2011年09月

道路側からのビフォー・アフター( 飯高邸 3)

今日は道路側からのビフォー・アフターです。



Before 1
ビフォー1

After 1
アフター1
 



Before 2
ビフォー2

After 2
アフター2




Before 3
ビフォー3

After 3
アフター3




Before 4
ビフォー4

After 4
アフター4



クルマ2台分の駐車スペースを確保して、建物側に目隠し塀を建て、その中に赤いパラソルが見えています。
こうして写真で眺めると、壁の向こう側に過ごす場所があるとは思えませんよね。
もう一度プラン図をご覧ください。



Plan E

飯高邸 E-2



でも、この図のように、ちゃんと「過ごす庭」があるんです。明日ご覧いただきます。





 

Plan B、C、D、E( 飯高邸 2)

「クルマ2台分の駐車スペース」と「過ごす庭」という組み合わせで描いた Plan A を、とても気に入っていただけました。
ところが・・・。

3月11日、地震が起きました。翌日からテレビで伝えられる津波の映像、広がり続ける被害、そして原発事故。ぼくは呆然として、ただただ涙が流れる日々が続きました。
飯高さんのご主人から連絡が入り「こんな状況なので、ちょっと庭のことは時間を置こうと思うんですが」と。

・・・ぼくもそう思いました。
今考えるべきこと、判断しなければならないことが押し寄せてきて、それまでの平静な日常とは違う日々になっていました 。知り合いの安否確認、ガソリンの確保、計画停電、被災地への支援、放射能のことなど。不安はさらに広がって、これから日本はどうなってしまうのか、仕事は、食料は、家族は。

数ヶ月が経過して世の中がいくらか落ち着いてきた頃に
「庭の打合せを再開したいんですけど」という連絡をいただきました。
うれしかったです。庭に意識が行くということは、震災のショックからは立ち直っているということですからね。

直接の被災者でなくても、みんな大きくダメージを受けましたよね。
ぼくの心も揺れ続けていました。
そんな時に頂いた連絡で、救われた気持ちになりました。
「飯高さんご一家はたくましい」そう感じられたことは、同時に「うちのお客樣方は大丈夫、いち早く元気を取り戻してくれる」という確信につながって、その日から設計作業に思いっきり熱が入りました。


そうそう、震災直後から意外な現象が起こったことを書き留めておこうと思います。
世の中的には「こんな大変なときに庭どころじゃないだろう」という空気が支配的で、外構・造園業者は一様に開店休業状態でした。確かにそうですよね。庭どころじゃないですし、他の業種でも「こりゃあしばらく仕事にならないなあ」という雰囲気がありました。
でも、うちの店では地震の翌日からすでに設計依頼が入り、検討中の方から「早く庭をつくりたい」と連絡が入り、日増しにお客様の来店数が増えていきました。

ぼくは感じました。みなさん家族の時間を大切にしたいって、心底そう思ったんだなあって。だからこれまではチラチラとうちの店の写真を眺めていた人が「わが家もああいう庭にしたい!」と、急にその意欲が加速したのでしょう。
その加速は半年が過ぎても増すばかりでした。

庭は家族のための場所。

震災をきっかけにして、
庭を単に植物を植える場所、眺める場所と捉える時代が終わり、庭に新たな価値を求めるようになるとすれば、それは日本人が一歩豊かさへとシフトできたということです。

日本中の庭から笑い声が聞こえてくる日が、いつかきっと。

ぼくは津波によって奪われたたくさんの命、流されたたくさんの涙に、そんな明日を約束したいです。


話を飯高さんちに戻しましょう。
庭の打合せがいったんストップしたおかげで、ご夫婦にはジックリと考える時間ができました。それがすごくよかったです。
ご覧いただいた Plan A から、細部を変更しながら B、C、D、E と設計変更していって、その度にご夫婦の満足度は上がっていきました。


Plan B
飯高邸 B



Plan C
飯高邸 C




Plan D
飯高邸 D



Plan E
飯高邸 E


Plan D を右側から3分割します。

飯高邸 E-1


飯高邸 E-2


飯高邸 E-3



明日はビフォー・アフターをご覧いただきます。







温かい秋晴れは今日までで、明日からはグッと冷え込むようです。
昨年の今頃はどうだったかというと、まだ猛暑が続いていました。あれは異常でしたよね。夏の間暑すぎて飛べなかった蚊が、10月に入ってようやく活発になって、11月まで蚊取り線香を焚いていましたからね。
今年は例年通りに、そろそろ蚊は少なくなっています。

 
 
 

テミヤンライブ vol.62

早い!もうテミヤンライブかあ。1ヶ月があっという間に過ぎます。
これは年取った証拠だそうですが、同時にいそがしく動き回っている証しだとも言います。毎日が充実している、高速回転で生きている人はあっという間に駆け抜けるように時間が過ぎてゆくのです。
いち日を隙間なく、回転速度を上げながら。ぼくはここんところ、まさにそんな感じです。
あまりに回転速度が上がって、気を抜くとポーンとスピンアウトしそうですが、そうならないように調整する、気持のメンテナンスをするのがテミヤンライブなのです。

というわけで、明日は62回目です。



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今回は1年ぶりのゲスト、ポリネシアンダンスチームの「カロケメレメレフラスタジオ/トリカガ」が出演します。すっばらしいですよ!




