその通りでして、きちっとしたものじゃなくてもとにかくイメージに向って何か行動を起こすことが大事なんだよなあと考えることしばしば。根っからのA型なので、段取りが整わないと何も始められない、悪い癖なのです。

 そんな北井さんちも今日が最終日です。昨日に引き続いて庭の草花をご覧いただきながら、この夏最も感じたことを書き留めておこうと思います。瀬上の森の開発計画とも関係があることでして、それは地球温暖化につてです。草花の写真の前に先週ご紹介したJAGセミナーでの1000年の気温変化のグラフを再度ご覧ください。

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ここ数十年で地球の何かが壊れてしまったことがわかります。本来は国連や日本政府が非常事態宣言するべき状況なのです。でもまあ、よくわかりませんが、いろいろなことが作用して、さして危機感が無いままなのでしょう。

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 今年の夏、梅雨がなかなか明けなかったことに始まって、台風、そしてこないだの猛暑、観測史上初というタイトルを何度目にしたことか。北極の氷も解け方が予想より40年早まっていて、今世紀末には消滅するという予測が立てられているそうですし、日本の気候が熱帯性にシフトしていることは、おそらく日本中の人が感じていることでしょう。それから世界中から聞こえてくる珊瑚礁の死滅や異常気象のニュース。いけません、もういけません。

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 だれも慌てていないんですけど、いいんでしょうかねえ。白い恋人の賞味期限とか横綱が精神力が弱くて落ち込んでいるとか、そんなことどうでもいいです。それよりも地球を何とかしないと。普通に考えて、京都議定書のレベルではこの気象崩壊は止められないでしょう。なのにそれすらグダグダ言って達成できていない。ほんとにいいんでしょうかねえ、こんなことしていて。

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 瀬上の森のホタルを守れそうもないことに似て、左翼的活動という方向に踏み出す前に無力感に支配されてしまって・・・。そうそう、この、社会の何かに抵抗しようとする時に左翼的活動しか浮かんでこないというのが我が世代の弱点なのかもしれません。ではどうすればいいのか。

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 以前、ロハスについて書いたときの繰り返しになりますけど、アメリカではロハスを意識して生活している人たちが30%を超えて、それによって売り手側が(売るために)過剰包装をやめたり、リサイクルシステムが進んだりしているそうです。政治家もその人たちの票を獲得するために政策を打ち出すします。また、ハリウッドスターはハイブリッドカーに乗ることがステータスになっているとのこと。
 こうして環境保護やロハスライフを望むひとたちがある一定の割合を超えた時に、ようやく政界、財界、マスコミ、社会全体がその方向に動き出す。ワーワーとアジったりデモするんじゃなくて(そんな元気は過去の幻ですけど)、もしかしたらこのやり方が正解なのかもしれません。静かに自分の生活を環境保護とロハスに整えて、いきいきとそういう暮らしをしていたら、自然とそれに倣う人が増えて行って、やがて世の中が地球と人を健康にする持続可能な社会に向けて動き出すのではないでしょうか。毎日このブログをご覧いただいている100人近くのみなさん、あせってみてもうまくいかないかもしれませんが、でも、慌てず急いで、まずは 我が家のロハス を実現しましょう!

 北井さんちのちゃんとした暮らしぶりに刺激されて、えらくでかい話になりました。でも、ほんと、さっそく今日から行動を起こしましょうよ。地球のためイコール家族のためです。やることは山ほどあります。これは デモなき静かな革命 です。


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瀬上の森があぶない!2( 北井邸 8)

 北井さんちの草花をご覧いただきながら、引き続き瀬上の森問題を。「ええ、今日は家庭内左翼活動家として知られるカオリさんをお招きしております。ではどうぞ」

 ご紹介にあずかりましたカオリです。・・・なんて、何くだらないことを言っているんですか! でも本当に瀬上の森は守らないといけません。

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 私たちは「お水」「お月さま」というふうに自然に対しても敬称をつけることが多いですよね。これって日本人特有のものだといわれています。人間と自然は調和して生きていくという考え方が古来から日本人にはあるのです。自然の中に神さまが宿っているというようなことを小さいころに聞かされて育った方も多いのではないでしょうか。いわゆる「八百万(やおよろず)の神」です。

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 日本人の「八百万(やおよろず)の神」に対して、西洋などでは、人間は自然を征服するものであるという「一神教」的な考え方があると言います。神は唯一のものであって、自然の中に神が宿っているという考え方はしないからです。
 この自然に対する考え方の違いは、庭文化にも表れています。日本には借景という手法があります。例えば隣の公園の桜の木を借景にして、自分の家の庭も構成していくという方法です。そこにある自然を生かしながら調和させていくのです。それに対して、西洋風の庭は左右対称ですべてを図形的に整えていきます。最高の状態はディズニーランドです。寸分のすきもないほど人工的な美しさで作られています。
 どういう庭が好きかはその人の好みなのでここでは関係ありませんが、そういう文化や風土の違いを考えていくと、日本人ほど環境や自然保護に積極的になれる国民はいないのではないかと思うのです。ところが現在は、本来の十八番であるはずの環境問題を完全に他の国々の方たちに奪われてしまっています。残念なことです。

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 ルー大柴の「もったいない」という歌がブレイクしていますが、その精神をリサイクルとかゴミの分別といった身近なことだけにとどめずに、もっともっと大きく、緑を守ること、自然を守ること、温暖化を阻止すること、というふうに捉えていかないといけないですよね。自然という人間が決して作り出すことのできない貴重な宝をもったいなく扱ってしまったら、本当にバチがあたりますよ!


