2008年02月

オープンが決まりました!

ビッグサム港南台店が無くなって2ヶ月。現在、立体駐車場の解体工事が進んでいます。で、未確認ではありますが、かなり精度の高い情報として次のロイヤルホームセンターのオープンが3月28日に決まったようです。また港南台のお客さま方にお会いできることが楽しみで、ぐぐっと元気が湧いてきます。

では昨日の続き。今日からは昨年の後藤さんちのオープンガーデン。花一杯の庭をご覧いただきながらすすめたいと思います。三寒四温が始まったので、春ももうすぐ、花の季節がやってきます。

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さっ、前段は終わりで、『デザインとは』に入りましょう。
ふだん暮らしの中でデザインを意識することってありますよね。意識するどころかよくよく考えると一日中デザインから受ける刺激を浴びながら暮らしているのです。特に都会の人は。あらゆるものが「オレがオレが」とデザインを駆使してイメージをぶつけてくるのが都会生活なのです。村上春樹の『1973年のピンボール』だったかに「デパートはイマジネーションの洪水だ。すべての品物がその物質ではなく、そこから派生するイマジネーションを売ろうとしている。イメージ抜きで物質として必要なものは今や風呂の栓くらいのものだ」というような一説が出てきますが、まさしくその通り。私たちは食品でも洋服でも、実のところデザインを買って生活しているのです。とすると、どういうデザインを選択するのかが、イコール、どういう暮しをするか、ということになってくるわけでして、選択眼、つまりデザインを感じる力が重要なのです。その力が生活の質を決定付ける。

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話は思いっきりさかのぼって、戦後。物が不足していた時代は物を生産することが時代的価値でした。その後物が行き渡って豊かさがやって来ると、今度は消費の時代。消費することが時代的価値。糸井重里の『おいしい生活』のころですね。それからバブルと共にブランド指向があって・・・、そして21世紀は『心の時代』。心豊かに暮らすことが時代的価値となりました。

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で、デザインが氾濫する環境で心豊かに暮らすためにはデザインを感じる力が必要、となるわけです。デザインを感じる力、感性ですね。それだけではだめで、そのデザインから広がるイマジネーションが必要。
さあ、むずかしい時代になってきましたねえ。明日に続きます。

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5th ROOM(フィフスルーム)

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庭をつくり、庭で過ごしてみると、今は寒くて手が痛くなります。夏は暑いです。蚊に刺されるし、チャドクガにやられて痒くなるし。朝は朝露で靴が濡れて、山や森の近くにある庭だと夜は夜露で着ているものが重たく感じます。虫もミミズもカエルも、時にはヘビやモグラもいます。庭にはエアコンもテレビもインターネットもない。自分の周りは富士山の頂上やアマゾンのジャングルにいるのと同じ、天然の空気と空です。それが庭なのです。季節のうつろいや一日の中でも朝、昼、夕方、夜、全く違う刺激を感じさせてくれます。雨の日、晴れの日、曇りの日、これもまた違います。
葉のざわめきや土や草や花の香り、気温や湿度の変化など、五感で自然を感じ、オーバーに言うと自然と対峙することができる場所、それが庭です。
そんな場所を家族が過ごす5番目の部屋と捉える考え方が『5th ROOM(フィフスルーム)』。オーストラリア発のコンセプトで、家の内側と外側が重なりあう場所を心豊かな暮しのシンボル、家族が充実した時間を過ごす場所として構築するというものです。なぜ5番目なのかというと、1リビング、2ダイニング、3キッチン、4ベッドルーム、それに続いて『庭の部屋』だから。
家の内と外が重なりあう場所ですから、例えばウッドデッキ、和風では縁側、リビングから床つながりで出られるテラスやコンサバトリなんかも5番目の部屋と言えます。私はもう少し広げて、庭全体がそうあるべきだと考えているわけですが、まあそのへんはその庭の条件と住む人の考え方によってということでいいとして、『5th ROOM(フィフスルーム)』、すばらしいコンセプトです。
あなたとあなたの大切な家族が暮らす家には5番目の部屋があるでしょうか。庭が5番目の部屋、家族の場所になれば、幸せの階段また一歩上がれると思うのです。一度イメージしてみてください。


 