ではいつものように「北原照久ミュージアム」です。ラジオやライブから拾い集めた北原さんの言葉を並べます。
高速回転と言えば北原さんです。「どう、ぼくって止まって見えるだろ。高速回転してると止まっているように見えるんだよ」とおっしゃっていたことがありますが、北原さんの日々の動きはその言葉通りです。なんであんなに働き続けられるのか、しかも、疲れない。回転しながら周囲を元気にし続けているという不思議な能力の秘密が、その言葉の中に秘められています。
それを探し当てて、すぐに真似しちゃいましょ。真似していたら、いつか自分のものになるに違いありませんから。
あの特殊能力が手に入れば、人生は何倍も豊かなものになるのです。



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ぼくは何にでも好奇心があって、そして感謝型なんです。これが大事。物にも人にも感謝です。

でももともとは感謝型じゃなくて「どうして生まれてきたんだろう」って考えていたんですよ。友だちいないし、勉強できないし、学校は大嫌いでした。

それが、両親、特に母親の言葉で180度変わりました。「これからの人生の方が長い、出直しはできる」って。

母はほめ上手だったなあ。だれかがほめてくれる、認めてくれると、考え方は前向きになるね。




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ほめ上手と言えば高校時代の沢辺先生。たまたままぐれで60点取ったらすごくほめてくれてね、「北原、お前はやればできる」って。劣等生だったぼくのことを、職員室でも「北原はすごい、やればできるんですよ」って言ってくれてたんですよ。ぼくはもううれしくて、また先生にほめてもらいたくて勉強をがんばってね、入学の時にはビリだったのが、卒業のときは一番になっていました。




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沢辺先生は今でもお会いするといろいろと言ってくれるます。「照ちゃん、今の話しよかったねえ」とか「商売はやめちゃだめだよ、あきない(商い)って言うだろ」とかね。

こんなことも言ってたなあ「照ちゃんだけじゃなくて、みんなにいろいろ言ってるんだけどなあ。照ちゃんには伝わるんだよなあ。照ちゃんは感じやすいんだよね」って。

たしかに、ぼくは感じやすいかもしれません。それは人の裏側の心の闇や悲しみを知っているから。いろいろあったからね。だから感じられるんじゃないかな。




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そうやって先生にほめられて自信がつくと、波動が上がる。波動は引き合うから「俺はやればできる」って思うようになったら、いつもまにか、周囲からトラブルメーカーがいなくなりました。

沢辺先生とはありがたい出会いでした。人生は出会いです。出会いがすべて。




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例えばぼくが王様で、欲しい物がなんでも手に入ったら、きっと何も欲しくなくなると思う。

なかなか手に入らないからますます欲しくなるんですよ。

小百合さんに会うのは43年かかった。会いたい会いたいって、みんなに言い続けて43年ですよ。熱く楽しく語り続けた必ず夢は叶います。




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語るときには、その夢が実現したときのことを具体的にイメージするといいんですよ。小百合さんと会ったら、こんな挨拶をして、こういう話をして・・・。実際にお会いできたとき、そのシュミレーション通りに会話が進んでビックリしました。




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コレクションを見せたがらないコレクターもいるんですよ「目垢がつく」ってね。でもぼくは「これいいでしょ、これいいでしょ」って見せたくてしょうがない。




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コレクションはすべてぼくの琴線に触れた物ばかりです。有名無名はまったく関係なくて、自分がいいなと思った物を集めています。




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集め物の数だけトキメキがある。しあわせだなあ。だからこれをずっと残しておきたい。

100年経ったら、ぼくは「すごいコレクターだな」って評価されますよ。




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現代アート作家コレクション展を観た中谷彰宏さんの言葉


北原さんのようにアーティストをほめてあげる人が必要なんですよ。「これいいねえ、すばらしいよ。もっとつくってよ」って言ってる声が聞こえてくるようです。


ムットーニ(自動人形師)の作品と出会ったのはもう20年も前なんだよ。お互いに惹かれたんだよね。もし男女だったら恋人になっていたかもしれない。

作り手と気が合わないと次へは進まないじゃない。


ムットーニ  :  北原さんと出会う前は人間不信になっていたんですよ。

でも、北原さんってこういう人でしょ。ぼくが作品仕上げるとあまりによろこんでくれるもんだから、それじゃあまたがんばろうって。

ついに20年、33台になったんですよ。




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テーマ「あなたの好きなアートは?」


最初に買ったアート作品は、25才のときに近所で開催されていた与勇輝さんの人形展のもので「リュージュのおじさんおばさん」です。

木綿の人形が生きてるみたいでね、「これを部屋に置いたらワクワクしたりいやされたりするだろうなあ」って。それで買いました。

アートはときめくもの。アートは何かを感じさせてくれるものです。そして人を笑顔にしてくれる、そういう作品がいいなあ。

笑顔って大事ですよ。笑いは神様が人間だけにくれた最高のプレゼント。笑顔と元気があれば、幸せは向こうからやってくる。

では、テミヤンの「スマイル」をお聴きください。




明日29日午後6時30分、横浜人形の家4階です。
波動が上がる感じ、心が平らに整う感じを味わいに行きましょう。 








クルマは2台、1台は閉じ込める( 飯高邸 1)

