2009年06月

老猫 路地を知り尽くし

あまりの忙しさに「ブログをちょっとひと休み宣言」をしたものの、習慣なので書き込みをしないと落ち着かず、さらにぼくが「休みます」と言ってもクリック数がまったく減らないという有り難いやら申し訳ないやらの状態ですので、ちょこっと書きます。

はしり梅雨 老猫 路地を知り尽くし

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これはラジオで仕入れた句です。普段はまったく動こうとしないで日向ぼっこが仕事みたいになっている年寄りネコが、急な雨にササッと路地を駆け抜けてまったく濡れることなく雨宿りの場所を確保している、そんな句です。

先日新潟の実家(魚沼市)で法事がありました。祖父母の七回忌です。久しぶりに全国から親戚一同が集まってお寺に行って、その後全員で浦佐の温泉で楽しい一夜を過ごしてきました。
ものすごく楽しかったんですけど、久しぶりの親戚一同ですから、それなりにいろいろとありまして(ほんとに些細なことなんですけど)、そこでの父親(実家の家長です)の振る舞いがまさにこの句の「老猫」でした。ちょっとした場面で、自分はけっして前に出ないままで、とぼけた感じで、でも実にうまいこと全員を取りまとめていて、ぼくから見ると知恵のかたまりというか賢者の振る舞いだったのです。

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歳を取るということはすごいことなんだなあと実感しましたよ。なぜならぼくが幼い頃の父親は町の柔道の先生で、寺内貫太郎みたいでしたから。普通の会話がフルボリュームの怒鳴り声で、ちょっとでも反抗しようものなら、次の瞬間ぼくの身体は空中を飛んでいるという状態で、まあそれでも懲りずにつかみかかって行きましたけどね。その父がとぼけた顔でトンチを利かせながら周囲を丸く治めていたんですから、いやあ驚きのひと言。まさかあの父がこんな知恵者になるとは、とても想像することはできませんでした。

「親父のようなじいさんになりたいなあ」、そういう気持になれるのも父が元気でいてくれるからですよね。有り難いなあ、幸せなことだなあと思いました。
こうしてたまに田舎に帰ると背筋がピンと伸びるような、頑張ろう!という気持ちが満ちて来ます。

はしり梅雨 老猫 路地を知り尽くし

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今回の法事の主役である今は亡き祖父母もまた路地を知り尽くした老猫でした。

なにか、法事っていいならわしですね。もしかしたらこれが最後になるかもしれない親戚と再会して、みんなで自分たちの共通のルーツに思いを馳せる。年寄りから無邪気な曾孫たちまで、全員がお互いの素晴らしい人生を願い、それをよろこび合う。よかったなあ。

さっ、明日からまた頑張ろう!


 
しばらくは設計作業優先でブログは休みがちになると思いますが、どうかご容赦くださいませ。過去のを引っ張り出してお楽しみください。

鬼になるのでしばらく休みます

昨日の石丸さんご一家の写真を見ていたら、延々お待ちいただいているお客樣方に申し訳ない気持ちでいっぱいになってきました。梅雨が明けたらもう夏休みだし。

しばらくブログは休んで設計の鬼になります。プランをお待ちいただいている皆様、今しばらくのご辛抱を。
よしっ、やるぞー!

ぼくがイメージする「いい庭」とは( 石丸邸 11)

ぼくがイメージする「いい庭」には、家族のやわらかい時間が流れます。そのご家族の歴史の中で、親にとって、子どもにとって、一生の宝物になる時間。何気なくて、取り立ててどうということのない1日のほんのひとときが、そういう宝物として記憶されていくのです。
ぼく自身がそうです。物心ついたばかりのころ、じいさん自慢の坪庭を眺めながらの縁側での何気ないシーンが、年齢を重ねるほどに記憶の引き出しから飛び出してきます。そして今はもうおとなになるための修行を始めたぼくの子どもたちとの、まだ彼らが正真正銘の子どもだったときの思い出は、やはり何気ない一瞬、やわらかい時間の記憶ばかりです。

そいう時間、そういう記憶の舞台になる庭こそが「いい庭」なのです。

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やわらかい時間のしあわせな記憶、それを思い起こすのもまたやわらかい時間の中でのことです。

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北原照久さんに教えていただいた、書道家の武田双雲氏のことば、

