2008年05月

社長 島耕作( 小沢邸 5)

島 耕作さんがついに社長になられたそうで、そのことがワイドショーで取り上げられているのを見て力石の葬儀を思い出しました。あしたのジョーの力石徹です。あれ以来じゃないですかね、漫画の中の人が 実在の人物扱いでワイドショーネタになったのって。『社長 島耕作』、すごいですよね、いや、すごいってのは課長から社長にまで登り詰めた島さんじゃなくて、作者の弘兼憲史さんのこと。実に連載25年目だそうです。長い長い、25年間も1人の人物像を魅力的に創造し続けることって・・・、すごいのひと言です。

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After 12
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この『25年やり続ける』ということで中学2年の夏休みを思い出したので、今日はそのことを。
腎臓を悪くして一年間の運動禁止を言い渡された私は卓球部を辞めて美術部へ、その時の顧問が今井広勝先生といいまして、美術の教師であり、その時点でけっこう著名な彫塑の作家でもありました。作家年鑑みたいな本で、先生の作品(高さ30センチくらいの胸像)が270万円と書いてありました。岡本太郎みたいな、常にあっち側の世界をただよっているような雰囲気の人でしたので職員室ではやや変人扱いされていた感じで、でもその先生が私に興味を持ったらしくて(何か波長が合ったのでしょう)、美術に関すること以外にも「これおもしろいよ」と、禅宗のお坊さんの本をくださったり、私のスケッチブックの1ページを「こりゃすばらしい」と言ってベリッと切り取って持っていって、後日それが教職員組合かなんかの小冊子の表紙に使われていたりしました。

Before 13
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After 13
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中2の夏休みに「アトリエに遊びに来なさい」と誘われて、電車で1時間かけて長岡市の先生のご自宅に。そこにあるアトリエが衝撃的で、庭とアトリエが一体になったような、粘土と油絵の具の香りと作品群で目眩がするほどのエネルギーに満ちているアトリエ、そしてそれ以上にその庭、当時、庭になんて全く興味がなかったいわふち少年でしたけど、花咲き乱れる庭がある暮らしが強烈に記憶に焼き付いています。私の家や近所では庭イコール畑という田舎の中の田舎でしたから、そこからしたら洗練された都会というイメージだった長岡市の住宅地で、その中でも先生のお宅の庭はひときわ美しく、さすがは芸術家だなあと思ったものです。私と同年代の息子さんが寛斎の作務衣を着ていたのもおどろきで、(そんな中学生いませんよね)かっこよっかた~。創造というのは学校の授業で絵を描くことではなくて、こうして生活を組み立てる時に発揮されるべきものなのだという感慨、もしかしたら私にそれを感じさせたくて招いて下さったのかもしれないなあと、後年そう思いました。

そのすばらしい庭を眺めるアトリエで、先生が大好きだと言う由紀さおりのLPを聞きつつ、豆を挽いて(生まれて初めてでした)入れて下さったコーヒーをいただきながら「どうしたら先生みたいに絵や粘土をやりながら暮らせるようになるんでしょうか、やっぱ勉強して美大とか行かなければ無理なんでしょうか」と聞きました。するとその答えは「ただ好きなことをやっていればいい、それだけ。夢中で好きなことをやること。ただし、それを25年やり続けることだよ」。
あれから38年が過ぎました。けっこう純粋だった少年は、先生の言葉に従い、好きなことばっかりを夢中でやってきました。そして私が造園や設計にかかわるようになってからは、気が付けばもう22年。先生の言っていた25年に近付いてきました。現在の仕事や暮らしをあの日の私がどう評価するかは別として、あの言葉が頭の隅っこにこびり付いていたおかげで(せいで、かもしれませんけど)エキサイティングなここまでの道のりだったことは確かです。人生を変える今井先生との出会いであり、言葉だったのです。ですから子どもたちにもよく言います「好きなことだけやっとけ」、わたしがそれを言うと「はいはい、そゆことばっか言ってちゃダメだよ」という反応、私を反面教師にしてみなさんがんばっているようです。私としてはホントにそれでいいと思っているんですけどねえ。