相談会は大盛況で、ぼくは連日しゃべり続けて、いろんな庭のことを考え続けて、充実の日々でした。
とってもよかったんですが、ただ、またもや設計作業が滞ってしまって、目眩がするほど仕事の山の標高が高くなっています。
またひたすら設計!の日々が始まりました。 気力を充実させながら、ひとつひとつしっかりとこなして行きますので、プランをお待ちの皆様はどうか気を長ーーーくしてお待ちくださいね。

ブログは今日から新シリーズ、新築の外構&前庭です。

Beforeと Plan A をご覧ください。 



Before
ビフォー2
 


 Plan A
飯高邸 A



設計する敷地はクルマ3台を縦入れできる広さですから、ごくごく一般的に考えれば玄関前のクルマ1台分のスペースを駐車場兼玄関アプローチに使って他は庭にする、となります。しかしご要望は、クルマ2台を置けるようにしたいというものでした。
瞬時に「できなくはないけど制約も出るなあ」と思い一点お訊きしました。「クルマを2台停めたときに、1台は出られなくなってもいいでしょうか?」。

プラン図のように、横入れのクルマを縦入れのクルマが閉じ込めるカタチにすれば、正方形に近い庭スペースが確保できます。もし常に2台とも出し入れしたいとなると2台を縦入れに並べるので、残った庭は2メートル50センチ×6メートルという長方形になります。
そこを畑として使うなら問題ありませんが、ぼくが提案したい「過ごす庭」を設計するときにはかなり無理のある変則的な仕立てになるのです。

駐車の利便性よりも「庭で過ごすことの楽しさ」を優先したいぼくとしては「1台は出られなくてもいいですよ」という返事を待っていました。

期待通りの返事でした。いやあホッとしました。
というわけで、クルマ2台を縦と横に入れて、1台は閉じ込めて、目隠し塀で囲った庭スペースは「外の部屋」という、これまでいつも好評うを頂いているパターンでの提案となりました。







こないだの台風で、あちこちの庭木がダメージを受けましたね。ぼくは風の影響で水分が飛ばされたのではないかと書きましたが、どうやら塩害だったようです。
うちのジューンベリーもすべての葉っぱが茶色くなりました。
わが家は海から直線距離で8キロは内陸に入っているので、塩害はイメージできませんでした。でも、昔からお住まいの方々はこれまでにも何度か台風の塩害を経験されていて、「今回のはひどかったなあ」とおっしゃっていましたので、たぶんそうなんですよね。

そうとわかれば対症療法です。何度も木に水をかけました。これくらいしか方法は無いんですけど、とにかく塩分を洗い流さなければなりません。こういうときに雨がザーザー降ってくれるとうれしいんですけど、なかなか期待通りにはいきません。

幸いうちのジューンベリーは塩害のダメージよりも木の生命力が勝ったようで、自ら葉っぱを落とし始めています。
木に回復するだけの生命力が残っているからこそ葉を落とせるのです。自分で葉を振るう木は100%回復します。
街路樹や山の木も、そうとうダメージを受けていますが、なあに心配はいりません。どっちみち秋が深まれば落ちる予定だった葉っぱですから。傷んだ葉っぱをきれいさっぱり落として、来春は、何事も無かったように、眩しい新緑を楽しませてくれることでしょう。

自然のことですから、ちゃんと自然に回復する。人はそれを目撃して、そのシステムや様子を学び取ればいいのです。
傷んだ葉っぱはさっさと振るい落として、早いこと次の芽を出させる。この循環のスピードがエンドロピーの増大に追いつかれない限り、自然はその豊かさ美しさを失うことは無いのです。
・・・「なんのこっちゃ」と思うでしょう。最近この手の本にはまっていまして、おもしろいんですよ分子生物学。
今読んでいるのが、青山学院大学の福岡伸一教授が書いた「ルリボシカミキリの青」。タイトルに惹かれて読み始めたら、おもしろいおもしろい。

人ひとりの60兆個の細胞が数ヶ月ですべて入れ替わるって、考えたことありますか。
「人は生まれ変われる」とか自己啓発本に書いているますよね。でもそれは頑張る必要はなくて、普通に生きてるだけで1年後にはもうあなたは完全に生まれ変わっているのです。1年前のあなたのすべての細胞は、ぜーんぶトイレに流れて消えている。ほんとにおもしろいです、こういうの。