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しあわせは獲得するものでもなく
訪れるものでもなく
気付くものである


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美術の先生が離任式で残していったことば、

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いつまでも
夕焼けに気付く人でいてくださいね


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同じような仕立ての庭でも、そこで過ごす人の感じ方、生き方、価値観によってその価値は大きく変わります。つまり庭は人しだい。

しあわせに気付くことができる庭、それが「いい庭」です

そして、子どもたちに「やわらかい時間」を与えられるおとなでいたいなあと。毎日いろんなことが起きますけどね、嫌なこと、思い通りにいかないこと、空からオタマジャクシが降ってくるようなことも起こります。でも、一生懸命に、何とかかんとかクリアして、ニッコリ笑って「やわらかい時間」を生み出せる技をね、みがいていきたいなあ。

話題変わって、溜まりに溜まった設計作業の山がグラッと崩れそうになっていますので、しばらく設計室にこもって徹底的に設計します。もしかしたらブログのアップが飛び飛びになるかもしれませんけど「あぁ、こもってるんだなあ」ということで過去のを引っ張り出してお楽しみください。

さあっ忙しいぞー! がんばって仕事して、かつ、ちゃんとわが家の「やわらかい時間」を生み出せるように。
では今日もはりきっていきましょう!

ガーデニング、スタートです( 石丸邸 10)

石丸さんちの草花です。

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食料も植わっていました。

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学校で配った教材でしょうか、他のお宅でも何度か目にしました。こういうのいいですねえ、夏休みみたいで。

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まだまだ植える余地があるので、夏に向けて思いっきりガーデニングを楽しんでいただきたいです。

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故郷でリフレッシュしてきて、今日は元気いっぱいです。白状すると、いつもはカラ元気の日もあるんですよ。でも今日は腹の底から元気が湧き出ています。毎日こうだったらいいのになあ、仕事が倍はかどります。懐かしい顔、うまい食べ物、マイナスイオンいっぱいの大自然、リフレッシュは大事ですね。

明日から、収録を見学させていただいた「きのうの続きのつづき」が放送になります。

1422ラジオ日本
火曜日~金曜日 午後9時50分~10時


北原照久さんとゲストの浅見帆帆子さん、どちらも熱く語るタイプですから、次々といい言葉が出て来ます。放送を聴ける人はぜひ! 短いけどいい番組ですよ。

そしてこれも明日ですが、横浜人形の家で北原さんの「テミヤン ライブ」があります。
いつも思うのですが、コンサート終了後に笑顔が溢れているんです。いいコンサートですよ! 心地よい波動を吸収できますよ。

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さらにお知らせです。同じく横浜人形の家で、「現代作家 鴨沢祐仁展」が開催されています。鴨沢さんの絵をネタにしたこのブログのページも展示してくださっているとのことで、恐縮しつつ、ぜひ皆さんにご覧いただきたい、というか声を聞いてほしいアーティストですので、行ってみてください(語りかけて来ますよお!)。
鴨沢さんの作品と向き合ったとき、あなたの中で何かが起きますよ。そういう人なんです、鴨沢さんて。

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■横浜開港150周年記念展
 T.KITAHARA COLLECTION 「現代作家 鴨沢祐仁展」

横浜人形の家では横浜開港150周年を記念して企画展を4回連続で開催します。
第2弾は当館プロデューサー・北原照久の所有する膨大なコレクションの中から「ガロ」や「ビックリハウス」などで活躍した「鴨沢祐仁」の作品を一堂に展示します。

●期間: 2009年6月20日(土)~7月12日(日)
●場所: 横浜人形の家 3階 企画展示室
●時間: AM10:00~PM6:30(入館はPM6:00まで)
●入館料: おとな 800円 こども 200円(小学生未満無料)

■初期の作品から最晩年の原画を多数展示!
鴨沢氏は1975年に漫画雑誌「ガロ」に 『クシー君の発明』でデビュー。「中2時代」や「ニューホライズン中学英語教科書」などの表紙を描いていた奇才のイラストレーターです。2008年1月に急逝するまでに描かれた作品集未収録の原画を含めた、数々の作品をカテゴリー別に展示します。


■作品ができる前のデッサン画も展示!
まるで外国作品のようなセンスあふれる絵柄は何をヒントに生まれたのでしょうか。作品を制作する為のアイデアの元になったであろう数々の小物から、実際に使用していた画材や小物、スケッチブックなどを展示します。