龍安寺の石庭

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さっ、では話を戻して『デザインとは』。
デザイン全般の話は広すぎて切りがなくなるので、ガーデンデザインについてあれこれやっていこうと思います。ガーデンデザイン、造園設計でもいいです。
まずは前段として、『人のイマジネーション、インスピレーションは進化していない』という話。
いろいろな庭を見ているとそう感じてしまいます。退化している気さえするのです。例えば日本で最も有名な庭、龍安寺の石庭。たしか今から800年くらい前だったと思います、あの庭がつくられたのは。作者は山水河原者と呼ばれていた流れの庭師(名前は忘れてしまいました)です。どこから見ても一石見えないとから「吾唯足知(われただ足ることを知る)」と捉えた人や、いやこの石の配置が宇宙観をあらわしているのだなど、様々な解釈がされていて、800年経った今でもその庭から受けるインスピレーションに感激している。ということは800年間あの石庭を超える表現をする庭、観る人をインスパイアする力を持った庭がつくられなかったとも言えるのです。当時の山水河原者の想像力と表現力に未だにひれ伏すしかない私たち、悲しむべきことのような気がします。
800年さかのぼらなくても、ここ数十年でも人の感覚的な部分は退化していると・・・、そう思いませんか?親の世代より私たちの方が、私たちより子どもたちの方が、あらゆる場面での感じる力や想像する力が落ちてきているように思うのです。それは何故か、私は生活が便利に、快適になったからではないかと。世の中が便利になるほど感じる力は必要なくなって、それが過ぎてあれこれと鈍感になったことが、もしかしたら連日起きる嫌な事件(昭和には考えられなかった事件も多いです)の遠因なのではないでしょうか。うがちすぎですかね。
実は、庭のある暮らしが、その鈍感になってしまった部分をリハビリするというか、人間本来のパワーを取り戻すのに最適なのです。明日はそこから。


 

表現欲と美しい暮らし

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で、独立。グレースランドをスタートし・・・、あれ、そもそも何の話でしたっけ。これが悪い癖で、話がどんどん脇道にそれてもとに戻れなくなってしまう。
そうそう、確か『デザインとは』でした。では軌道修正して、デザイン。おっとその前にもうひとつ。しつこくやってきた『表現欲』のしめくくりを。(・・・こんな感じで元に戻れず話は混迷を深めていくのです)
表現欲は食欲と違って、それがある人とない人に別れるようです。うちの妻はほとんどそういう欲求がない。表現力はしっかりとあるけど表現行為をしていないと自分を保てないということではない。私から見るとうらやましい性質です。で、私のように表現欲が湧いてきてしまうタイプの場合(あなたはどうですか?)、表現にかかわることを仕事にするか、趣味でその欲求を満たすか。
私は幸か不幸か表現が仕事で、帰宅して仕事以外の時間は、欲求は日中に満たされているので表現抜きのまったりした(だらしない)時間を過ごすという生活。なぜそれが『幸か不幸か』なのかというと、表現欲を趣味に発揮している人たちの暮らし振りを見るにつけ「すてきだなあ」と感じているからです。紺屋の白袴、仕事で表現を使い果たしていますからなかなか自宅では暮らしを美しくする、すてきに暮らすためのアイデアや意欲が出てこなくて、それに対して表現欲を趣味に生かしているタイプの方のお宅は美しい。
実はうちのお客様にはそういう人が多く、ト-ルペインティング、陶芸、写真、水彩画、木彫など、皆様玄人はだしの腕前です。で、そういう方たちの共通点は暮らしに余裕を感じるといいますか、すべてにおいて美しい生活を送っていらっしゃるということ。「いいねえ、豊かだねえ」といつも妻と羨みながら、しかし我が家は・・・。私が仕事に使っているこの欲求パワーを家庭で発揮したら、きっとその方たちのような生活を組み立てられるのではないかと思っているのです。ま、念の入った言い訳ですけど。
あなたがもしご自身に表現欲を感じたら、ぜひそれをかき立てて、思いっきりふくらませて、充実した時間を生み出す趣味と、美しく豊かな暮らしの実現に生かしてくださいね。表現欲バンザイ!です。


 