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瀬上の森があぶない!( 北井邸 7)

 北井さんちの寄せ植えや小物をご覧いただきながら、今日は開発と自然保護について少々愚痴らせてください、じゃない、述べるさせてください。

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 こないだ町内の回覧板がまわってきました。中身は瀬上池周辺のマンションとショッピングセンター建設に反対する署名。もちのろんで家族全員署名捺印しました。

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 市民団体や地元民が反対運動をしているのに、どうやら来年着工ということになってしまいそうです。カテゴリ『風の街散歩』と『秘密のむし部屋』で紹介している通りで、建設予定地はホタルやトンボや多くの昆虫がうごめいていて、散歩の人を楽しませてくれています。そして古墳もあるそうです。私がここ港南台に移り住んで「よかった~」とおもった大きな理由もその瀬上池周辺から円海山にかけての自然環境でした。

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 なんでわざわざホタルがいる場所をつぶしてマンションやらショッピングセンター建てなきゃいけないのか、まったく理解に苦しみます。しかも地主や近隣住民の多くは反対しているのにです。これから人口は減る一方なのに・・・、それに買い物ならタマヤは2軒あるし、サミットやハックやビッグサムやハナマサやダイエーや高島屋まである。少し走ればコストコがあるしで、どう考えたって必要ありません。

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 開発側の経済活動のために住民に親しまれてきた自然が破壊されることを、細々と反対運動しているだけでは抗うことができない。でもどうしたらいいのかとなると・・・。過去こういう開発の連続の上に今の街や暮らしがあることは承知していますが、何もここまで来てさらにその手法で、一企業の利益のために自然を破壊しつづけるというのは、あまりに愚かなことです。

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 どうしようもないのでしょうかねえ。中田市長はどう考えるんだろうか。何ともやりきれない問題なのです。

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コリウス/庭の活き死に( 北井邸 6)

 意外に思うかもしれませんが、真夏というのは花が少なくて、園芸店では仕入れに苦労する時期なのです。
 最近の夏の一番人気はこれ、コリウス です。

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 北井さんちもご覧のように、何種類ものコリウスが庭を彩っていました。
 奥様がブルー系の花が好きで、春は庭全体がブルーからホワイトのグラデーションがかかったようになるのですが、それも梅雨まで。夏はコリウスが主役です。
 それにしてもこの種類の多さ、ご夫婦そろって凝り性のようです。凝り性ということは欲求が強い、生命力が強いということでして、健康な証拠。ファインダーを覗いているだけでそのパワーが自分に充電されていくようでした。

 個人邸でも観光寺の庭でも、そこからエネルギーが放出されている場合と、そうでなくてただ造形があるだけの場合がありまして、そのことを庭が死んでいるとか活きているとか、そういう言い方をします。数年前に鎌倉の明月院の方丈庭園を観て「死んでるなあ」とがっかりしたことがありました。つくり手のデザイン遊びや落書きみたいな庭で「これじゃ最初から死んでるよ」と感じたり、またふだん、死んでいる庭に活力を与えることが主題となるプランニングも多いので、この庭の活き死にには敏感になっています。
 ではどういう庭が活きている庭なのかといえば、人が居る庭 です。手入れの善し悪しと関係なく、人の思いが込められていたり、人が楽しんだ時間がこびり付いているような庭が活きている庭なのです。そうでない庭からは何も感じない。それどころか住んでいる人にとってやっかいな場所、無い方がいい場所になっていたりするのです。こんなふうに、庭が活きているかどうか、そういう観点で自宅の庭を眺めてみてください。
 北井さんちの庭、活きています。いい感じです。

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過ごす場所完成( 北井邸 5)

 コンクリートだった場所に 過ごす という場の意味が生まれました。

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 そして実際にその場所を活用して、生活をより充実させている様子が伝わって来て、撮影しながらありがたいやらうれしいやらで。ほんと、生活をキチッとまとめながら満ち足りた時間を実現させていくことにとても長けているご夫婦なのです。
 おふたりとの出会いは、西武ドームの薔薇とガーデニングショーに出品した私の作品パネルをご覧になって連絡をくださったのでした。横浜から西武ドームは結構行きづらいのに、夫婦で出かけて行くことも素晴らしいし、興味津々で私のパネル(小さいの1枚きりでした)を見つけて、さらに連絡してくれた。とてもありがたい出会いでした。

 ニュートラルで全方向にアンテナを張りつつ、でも自分たちが目指す世界を、少しもぶれることなく着実に実現していく。その生活スタイルをシンプルに淡々と続けている感じのご夫婦でして、ガッシャガシャのわが家、わが夫婦が手本としたいところです。

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