■鴨沢氏の愛用品も展示!
鴨沢氏の趣味だった山登りグッズや愛犬「ペロ」の写真など、自宅に残されたモノから鴨沢祐仁氏の人物像を紹介します。


■数々の出版物や小物などを展示!
鴨沢氏の描いたイラストの出版物や商品化された数々のアイテムをご紹介します。

■鴨沢作品のジークレーも販売!
1Fショップ「Doll&Toy」では鴨沢氏の代表作「XIE(クシー)」を商品化したグッズの販売やジークレーも販売します。
※ジークレー 版画。近年最も原画に近い忠実な表現ができる技法として注目されています。


■「現代作家 鴨沢祐仁展」開催記念トーク&ライブ!
出演:あがた森魚&北原照久
鴨沢祐仁氏の漫画を収録したCD-ROM『キネマトコミックス』の中の「お父さんのクリスマス・ツリー」に、お医者さん役で声の出演をした あがた森魚氏と、鴨沢祐仁作品を多数コレクションしている北原照久氏が「鴨沢祐仁」を偲ぶトーク&ライブを開催します。

日時: 2009年7月6日(月) 18:30開場 19:00開演
場所: 横浜人形の家 4F あかいくつ劇場
入場料: 2500円(1ドリンク付き)
問合せ、申し込み トイズプランニング 045-621-8655

その他、展示内容の詳細については横浜人形の家HPをご覧ください。
横浜人形の家
http://www.museum.or.jp/yokohama-doll-museum/

庭木の役割( 石丸邸 9)

今日は石丸さんちに植えた庭木の、それぞれの役割を解説します。

ぼくは庭に木を植える場合に、何となく植えることはまずありません。なぜそこに木が必要なのか、なぜその木なのか、その木は春夏秋冬どう変化するのか、数年後の姿はどうなっているのか、その木が果たすべき役割は何なのか、そういうことを考え合わせて植栽計画を立てます。
今回ももちろんそうですので、それを簡単に説明していきます。

ウッドデッキの道路側に2本、コニファーのエレガンテシマと、その向こうにレモンを植えました。道路からの視線を遮る目隠しのためです。それぞれに将来的な樹形をイメージして選択配置してあります。

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余談ですけど、レモンの位置は敷地の西の角になります。西にレモンは(西に黄色で)金運を招くそうです。風水に関しては門外漢ではありますが、いいと言われていることにはそれなりの何かがあるのでしょうし、いいことはいい!イワシの頭も信心から!石丸さんご夫婦にも「これで金運はバッチリです!」と話しました。もちろんニッコリ。ニッコリするところには風水がどうであれ運が向いてくるのです。

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レッドロビンの生け垣です。もともと「何となく」植えてあったものをここに植え直しました。西洋ベニカナメとも呼ばれるこの木は生け垣には最適です。樹勢が強くて刈り込みにも耐え、虫がつきにくい(新芽の次期のアブラムシ程度です)。半日陰でも充分に育つので、どんどん伸ばして、隣りにある木製パネルと同じ高さまで仕立てるイメージです。

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バーベキューテラスの一番奥、イスの背後に植えたのがシマトネリコ。コンクリートブロックの無機質な感じを消すためと、その向こうにある雑木林をこのテラスまで引き込む、借景技法を意識してここに植えました。

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それともうひとつ、空間構成です。コーナーパーゴラと反対側のこの位置に木があることで、バーベキューコーナーが空間的に成立します。この木がないと視線が抜けちゃって、場に落着き感がなくなるのです。

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3年もすればこの樹形のままで2倍以上に成長して、その効果はさらに強まります。


 

今日ぼくは新潟にいます。昨日が祖父母の法事で、その後に久々の温泉三昧。田舎のゆっくり流れる時間と、幼い頃と少しも変わらない大自然と、おいしい食べ物と空気を満喫しています。横浜からクルマで3時間ちょっとでこの別世界、いいですよお魚沼は。
今夜遅くに横浜に帰って、明日からまたガンガン仕事に励みます。不思議ですねえ、田舎に来て心身ともにリフレッシュすると、もう都会に帰って仕事がしたくてウズウズしてしまう。田舎と都会を行ったり来たりするってのが、いちばんいいのかもしれませんね。

コーナーパーゴラ( 石丸邸 8)

だだっ広い場所に「外の部屋」をつくりたいときや、隠った場所を「隠れが」にしたいときに重宝するのがこのコーナーパーゴラです。今回は後者。

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空間を仕切ることで生まれる快適さってあるんですね。
最初にこの製品を発想した人に敬服いたします。とても便利に、月に5回は設計に取り入れていて、「家族の場所」を提案するときに欠くことのできないアイテムになっています。

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この広さならライトは2灯。

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夜はこうなります。

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いい感じでしょう!