「ルリボシカミキリの青」、読み終えたらそのエッセンスをブログで紹介します。






 

相談会を終えて思うこと

相談会が終わって、充実感と心地よい疲労を味わっています。
いやあよくしゃべったなあ。いつものことながら、庭のことは話し始めると止まらなくなります。
たくさんの方がよろこんでくださったようで、やってよかったーと思うのと、みなさんの旺盛な庭への意欲が押し寄せてくる感じで、良質なエナジーチャージができました。これでまた夢中で設計できます。
ほんと、庭を何とかしたいと考える人たち、そういう種族「庭族」って、庭以外というか庭も含めた生活全般に意欲的で創造的なんだなあと、あらためて感じました。要するに、庭は暮らしの活性度合いが現れる場所なんだなあということです。



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暮らしがくすんでいるのに、庭だけがイキイキとしているという人に会ったことがありません。

いい感じで暮らしを組み立てているのに、庭がくすんでいる人は大勢います。そういう人が庭族予備軍。
遅かれ早かれ、庭族予備軍の庭はいい感じの暮らしに同調して行って、素敵な庭になります。

問題は、暮らしがくすんでいて、そのことにも気づいていない人たち。
庭をきっかけに、庭じゃなくて暮らしが変わるんだけどなあ・・・。



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ちょっと、おせっかいなことを書きます。これをお読みの方には関係のない話かもしれませんので、サラッと読み過ごしてください。



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「うちはもう子どもたちが大きくなったから、庭には出ない」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

「雑草取りしなくていいように、庭中をコンクリートにしたいんだけど」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

「暗くなったらカーテン閉めるから、庭にライトなんていらないわ」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

「雑草取りや芝刈りはしたくないので、人工芝を敷き詰めたいんだけど」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

「木を植えると大きくなって大変だから、1本も植えたくないんです」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

「虫が苦手だからガーデニングはしません」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

 「今さら女房と庭で食事してもねえ・・・」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。
 

「上を見たら切りがないよ。人生なんてそこそこでいい、まあこなもんだよ」というあなた。ほんとにいいんですかそれで。




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馬を水辺に連れて行くことはできても、水を呑ませることはできない。 


馬を水辺に連れて行くことはできても、水を呑ませることはできない。

馬を水辺に連れて行くことはできても、水を呑ませることはできない。

馬を水辺に連れて行くことはできても、水を呑ませることはできない。 

馬を水辺に連れて行くことはできても、水を呑ませることはできない。   



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ぼくが水辺までご案内します。その清流を喉を鳴らして味わうかどうかはあなたが決めることです。




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なんちゃってね。

でもこれ、ほんとにそう思うんですね。庭を楽しむことを頑に拒否し続ける人にぼくができることは、水辺までの道案内だけ。

でも、何でなんですかねえ。何でそんなに庭が嫌いなのでしょう。目の前に幸せがあるのに、何でそんなにその幸せから距離を取ろうとするのか。そっちに手を伸ばすだけで届く距離なのになあ。




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住宅地を歩くと、頑固に幸せを拒絶したような庭が延々と並んでいます。




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まあいっか。幸せな人をもっと幸せにするのが庭なんですからね。

ぼくは徹底的に、バッカみたいに、ひたすらに、さらなる幸せのカタチを生み出し続けます。




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庭族予備軍の方々の意識をちょっと庭方向へ向けるだけで、イキイキと庭族まっしぐらな思考になってくださることのうれしさ。
お隣さんが花いっぱいの庭だから、自然とこちらも花数が増えてゆくとか、庭で朝ご飯を食べている様子がうらやましくて、とりあえず庭にイスとテーブルを置いたとか、漠然と「うちの庭も何とかしなければ」という思いが募って相談会に来てくださった方とか。そういう連鎖が広がって行ったらいいなあ。どこまでもどこまでも広がって行って、日本中の家族が「庭のある暮らし」を楽しむようになったら、日本のGNHはブータンを越えると思うんだけどなあ・・・、と、妄想はどこまでも広がります。



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来月は四季の森の「レノンの庭」で相談会を予定しています。




発掘の成果を並べます( 尾崎邸 17)

尾崎さんちのガーデンリフォームをご覧いただきながら、奥様から感じたことを掘り下げて書き留めてきました。あっちいったりこっちいったりで、読み返してみると「まとまりがないなあ」と。日々思いつくままに書くというスタイルなので、どうしてもそうなってしまいます。



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そこで最終日の今日は「まとめ」ということで、掘り下げながら乱雑に書き連ねた今回のシリーズのエッセンスを抽出します。

奥様にお会いするたび、わが家の愛犬ノアは大喜びでひっくり返ってウレションまみれになる。その光景から始まった発掘作業でした。その発掘の成果を展示台に並べるようなイメージです。