デザイナー修行開始

庭の楽しさを演出するプランターや小物。レノンの庭でもこれからそういう小物を充実させていきたいと考えています(まだまだ時間がかかりそうですけど)。
今日から数日、小物の達人中野さんちの写真をご覧いただきます。
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田舎にいるときに自分の中から消せない表現欲に悩んだことを思い出して、「そうか、東京なら思いっきり自分らしく生きられるかもしれない。表現欲なら嫌でも沸き上がってくる。それが必要だというなら願ったり叶ったりだ」。というわけで、そのときから私のデザイナー修行が始まったのでした。
いやあ吹っ切れると突っ走る私の性格。それから3年間、会社の顧問だった建築設計の先生とランドスケープデザインと造園の専門科の先生に添削してもらいながら住宅外構や庭の設計をしまくりました。当時はCADなどというものはなかったので、製図板に向かって朝から晩まで、馬に食わすほど。他の社員によくいわれました「いわちゃんは図面ばかだね」。確かにそう見えたことでしょう、みなさんが出社してくると私はもう製図台の前に座って唸っている。一日中唸って(描くより唸っている方が長いのが常でした)みなさんが帰って終電ギリギリまでその状態。今思うとよくあれだけ熱中できたものだと、はい。誰でも一度はそういう時期ってありますよね、私、燃えていたんです。楽しくてしょうがなかった。
当時は今のようにガーデンデザインの学校もないし、そういう分野自体が世の中に認識されていませんでした。でも需要はある。教えていただいていた先生方からの知識以外にも吸収したくなって、で、どうしたかといいますと、休日に神保町の古本屋街を歩きまくって、庭に関する洋書を買い漁りました。それを持ち帰って文章を訳す。でもその作業はすぐに挫折。一生懸命に英和辞典を引いていたら何とその本はドイツ語で・・・、諦めてそこに載っている図面をトレースし、庭の写真をスケッチで模写しました。もともと絵が好きなので夢中になりました。描き写すと、まるでそれが自分の作品のような気分になれて、それが10枚20枚とたまるうちに何か自分が天才になったような錯覚に陥ってくる、それが楽しかった。私が設計したものを添削してくださった先生方もおもしろがってくれたようで、設計意図や細部について説明を求められたり、何度も何度もダメ出ししてくれて・・・、でも今考えると、そのだめ出しに「今度こそ」と次の手を考えるという繰り返しから得たことが大きかった。今でも設計しながら、ダメ出しされないように、「この線の意味は?」と質問されたらスラスラ答えられるように理屈っぽい設計をする癖がついています。ですからどのプランでも1時間くらいはそれをネタに話ができる、そういうスタイルになっているのです。
そんなこんなの中身の濃い3年間。給料をもらいながら、今こうしてガーデンデザインで何とか飯が喰えるだけの知識と技術が手に入った、感謝感謝のデザイナー修行時代だったのです。こうして振り返ると「若いってことはすばらしいことだなあ」と。すっかりメタボなグータラ生活になってしまっている今、もうニ度とあんなパワーは出てこないと思います。


 

強烈なお言葉

連日お問い合わせの多いウッドデッキ。昨年施工したデッキのいくつかをご覧いただきます。場所によって条件もご要望もいろいろなので、こうして並べてみるとバリエーションがあっておもしろい。これからウッドデッキを、という方はどうぞこれらをご自宅の庭に当てはめて、思いっきりイマジネーションを広げてください。

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ギャバーンクラブで『感性のダイナマイト』大野美奈子さんに言われた強烈なお言葉、それはこうです。
「あなたは真面目で人がよくて、立派な田舎者だけど、東京じゃやっていけないわよ。ここにいる人たち見てごらんなさい、お客さん(テレビ局の人や有名なCM制作者やタレントさんもいました)もパロッツのメンバーもあなたとはちがう。あなたは根性で労働しているけどこの人たちは感性と表現で仕事しているの。東京では感性を売らなければ生きていけないのよ。はやく田舎に帰った方がいいよ」。一瞬にして酔いがさめました。
彼女にしたらその言葉通り、私に田舎に帰って暮らすことをすすめるつもりの言葉だったのでしょう。しかし私は瞬時にして全く違う受け取り方をしていました。それはまた明日。


 