空間を仕切ることでできあがったこの場所は、実はまだ完成していません。花を生ける前の器の状態です。
パーゴラにツルが絡んで、パネルにはレリーフや絵皿、バーベキュー用品なんかがぶら下がって、どんどん部屋っぽく演出していってもらいたいとイメージしています。


 

A型亭主とB型女房。血液型的には最悪の組み合わせなのだそうです。そっちのことには疎いのであまり気にしたこともないんですけど、その組み合わせのせいなのかどうなのか、たしかに基本かみ合ないところはあります。それでいいんだと思うんですよ、かみ合ない相手とどう折り合っていくかが「夫婦道」なのですよ。最近つくづく思います「この人で良かったー!」と。日々の悩みの大半はそのかみ合ない妻とのやり取りから始まっています。でもね、だから成長できるんだなあと思うんです。何でもかみ合う、すべてがしっくりいく妻だったら、ぼくはきっとガーデンデザイナーにはなれていませんでしたから。相手の言葉を理解すること、ときには本質を受け取って言葉は受け流すこと、気持ちを伝えること、間合いをはかること、愛情を表現すること・・・。妻との修行の日々で身に付いた技はすべて仕事に役立っています。

ソクラテスの言葉です。

妻が良妻なら 幸せになれる
妻が悪妻なら 哲学者になれる


ついつい変な話になっちゃったなあ。まあいいか、もう少し続けると、この最悪といわれているA型亭主とB型女房の組み合わせですが、B型女性と結婚して社会的に大きな功績を残している男性は多いんですよ。だからB型女房は「幸運の女神」なのかもしれません。だとすると、ぼくも大成する可能性があると言うことで・・・、いい加減にしない!と怒られそうなので血液型の話は終了して、元に戻しましょう、「夫婦の羅針盤」。

ぼくは連れ合いへの恋心だと思うんですね。「子はかすがい」とか「運命共同体」とか、夫婦が夫婦を続ける理由は様々ですけど、船出の時に手にしていた羅針盤は「恋」だったのですから、そこが基本なんじゃないですかねえ。
さあ!最近お互いが見つめている方向が違ってきたと感じたら、もう一度恋してみましょうよ、連れ合いに。

結婚生活という航海に必要な羅針盤は、恋心である。

やれやれ、何とかいいところに落ち着きました。これなら元海賊にもお許しいただけるでしょう。自分たちのことをネタにするこういう話は冷や汗もんです。

囲炉裏とシエスタベンチ( 石丸邸 7)

もうすっかりお馴染みになった(ワンパターンですよね)囲炉裏。この大きさ、カタチ、何度つくっても大好評です。

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火を扱うにはレンガ1列で円形にすれば充分なのですが、2重にすることで、幅が出てテーブル兼用になります。それと見た目のボリューム感もいいでしょう!
使用しているレンガは横浜赤レンガ倉庫のものと同質のヤキスギレンガです。耐久性や時間が経った時の風合いがいいことと、何より港ヨコハマを切り取ってきたみたいで、それが気に入って使い続けています。

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場所が狭めだったこともあって、2方向を造り付けのベンチ掛けにしました。椅子を配置するより効率よく人が座れるからです。

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これで7~8人で火を囲めますし、ベンチで昼寝もできます。

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庭で昼寝・・・、ぼくには慢性的に昼寝欲求があります。NHKラジオ第1放送の昼の憩いを聴きながらウトウトと昼寝、幸せなひと時です。それが自宅の庭でできたら・・・、ぼくにとってそれは「豊かな暮らし」だなあ。
そういえば最近昼寝していません。小さい頃に大人たちがよく言っていました「親が死んでも食休み」って。田舎ではお昼を食べると必ず昼寝、街中の大人たちがそうしていた気がします。だから12時半になると世の中がシーンと静まり返っていた、そんな記憶があります。
田舎の人たちはみんな元気で長生きです。今こうしてふるさとを離れて気がつくのは、長生きの秘訣は旬の野菜中心の食事と、出がらしのお茶を大量に飲むことと、そして昼寝なんじゃないかなあと、どうもこれって当たっている気がするんですよ。
昼寝するようにしてみましょうかねえ、長命の人たちが言う「親が死んでも食休み」ですから。


