2014年08月

ガーデンセラピー 13

『見守られている』

数年前スピリチュアルな世界にいるお客様から「庭にやってくる昆虫は、ご先祖様やあの世であなたを見守っている人たちが遊びにきてくれているのよ」と教えていただきました。



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それ以来、ぼくもそう感じることができるようになりました。



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たくさんの人に愛されて今日の自分がある。

そのことを、庭で昆虫を目にするたびに感じることができます。



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蝶や蜂を見つけたら、その人たちのことを思い出して耳を澄ましてください。



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きっと、あなたを励まし導いてくれる声が聞こえてくるはずです。
見守る側になる日まで、その声に従って、美しく命を燃焼させましょう。






 

愛は人類を救う

夏は夏で、冬は冬で、異常気象が続いています。
地球温暖化というと単に気温が上がって暑くなると思うのは大間違いで、それはバランスが崩れるということなので、気候が暴れると捉えた方がいいのです。
人が体調を崩して熱を出した時のように悪寒が走ったり下痢になったり。それが竜巻であり、これまで降らなかったところの豪雪であり、「観測史上初」の連発なわけです。



夏の終わりの情感は胸に来ます。
それは夏休みの宿題が終わっていない、
あの悲惨な気持がよみがえるからかもしれませんね。
もう今は宿題はありません。
大人になってよかった〜。

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ディープに環境問題と取り組んでいる倉本聰さんや、学者・研究者たちの共通認識になっている感がある「人類滅亡説」については、なかなか否定しづらいものがあります。
というのは、種の絶滅は地球にとって日常茶飯事で、いわば新陳代謝のようなものだからです。
地球自体の生命活動に有効な種が栄え、不要になれば排除される。ホモ族も例外ではありません。



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ぼくらホモサピエンスが15万年の歴史を持っているのに対して、それ以前から君臨していいた 異種人類のネアンデルタール人は実に30万年の歴史を持っていました。しかし絶滅し、それと入れ替わるようにぼくらの先祖のホモサピエンスが幅を利かせてきました。
30万年繁栄を続けてきた種であっても根絶やしにしてしまう地球なんですから、自分勝手に、無自覚に、CO2爆弾を炸裂させたホモサピエンスをこのまま野放しにしておくとは思えないのです。 
白石康次郎さんの「自然を守ろうなんておこがましい。自然は守られたいなんて思っていない」という言葉が、とても重大なこととして迫ってきます。



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さあさあ、ついにここまで来てしまいました。地球のお仕置きはまだ始まったばかりであると考えた方がよさそうです。
そのお仕置きは単に異常気象だけではありません。それに伴う食力不足や感染症などの病気の蔓延、もっと恐ろしいことは人の心が狂気へと向かう可能性があるこというです。
昨日のグラフで急上昇を初めていったん落ち着きかけたとき、人類は戦争に明け暮れていました。その狂気によって一時的に気温の上昇が抑えられました。
あの戦争は、地球からの最後通告だったのかもしれませんし、愚かな直立猿をせん滅するために仕組んだことだったのかもしれません。
いや〜暗くなるでしょ。
どうしましょうか。
今日ぼくは、あなたは、なにを考えどう行動したらいいのでしょう。



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ぼくは政治家でも環境学者でもありあせんけど、ガーデンデザイナーです。
しかも天使のような心を持った(白いわふちに変身!笑)。
だからこう提言します。

庭に出て、愛する家族と幸せな時間を過ごしてください。

これまでホモサピエンスが犯してきた罪の許しを請うためには今を幸せに生きること、ぼくらはこの地球上でこの上なく幸せに暮らしている種族なんだということを示すこと、それが絶滅を免れるための唯一の道なのです。
なぜならガイアの掟は、そこに暮らす生物が互いにいい影響を与え合うことであり、その掟に従う生物には「幸福感」という最強の快感を与えるシステムになっているから。
つまり人間が他の生物の幸福感と共鳴する幸せを実現することが、地球への謝罪となるのです。
だからあなた自身が幸せであること、あなたの家庭が幸せに満ちていることを、庭で、地球に見せつけてください。