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ノアと奥様に共通するのは「にこやかで穏やかな躍動感」

その本質は「生命エネルギーの美しい燃焼」

特徴は「軽やかに動くクセ」




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軽やかに動く人は思考も軽やかになる

思考が軽やかな人は常に変化しようとする

グッと来る、その瞬間が変化のタイミング



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庭も暮らしも、変化させ続けることが美しさを維持するコツ

心が軽やかに転がっている人は、周囲の人も軽やかにしながら幸せへと向かってゆく

幸せを招く魔法の呪文「ココロコロコロ」




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そこにとどまってはいけません。立ち止まってじっくり考える!?だめだめ、そんなことより違うこと考えましょう、もっと楽しいこと。
今日いち日を退屈な日にするのか、辛い日にするのか、楽しい日にするのか、決めるのはあなたです。



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だめ押しでもうひと言。重いですけど、とても大切なことです。

今日という日は、津波に呑まれながら「あといち日でいいから生きていたいんだ」と叫びながら亡くなっていった人のいち日です。

でしょ。そうなんですよ。



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さあ、軽やかに転がりながら、変化し続けながら、上機嫌で、ココロコロコロで暮らしていきましょう。奇跡のようなあなたの生命を最高に美しく燃焼させるいち日にしましょう。



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仕事を通して出会う人たちの賢く素敵な暮らし方、きらめくような瞬間や言葉がものすごく勉強になります。それが楽しくうれしいから、この仕事に夢中でいられるのかもしれません。
ココロコロコロ、またひとつ大事なことを教えていただきました。尾崎さんに、感謝です。






すべての人が幸せを望みながら、なかなかそれを実現できていないという現実。そこには、幸せを実現できている人にとってはごく普通のこと、当たり前のことが できていない、気がついていないということがあるのです。
幸せを望んでいるはずなのに、それを遠ざけるような思考と行動を繰り返しながら、日々の辛さに喘いでいる人がいます。ものすごくたくさんいます。ぼくもそうでした。
お教えしたいんです、「簡単ですよ、真似すればいいんですよ」って 。
幸せな人はどんどん幸せを膨らませていきます。幸せじゃない人は、まるでアリ地獄にはまったかのようにそこから抜け出せない。幸せな人の真似をする、コツを掴む、それくらいの努力は必要です。

最後にもうひと言。

「人は一瞬で変われる」ということを信じる人は一瞬で変われます。自由自在に、自分の思い通りの人に変われます。

あなたは信じますか?
信じなくてもいいので、そんな考え方もあるのかなあ・・・程度に、頭の隅に置いといてみてください。




抹茶アイス色の壁( 尾崎邸 16)

今回のリフォームで最も印象的なのが、抹茶アイスのような壁の仕上げでした。



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ジョリパットという着色モルタルの仕上げ材で、色は見本帳をざっと数えても200色近くあります。



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その数ある色の中でアイボリー系の選択が一般的で、時々は場に合わせて淡いピンクやイエローを提案することもありますが、色選びはどうしても無難な選択になりがちです。
今回の抹茶アイス色は奥様が選んだ色です。うれしくなりました。個性的で、設計者側からはなかなか提案しづらい色だからです。
できあがってみて、スタッフ一同その素敵さに大満足でした。奥様の選択した色ですから当然といえば当然なんですが、この色によって、庭全体がとても奥様らしい世界になったなあと感じました。



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そんな感慨を持ちながら、ふと出窓を観ると、そこには奥様がコレクションしたインテリア小物が。



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抹茶アイス色が印象的な庭とリビングの小物が、ハーモニーを奏でているようでした。

庭の仕上げ材の色、インテリア小物、昨日の山道で拾った器、奥様の選択眼はとてもスッキリとしています。迷いがないんですね。瞬時にして「これすてきー!」と手に取るような、そんなシーンが浮かんできます。

ぼくはこれ、苦手なんですね。洋服でもなんでも、まよってまよって、ようやく選んで、でも後で考えると「なんでこれ選んだんだろう」と自分でも首をひねることがしばしばです。妻にもよく指摘されるこのぼくの弱点ではありますが、妻よ、あなたを選んだぼくの選択眼は間違っていなかっただろうと言い返したい。
・・・そうか!迷わない選択がいいんだ!!妻を選んだときのように、一瞬のチュウチョもなく選ぶことが正解なんですね、きっと。恋に落ちるみたいに、迷う隙間もなく「これだ!」と。

グッと来る、ということがあります。予想もしていなかった何かにグッと来て、思わず手が伸びるという経験。デパートを歩いていて、はるか遠くから光っている、買われたがっているものに出くわすこと、ありますよね。その一瞬の感覚に飛びつく軽やかさが必要なのです。
そういうグッと来る出会いに、得意の迷いが始まって「 また今度にしよう」とその場を離れて、やっぱり欲しくなって買いに行くと売れちゃっててもうない。これは何度も経験したことです。
グッと来たら迷わないことが大事で、もし迷うようなら選ばない、グッと来ない選択には参加しないで人任せにする、それくらいの方がいいのかもしれません。迷うということはどちらも一長一短があるということですからね。だからどちらでもいいのです。