 

「夫婦の羅針盤」

恋するふたりは波まかせ風まかせで、海図がないままにさまよい続けて、流れ着いたのが横浜でした。
船を降りて、店を持って、これでもう当てどない海賊暮らしとおさらばです。
ふたりとも根っからの仕事好きなので夢中で働きました。そして何となく人並みの暮らしが手に入った頃、ふと気付くと、常に正確に北を指していたあの羅針盤が見あたりません。もう海賊じゃないんだからと、船に置いて来てしまったようです。
さあこまりました。「夫婦の羅針盤」は陸上でも必要なのです。海を漂っている時には海図がなくて持ち腐れだった羅針盤が、陸上で、今度は地図があるのに手元にそれが見当たらない、皮肉なものです。どこが目的地なのかが分かっているのに方角が、自分たちが今どっちを向いているのかが分からなくなってしまったのです。

「夫婦の羅針盤」とはそういうものなんですよね、「恋」。燃え上がっている時にはどんな苦難も何ともなくて、ふたりで同じ方向、未来の夢を見つめていた。暮らしが安定し始めると「恋」が消えて、ほんの些細なことが苦難に思えてくる。
「夫は遠い目で、はるか彼方の、かつてそこに見えていたはずなのに、今はかすんで見えなくなった夢を探し、妻は力なく足元に視線を落して、今を、現実を見つめている」
つまらないことでけんかばかりしていた時期もありました。

勝負はそこからなんですよねきっと、「恋」が薄れて「暮らし」が濃くなってきたときに再びふたりがひとつの羅針盤を手に入れることができるかどうか。
で、どうなったと思います、我が夫婦。大丈夫!ちゃんと新しい羅針盤を手に入れました。「恋」ですね、恋する能力。ここでそれぞれのチカラ(イマジネーションや方向感覚や思考の体力みたいなこと)と、そして相性が問われる。ぼくからすると妻が根っから明るい性格だということが、何よりありがたいことです。ぼくが妻に再び恋をしようとすると、妻はキャッキャ言って恋人になってくれます。ぼくは陰で妻は陽、ぼくは陰といってもネクラとか陰気とかじゃないんですよ、沈思黙考タイプだということ、A型ですから。妻はというとB型で・・・、この話、明日に続きます。


話題変わって、この週末は横浜元町周辺が熱いですよ!
明日から横浜人形の家で「現代作家 鴨沢祐仁展」が開催されます。

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鴨沢さん・・・ガロやビックリハウスの時代・・・センチメンタルフレンド・・・、観る人それぞれに、いろんな思いがこみ上げてくる作品群だと思います。ぼくがこのブログに書いた「鴨沢さんのこと」を展示に使ってくださっているそうで、恐縮しつつ、ぼく自身鴨沢さんとの再会にワクワクしています。横浜人形の家の特別展示室で明日からです。
そして21日日曜日の午後1時30分と3時の2回、いい加減の巨匠、高田純次さんとミスター絶好調こと北原照久さんのトークショーが行われます。場所は横浜の元町商店街(のどこか)です。テーマもなにも決まっていないそうで、さすがは「いいかげんの巨匠」です。司会は「きのうの続きのつづき」でアシスタントをされている朝倉奈々さんです。かわいらしい方ですよー!それと言葉にものすごくチャーミングな表情があって、さすが、しゃべりのプロ!です。
元町に行ったらその朝倉奈々さんのご主人がシェフをやっているレストランがオープンしたそうですので、そちらにもぜひ行ってみてください。バーニーズ ニューユーク横浜店の中にある「トラットリア ブレビス/カフェ チェルシーテラス」です。
北原さんと高田さんのトークショーって、いったいどうなるのか楽しみですねえ。「絶好調」と「いいかげん」が出会った時に、どういう展開になるのか。盛り上がって延々終わらないかもしれないし、もしかしたら「それじゃあそういうことで!」とかいって5分で切り上げて、ふたりでさっさとおいしいもの食べに行ってしまう可能性もあります。テレビ・ラジオの取材も来るそうですので、盛り上がりますよー日曜日の元町商店街。
開港博、元町、横浜人形の家、坂道上がって山手のブリキのおもちゃ博物館、楽しい休日になりますよ!

