2008年10月

庭の広さ( 高野邸 1)

「うちは庭が狭いから・・・」店の施工例写真を眺めながら、ため息まじりにそう話すかたが大勢いらっしゃいます。どれくらいを狭い庭と考えるかはそれぞれですけど、一度建築図面を広げてリビングやダイニングや寝室の面積と庭とを比較してみてください。例えばダイニングと同じだけの広さがあれば庭で食事ができるわけでして、大概はもっと広くてリビングと同じ程度の面積があるものです。
ではなぜその面積を狭いと感じて『庭づくり』をあきらめてしまうのかというと、無秩序に木が茂っていたり目隠しがなされていないなど、整備ができていない、あるいはどう整備したらいいかがイメージできないから。そこで私の出番となるわけです。
与えられた広さや諸条件を使って『家族の場所』を組み立てるというのが私の仕事。建築図面を開いてもピンとこない方はその図面を持って私のところへいらしてください。


さっ、では新たな庭のご紹介を始めましょう。

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新築で庭はまだ手つかず状態です。もしもここがあなたの新居だったら、どういう庭をイメージするでしょうか?「私ならこうします」というプランをふたつつくってご覧いただきました。

Plan A
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Plan B
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ご夫婦でじっくりと検討していただいて、この2プランのいいとこ取りのような感じでまとまったのが次のPlan Cです。

Plan C
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明日はビフォー・アフター、手つかずの庭スペースに別世界が出現します。



 
 
昨日ラッキーな出会いがありました。ラッキーラッキーほんとにラッキー、いくつもの偶然が積み重なってのことでした。(何でも鑑定団でおなじみの)北原照久さん。15分ほどあれこれお話を聞かせてくださって、その内容が今の私にとってまるで『神の啓示』でした。あの偶然は神様が描いたシナリオ通りのことだったのかもしれません。この話、庭紹介が一段落したらご披露しようと思っています。

地球防衛軍造園部( 石川邸 10)

手入れ直後でこれから冬の草花を再開するところなので少ないんですけど、庭の草花をご覧いただきながら石川さんちの最終日です。

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思い出多い石川さんちの仕事を、こうして一年半後に振り返って、何とも言えない感慨がありました。出会えたことの感謝というか(よくぞインターネットでうちを見つけてくださいました)、庭完成後に庭を楽しみまくってくれている様子がその後の設計にものすごくパワーをいただいて、これも感謝。実はこの石川さんち以降、私の中でひとつ階段を上がったというような実感がありました。「これでいいのだ!」という声が腹から出るようになった。なんというか、そう、ファミリーガーデン屋というスタンスに居続けよう、私はそこにしっかりと根を下ろすべきなんだ、そう思っている自分を感じたのです。『ファミリーガーデン屋』、世の中にはそこに特化した庭設計者が必要なんですよ、やっぱり。

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その私の変化を妻も感じていることでしょう、もしかしたら妻も石川さんちをきっかけにステージが上がったのかもしれない、そんな気もしています。あのバーベキュー以来、少し優しくなった(あまり飲まなくなった、が正しいかな)。

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いい感じに家族を維持し、賢く生活を組み立てて、笑顔を絶やさずに充実した暮らしを実現していく。うらやましくもあり、理想として目指したいご夫婦でした。この1年半でお嬢ちゃんには弟ができて、その子がまたかわいいかわいい。ご夫婦の笑顔はますます輝いています。

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こういう出会いが人生をつくっていくんだなあと・・・。妻と話しました。曰く「石川さんちやってから新しいお客さんの層ができてきたよねえ」同感でした。不思議なんですけど、タイプ的に石川さんちと似た感じのイイ感じのご夫婦が次々と。タイプとしてはそうで、ですから庭の打ち合わせで石川さんちのバーベキューの写真はとても重宝しています。みなさん「いいな~、こういう庭」という反応。それともう一点、その皆さん私たち夫婦より年下だということ。石川さんち以前は圧倒的にご年配のお客様が多かったのに、今は半々くらいになっています。我々が歳を取ったということもありますが、どうもそれだけじゃない気がして、私たち夫婦の内面に変化があったからかもしれない、そう思うのです。
まあ、ほんと、出会いってありがたいし、全てのドラマは出会いから始まるわけでして、そのドラマの主人公は私でありあなたなわけですから、どんどん出会って、お互いドラマチックで充実した人生を送りましょう。