地球(自然・神様)は生物たちの幸せな営みが大好き。



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ぼくらはとてもわがままに、他の生物を滅ぼし食い散らかしながら繁栄してきました。
・・・度が過ぎました。
ぼくらは今すぐに悔い改めて、祖先が直立した頃のように地球に可愛がられる生物に立ち戻らなければなりません。
ちなみになんですけど、1000万年前、サル目ヒト科の猿が家族のもとにおいしい食料を持って帰るために、両前足いっぱいにそれを抱えて後ろ足で跳ねながら進んだことが、後の猿人の直立歩行につながったと考えられています。
いいですよね、ピョンピョン跳ねながら家路を急ぐ猿の姿。
家族への愛情が猿を人へと進化させたのだと思うと、ぼくら人間の幸せとは何であるかがわかります。



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あとは地球の判断に委ねるしかありません。まさに「人事を尽くして天命を待つ」です。

あなたと家族が、地球上の他の動植物と共鳴する幸せを実現することが、人類存続の最後の切り札。

もしも他に方策があるならお教えください。
知恵を出し合いましょう。
ネアンデルタール人のように30万年とはいかなくても、ぼくの孫やひ孫、そのひ孫のひ孫のひ孫の・・・せめてあと1万年くらいは、この地球上で幸せな人生を送ってほしいですから。



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正念場です。
愛が地球を救うのではなく、愛が地球のお仕置きから人類を救うのです。

愛を持って考え、愛を持って選択し、愛を持って暮らして、地球に可愛がられる種になりましょう。

簡単でしょ、家族を大切に、自分を大切に、今日を大切に暮らせばいいんですから。
たとえ簡単じゃなくても、そうありたいでしょ。
だったらやりましょうよ、人類存続のために。
さあ、両前足いっぱいに愛を抱えて庭に出ましょう。

白いわふちからの提言でした。







 

久々、黒いわふち登場!

久々の黒いわふち登場!
今日と明日は特大ネタ、「 環境破壊と人類の存亡」です。

テレビの夕方のニュースで、お天気キャスターが「もうこの気候を異常気象だと思わずに受け入れて、今日ではなくて明後日の天気予報を確認して、我が身を守る行動をとった方がいい時代に突入したのかもしれません」と話していました。
繰り返される「観測史上初の・・・」「五十年に一度の・・・」「かつて経験したことのない・・・」という表現と、竜巻やゲリラ雷雨などによる悲痛な災害の報道を受けての言葉でした。



行く夏を惜しみながら。
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4年前のラジオ番組で、海洋冒険家の白石康次郎さんが、「今の東京の気候は赤道付近の亜熱帯地域に似ています」と、地球温暖化を危惧していました。
単独ヨットで地球を周回した人ならではの視点だなあと手帳にメモをし、時間の経過とともに、その言葉のシルエットが鮮明になってゆくのを感じてきました。
さらに環境問題に対しては、「よく自然を守ろうとか言いますけどおこがましいですよ。自然は守られたいなんて思っていません」とおっしゃっていました。これまた、なるほど〜!とメモしました。
たしかに、夜の庭でその手の本を読み漁っているとぼくもそういう思考になってきます。
それどころか黒いわふち的には、人類が滅ぶことを地球は大よろこびするに違いないと思うのです。
地球の立場に立って考えれば人間だけが厄介者で、いち日も早く排除したい種なんじゃないかなあと。

人間は地球の支配者ではない。
ただの、増え過ぎて悪さばかりする猿の一族。




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富良野塾で環境問題に取り組んできた作家の倉本聰さんは、「人類滅亡は避けられない。100年後はまだ存続できたとしても、どう考えても300年後には人類は地球上に生き残れない」と発言しています。
何を悲観的なことを、と言い切れないほど、すでに現実は厳しい局面に至っているのです。
その倉本さんに師事するサッカーの岡田監督は、「 もはや人間の火事場の馬鹿力に期待するしかない」と、希望を込めて話しています。



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地球の誕生から今日までの46億年を1年に換算すると、ぼくら人類は12月31日の夕方、紅白歌合戦が始まる頃に地球に出現しました。
その新参者は、最初は様子伺いで狩りをしたり穀物を育てたりしていましたが、化石燃料を発見してからはその威力に狂喜し、産業革命からこっちは一気に二酸化炭素を撒き散らしながら暮らすようにようになりました。
それはわずか2秒ほどの出来事。大晦日の夕方にふらっと現れた直立する猿が、まるで利己的な自爆テロのように CO2 爆弾を炸裂させたようなものです。
で、自分たちがしでかしたことに専門家は呆然とし途方に暮れ、多くの一般人はまだそれが危機であることに気づかないまま熱狂の宴に興じている。
これは危機をあおっているのでも悲観的になっているのではありません。とっても残念なことに、現実です。