立体と平面の構成( 石丸邸 6)

庭の一番奥、建物の外壁とコンクリートブロックに挟まれたような場所を「過ごす場所」に、それもリビングからはなれているので「行きたくなる場所」にすることが今回の設計の最重要課題でした。
この点が「中途半端はゼロに等しい」ところなんです。リビングの外だったら生活空間が広がるのですから行きやすいし楽しみやすい。ところが今回のように過ごす場所を部屋から離れて設定した場合は、その場所がそうとう楽しいか、必ずそこに行かなければならない理由を設定しなければなりません。たまにしか行かない、行っても特段楽しい感じがしない場所になってしまったら「ゼロ」なのです。

立体的にはコーナーパーゴラと木製パネルと常緑樹(シマトネリコ)で「部屋感」を出して、その色を青と白にすることで「特別な場所」に仕立てました。この狙いがなければ、デッキの板塀と同じ緑と白の組み合わせにしていたでしょう。色や素材の数を増やすには、理由が必要だというのがぼくの持論です(うるさいでしょういちいち)。

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立体的にはそういうこで、平面的にはタイルの見切りを円形にしたことがポイントです。円形と言っても円の3分の1くらいしか描けていないんですが、それでも円の隠れている部分を連想させて広い場所に感じられるから不思議です。それと場所のスペシャル感も出ます。

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立体構成や色・素材のことや図形のことなんかを、これまで何年も何年も、クドクド考えてきて良かったなあと思いました。そのクドクドがなかったら、この場所は生まれなかったですから。しつこくクドクド考える性格の効用。

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いろんなことを複合的に考え合わることでできあがった「家族の場所」です。

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すでに何度かバーベキューを楽しまれたそうです。それと、子供たちが寝てからふたりでここに来てお酒を楽しんでいるそうです。ヨシッ!オッケー!


 

結婚生活という航海、その羅針盤はまだ発見されていない

つづめて言えば「夫婦の羅針盤は何処に」ということですよね。

夫婦の羅針盤、おもしろいなあと思いました。そしてそれはまだ発見されていないって、つまりは夫婦は行く手が定まらないままに海を漂う小舟だといううようなことですよね。地球上の全ての夫婦は座礁したり難破の危機に見舞われますから、「そうだよなあ、羅針盤がないんだからむづかしいよなあ」とうなづく言葉だと思いました。
しばらく時間をおいて気がついたんですね、もしかしたら・・って。羅針盤はちゃんとある、それは「恋」なんじゃないかなあって。

急になんなんですけどね、うちの奥さん最高ですよ。いい妻です。いやほんとに、出会えて良かったと思っています。連れ合いが他の誰でもこれほど(波乱に満ちて)充実して中身の濃い結婚生活は送れなかっただろうなあと思っています。っと、前置きした上で。
我が夫婦のこれまでのドラマを最初のシーン、中野区上高田、焼き鳥屋のカウンター席(はじめて出会った場所です)まで巻き戻して再生して考えると、我々には羅針盤はありました。お互いに相手の全てを認め合って、惹かれ合って、お互いを尊敬すらしていました。恋していたので、価値観や考え方を示す羅針盤は1ミリも振れることなく北極星を指していました。しかも恋するふたりには「ジョンとヨーコになろう」という目的地も決まっていました(ハハッ、まあ恋するふたりですから、ポワーッとそんなこと話していました)。でも・・・海図がなかったんです。恋という羅針盤によって方角はわかっていても、どっちに目的地があるのかがかいもく分からないままに船出をしたわけです。
セールは張ってみたものの風まかせの波まかせで、でも楽しかったなあ!今考えると不思議なほどなんの根拠もないまま、でもキッパリと、夢は当然実現するものだと思っていたもんなあ、航海の先に黄金の国ジパングがあると。ふたりとも漁は得意だったので毎晩船上で満天の星を見上げながら飲んで食って夢語って、カリブの海賊みたいな日々でした。カリブの海賊、いやほんとにそんな感じでしたよ、毎日ドンチャン騒ぎみたいな。