さっ、今日も雨にも負けず(それにしても雨の多い年です。バランスとって空梅雨になってくれると現場がはかどって助かるんですが、まあ期待するとそうならないというマーフィーの法則になってしまうといけないので・・・)鬼のように設計に集中します。


 

家内制手工業( 小沢邸 4)

狭めの庭スペースなので、しっかり組み立てないと『使えない場所』や『ただの通路』になってしまいます。

Before 9
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After 9
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そこで何をしたかといいますと、いつものこと。シーンをイメージしてテーマを決める。ゾーニング、導線と広さを考えながらエリアを分ける。そして立体構成で場の快適さを演出する。

Before 10
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After 10
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この思考といいますか手法といいますか、考えたら誰に教わったわけじゃなくて、何年も営々と設計するうちに、自然とでき上がったやり方でして、これを若い子たちに教えるんですが、なかなか上手にできません。早くこういうことがスイスイできるようになってくれると、私、楽になるんですけどねえ。まっ、愚痴っていてもしかたないし、お客さまに中途半端な提案はできませんから、今のところほとんど全てのプランの構成を私がやってます。それを妻とスタッフたちが入念に仕上げていく、家内制手工業です。

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After 11
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今は普通のこととして毎日繰り返している、この設計が仕上がるまでのシステムが、何とかカタチになるまでの数年間の過程で、最も困難だったのがひとつのプランに関わるスタッフ全員が『お客さまへの思い』を共有することでした。私がプランに込める願いや仕掛けや、そういった『熱』をスタッフにも持ってもらうこと、これがなかなかすんなりいかない。いつもそうだったわけではなく、それができる子とできない子がいるのです。できない子にはいくら言葉を尽くしても理解できない、修得できない難題であるようでして・・・、まあ向き不向きってことでしょうか。これって世の中の全てのプロジェクトで起こっていることなんでしょうねえ、頭を抱えているチームリーダーが大勢いるんだと思います。
でも今はもう大丈夫。私が込める『熱』をさらに熱々に加熱して仕上げる技を、スタッフ全員が身につけました。そうなってから、私の設計はグングン進化するようになりまして、かつてなら実現できなかった、イメージすらできなかった庭を提供できるようになっています。妻とスタッフに感謝しています。

昨日に続いて梅雨みたいな雨で空気が重い感じですけど、私の頭の中はすでに次にとりかかるの設計のアイデアが3つ4つ浮かんでいます。絶好調。さっ、今日もヒートアップしながら設計設計!


 

玄関脇からビフォー・アフター( 小沢邸 3)

ビフォー・アフター、昨日は道路からでした。さっ玄関脇から庭に入っていきましょう。

玄関ポーチから、
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After 5
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振り返って、
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After 6
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その奥の空きスペース、
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After 7
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Before 8
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After 8
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各ゾーンの解説は後日あらためてということで、とりあえず次々とビフォー・アフターをご覧下さい。明日はこの角を曲がってメインの庭側に進んで行きます。

今日はサラッとこんなところで、さっ、気合一発!設計に集中します。今日のような雨の朝は気合いが必要、職人修行時代の癖で『雨が降ると休み』という感覚が頭にのこっているために、あえて気合いを入れないとスーッと全身が休みモードになってしまうからです。お待たせしている皆様、ストレスたまっているかもしれませんけど、がんばってますんでどうか気を長くしてお待ちください。ホント申し訳なく思っています。


 

捉え方を反転すると( 小沢邸 2)

小沢さんちは宅盤が高いので見晴し抜群、目隠しの必要もほとんどありません。おまけに角地で隣が公園で、傾斜地の多い横浜でもなかなかこういう立地はないのです。しかし考えると、もしかしたらそのことがかえって庭に意識が行かなくなっていった要因かも知れないなあとも思いました。

Before 1
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After 1
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道路を歩く人から庭の様子は見えませんからそこに雑草が生えていても対外的には気になりませんし、庭に何か植えたり建てたりしなくても窓の外は心地よい風景が見えるわけですから。