これをご覧ください。



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首都圏大学東京の三上岳彦教授による「過去1000年間の北半球平均気温の変動」というグラフです。
1000年前から900年間、地球はの気温は上下しながらゆっくりと0.2℃下がりました(実は地球のリズムでは、温暖化とは逆の氷河期に向かっているはずの時期なのです)。
そして産業革命の波が世界に広がり始めた100年前からグラフが暴れ出していますね。これが化石燃料を燃やしながらの人類の繁栄を示しています。
急上昇の途中でいったん横這いに落ち着きかけています。この頃は大きな戦争が続いたことで、経済活動が低迷していたと読み取れます。
そして最近の50年は・・・もうグラフにならないほどの急上昇で、何かが壊れてしまった感があります。



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繰り返します。
これはまぎれもない現実です。

人類滅亡のカウントダウンはすでに始まっている。

さあてと、どうしますかねえ。
クルマに乗るのをやめますか?
電気を使うのをやめますか?
石油や工業製品に頼らない原始的な暮らしを始めますか?
こうなれば原子力?



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ほんと、どうします?

この話、明日に続きます。
黒いわふちが天使のような白いわふちに変身して(笑)この危機への対応策を示します。






 

ガーデンセラピー 12

『見上げる』

庭に出ると足元の草花に目が行き、次いで木に、そして枝先の向こうに広がる空へと視線が移って行きます。

庭は人を見上げさせる。



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見上げると、気道が開いて新鮮な空気が体内に入ってきます。
まぶたも開いてたくさんの光を感じます。



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空を見上げると、全身に希望がわいてくる。



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人の心は体勢によって変化します。
前を向くばかりでは疲れてくるし、うつむいたら気が滅入ってしまうものです。



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庭に出て空を見上げることを習慣にして、希望に満ちた日々を過ごしましょう。






 

Family( 名言・格言コレクション )

世の中はまるで言葉の海のようです。

地球上の生物の中で、これほど言葉を発し、言葉を欲しながら生きているのは人間だけ。
ということはつまり、そこに人間らしさがあるということ。

言葉は羅針盤であり、灯台の光。
嵐の日でも凪の日でも、泳ぐべき方向を見失わないための言葉を見つけながら進みましょう。



新潟の実家の畑で撮影しました。
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あたりまえのことを、
喜んでやってみる。

吉元由美



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結局のところ、あなたが受け取る愛はあなたが与える愛に等しい。

ジョン・レノン



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他者に必要以上の重要性を与えてはいけない。
その許せない人をあなたの中から追い出さないと、大切な自分を傷つけることになります。


加藤諦三



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子どもたちに、人生を楽しく生きるポイントをこう話します。
「どんな時も、明るい方向を向くこと」
簡単でしょ!
何もむずかしくない、向きを変えるだけでいいんですから。


白石康次郎



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 かんがえてばかりいると
日がくれちゃうよ


相田みつを



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家族を大切にできない者が語る夢に耳を貸してはいけない。
それはただのたわ言であるばかりか、大きな危険をはらんでいる。


マザー・テレサ 



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 人生の豊かさを決めるのは「仕事」「家族」「健康」「教養」「財産」「趣味」 、この六つの柱のバランスである。

渡邉美樹



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Family

F・・・father
a・・・and
m・・・mother
i・・・I
l・・・love
y・・・you




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ちゃんと泳ぎましょう。
どこへ?どこまで?
とにかく泳ぎつづけましょう。
力を使い果たして眠るその日まで。
全力で〜! 