感性のダイナマイト

春になったらぜひ植えたいのがナスタチウム。花も色とりどりでいかにも春(秋まで咲き続けます)、葉っぱはサラダに添えるとカイワレみたいな感じでピリッと辛くて美味いのです。
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同僚のその女性はフラワーアレンジメントを担当していた人で、大野美奈子さん。板橋の大地主の娘さんでした。で、彼女の感性が物凄い!数年前にニューヨークを旅したそうで、そのときに撮った写真が全て白黒。写真をやっている人ならわかると思うのですが、情緒を記録する、表現するにはカラーより断然白黒なのです。しかしです、だからといってせっかくニューヨークに行くのにカラーフィルムを持たずに出かける人はあまりいないと思います。そういう人なのです。仕事ぶりを見ていてもその発想、表現力は常に周囲を唸らせるものがあり、私は彼女を『感性のダイナマイト』と評し尊敬していました。
その彼女がある日の仕事帰りに六本木のギャバーンクラブ(ビートルズのコピーバンドが出ているビートルズファンの聖地みたいな店です)に連れていってくれて、私としては大興奮。新潟にいるころから一度は行ってみたい店だったのです。お酒と見事なビートルズのコピーを聞かせてくれるパロッツ(現在は同じく六本木のアビーロードという店に出ています)の音楽に酔いしれているところで、彼女から強烈なお言葉が・・・。続きはまた明日。


 

職人さんに怒られました

昨年の3月30日に撮影した椎名さんちの様子です。冬の花がまだまだ元気で、そこに春の花も植えて、「さあ春だ。楽しい(忙しい)庭の季節がやってきた~!」という感じです。
あと1ヶ月で春がやってきます。
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千葉市動物公園の現場監督から始まった都会生活。とにかく無闇に働くことが習慣付けられているいなか者の強みで、ガンガン仕事して数年が過ぎました。それまで新潟でやっていた土木と動物公園での造園の仕事、ひとつ大きく違う点があって、それは、施工管理に感性が必要だということです。
土木ではいかにして寸法やコンクリートの強度を設計値に近付けるかという仕事でしたが、それだけではダメ。いきなりこんな失敗をしました。高さ3mで葉張りが2mのクロマツを植えるという設計の場所があったので、私はその規格のできるだけ安いクロマツを仕入れました。それで職人さんから怒られた怒られた。「こんなかっこわるい松どうしろってんだあ」。その場所はいわるゆ『見せ場』で、かっこいい松をイイ感じに植えるべき場所だったのです。でもそんなことは設計図には一言も書いていない。「う~ん、造園っておもしろいなあ。同じ設計でもつくる人によって仕上がりが全然違ってくるんだあ」、衝撃であり、ニンマリとうれしいことでした。
その後その怒られた職人さんに『木の向き』『将来的な枝振りをイメージすること』『四季折々の木の変化』などを教えてもらって、その他にも石の扱い方や乱張りや飛び石のテクニックなど、今の仕事に欠かせない技の数々を山ほど伝授してもらうことができました。
この、施工に感性が介在するという造園の世界にのめり込んで、無我夢中のうちに千葉市動物公園が完成。次なる仕事を求めて転職し、都心に通勤するサラリーマン(デザイン会社)になりました。そこで出会った同僚の女性から受けた『感性』に関するさらなる衝撃波!明日はその話を。


 

ピーター・カブリナの言葉

草加市の白石さんちの庭です。田舎からおじいちゃんを呼んで同居されるということでの新築でした。永年土と親しんで暮らしてこられたおじいちゃんに楽しんでもらおうと、庭のほとんどを畑にしてあげたい。でもただの土の広場ではどうも・・・。というご夫婦のお話からこんな畑の庭になりました。今ではこの通路が見えないほど野菜と草花が育っています。
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続きです。
『表現欲』を表現欲と訳した人に感謝。原文がどういう英文だったのかはわかりませんけど、感性を表現するという、いなかでは1円も生活の糧を生まない行為を、欲求である、食欲と同じく人の本能的な欲望であるというふうに、私にとって肯定的なこととして捉えさせてくれた言葉でした。
霧が晴れたような気分で「写真や絵をやっていることは、別に変なことでも役立たずなことでもないんだ」という、今思えばあたりまえなことに気がついて、その日を境に仕事も趣味も一段と熱が入りました。