Before 2
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After 2
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だとしたら、皮肉なことです。平たんな住宅地でお隣の北側の壁や窓や給湯器を気にしながら、どうしたらいい庭になるかと悪戦苦闘している人が多いのに、それらが気にならない環境だから、かえって庭の存在が生活から抜けてしまう。海沿いの家に暮らす人が、友人たちからうらやましがられるのに、実際はほとんど海辺を歩いたりしない、そういうのに似ていますよね。うらやましくももったいないことです。

Before 3
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After 3
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条件に恵まれているのにそれを活かす方向に意識が行かないということで言えば、健康がそうです。五体満足なだけで実はどれだけありがたいことか。でもそれに感謝するどころか不摂生を続けてしまって、その結果あれこれ身体の不調を嘆いている、いやこれは私のことなんですけどね。生きたくても長生きできない人やいろんな障害を抱えながらはつらつと頑張っている人がたくさんいるのに、・・・意識して健康維持につとめなくてはいけないなあと反省して・・・あれっ、なんでこういう話になったのかな。軌道修正して庭の話に戻します。

庭スペースの環境条件、日当たりや土壌や周囲の様子ですが、そのマイナス要因を改善して楽しみやすくするということと同時に、その場所のプラス要因を最大限活かすことも合わせて考えたいものです。さらに、マイナスだと思っていたことをプラスに転じることもできますので、庭と対峙した時には多方向から柔軟にイメージしましょう。

Before 4
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After 4
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ちなみにマイナスをプラスに転じるってのは、捉え方を反転させるということ。『外から丸見え』→『開放感がある庭』、『狭くて暗い場所』→『隠れ家的にこもれる場所』、『日当たりが悪い』→『情緒あふれるシェードガーデン』、『雑草がすごい』→『植物がよく育つ』、『風が強い』→『風通しのよい庭』、『土が悪い』→『堆肥を作りながらエコな生活』といった具合で、屁理屈みたいですが、設計する時には常に働かせる思考回路なのです。
これを日常生活に応用すると、『口うるさい妻』→『よく気が付く妻』、『仕事の愚痴ばかり言う妻』→『働き者の妻のストレス解消』、『酔って絡んでくる妻』→『一緒に酔っぱらえるありがたい女性』、『今月も赤字だと嘆く妻』→『仕事に励むしかないという意志統一ができる』、おっと、日常生活と言いながら妻のことばかりになってしまいました。・・・柔軟に柔軟に。庭づくりと家庭づくりは似ているのです。


ガーデンリフォームの設計とは( 小沢邸 1)

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これがビフォーです。写真で見るとまるで何年もそこに出たことがないような感じで、荒れているだけに見えると思うのですが、そこにはこれまで楽しんできた名残り、楽しい記憶の轍みたいなものがたくさんありました。ガ-デニングはもちろん、バーベキュー、大きな薫製の釜、犬小屋・・・、ワンちゃんは数年前に亡くなったそうで、もしかしたらそれもあって庭に出なくなったのかもしれません。キッツイですもんよね愛犬との別れって。まあ、理由はいろいろあるのでしょう、もしかしたらこれといった理由は無かったのかもしれません。かつてみんなで楽しんだ庭が、いつのまにか生活外のスペースになって荒れてしまう。庭が色を失っている状態。住宅地を歩いているとこういう印象の庭はいたるところにあります。家族のライフサイクルやら何やらで、庭ってそういう時期を運命付けられているのかもしれませんねえ。で、問題はそこからどう展開するのかなのです。

楽しさを無くした庭をどう生き返らせるかというのは、私の仕事のかなり大きな部分を占めている課題で、それは単に庭をリフォームする、整備し直すということでは実現しない部分があって、つまり、そこに暮らすご家族にその意志が無ければ、庭を含めた生活全般をここらへんで仕立て直してみようというイマジネーションが無ければ、私がいくら考え尽くした庭を設計してみてもそこに価値は生まれません。「よーし、ここらでひとつ」というお客さまの気持を具現化するお手伝い、それがガーデンリフォームなのです。