とても奥様らしい壁材の選択をされたことからも、その軽やかさ、美しく燃焼している生命エネルギーを感じます。
見本帳を眺めながら、この色を選ぶ人って、そうだなあ、3000人にひとりですかね。そしてその選択が奥様独自の世界を生み出す。すばらしいことです。

明日は尾崎さんちの最終回です。
奥様がグッと来て集めた庭の小物をご覧いただきながら、今回のシリーズを振り返ります。







妻以外に、グッと来て選んだことに家があります。一目見てグッと来て「ここがいいよ、ここに決めた」って。
その場に立った瞬間に、そこにあふれている幸福感を感じたのです。庭からの景色も、吹く風も、これ以上ないというほど心地よく、ぼくには「ずっとあなたたちが来てくれるのを待っていたんですよ」というその家の声が聞こえました。
大正解でした。毎日そこで目覚めること、そこに帰ることがとても楽しくし幸せです。

そこに住んで1年半、ぼくは欲深いので、もっと幸福感を感じたいなあと思い始めています。
コップでもバスマットでも、身の回りを、そういうグッと来たものだけで埋め尽くしたら、もっともっと幸せを感じるんだろうなあと、そう考えるようになってきました。
「お気に入りのものに囲まれて暮らす」、そういう暮らしへと歩を進めます。





 

健康とは動的平衡を保つこと( 尾崎邸 15)

尾崎さんちの草花です。



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奥様のように軽やかな気持で日々を送る人に出会うと、ものすごく得をした気分になります。その軽やかさが伝わってきて、刺激され、自分の中の軽やか細胞が活性化するからです。



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ありますよね、体内から軽やかさが溢れ出す感じ。そういうときに、いい出会いがあり、素敵な発見があります。見慣れている庭の風景が、眩く輝く楽園に見えるのもそういうときです。フレッシュというか、すべてがイキイキと感じられます。
面白いなあと思うんですね、周囲は変化していないのに、自分の内側に状態によって周囲が別世界になるということ。



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奥様の美しく燃焼する生命エネルギーの炎は、周囲の人の気持もホットにし活性化させます。いつも笑顔の人の前でしかめ面をしているのはけっこう辛いものですし、いつも元気に軽やかに動き回る人と暮らしていたら、自然と身体を動かすクセがついて、心身ともに健康を維持できます。そういうものです。
だから、奥様のようなタイプの人は、家族や友人、ご近所さんまで含めて、どう考えても幸せ方向へと人生が広がってゆくのです。



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話変わって、人間の細胞は60兆個だそうです。その60兆個が数ヶ月ですべて入れ替わるといいます。新しい細胞を生み出しつつ古い細胞を捨て続け、1年もすると、頭の先からつま先までのすべての細胞が生まれ変わっているのだそうです。
細胞がすべて入れ替わっているのに、その人の存在は変化したように感じない、入れ替わりながら存在を維持しつづける、このことを分子生物学者の福岡信一さん(
青山学院大学
教授は「動的平衡/どうてきへいこう」と名付けています。
さらに、細胞内のタンパク質を生み出す方法はひとつなのに対して、それを壊して捨てる方法は数十種類あることがわかってきたといいます。
つまりこれは、身体は細胞を生み出すことよりも、それを壊して捨てることの方に一生懸命だということで、古くなった細胞だけを捨てるのではなく、できたての新しい細胞まで捨て続けているというのです。
電球が切れると不具合を生じるので、まだ使える電球までどんどん取り替えてゆく、そういうシステムによって、人は健康を保っているということのようです。



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人を形づくっている細胞がそういうシステムなんですから、その集合体である人間は、そのセオリーに従った暮らしをするのが健康を維持し、よりよく生きることのコツなんでしょうね。
つまり、暮らしによどみや不具合が生じる前に、どんどん捨てて、どんどん生み出して、淀むことなく変化し続けること。これが生命を美しく燃焼させるということなのです。
立ち止まってはいけない、捕われてはいけない、停滞は不幸を招き病につながる。なんだかいそがしいですよねえ、生きるってことは。コロコロコロコロと転がり続けることが健康で美しい命の営みってことですからね。



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変化しないようでいて、常に変化し続けている。平衡を保つためには中身を常に入れ替える必要がある。これって、庭がそうですよね。
美しい庭を維持しているお宅の奥樣方は、みなさん庭のことでも家事でも仕事でも、とても軽やかに動き回ります。それが共通点です。
つまり、庭は、うまいこと動的平衡を保ちながら暮らせているかどうかが現れる場所なのです。庭が美しければ、楽しげでイキイキとした庭ならば、あなたもご家族も、健康にコロコロと転がっている状態だということです。



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ココロコロコロ、今日もこの呪文を唱えつつ転がり続けます。


 




 

三本足の器( 尾崎邸 14)

撮影をしていたら陶器の鉢がいくつか転がっていました。お訊きすると、とっても楽しそうに「山道を歩いていたら落ちていたのよ」とのこと。
そういうのを拾ってくるところが奥様の軽やかさです。