物を移動したり、穴を掘ったりという実動というか現業というか、物質を中心に据えた労働こそが仕事で、イメージするというような手に持てないことは利益を生まない、生むはずがない、つまりそんなの仕事じゃない。それがいなかです。今でもそうです。そこで感じた自分の存在の違和感。長く薄暗いトンネルでした。トボトボと歩いていたらパーッと光が。ピーター・カブリナの言葉「晴れた日は海に行ってウインドサーフィンをする。雨の日は自宅で木彫りをする。どちらも私にとっては同じことなんだ。表現欲を満たしているんだよ」によって自己を肯定できました。その後上京した私に表現に関わる衝撃が・・・、明日はそこから。


 

『表現欲』

栄区 Kさんちの風景です。このイカリは横須賀の漁師さんから譲っていただいたもの、イイ感じでしょ。そしてキャンプ場みたいな炉は、もともと庭に点在していた石を集めて仕立てました。この日はご主人がダッチオーブンで焼き芋を作ってくれまして「うまかった!」。そうそう、ある日ご主人が店にいらして、この庭石を捨てたいという話からこちらのガーデンリフォームが始まったのでした。
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では、昨日の続き。
仕事は人並みにしつつ写真や絵や音楽に夢中な日々。思い返すときらめくような瞬間、シーンが次々よみがえって来ます。間違いなく充実していました。しかし心のほんの一部がもやもやしていてどこか自己を肯定しきれない。そういう時期って誰にでもあることなのでしょうが、自分の中のその微かなスッキリしない感が嫌で嫌で。若さですよね、自分を白黒ハッキリさせたいっていう感じ。グレーな自分は許せないっていう。
繰り返しになりますけど、何がスッキリしないのかというと、何で自分だけが写真だの絵だの音楽だのという飯の種にもならないことに夢中になってしまうのかということです。
そんなある日、ウインドサーフィン(冬の日本海で吹雪に向かってセーリングしていました。今では普通ですけど、当時地元ではやや変人扱いでした)の雑誌に載っていたインタビュー記事。ハワイのピーター・カブリナというプロウインドサーファー(世界ランキング2位。滑らかで美しいライディングが持ち味)が「晴れた日は海に行ってウインドサーフィンをする。雨の日は自宅で木彫りをする。どちらも私にとっては同じことなんだ。表現欲を満たしているんだよ」。この『表現欲』という言葉からパーッと光が射した気がしたのです。
おっと、もうこんな時間だ。続きは明日。


田舎での『仕事』

今やガーデンレストランの名店となった上大岡の『四季の庭』そのプラン図です。庭が評判のレストランをつくりたいというオーナーと一年がかりで煮詰め、優秀なうちの職人さんの中でもベストメンバーで仕立てました。奥様方に人気で昼は予約が必要ですが、ぜひ一度行ってみてください。上大岡駅の裏手です。
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新潟の山奥で生まれ育った私。そこでは仕事イコール物質との戦いでした。他人より多く物を動かし、他人より早く穴を掘り、他人よりたくさん収穫する。習得すべき処世術としては、声が大きいことと早起きすること。手際よく作業をこなすための段取り。根性と体力。あとはひたすら黙々と働くこと(補足ですが、赤い色の蛇と草には触らないこと)。生活の糧が農業と公共土木事業しかない地域なので、町中の人が地道で体が資本の労働をしているのです。
そんな環境で私はといえば、一応世間並みには仕事していましたけど、仕事以外の趣味、写真を撮ったり絵を描いたり、シンガーソングライターの真似事をしてコンサート開いたり、そういうことに生き甲斐を感じて生活していました。その様子をよく親や大人たちから「何の役にも立たんことばっかりしてるんじゃない」と叱られたものです。
自分としては、仕事は仕事でやりがいもあり、土木の施工管理ではかなり優秀だったと思っています。でも帰宅後や休日に絵や写真をやっていると疎ましい視線を感じてしまう。どうも居心地が悪く「何で自分は他の人と違うんだろう」という思いもふくらんできて、大袈裟にいえば自己肯定観が持てないといいますか、アイデンティティがあやふやなままの青春時代を送っていたわけです。
そしてある日ウインドサーフィンの雑誌のインタビュー記事で・・・おっと、もうこんな時間だ。レノンの庭に出発しますんで今日はここまで。明日に続きます。


 
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