今回の小沢さんはまさにそのパターンで、テニス帰りに『レノンに庭』に立ちよっていただいて、移動ついでにウォーキングしてきたのでしょう、息を弾ませ汗を流しながら「庭を・・・」と話す奥様から、その種の前向きなパワー、まぶしいほど明るいオーラを感じました。
その初対面がとっても印象的だった奥様と具体的にあれこれ打ち合わせをしてでき上がったプランがこれです。

Plan A
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このPlan Aを叩き台にしてご夫婦と打ち合わせをし、修正してでき上がったのが次のPlan B

Plan B
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結局ややPlan Aに戻る感じで、両方をミックスしたカタチでご契約いただきました。明日からたっぷりとビフォー・アフターをご覧いただきます。

お会いした時にまぶしいほど明るい印象を受けた奥様、その後も何度かお会いして思いましたが、イイですよねえ、奥さんが明るいのって。うちも幸い明るい奥さんなので、ホント幸せに思っています。


 

4時間半の集中( 佐藤邸 12)

佐藤さんちの最終日です。今日は庭の話ではありません。
玄関を入ってすぐの階段の壁にすばらしい書が掛けてありました。奥様の作品だそうで、一目見てグッと来て、ひとしきりその話で盛り上がりました。

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私も小学生の時ですけど6年間、町の書道塾に通っていて、その当時勉強も運動も駄目だった私が、唯一表彰を受けたのが新潟日報の書き初めコンクールでの特選。墨と筆の感触がよみがえってきて、懐かしさとともに正座して墨を擦るときの静かで清々しい気分を思い出しました。

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これを仕上げるのに4時間半かかったそうです。息を詰め、気合いをパンパンに張りっぱなしで4時間半、すばらしいです。

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日常生活にそういう時間があるってことがまたすばらしいことだと感じました。なかなかないですよ4時間半の集中。自らの趣味に向かい、そういう時間を確保しながら生活する奥様、こりゃあ家族円満まちがいなしですよね。

というわけで、佐藤さんちの庭でした。イイ感じのご夫婦とかわいいお嬢ちゃんの『庭のある暮らし』がスタート。これからどんどん進化して、現在のカタチが見えなくなるほど楽しみまくっていただきたいと願っています。

明日から小沢さんち、いつのまにか荒れてしまった庭スペースを一気にリフォームしました。お楽しみに。

さあ、設計だ設計だ。
今日もお詫びをひと言、プランをお待ちのお客さま方、いましばらくのご辛抱をお願いします。ひとつひとつ丹念に仕上げていますので。ほんとにお待たせしていて申し訳ないと思っております。


 

室内に流れ込む波動( 佐藤邸 11)

すいませ~ん!今日のスケジュールが急きょ変更になってしまいました。今日は『レノンの庭』にいます。新山下にはうちの宮原が行ってますので、一応のアドバイスはできると思うのですが、ご来店予定だった方は私にお電話ください。後日私が現地にうかがうようにしますので。バタバタしててホント申し訳ありません。

いわふち 携帯 090ー357034555
『レノンの庭』045ー958ー1281

ではいつもの感じで、今日のお題は『庭から室内に流れ込む波動』です。

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縁側からの風景です。近隣に手付かずの森が残っている地域で、庭からもその一部を眺めることができます。そういう環境にただよう空気感みたいな良質の波動がこの縁側からの風景から室内に流れ込んでくる感じ。これは現地にいないと感じられないことなのでうまくお伝えできないことが残念ですけど、ようするに縁側と庭が空間構成や植栽によってしっかりと生活の場所、家族の外の部屋になったことで、その場所が外界の自然と室内をつなぐ役割を果たしたということなのです。

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あぁ理屈っぽいばかりで、やはりうまく表現できません。それを体感してみたい方はぜひ店にいらして下さい、この佐藤さんちだけではなくあちこちの庭で実現できている効果なので、その場所ご案内いたします。

撮影が終わってこの縁側でコーヒーをいただきました。心底気持ち良くて、奥様とあれこれと話し込んで「ここから離れたくないなあ、ずっとここに座っていたい」、実感でした。
まだ下準備ができた状態のこの庭が、今後どう充実していくのか、またひとつ楽しみが増えました。