恋という、バシッと北を指す羅針盤を持っていたのに、肝心の海図を手に入れていなかった。若いふたりは、熱く夢を語り合いながら、大海をさまよい続けたのでした。
(今日は元海賊の妻が実家の姫路に行っていて留守なので、こんなことも書けました。いつもどおりに隣りにいたら照れるし怒られるしで、こういうことは書けませんからね)

「夫婦の羅針盤」、明日に続きます。

コストダウンして楽しさアップ( 石丸邸 5)

ウッドデッキと奥のスペシャルな場所をつなぐガーデニングエリアです。

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当初の設計は通路は自然石の乱張りで、落葉樹を1本植えるというものだったんですけど、コストを下げるためにシンプルに平板で通路をつくりました。

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狙いと考え方、手法は変わっていないので、ねっ、これでもぜんぜんオッケー!でしょ。
木は何かいいことがあったときに、記念樹として植えることにしていただいて、これでコストを下げて楽しみが増えたというわけです。コストダウンして楽しさアップ。オッケー!

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ライトは夜も奥に行き来していただくためです。

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すでに何種類かの草花と野菜が植わっていてうれしかったです。夏までには土が見えないほど花いっぱいの場所になっていることでしょう。楽しみです。


 

一昨日、「人のさまざまな『思い』は必ず、何らかのカタチになって現れます。庭って特にそういう場所で、『思い』や『願い』からできあがった庭は、デザインや素材がどうであれ、すべていい庭です。逆に『思い』が弱いままに何となくつくってしまった庭は、どんなにコストをかけようとも早晩荒れ果ててしまいます。そういうもんなんです」と書きました。

ぼくの場合「庭のこと」はイコール「家庭のこと」なので、お客様と話すたびにそれぞれのご家族、ご夫婦の暮らしぶりや、少し大げさに言えば生き方を拝見しています。そしてそのいい感じを吸収して、それがまた次の設計の原資、原動力になっていきます。

年間300組以上のご夫婦と、庭のことを通してけっこう突っ込んだお話しをするという、考えたらちょっと特殊な仕事です。世の中にあんまりないですよね、こういう仕事。このスタイルとペースが、もう10年も続いているので、総計3000組以上の夫婦、家族と話してきたことになります。

それぞれに輝きを放っていた3000組のご夫婦。その輝きは・・・
先日運転中にラジオから聴こえて来たいい言葉がありました。いつもの習慣でクルマをコンビニの駐車場に入れてメモしました。
ノルウェーの思想家イプセンの言葉です。

結婚生活という航海、その羅針盤はまだ発見されていない。

ウ~ン、結婚生活という航海かあ・・・、明日はこの言葉を考えてみたいと思います。
では今日も張り切って、出航しましょう!

デッキでピース!( 石丸邸 4)

では庭を端から順に解説していきましょう。今日はウッドデッキ。

リビングの外の幅は1メートル40センチです。そこに段差があってポーチがついていて、反対側にはU字溝があり土の部分は75センチですから、通路以外のイメージはしづらい。リビングの外がこれくらいのことって、実は結構あるんですよ。みなさんそこを通路として認識するか「狭くて何もできない」とあきらめてしまいます。

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でも大丈夫、リビングから平らにデッキを張れば、

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ご覧の通りです。

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日光浴や風呂上がりに夕涼みや、椅子テーブルを置けば読書やティータイムも充分に楽しめますよ。

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子供たちにとっては格好の遊び場にもなります。

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室内からはこうです。

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そしていつものマリンライト。

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目隠しの板塀(施工前はレースのカーテンを閉めっぱなしでした)は、柱が緑で板が白という提案をそのまま採用してくださいました。アットホームで、かつ少しでも場を広く感じさせるための配色です。

このお嬢さんたちが、ぼくがよろこばせたかった3人の女性のうちのふたり。

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いつでもスッと外に出られる暮らしになって、施工前よりも何だか一段と伸びやかな表情になった気がします。可愛い!いい笑顔です。
我が家にも高校生の女子がいますけど、女の子の笑顔っていいですよねえ、たまんないなあ。おとうさん、がんばるわけです。