最後に、バーベキューの時だったか打ち合わせの時だったかにご夫婦が話していたことを思い出したので。
お二人とも同じ仕事、ジャーナリストなのです。ですから悲惨な事件や家族が壊れていく場面を取材することも多かったそうで、それもあって自分の家族と、家族で過ごす時間を大切に感じているということでした。私たち夫婦もそう思っています。家族、家族、とにかく家族です。みんなが自分の家族を大切に思うこと、はっきりとそう思って生活すること。そうすれば子供が殺されることのない世界が実現するのです。そのための庭、家族が健全でいるための外の部屋、ファミリーガーデン、それをひとつでも多くつくること、それが私の仕事なのだと。何だか地球防衛軍造園部みたいなカッコイイ話になってしまいましたけど、でもほんと、本気でそう思って連日設計しています。
『子供が殺されない世界』、頭の中でイマジン流しながら想像してみましょうよ、強くイメージするんです。はっきりとそういう世界を、笑顔があふれる世界をイメージするんです。『イメージできたらできたも同然』なんですから。


 
 

お嬢ちゃんの庭( 石川邸 9)

バーベキューテラスの円形の外側に70センチ離れてさらに円を描いてあります。その70センチの隙間に畑と花壇と、そしてこれ、お嬢ちゃんの砂場。

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おじさんの期待通りに遊んでくれていて、うれしい限りなのです。

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ウ~ンかわゆいかわゆい。

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そんな彼女にアヒルをプレゼントしました。1年半経った今でも庭を楽しく演出しています。

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で、突然ですけどジョロウグモ。撮影中に発見して虫マニアの私としては思わずパシャッと、「うつくし~」。

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クモやトカゲやカエルがいる庭、お嬢ちゃんはしょっちゅう遭遇していることでしょう、たぶんおとな以上に。「うつくし~」と思うのか「こわ~」と思うのかわかりませんけど、いいことです。私の幼少期の思い出のほとんどは縁側とその周辺の庭(畑)で、ホタル、カエル、カメ、サワガニ、ヘビ、トカゲ、モグラ、ネコ、クモ、ミミズ、カタツムリ、メダカ、スズムシ、チョウチョ、セミ、トンボ、カメムシ、もちろんカブトとクワガタ、ほとんど野生の王国でしたから、東京育ちでカエルをつかめない子供を見ると不安になります、この子は大丈夫なんだろうかって。子供はカエルのお尻に爆竹突っ込んでこわごわマッチで着火する、一度はそういうことした方がいいと思うのです、ほんとに。今やれっていわれても絶対にできませんけど、理由はうまく言えませんが、そういう時期が必要なんですよ子供には。あっ、女の子か、ちょっとちがいましたね。でもまあ、庭にクモやトカゲがいるのはいいことです。



 
 
昨日に引き続いて今日も気持のいい秋晴れです。妻は早起きして鼻歌まじりにリビングの掃除、いい感じです。曇り空や雨だったらまたちがう朝の過ごし方になるわけでして、天気がいいと気持が明るく前向きになる。
朝に妻の機嫌がいいことをありがたく感じるのは、夫婦として年季が入ってきたってことかなあと思います。結婚当初はもちろん、つい最近まで、妻の機嫌よりも自分の機嫌やコンディションの方を重大に考えていましたから。朝から上機嫌な妻、この秋晴れの恩恵にあずかりながら、さっ、今日も気分よくスタートしましょう!

マリンライト3灯( 石川邸 8)

毎度おなじみのマリンライトです。庭全体で3灯使っています。

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この3灯で夜はこうなります。

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ここでバーベキューやっていると横浜港の汽笛が聞こえてきて、照明器具はこれしかない!という感じ。といっても常連さんはご存知の通りでいつも「これしかない!」でもう何年もこれを使い続けているわけでして、さすがにワンパターンかなあとも思いつつ、「でもいいものはいい!これでいいのだ!」。


 
 
申し訳ないほど気持いい天気です。さっ、今日も張り切っていきましょう!

