では、昨日のAに続いてBプランをご覧下さい。全体と、左側から4分割します。
Plan B
Plan B
ウッドデッキ

テラス

芝生広場

ガーデニングエリア


テラス

芝生広場

ガーデニングエリア

ウッドデッキ、テラス、芝生広場、ガーデニングエリアという4つの構成は同じで、仕立て方を変えてあります。昨日のAプランとの比較のためにもう一度2つを並べてみましょう。
Plan A

Plan B

庭の設計を仕事にしている同業者を見渡すと、タイプが2つに分かれるようです。ひとつは「感覚」から入って、そこに理屈を肉付けしてゆくタイプで、もうひとつは「理屈」から入ってその理屈を感覚で組み立てていくタイプ。
ぼくはどうやら後者のようで、とにかく最初に理屈ありきなんですね。「◯◯の目的は××なんだから、△△の効果を出すために寸法は※※で素材は◇◇が最適で・・・」と、理にかなっていないと落ち着きません。しかしそういう理屈だけでは庭としての楽しさや艶が出ないんですね。そこからが感覚の世界です。
感覚の世界と言っても「何でもあり」ではありません。そこがおもしろいところでして、理屈という羅針盤を頼りに海を漂うような感じ。この行程のときが一番熱中します。
今回もそうで、4つにゾーン分けして、それぞれの場所を組み立てる考え方も決まって、その「理屈」を持って感覚の海へ船出すると、すぐにいくつかの違った仕上がりが浮かんできました。
その「感覚のパーツ」のどれを選んでどう組み合わせるか。お客様の笑顔をイメージしながら、その笑顔の舞台としての庭を組み立てていきます。
そうやってできあがったAとB。
ご夫婦で検討していただいた結果、Bプランの左側2つのゾーン、ウッドデッキとテラスを施工することになりました。庭全体のフルプランから、リビングを中心にイメージして「楽しさ優先」での選択、すばらしい!(内心小さくガッツポーズ)ご夫婦がそう判断した時点で、このガーデンリフォームは大成功間違いなし!でした。
明日はビフォー・アフターです。
理屈先行の思考回路で設計するクセは、修業時代に身に付きました。建築設計の親松先生、造園設計の大野先生、ランドスケープの田瀬先生、それぞれの分野で大活躍されている先生方が、ぼくに同じことを言うのです、「線の一本一本を説明できるように設計しなさい」と。ありがたい教えだったなあ。
他にも「脳みそが汗かくまで考えなさい」とか「設計で人を感動させるためのただひとつの方法は、ひたすら設計し続けること。馬に食わすほど設計図を積み上げなさい」とか。
ぼくはとっても素直なので(妻は「あなたは素直なんじゃなくて単純なのよ」と言いますけど)、そういう先生方の教えをそのまま実行します。その後十数年、現在まで馬を3頭は養えるほどの設計図が積み上がっています。自分でもめまいがするような量ですよ。そして今日も・・・。素直じゃなくて単純かあ・・・。
Plan A

Plan B

庭の設計を仕事にしている同業者を見渡すと、タイプが2つに分かれるようです。ひとつは「感覚」から入って、そこに理屈を肉付けしてゆくタイプで、もうひとつは「理屈」から入ってその理屈を感覚で組み立てていくタイプ。
ぼくはどうやら後者のようで、とにかく最初に理屈ありきなんですね。「◯◯の目的は××なんだから、△△の効果を出すために寸法は※※で素材は◇◇が最適で・・・」と、理にかなっていないと落ち着きません。しかしそういう理屈だけでは庭としての楽しさや艶が出ないんですね。そこからが感覚の世界です。
感覚の世界と言っても「何でもあり」ではありません。そこがおもしろいところでして、理屈という羅針盤を頼りに海を漂うような感じ。この行程のときが一番熱中します。
今回もそうで、4つにゾーン分けして、それぞれの場所を組み立てる考え方も決まって、その「理屈」を持って感覚の海へ船出すると、すぐにいくつかの違った仕上がりが浮かんできました。
その「感覚のパーツ」のどれを選んでどう組み合わせるか。お客様の笑顔をイメージしながら、その笑顔の舞台としての庭を組み立てていきます。
そうやってできあがったAとB。
ご夫婦で検討していただいた結果、Bプランの左側2つのゾーン、ウッドデッキとテラスを施工することになりました。庭全体のフルプランから、リビングを中心にイメージして「楽しさ優先」での選択、すばらしい!(内心小さくガッツポーズ)ご夫婦がそう判断した時点で、このガーデンリフォームは大成功間違いなし!でした。
明日はビフォー・アフターです。
理屈先行の思考回路で設計するクセは、修業時代に身に付きました。建築設計の親松先生、造園設計の大野先生、ランドスケープの田瀬先生、それぞれの分野で大活躍されている先生方が、ぼくに同じことを言うのです、「線の一本一本を説明できるように設計しなさい」と。ありがたい教えだったなあ。
他にも「脳みそが汗かくまで考えなさい」とか「設計で人を感動させるためのただひとつの方法は、ひたすら設計し続けること。馬に食わすほど設計図を積み上げなさい」とか。
ぼくはとっても素直なので(妻は「あなたは素直なんじゃなくて単純なのよ」と言いますけど)、そういう先生方の教えをそのまま実行します。その後十数年、現在まで馬を3頭は養えるほどの設計図が積み上がっています。自分でもめまいがするような量ですよ。そして今日も・・・。素直じゃなくて単純かあ・・・。