 

イメージするということ( 佐藤邸 10)

今日も引き続いて佐藤さんちの草花をご覧いただきながら、昨日の続きです。
イメージするってことを具体的に解析してみようと思います。

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これはあくまでも、私がガーデンデザインを行う上での手法でして、他のイメージを生業にしている方とは合致しない部分もあろうかと思いますが、イメージするという曖昧な世界のシルエットを一方向からだけでも浮かび上がらせることで、皆さんの何かのお役に立てることもあるのではないかと。

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イメージする、これを意識的に行う機会ってそうそうないですよね。ところがそのことが仕事となると連日イメージするわけでして、二日酔いであろうが風邪ひいていようが、あるお題に対する答えとなる世界を頭の中の妄想界に描き出さなければなりません。以前、もっとゆったりのんびり仕事してたころは「ウ~ン、浮かばない、まあ今日はあきらめてビールでも飲もう」という感じで、2、3日まったくプランにならないこともありましたが、今はそんなこと言ってられないので、何としても自分を設計モードに持ち上げなければなりません、それも瞬時にして。

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そういうときにまず何から始めるかといいますと、左脳作業から。イメージは右脳、感覚・感性脳による作業ですけど、取っ掛かりは左脳、理論脳から働かせるのです。すでに決められている要素がいくつかあります。敷地や方角やご要望などです。それらを未整理のままちりばめて(これなら体調や意欲に関係なくすぐにできます)、図面上でその散らばった点のような確定要素をおはじきするみたいにあっちに弾いてこっちに転がして、そうしているうちに点と点がうまいこと並んである線が見えてくる。そのあたりからようやく右脳が「オレにもやらせろ~!」と出ばってきます。そこからが楽しい、右脳と左脳がボケと突っ込みの掛け合い漫才を始めます。エキサイティングな設計作業の始まりです。

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つまりイメージすること、それをカタチにして表現することというのは『条件の整理プラスα』で、右脳と左脳の共同作業だということです。感性脳だけで延々やっていても具体的なカタチにならないし、理論脳だけで組み立てた表現には何の魅力もなくて、とてもじゃないけどお客さまに提案などできない。
どうでしょうか、イメージすることのシルエットが少しは浮き立ってきたでしょうか。もしそうならうれしいです。これを使って、紙とペンを用意して、家族のこと、仕事のこと、庭やリビングや寝室のこと、イメージ作業を始めてみてください。これを日課にすれば、気が付くとすばらしい現実が実現しているかもしれません。少なくてもやらないよりはやった方がいいと思うんです。イメージするということ。

今日は土曜日、『レノンの庭』で設計しながら皆様のご来店をお待ちしております。ちなみに明日は新山下ホームズの外売り場の小屋にいます。設計に集中しているため鬼の形相だったり、意識が妄想界に入っている時には表情筋まで神経が伝達されずにアホな顔しているかもしれませんけど、気にしないで声かけて下さい、現世に戻ってきますんで。


 

手塚治虫的( 佐藤邸 9)

佐藤さんちの草花をご覧いただきながら、一昨日の話題『問題は私たちがそれをイメージできるかということ』の続きを。

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この世に存在していない時空を頭の中に描くことがイメージするということです。かつて手塚治虫がイメージして描いた世界が現在展開されています。手塚治虫ワールドに胸躍らせた子どもたちが世の中の第一線で活躍した結果です。年月が経つほどその偉大さとイメージの持つ力を感じています。

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では現在、私たちのまわりに手塚治虫はいるでしょうか、私の答はNOです。そう思って見渡すと手塚的な未来設計者はなかなか見当たりません。それっぽいこと言って商売している怪しげなのはたくさんいるんですが、私たちに良質な夢を見させて、気が付くとその夢の世界への到達が人生のロマンになっている、というような人物は・・・、和民の渡邊美樹さんがもっと広く活躍するようになるとそんな存在になりそうですけど、『世界共通の教科書』すばらしいですよね、期待です。