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たこ唐草の絵付けですから、江戸後期のものかもしれません。う〜ん、これに何を植えたら素敵ですかね。オモトかなあ、シュンランか、視点を変えてワイルドストロベリーなんかもいいですね、怪しげで。

もうひとつは三本足の鉢でした。



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このように足が3本の器というのは、中国の紀元前2千年ころからあるデザインです。



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3本足というところがおもしろい。
3本なら必ず器は安定します。イスやテーブルのように4本足だと、長さがそろっていないとガタつきますよね。それが3本なら、多少長さにばらつきがあっても3本とも地面に着きますから安定するのです。
ヨーロッパの古いイスで3本足のものがあります。ということは、中国人とヨーロッパ人がそれぞれに3本だと安定するということに気づいたのか、あるいは中国からシルクロードを通って伝えられたことなのか。

3という数の面白さってあるんですよ。人が最もコミュニケーションを取りやすい人数が3だといいます。2だと立ちづらく、4だとガタつきやすく、3だと互いの存在を必要とし合いながらいいバランスを保てるのです。
また造形的にも3はバランスを取りやすい数です。
花屋さんに行って、チューリップを2本買って「彼女にプレゼントしたいので花束にしてください」と頼んだら、きっと店員さんは困ってしまうと思います。2本では恰好にならないからです。たぶんサービスで1本追加して3本で花束にしてくれることでしょう。
1本ならまあそれだけですからいいとして、2本は恰好にならない。3本なら新米の店員さんでも恰好よくまとめることができて、では、4本だとどうでしょう。これがまた難しいのです。5本以上は何本でもカタチになりますが。

造園設計では三角形を多用します。木の配置などに、平面的にも立面的にも3角形になるように植えます。公園などではそういう三角形を三角形に配置したり、組み合わせたりしながら設計してゆきます。そうすることで、眺めても歩いても心地いい風景ができあがるのです。
生け花でもそうですね、芯、添え、控えの三角形が基本です。

3、三角形、三角関係(これはちがうか)、3には人に作用する不思議なチカラがあります。

庭に転がっていた器から話がコロコロ転がりました。これがココロコロコロです。

山道に落ちていた器を拾って持ち帰る、そんな奥様のコロコロしたココロが、器に乗り移って、こんどはファインダー越しにぼくに乗り移りました。
コロコロは連鎖するのです。





 

木に役割を持たせる( 尾崎邸 13)

3本の木を植えました。

庭があって、そこに木を植える場合に、なんの木がカッコいいか、好きか、楽しいか、そういう選択をすると思います。
設計的な選び方は少々違います。なんの木が好きか、素敵か、に加えて、「役割を与える」ということがあるのです。

駐車場奥のオリーブは、その背後の配管とメーターを隠すためと、コンクリートの味気なさを消すために植えました。



オリーブ
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通路のコニファーは、歩く人の視線が当たる高さの木があることで、そこが空間的に庭として認識される空間構成のために植えました。



ブルーエンジェル
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この効果は季節に関係なく必要なことなので、落葉樹では役を果たしません。そして 場所が狭いので、葉張りが出ないコニファー類が適しています。


テラスの一番奥に植えたジューンベリーは、過ごす庭に季節感を与えるためと、花や実で、庭を楽しんでいただくために植えました。



 ジューンベリー
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木に役割を与える。ひろーい庭なら好みで植えまくっても大丈夫ですが、スペースが限られている庭では、一本一本、理由付けをして植えることをお勧めします。
また、一度植えると長い付き合いになる庭木ですから、丹念に、よく考えて、家族が増えるような愛着を感じながら木を増やしていきたいものです。





さあ、昨日のココロコロコロです。
字面とリズムがいいですよね、これ。ココロコロコロ。

今回、奥様から学んだことでもあり、普段から意識していたことです。ココロが停滞するとろくなことにならない。
ココロが何かに捕われているとき、ぼくはすぐに体調が下がります。胃痛、頭痛、手足のだるさ、ついには熟睡できなくなります。
この自覚症状を身体からの信号と捉えていますので、その信号が出たらココロの停滞を解消するための行動を起こします。

ぼくは幸いにしてお酒が弱いので、しかも嫌いではないので、とりあえずビールを飲んでアルコールで頭を弛緩させます。これはお酒が強い人にはお勧めできません、度を超してしまいますからね。
次に弛緩した頭でも熱中できる作業に取りかかります。手の込んだ料理をする。湯舟につかって、何度も読んだお気に入りの本を読み返す。録画しておいたテレビ番組を観る。撮りためた写真の色調整や整理仕分け作業をする。
とにかく好きなこと、熱中できることに自分をしむけるのです。
体調が下がっているなら休めばいいのにと思うかもしれませんけど、それではだめです。寝てみても夜中に胃痛で目がさめるし、無理矢理寝続けると睡眠のリズムが狂って、何日も不調を引きずってしまいます。予定の就寝時間まで好きなことに熱中する、これが一番。