庭木( 石川邸 7)

植えてから1年半が過ぎて茂りすぎていたのを、思い切ってバッサリと剪定した状態ですので、ちょっとさみしい樹形ですけど、剪定のサンプルとしてはいかなあと。年に1度これくらいまで枝を整理していいのです。

レモン
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シマトネリコ
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エゴノキ
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コニファー類は基本的に放ったらかしなんですが、今回エレガンテシマが妙に横に広がったので軽く葉張りをカットしました。

ブルーエンジェル
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エレガンテシマ
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エレガンテシマは建築会社が植えていったものを配置替え、移植したものです。他は落葉樹、常緑樹、果樹、コニファー、それぞれ庭木として最も人気の高い樹種を植えました。



 
 
気持いい早朝の秋の日差しに向って、スタッフ一同、現場へと向っていきました。一年のうちでも春のジンチョウゲが香る頃と秋の今頃が最高に気持いい。私も設計室に閉じこもっていないで現場に行って汗かきたい、そういう衝動が強烈にわき上がってきます。でもまあそうもいかないので、その欲求は30分の散歩と公園での壁当て(ひとりキャッチボール)200球で我慢しています。

縁側エリア( 石川邸 6)

リビング前、ビフォーでは駐車場から丸見えでカーテンを開けられなかった場所です。木工フェンスできっちり目隠しして、

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タカショーのe-ウッドユニットデッキを使って濡れ縁をつくりました。

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右奥は目隠しの必要はないのでアイアンのトレリスで植物をからめるように、これは庭の一番奥を押さえる立体構成です。

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濡れ縁の外側は飛び石にして土の面積を多く残し、ガーデニングスペースにしました。

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この縁側がお嬢ちゃんに好評だそうです。以前は日が暮れるとシャッターを閉めていたのが、こうなると夜にはカーテン全開で夜風を楽しむ感じになり、目隠しと濡れ縁でリビングの雰囲気が一変したと思います。

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住宅地を歩いていて、暮れなずむ頃に早々とシャッターを下ろしている家を見るたびに「息苦しくないのかなあ」といらぬ心配をすることしばしば。夜は家族の時間です。目隠しや、いろいろと工夫して夜の灯りや夜風を感じるリビングにしてほしいなあ。昔の家ってそうでしたよねえ、雨戸を閉めるのは就寝前のひと仕事だったと思うのですが。


 
 

目隠し&立体構成( 石川邸 5)

イメージしたシーンを実現するための『場』を考える時に、ゾーニングとともに必要なのが立体構制です。今日はその解説を。

中央にある囲炉裏と昼寝ができるベンチ。

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そして囲炉裏を囲む椅子とベンチ。

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ここに座った時に居心地よく過ごすには何が必要か。立体的な組み立てなしにはそれは実現しません。もっと具体的にいうとポイントはふたつで、目隠しが必要なところをきちっと把握して、必要な高さと目隠しの強さを考えて適度な目隠しをすること。もうひとつは過ごすひとよりも背の高い構成物を配して『外の部屋』のような感じを出す、ということです。目隠しは当然として、あとの『外の部屋』、これをあまり意識しないデザイナーが多くて、とても残念に想っている点なのです。たとえ周囲の視線が気にならない場所であっても、トレリスや生け垣などの仮想壁やパーゴラを使った仮想天井、あるいは上にかぶさってくる木の枝など『身を隠す』感じが安心感を生んで居心地を良くするのです。「あぁ日本中の庭を持っている人たちにこのことを教えたい」。下の写真でもしパーゴラがなかったら・・・落ち着かないですよね。

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そしてお隣の庭と

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駐車場の目隠し。パーゴラの柱に木製パネル(タカショー/e-ウッドパネル1型)をはめ込んで、気配はわかるけど向こう側で何をしているか気にならない程度の目隠し効果を狙いました。

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さらに庭の入口に目の粗いパネルを1枚。これは目隠しというより場に厚みを持たせる目的での配置です。これが立つことで空間的に「ここまでが庭です」という感じが生まれます。

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このパネル(タカショー/e-ウッドパネル11型)、隙間が15センチで植物をからめるのに適していて、石川さんちではブラックベリーをからめています。

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10月末というと高校生の頃に毎週登っていた越後三山を思い出します。駒ヶ岳、中ノ岳、八海山。里はまだ稲刈りの始末で忙しくて秋を感じている暇などないんですが、山の麓は紅葉がちらほら、そして山の中腹、1000メートルから1300メートルは紅葉真っ盛りで、めまいがするほど鮮やかな世界。さらに標高が上がると・・・、そうです、雪が積もるのです。里から見ると山頂からふもとまでが3色に分れます。美しい。しかしその、観光ポスターに使いたいようなその3色の景色はほんの数日です。11月の初めに里にみぞれが降って、そうすると一瞬で紅葉は色を失って山が黒くなります。白と黒の世界。暗く重苦しく長い長い冬の始まりです。
この頃が一年で一番寒い。みぞれから雪に変わる頃、体がまだ寒さに慣れていないせいでしょう、真冬の雪景色の中にいるよりも寒さがきつく感じます。「お~い、魚沼のみんな~、またひと冬がんばって乗り切ってよ~!」