 






 

腸内細菌のはなし

今日は腸内細菌のお話です。
世はちょっとした腸ブームのようで、テレビでもよくその手の特集が組まれています。
人体好きのぼくとしてはうれしい限りで、録画をしては興味津々で観ています。



朝夕に、ふと秋めいた風が吹くようになりました。
この時期の白い花は、
カルピスみたいにさわやかです。

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腸内には善玉菌と悪玉菌と日和見菌(ひよりみきん)がいて、その割合は2対2対6だそうです。
2割と2割の善玉と悪玉がしのぎを削っていて、残りの6割の菌が情勢を日和っているって、何だか軍師官兵衛(夫婦ではまっています)の時代みたいですよね。



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健康維持のために、ぼくらはせっせと口から乳酸菌と食物繊維を送り込んで善玉軍を支援すればいいわけですが、腸内的にはそう単純なことではないらしく、善玉だったはずの軍勢が局面が変わると悪玉に変化し、悪玉だったものがある日改心して善玉になるということが起こっていて、そこに日和見軍の動向が加わるために、けっこう複雑なようです(お腹の変調は戦況が混迷していることの現れ)。
これもまた官兵衛の物語と同じというところが、実に興味深く感じるところです。

腸内は戦国時代。
体内で起こっていることは、人間社会でも起こっている。


善玉と悪玉が状況によって入れ替わるということは、ぼくらも日々経験していますよね。
若い頃は手が付けられない悪だった人が、後年改心して有能なリーダーとなって活躍しているとか、真面目で優しいと評判だった人が、突然考えられないような悪事をはたらいてしまうとか。



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人を悪玉と決めつけてはいけない。
そんな悪人でも根は善人。


逆もあります。

人を善玉と思い込んではいけない。
悪人は必ず善人の顔で近づいてくる。


善悪の見極めというのは難しいものです。
でも大事なことは、自分が悪玉にならないことです。



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そうならないために、悪玉の正体を確認しておきましょう。
何をもって悪玉であるのかを知らない人が、無自覚のままに悪玉になってしまうことが多いですから。

家族や他者の幸せに貢献できることが善玉。
自分の幸せだけを追うことが悪玉。


この
サムシング・グレートによってプログラミングされたシステムは、細胞や細菌レベルの世界で機能していることですから、それらの集合体であるぼくらにも機能しています。さらにぼくらが構成している社会にも当然当てはまることであり自然界にも適応されている、極小の世界から地球全体までをオーガナイズしてる、絶対的なこの世の掟のようなものです。



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サムシング・グレートは、悪玉には冷徹。

神様は、この世という庭の雑草取りを怠りません。毎日せっせと引っこ抜いて庭の美しさを維持しています。
だからくれぐれも引っこ抜かれないように注意しましょうね。



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自分が世の中の善玉菌でいることが大事。
そんなふうに考えると「感謝の心をなくしてはいけない」「世のため人のために生きよ」「情けは人のためならず」といった、昔から言われている言葉が重みを持って迫ってきます。



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というわけで、今日は腸内細菌のお話でした。

ひと言付け加えます。
ぼくには微かに、でもずっと消えない危惧があります。

もしも人類が地球の悪玉菌になってしまったら・・・・

地球は容赦なく、ちゅうちょなく、根こそぎぼくらを排除するに違いありません。






 

ガーデンセラピー 11

『土づくりをする』

植物には成長に適した土壌が必要です。

土づくりはガーデニングの基本。



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水はけがよく適度な保湿と空気と栄養があり、ミミズや微生物が活発に活動していることがいい土の状態です。



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これは人の成長にも当てはまります。
まずは自分とご家族の土壌(環境)をチェックしてみてください。



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植物と違って、人は移動もできるし選択することもできるのですから、職場、人間関係、住まい、食事などを確認し、理想的な環境を目指して整備しましょう。



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花咲く人生のためには暮らしの土づくりが先。
人も植物も環境さえ整えば、あとは放っておいても美しい成長をとげるものです。






 

仕上げは恒例の湯沢フィッシングパークで

2014年の夏休み、姫路と魚沼をめぐる旅の仕上げは、恒例の「湯沢フィッシングパーク」での魚釣りでした。



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犬たちはさっそく水遊び。
リードを解くのを待ちきれずに飛び込んで、山の水の冷たさなど気にならない様子で泳ぎまくっていました。



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ここはほんと、何度来ても最高の遊び場。
自然の渓流を活かした釣り場で、新潟の山と川の風情を思う存分楽しむことができます。



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練馬から関越で2時間ちょっとですので、お子さんを連れての週末ドライブにお勧めのスポットです。