ココロが何かに捕われているとき、人は不健康になります。不健康な状態で何かを突き詰めても、いい結果が得られない。
いい結果が得られないことに時間を費やすことが無意味だという理屈は誰にでも理解できることでありながら、それでも人のココロはすぐに何かに捕われてしまうものです。逃れようのない事ではありますが、それでも頭の隅に「ココロコロコロ」を置いておくと、深みにはまらずに暮らしていけると思います。呪文のように、ココロコロコロ。

世の中には悩みたくてしょうがない人がいます。悩んでいないと落ち着かないかのように、常にココロに悩みを抱え込んでいる人が、けっこうな割合で存在します。
すべてに否定的で、懐疑的で、しかめっ面を基本としていて笑うと損すると、強い信念としてそう思っている人、あなたの近くにもひとりやふたりはいるでしょ。
不健康なのです。

日々あなたのココロに引っかかってくることの99%は、放っとけば消えていくことです。放っとけば消えることにあなたのすばらしい人生(にできるはず)の時間を奪われるなんて、ね、あほらしいことです。

ココロコロコロでいきましょうね。転石苔むさず。
コロコロと軽やかに転がり続けましょう。ココロコロコロ、ココロコロコロ。

さあてと、帰ってビール飲むかな。




 
 

日本人の特殊能力( 尾崎邸 12)

玄関奥のスペースを持ち上げて、外で過ごす場所にしました。



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 一番奥には格子のパネルを追加して、部屋っぽい落ち着きを演出。



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振り返ると、前庭感が出た玄関アプローチも含めた、ひろーい庭にいるような感覚になります。



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階段から玄関までの通路とその先のちょっとしたスペースが「庭」に変身した今回のプランを、当てはめられる家はたくさんあります。やや狭めだからといって、そこが通路だからといって、庭として楽しむことをあきらめてはいけないのです。

もっと狭くても楽しめるんですよ。なぜなら、日本人は手のひらに載るくらいの小さな盆栽にさえ、森や大草原や、宇宙までイメージできる民族なのですから。俳句や短歌もそうですよね、あんな短い言葉で、映画のようにシーンが展開する。

分け入っても分け入っても蒼い山

すべってころんで山がひっそり

ころり寝ころべば青空 
     種田山頭火


日本人の特殊能力です。
日本人らしく、日本人の特性を活かしながら、イマジネーション豊かに暮らしを組み立てましょう。








 奥様の生命エネルギーは美しく燃焼していて、それは軽快な動きに現れている、と書きました。考えるよりも先に身体が動く、軽やかな動きだから思考がいつも軽やかになる、という奥様のようなタイプの人は、必ず幸せを引き寄せます。
では、そのうらやましいクセはどのようにしたら身に付くのでしょう。

いちばんは「育ち」ですよね。そういうふうに育てられた、というか、親がそういう人だったのでしょう。奥様とそんなお話しはしたことがありませんけど、確実にお父さんかお母さんがそういうタイプの人だったはずです。
自分の子どもを観ているとわかりますよね、ダメなところが自分そっくりだということ。子どものことが心配だから、どうしてもダメなところばかりが気になるのですが、もっとじっくりと観察するといいところもまた自分そっくりなものです。
子は親の鏡。だとすると、親は気が抜けませんねえ。日々生命エネルギーを美しく燃焼させながら暮らして、背中でそれを子どもに示さなければなりません。「◯◯したらダメでしょ!」「なんであなたはいつもそうなの。もっと◯◯しなさい」って、百回言ったって、子どもは親の思うようにはなってくれません。特に思春期になると、言えば言うほど、それと反対のことをします。
そういうとき、親にできることは、自分の暮らしを正すことしかないのです。自らの暮らしが生命エネルギーを美しく燃焼させているものなら、その背中を子どもは必ず観ていて、やがて同じように、美しく燃焼する人生を送っていれます。間違いない。

話がそれましたので軌道修正します。
考えるよりも先に身体を動かすクセが身についている人は、軽やかに動き、思考も軽やかで、幸せを引き寄せる人生を送る。これはつまり、生きるということは身体を動かすことが基本で、思考はそのついでにあったほうがいいということです。思考が先行すると、どんなに深く考えたことであってもあまり幸せ方向へと向かうものにはならない。どうです、そういい切ってしまうとスッキリしませんか。「なあんだ、考えるよりも動いている方が幸せになるんだ」と。

いつも軽やかに動き回る奥様のココロは、その身体の動きと同様にいつも軽やかにコロコロと転がっているように感じます。ココロコロコロ、いいですよねこれ。ココロコロコロ、呪文にしようかな。
ココロコロコロ、いいなあ。本のタイトルにしてもいいですね、ココロコロコロ。

軽やかに身体を動かして、ココロをコロコロと転がして暮らす。
奥様から学んだことでした。

ココロコロコロがツボにはまってしまって、もう少しうがってみたくなりましたので、明日も続けます。





 
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