イメージしたシーンが現実に( 石川邸 4)

昨日、まずシーンをイメージするところから入って、そのシーンを成立させるために必要な構成をしていけばいいと書きました。家族の笑顔があふれているシーンを想像して、その想像世界に出てくる『場の構成』を設計していくという。これって客観的には瞑想しては前世やお告げを語る江原さんみたいですけど、本人としてはごく自然なことで、何千回も設計しているうちにできあがったやりかたなのです。そういう手法で設計したのがこのバーベキューコーナーで、

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設計する以前にイメージしたシーンが実現したのは庭完成直後でした。さっそくお呼ばれしてバーベキューを楽しませていただきました。

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どうですこの様子、全員笑顔です。これですよこれ、私が設計前にイメージしたシーン。『お呼ばれ』はイメージにはなかったんですけど、シーンとしてはまさにこれでした。
この日、バーベキューからの帰り道で、妻と話しました「気持よかったねえ」「ほんと気持よかったねえ、うちらもいつかああいう庭が欲しいねえ。だれかうちにああいう庭つくってくれないかなあ」「じゃあグレースランドに頼むしかないんじゃない」「そうだねえ」何だか満たされて惚けたような状態での会話でした。



 
 

ゾーニング( 石川邸 3)

ビフォー・アフターがちょっと湿っぽい話になってしまったので、今日2回目のアップです。技術的なことを。

庭の全景をご覧いただきながらゾーニングについて解説します。

大きく分けると『バーベキューテラス』と『縁側』のふたつのゾーンになっていて、それぞれを細分化するとバーベキューテラスには『囲炉裏』『シエスタベンチ』『砂場』『畑』『花壇』、

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縁側には『濡れ縁』と『植栽スペース』、となっています。

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更地の状態からどうやって『庭』にするのか。ともすると何の木をどこに植えるか、ということから組み立てが始まったりしがちです。庭には木、わかるんですけど、ちょっと思考を変えて『そこで何をしたら楽しいのか』というシーンから入ることをおすすめします。家族が主役の映画のシーンを想って、それができたらあとは簡単、そのシーンを成立させるのに必要な場をつくっていけばいいのです。その場をつくることの第一段階がゾーニングで、例えば囲炉裏を囲んで椅子とベンチを配置するには直径3メートルの円が必要とか、そういった具合です。カテゴリ『ガーデンデザイン講座』と『ファミリーガーデン講座』をお読みいただくとそのへんのところがスラスラと考えられるようになるでしょう。これから庭をどうにか、とお考えの方はぜひご参照ください。

明日はバーベキューしているときの様子を。


 
 

熱意と気合いが必要なのです( 石川邸 2)

「幸せな、夢みたいな仕事だなあ」ビフォー・アフターを見るたびに思うのです。こんな庭ができたらお客さんがよろこんでくださるだろうなあと思いながらプランしたものが、ある日この世に出現する。イメージが現実になる。そんなマジックのようなことを繰り返し繰り返し経験できるのですから。

Before 1
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After 1
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Before 2
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After 2
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Before 3
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After 3
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Before 4
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After 4
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私が感じているこの幸せ、イメージが実物の庭になるまでの時間には『熱意』があります。職人さんの熱意です。

この庭を施工してくれたのはカズくんとシュンくんという福島から出てきた兄弟です。田舎育ちの純朴でまっすぐな気持を持った働き者。幼い時に両親が離婚してお母さんとの3人暮らしだったといいます。そのお母さんを田舎に残して兄弟で横浜に出てきて働いているのです。で、この現場が始まる直前にそのお母さんが亡くなりました。突然死、私と同じ年齢でした。私としてはかける言葉もなくて・・・、でも葬儀を済ませた2人は笑顔で現場に現れて、「よく次々こういうつくりづらいもの設計するよなあ」と私に憎まれ口をたたきながら、いつものように淡々と熱心に現場を仕上げてくれました。男の子が20代で母親を亡くすってことがどれほどつらいか、私の想像の外。ふたりの仕事ぶりを眺めながら繰り返しつぶやいたのは、かつて私がいろいろとつらかった時に父が言った言葉、「仕事してればいいんだ。とにかく仕事してるときは他のこと考えなくてすむから。いいから、仕事してろ」。
あれから1年半が過ぎて、兄のカズくんは今になって淋しさに押しつぶされそうになってもがいているようですけど、弟のシュンくんは一皮むけた感じで力みなぎらせて現場をやっています。まっ、時間がかかるでしょうけどカズくんは大丈夫。田舎育ちの長男同士なので私にはわかるのです。最後の最後に折れない自分を知りつつ、そこに自信があるから今は少しだけ自分を休ませているのだと思っています。
いろいろありますよ。お客様にもそれぞれの人生があって、職人さんにも、私たち夫婦にも。いろいろある人たちがいろいろある人たちにエールを送るような仕事をするときに、すばらしい庭が出現する。この庭もそう、私には感じます。タイルの目地や柱の基礎やペンキの仕上げ方から、カズくんとシュンくんのまっすぐな気合いが伝わってくるのです。