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夏休み恒例の思い出の場所に、またひとつ楽しい記憶を重ねることができました。
女房に感謝、故郷の家族と自然に感謝しつつ、いつか孫も一緒に・・・などと思いをめぐらし、ひとりニヤニヤしていました。



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16匹のニジマスとヤマメとイワナをたいらげて、帰りに温泉に浸かって、夜は妹夫婦がやっているお好み焼き屋でこれまた恒例の大宴会。



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実家で新潟の夜風を心地よく感じながら熟睡し、翌朝関越道をひとっ走りして昼過ぎには横浜に到着しました。



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荷物を片付けていたら、留守番だったミーがやたらに甘えてきます。
普段は無口でクールなんですけど、とっても猫らしい猫なで声が止まりません。



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今年も最高の夏休みを過ごすことができました。
充電完了!日常の再開です。
リフレッシュした頭で、今日からまた全力で「家族の庭」を思い描きます。









 

四角い箱と赤い鉄塔

夏休み後半、姫路から新潟へと移動です。
太平洋沿いを一路横浜へと帰ってから、開通した圏央道を通って関越自動車道に行くつもりでカーナビに「魚沼市」と入れると、なんとなんと日本海ルートを表示。
女房共々、生まれて初めての道を通ることとなりました。



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琵琶湖の北側の長浜から、越前、越中、越後と辿る道 。
大河ドラマの「軍師官兵衛」、さらに戦国時代をさかのぼる歴史の舞台となった風景に夢中になりながら、途中石川県の海岸でひと休みです。



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いやあ~気持いい。
普段は仕事仕事で戦国武将の妻のように気を張った戦闘モードの女房も、すっかりリラックスの極みにいて、とってもいい感じです。



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ついうっかり「きれいだなあ~」なんて思いながらシャッターを切っていました(笑)。



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犬たちも大よろこびでバシャバシャと泳ぎまくっています。



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濡れた身体を芝生広場で自然乾燥させて、いざ新潟県へ。



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このあと、ちょっとしたショックな風景に遭遇しました。
おだやかに続く夏の日本海の景色に、突然大きなコンクリートの箱と赤い鉄塔群が。
柏崎原発でした。
なんだか急に気分が落ちてしまって、口をついて出た言葉は「ありえないよね」でした。

反原発とか、エネルギー問題がどうのこうのとか、そういうことではないのです。
ただただ、ありえない。

ぼくはこの美しい海岸線に原子力発電所を建てた人たちのことを想像していました。
いったいなぜ、こんな・・・。

原発関連の人たちがとても優秀であることはわかっていますし、ひとりひとりを見れば家族を愛し、真剣に仕事と向き合い働いているのだということもよく知っています。でも、少なくとも、美的感受性に乏しい。
あまりに乱暴です(わざとなのかもしれません)。
もしもぼくが何らかの理由で原子力発電所を設計するとしたら、せめて風景の邪魔をしない、自然にとけ込んで人の目に触れない、誰もその存在に気づかないようにデザインするに違いありません。

もの悲しさ、哀れさ、愚かさ、貧弱さ、鈍感さ、せつなさ・・・・一瞬にして暗く重苦しいな気持になり、手元のカメラを向ける気になりませんでした。

女房とひとことふたこと話して、あとは無言で、越後平野に点在するあの嫌な色の送電線の鉄塔が消えるのを待ちました。



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前方が見慣れた魚沼の景色になると救われたような気持になり、そして実家に到着。



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待ちかねていた愛ちゃん(母)と、数日前の豪雨の最中に東京から自転車に乗って三国峠を越えてやってきて、熱を出して寝込んでいたという息子(ムチャは父親譲り)と、さっそく愛ちゃんお気に入りの桃のピザを食べに行きました。



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これですよこれ。
プルトニュームを使っていくら効率よくエネルギーを生産したところで、この夏季限定桃のピザの旨さは生み出せないのです。



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姫路→湖北→能登→金沢→上越→柏崎→長岡→魚沼。
日本海ルートを指示してくれたカーナビのおかげで、忘れられない移動となりました。