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そうそう、政治家の話はつまらない、とにかくつまらないのです。私の地元の角栄さん以降、夢を見させてくれる政治家がいない。私は元左翼の妻と違ってが政治のことを云々する気はありませんけど、彼らの話が退屈だと言うことだけはハッキリと感じています。理由は、イマジネーションの世界に立った話がまったくないからです。

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21世紀は心の時代で、ですから財力や権力ではなく、豊かで健全なイマジネーションを持った人だけが時代のトップランナーとして楽々と駆け抜けることができるのです。これホント、庭をつくり続けて、いろんなご家族と知り合って、それを何年も続けているとハッキリわかります。
手塚治虫がいないなら、あなたがそうなればいい。私が手塚治虫になればいいのです。わたしは庭に関して手塚治虫になることが仕事なので、そういう方向からはブレようがないのですが、例えば専業主婦のあなた、会社に通っているあなた、手塚的思考で身の回り、家族や社会をながめてみてください。そしてそれらの理想的な未来像をイメージしてください。そういう人が増えていったら、ある時点で核分裂みたいにその理想が普通のこととして実現される日がやってきます。言い切ります、やってきます。繰り返しますけど、問題は『その理想を私たちがイメージできるかということ』なのです。


 

葉を落とす木は大丈夫( 佐藤邸 8)

玄関先と庭のアクセントにコニファーを2本。

ブルーエンジェル
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エレガンテシマ
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そして縁側から見た庭の中心にシマトネリコを植えました。

シマトネリコ
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ご覧の通りで下枝の葉っぱが無くなっています。移植のダメージなのか、植えた直後にパラパラと葉が落ちました。
こういうふうに自分で葉を落とす木は、一時的に丸坊主になってもほぼ100%回復します。それに対して枯れ葉が落ちないで枝についている木は危ない、思いきった手立てが必要です。
これは人間と同じ、風邪を引いたらあったかくして、栄養と休養をとっていれば回復しますけど、具合の悪さにおかまいなしで突っ走っていたらそれが大病に移行したり、自滅の道を歩んでしまいます。自然体で行くこと、弱ったら自ら葉を振るう木に倣いましょう。

プランをお待ちの皆様、順番にじっくりとやっていますのでどうかご辛抱下さい。あぁ、一度に10っこのことができたらいいのに・・・などと言ってみても仕方ないので、あせらずコツコツと設計します。現在ご依頼頂くと2ヶ月待ちですので、気の長~い人限定です。


 

ポスト( 佐藤邸 7)

外構のリニューアルで、ポストをアメリカンポストからご覧のモダンなタイプにかえました。

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まずアメリカンポストは使い辛い、雑誌や通販カタログが入らないのです。機能的にはそういうことで交換を提案しましたが、今回あらためて最近のポストの充実ぶりを感じました。あれこれカタログを見ていると実にバリエーションが豊富になっていて、またデザイン性も高い。ポストを選ぶ楽しみを感じました。というのも10年前を思い起こすと、ポストの種類がものすごく少なくて、設計の度に「まあしょうがないか」という感じで選んでいたから。ニーズがあって、数年のうちにそれに対応した動きが始まって、今や供給過多なほどの品揃えになっている、日本というのはまじめでエネルギッシュな国だなあと感じます。
日本がこの勤勉さと前向きな感じを維持できれば、私が毎日お客さまに話ている『家族のための庭』『家族が集う外の部屋』なんてことも10年経ったらあたりまえなことになっていることでしょう。そうなっていてほしいものです。

先日のJAG総会でも町並みや庭、外構の現状での問題点などが話題になりましたが、そういうことを突き詰めて考える人たちがいることが大事なんだと感じています。その問題意識があれば必ずそれは改善されていく。今を嘆くよりも進むべき方向をしっかりと見つめること、あるべき姿をイメージし続けること、『イメージできたら出来たも同然』、あとは時間がそれを現実のものにしてくれるのです。理想の町並み、理想のご近所、理想の庭、理想の家族、すべて実現します。問題は私たちがその理想をイメージするかどうかなのです。


 
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