気合いだ!気合いだ!気合いだ~!! 今日も張り切って仕事だ~!!



 
 

ロコハマBBQの石川さんちです( 石川邸 1)

このブログの常連さんにはおなじみの石川さんちです。バーベキューの様子はカテゴリ『ロコハマバーベキュー』でご紹介しました。その後庭の完成写真を撮影しないままに1年半が過ぎまして、今回ジャングルのように植物が茂ってバーベキューもやりづらくなってしまった庭を手入れさせていただいたついでに撮影させていただきました。

ではプランから。
っと、そうそう思い出しました。最初のお話が「庭に何の木を植えたらいいと思いますか」ということでした。その時点での庭の様子はこうです。

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隣りが大きな貸し駐車場で、リビングのカーテンは開けられないし、まして庭で何かをして過ごすということもイメージされていなかったのでしょう。でも庭スペースがあるから何か木を植えないとかっこにならないし、芝生や野菜や草花も楽しみたいけど何をどうすればいいのかわからない、そういう感じだったのだと思います。ふつうそうなんですよね。庭をどうすればどういう風に楽しめる、なんてことは学校では教えてくれないし、考える機会もないものですから。
私としてはまず「目隠しをしましょう」という提案でした。目隠しをきちっとした前提でこの場所で何を楽しめるかと言う具合に水を向けると出てくる出てくる。庭でお酒が飲みたい、縁側かデッキで過ごしたい、砂場が欲しい、野菜を育てたい・・・。内心「よかった~」と思いました。ご夫婦2人とも庭へのイマジネーションが次々広がったからです。まだ設計前で具体的に何をどうするということがない段階でしたが、「これで確実にこのご家族は、すばらしい庭のある暮らしを実現できる」、『イメージできたらできたも同然』だからです。
で、次の2プランをつくりました。

Plan A
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強めの目隠しでバーベキューテラスとウッドデッキ。外の部屋が2ヶ所というプランです。


Plan B
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こちらは軽めの目隠しで、お茶や食事が楽しめるテラスと縁側、その周囲はガーデニングスペースという、花いっぱいの庭というイメージ。

このふたつをじっくりと検討していただいて出来上がったのが次のPlan Cです。

Plan C
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AとBのいいとこ取りで、バーベキューテラスと縁側とガーデニングも楽しめる。で、目隠しは強めに。

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「まずは目隠しでしょう」から始まってコロコロ転がるようにAB、そしてPlan C。設計しながら感じたウキウキ感は今こうしてプランを見ていてもよみがえってきます。レノンとミューズが手えつないで降りてきた感じでした。

お話しているうちにご夫婦の中に一気に広がった庭イメージを現実のものとして形にしたいという気持と、もうひとつ気合いが入る理由がありました。それは石川さんちのリビングにあったブランコ。リビングの天井の梁から白いロープが下がっていて、部屋の真ん中にハイジのみたいなブランコがあるのです。「あったらすてきだなあ」と思ってもなかなか。実際それを実現してしまうという、ご夫婦の自由さというか伸びやかな感じが衝撃でした。そのテンションを外に広げたような庭を提案しなければ、そう思って気合いが増したのでした。

明日はビフォー・アフター。ウキウキしながら描いたプランが現実の庭として出現します。


 
 
今日妻は実家の姫路に行っています。祭り見物とお母さんのお見舞いに(ちょっと介護が必要な状態になっていまして、この夏は大変でした)。その姫路の祭りが最高なのです。さっき妻から電話が入りまして、私も祭りの空気感を楽しませてもらいました。いやほんと、いい祭りなんですよ。去年の様子をアップしてありますのでぜひご覧ください。2007年11月2日~9日です。
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