いやほんと、あのコンクリートの箱と赤い鉄塔は・・・・。




ちょっと付け加えます。
ぼくは新潟時代(30年前)、土木施工管理技師として柏崎原発の外構工事に携わったことがあります。
受け持った工区を設計図の数値通りに美しく仕上げるために、炎天下で毎日懸命に測量をしたことを憶えています。
当時いわふち青年は、コンクリートの箱と赤い鉄塔に、最先端科学の輝きを感じていたのかもしれません。
地元にいると見えないことってあるんだよなあって、我が身を振り返って恐ろしく思うしだいです。

もうひとつ。
福島の風景は新潟と似ています。
お盆に帰る場所を奪われてしまった家族、孫の帰郷を待ちわびる場所を失ったおじいちゃんおばあちゃんに思いを馳せると、胸が苦しくなります。

幸せな世界を維持するのは容易ではない。
そのために、絶対的に必要なふたつのことがある。
それは、愛情と美的感受性。


最後にいつもの手前味噌ですけど(笑)、庭を楽しむ暮らしはその両方を鍛えてくれます。





 

何も変わらない故郷

ぼくの故郷は新潟県魚沼市、女房は兵庫県姫路市です。



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そこには幸いにして、親が元気で暮らしています。



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帰郷するのは年に数度、



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その度に故郷という帰れる場所があることのありがたさを感じます。



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故郷は時間が止まったように、何もかもが昔のままであり、



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そこには幼かった日の自分が、姪っ子甥っ子の姿となって遊び回っています。



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たったひとつの変化は、親が歳をとっていること。



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ついつい、あと何回会えるだろうか、あと何日一緒に過ごせるだろうかなどと思ってしまいます。



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そんな沈みそうになる思いを振り切るように、積もる話に花を咲かせるひと時。



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感謝や、誓いや、祈りや、



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さまざまな思いが凝縮された故郷での時間。



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また都会に帰って、時計を早回しするような日々が始まっても、



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時々故郷に思いを馳せることができることの幸せ。



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自分たちの根っこを育んでくれた人と風景を確認しつつ、姫路から新潟へ移動します。







 

スイッチオン・オフ

たまに横浜を離れて田舎に来ると、交感神経のスイッチが軒並みオフになることを感じます。ということは、ふだんはほとんどがオンのままで暮らしていることに気づくのです。
で、入れ替わりに副交感神経のスイッチがパチパチパチとオンになって、猛烈な眠気がやってきて泥のように寝ます。
そして目が覚めると、こんどは広々とした草原のベンチに座っているような開放感と「さてと、どっちに向かってあるいてみようかなあ。いやいや、このまましばらく座っているのも悪くないな。まあとりあえずビールを一杯」みたいな自由自在な気分になります。



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犬たちは逆のようで、交感神経のスイッチが入りまくりで、もうじっとしていられない様子です。



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そんな彼女たちを思う存分遊ばせながら、オンとオフについてつらつらと考えたことを書きとめておこうと思います。



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いつもオンだとオンの状態にいることに気づけない。



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常に高速走行していると、止まると転けそうな気がしてスピードを緩められない。



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速度が上がれば上がるほど、わずか運転ミスでクラッシュしてしまう。



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ゆっくり走らないと見落としてしまうことがたくさんある。



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だったらなぜ高速で暮らそうとするのか。
その答えははっきりしています。



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濃く生きたいからです。
同じ1年を倍のスピードで駆け抜ければ2年分の人生を味わえるし、より遠くへ、より高みへと辿り着くことができますからね。



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だから休みが明けたら、またアクセル踏み込んで突っ走ります。



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ふと見ると、さっきまで大騒ぎではしゃいでいた犬たちが爆睡しています。
ドバーッと動き回ってパタッと休息する。
犬ってとってもよくできた生き物です。



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倍速で、濃度2倍で暮らしたところで早々に倒れてしまったら何にもなりません。
ここは犬たちに倣って、ドバーッ、パタッの技を身につけなければ。



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リラックスして余裕ができた頭に、休暇用に持ってきたこの本を流し込もうと思います。



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いつも漠然と感じている、犬たちが持つ素晴らしい能力の正体を探れたらと思っています。
例えば屈託のない愛情表現、愛され上手なところ、執着とあきらめの見事さ、状況を察知する力と適応力など。



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「ヒトはイヌのおかげで人間(ホモサピエンス)になった」
何とも興味がわくタイトルです。

まあ、とりあえずビールを一杯。
ウ〜ン、いい休日。








 
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