 
最近立て続けに、お子さんが女の子だけのお宅の庭をプランしました。家の中に男はご主人ただひとり。そういう環境で育つ(?)と男は独特の雰囲気を身につけるものです、「家族みんなの恋人」。お嬢ちゃんはお母さんをときにライバル視して、おとうさんを自分好みの男性に仕立て上げようと一生懸命にがんばるんですよね。その点の頑張りはお母さんでは太刀打ちできないほど強烈です。それはそうです、奥さんは地球上の全男性を男性として認識していますけど、お嬢ちゃんにはおとうさんが唯一の男性なんですからね。奥さんはご主人とのいい関係を模索しますけど、お嬢ちゃんに取ってはおとうさんとの関係はまったく揺らがない、何の不安もないものですから、だからその全てにして唯一の男性を、自分好みにカスタマイズしようとするんです。うまくしたもので、そういうところがまたおとうさんには可愛くてしょうがないので、上手に教育されたふりをします。で、何年かそれが続くとほんとにお嬢ちゃん好みの男性、「女の子のおとうさん」になっているのです。お嬢ちゃんの勝ち、です。
奥さんとお嬢ちゃんが連合軍になったり、お嬢ちゃんの世界が広がってくるとおとうさんの中に男性を感じ始めて、こんどはおとうさんのことが大嫌いになったり・・・、楽しいですよね家族の成長って。
お嬢ちゃんは、やがてお嬢さんになって、「おやじの一番長い日」がやってきます。おとうさんによっては女の子が生まれた直後から「その日」に思いを馳せるんですから、女の子の誕生というのは、父親にとって、結婚を前提としない生涯の恋人の誕生なんですよね。

最後のハードル( 石丸邸 3)

ご主人の思いに同調して、石丸家の「3人の女性をよろこばせたい」、そのための最後のハードルとは「金額」です。というのも、いつもならフルプランをもとにご検討いただいて、予算に合わせて一部分だけ施工するとか、優先順位でやっていくとかするんです。ぼくが最初から予算を気にして腰が引けたプランを提案しても、結果的によろこんでいただけないですし、その、予算を頭から外してイメージした完成形を目指して、資金を貯め、少しずつつくり上げていくのもまた楽しいものですから。そうやって何年越しでおつき合いいただいているお客様も大勢いらっしゃるのです。でも今回の場合は、ある意味トータルで「完成形」の庭なもので、このプランの一部だけ施工したのではダメだと考えていました。全体の半分を施工したら楽しさも半分になるかというと、そうではなくて、今回に限っては5分の1、それ以下になるかもしれません。そうなったらご主人とぼくの願望は達成できない・・・。

その危惧は、プレゼンテーションを終えた時のご主人のひと言で消えました。「じゃあ、これでお願いしようか。何だかワクワクしてきたよ」。うれしかったなあ!ご主人もこの庭の構成上、全体を整えることが大事なんだということに気がついて、頑張って決意してくださったのでしょう。奥様もニコニコでした。

ではそうやってできあがった庭のビフォー・アフターをご覧ください。

Before 1
bd91eb23.jpg

After 1
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何度やっても、


Before 2
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After 2
eac21a33.jpg

ビフォー・アフターは、


Before 3
9e9d5f4a.jpg

After 3
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楽しい!


Before 4
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After 4
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風景が、パッと変わります。


Before 5
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After 5
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一瞬で夢を叶える、


Before 6
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After 6
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魔法使いになったような気分です。


Before 7
495b4308.jpg

After 7
1e82f481.jpg



薄暗い通路が、広く、明るく、楽しい「家族の場所」になりました。
ご主人の家族への思いがもう少し弱かったら、通路は通路のまま。この庭はこの世に出現することのなかった。素晴らしいことだなあって、つくづくそう思うのです。

人のさまざまな「思い」は必ず、何らかのカタチになって現れます。庭って特にそういう場所で、「思い」や「願い」からできあがった庭は、デザインがどうであれ、すべていい庭です。逆に「思い」が弱いままに何となくつくってしまった庭は、どんなにコストをかけようとも、早晩荒れ果ててしまいます。そういうもんなんです。
家族への「思い」「願い」。「思い」は必ずカタチになる。さらに未来の夢や展望、持ち続けたいものですね。家族が大事、とにかく家族、家族が一番です。


 
「未来の夢や展望」で思い出しました。先日テレビでGACKTが「未来」を訊かれて「ぼくの未来ですか、ウ~ン・・・眩しくて見えない!」。カッコいい男ですなあ。
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