
さあ、今年最後の夫婦バトル(?)です。

私 / では始めましょう。今年を振り返っていかがでしたか。
カオリ / 何度か話したけど階段をひとつ上がれた気がするよね。経理担当としては相変わらず苦戦続きだったけど。今まで以上にお客様が喜んでくださったことが実感できた。一番うれしいもんねそれが。
私 / 設計も楽しかったなあ、次から次から自分がそこで過ごしたいと思う庭の連続だった。経理担当大臣のご苦労は察するに余りありますけど、そのうち夜が明けるよ。止まない雨はないし明けない夜はない。夢を語りながら、がんばっていい仕事していこうよ。「怠るものは不満を語り 努力するものは夢を語る」。

カオリ / ・・・。まあこの調子でいい仕事を続けることだね。「苦労は一生!生きてる証拠」だからね。と言いつつ、もう少し余裕が欲しい。来年は週に一日でいいから私たちも休みたいんですけど。毎年そう言いながら結局年中無休なんだよね。
私 / ・・・。
カオリ / まあいでしょう。今年とっても有り難かったのがいい職人さんが増えたこと。それと猪口さんの入社だったね。施工と現場管理がパワーアップしました。あなたの限りなく施工しづらい設計も皆さんのおかげで実現できてるんだから、感謝しなさいよ。あなたはそうやって夢を語って設計していればいいけど、こっちは毎日大変なんだから。

私 / (おっ、きたきた)おっしゃる通りです。皆さんの苦労に感謝していますよ。ほんといい職人さんといいスタッフに恵まれて、いい出会いが多かったねえ今年は。お客様にも恵まれて、充実の一年でした。いい出会いと言えば北原さん。北原さんにイブの晩にいただいた浜圭介さんのCD、あれそうとうよかったよね。舟歌と石狩挽歌が絶品!あれ以来あなたの鼻歌はずっと


カオリ / そうそう北原さんね。よくかまってもらって、ありがたかったよねえ。あなたもいくらか北原さんに似たとこあるんだけど、なんでこうも違うのかねえ。あちらは白亜の豪邸暮らしでうちらは・・・。

私 / ばか言ってんじゃないよ、うちらはこれでも大成功しているんだよ。努力と幸運の結果が今の暮らしなんだから。世間様から見たらそうとうな変わり者同士が夫婦で仕事してんだから、たくさんの人に助けられながら、ああやって必死に頑張ってこなかったら今頃確実にホームレスやってるよふたりとも。感謝感謝、今に感謝。もっとがんばって階段を上がり続ければいいんだよ。それしかないじゃないか。「ぼうふらが 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水のみのみ浮き沈み」「神様が応援したくなるような努力」。
カオリ / まあねえ、たしかにそうかもねえ。「愚痴を言った人で成功した人はいない」。

私 / でもさあ、けっこういいとこ行ってると思うんだけどなあ。お客様の喜んでくださる量を数値化できたら、日本有数の高い数値だよきっと。もしかしたら日本一かもしれない。だってクオリティーを維持しながら年間160枚の設計して、100以上の庭をつくって、そのハイペースモードに突入してからそれをもう8年間つづけているんだぜ、普通じゃ考えられない数だよこれ。私の知る限りそんな人はいない。日本一お客様によろこんでもらっているガーデンデザイナー。
カオリ / ああまた始まった。あなたはいいわねえそうやって能天気に悦に入ってればいいんだから。その高い数値が金額だったら何にも問題ないんです。それとねえ、いい気になってたら痛い目に遭うよ。「おごるなよ 月のまろきも一夜限り」でしょ。

私 / (話題がまずい方向へ行きそうなので切り替えて)ところでさあ、来年の抱負なんてのはいかがでしょうか。
カオリ / 年賀状にも書いたけど「ありがとう」をいっぱい集めたいよね。渡邉美樹さんの言葉だっけ、それが全てなんだと思う。お客様によろこんでもらうのが一番うれしいもんね、一瞬で苦労が吹き飛んでしまう。

私 / 気が合うねえ。全く同感ですよ。いい夫婦だよねえ。と、いいところに落ち着いたので、今年の夫婦バトルはこれでおしまいにしましょうか。
私・カオリ / てなわけで、来年もよろしくお願い致します。2009年が皆様にとって幸せで、実り多き一年でありますように。
このブログ、明日からちょっとだけお休みさせていただいて、新年七草がゆの7日から再開する予定です。来年もよろしくお付き合いください。グレースランドの営業は4日からです。皆様も楽しいお正月をお過ごしください。ではよいお年を。
「来年もがんばるぞー!!」