2014年12月

2014年12月31日

大晦日の朝、例年にも増して感謝の気持ちでいっぱいになっています。



国境の長いトンネルを抜けて、雪国へ。
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来年も、いち日いち日を大切に、力一杯庭を思い描いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします(意欲満々!でも今日は新潟でスキー&温泉三昧・笑)。



積雪1メートル50センチ、細かい雪、気温0度。
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源泉掛け流しみたいに湧き出る思いを書きなぐったブログに、熱心にお付き合いくださったあなたに、心から、心から感謝しています。


横浜から5時間で小出に到着。
さっそく妹夫婦がやっているお好み焼き屋で乾杯!
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2015年が、あなた史上最高のものになりますように。


母は南天の生け込み。
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草月の腕前発揮です。
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床の間へ。
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父が毎年手作りするしめ縄も完成しました。
準備万端です。

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では皆様、良いお年を。

では、ゲレンデへGO!




 

ゴリラの進化

きのうに引き続き、山極寿一教授の「サル化する人間社会」を読みながら思ったことを書きます。
今日は「進化」についてです。

まず前提として、生物的に、ぼくら人間とゴリラとの距離と、ゴリラと猿との距離を考えたとき、ゴリラは人間の方に近いのだということをインプットしてください。
ぼくらは地球上の猿族の中で、ゴリラ、チンパンジーとひとくくりの種なのです。 



昨日の朝撮った
わが家の花たちです。
女房殿が植えてくれました。
なかなかのセンスです。
女房は言ってくれないので自分で言いますけど、
写真のセンスもなかなかでしょ(笑)。
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その昔、わけあって楽園の森を出た一族が、幾多の困難を経ることで進化したのがぼくらなわけです。では人間が進化形で、ゴリラは進化が止まったことでゴリラのままなのかというと、決してそうではありません。



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山極教授によれば、ゴリラが森で代を繋ぐうちに人間以上に発達させた能力に、「ソフトタッチ」があるそうです。
彼らはあの巨体と腕力を持ちながら、人間にはとうていできない柔らかさで他者と接することができるのです。
ゴリラはゴリラで、生き残りのための進化を経て今に至っているわけです。
種の継承とはそういうもので、どこかの時点で進化が止まってしまえばそこで滅んでしまいます。なぜなら環境や周辺の生物(隣人からウイルスまで含めて)の能力の変化は止まることがないのですから。

環境は変わりつづけるもの。
絶滅しないために、自分も変化し続けないと。




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ではなぜゴリラは、進化の過程でそれほど高度なソフトタッチを身につけたのでしょうか。
さほど考えなくても「愛情表現」のためだというこが想像できますよね。
重たくて強靭な身体で子供をつぶしたり傷つけたりしないために、パートナーに微妙な感情を伝えるために、その筋力を使った静の動きが備わったに違いありません。



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人間は言葉を発達させたので、そうなる必要がなかったんでしょうね。
でも思うんです、ぼくらの言葉よりも、ゴリラのソフトタッチの方が愛情を伝えやすいんじゃないかと。
ぼくらは言葉があるばっかりに論争をし、言葉を武器にしてしまいますからね。



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でも人間のあなた、落胆することはありません(笑)。これから進化すればいいのです。
言葉よりもソフトタッチが必要なんだと思ったら、訓練しましょ。
彼らとぼくらは遺伝子的にはほぼ同じなんですから、その気になればできると思いますよ。



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そうそうもうひとつ、思い切って言葉を捨ててみるのもいいんじゃないでしょうか。
愛情を表現し育むことに言葉以外の手段を講じてみれば、全身の能力が開花して、きっと柔らか〜い接触が身に付きます。
スピリチュアル系のタッチケアって流行ってますよね。
整体ともマッサージとも違うあの感じが、もしかしたらゴリラのコミュニケーション術に近いものなのかもしれません。



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ゴリラに負けずに、ぼくらも進化し続けなければ。
人間は知恵を発達させつつ、同時に多くのことを退化させてしまいましたから。
文明を抜きにして自然の中に放り出されたら、なす術もなく滅んでしまうであろうひ弱な猿が、ぼくらのもうひとつの姿なのです。 
だから、気候、仕事、家庭、人間関係、絶え間なく変化する環境に、自らも変化しながらしっかりとついていきましょうね。
そうするために有効な動機付けがあります。その動機によって猿は森を捨てて旅立ち、道具を使い、言葉を発達させ、音楽を奏で、スマホを持ち、庭に花を植えるようになりました。

幸せを追うことが進化の動機となる。

これは間違いのないことです。
逆に考えれば、変化し続けなければ幸せはつかめない、ということにもなります。

変化なき者は滅びを待つのみ。
チャールズ・ダーウィン



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幸せを追いましょう。
森を出た猿たちが不毛の荒野に築き上げたこの文明を、そしてあなたの家庭を、かつてご先祖様たちが住んでいた楽園の森に匹敵する幸せに満ちた場所にするために。
 
2015年、自分がどのように変化し進化をとげるのかが楽しみです。
もしかしたら来年の今頃は、ぼくはすっかりゴリラになっているかも(笑)。






 

ホモサピエンスは臆病者だった

今年もあと数日となりました。
2014年もとても濃い一年でした。
お世話になった皆様に、そして今年出会った全ての方々に、心から感謝いたします。
いやほんと、2014年は胸が熱くなるような思い出が積み重なった、感動と楽しさ満載の年でした。
あまりにすてきな時間ばかりだったので、バチが当たらないように、初詣では一層の精進を誓って来ようと思っています。

さてさて今年最後の話題はといいますと、いつも通りですので(笑)よかったらお付き合いくださいませ。
夜の庭で夢中で読んだ本の山からこれを引っぱり出して、再読しつつ思ったことを書いておこうと思います。




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十数種存在した人類の中で、唯一ホモサピエンスだけが生き残った理由に「臆病さ」があるといいます。臆病だから目の前の変化や現象に疑り深く、否定的で、そのことによって危険を回避してきたのです。

もうひとつ、臆病さゆえに「批判的」でもありました。

現状を否定する批判精神が進化を生み出し、それによって争いごとも絶えなかったわけですが、結果的には批判の積み重ねで文明を築き、快適でクオリティーの高い社会を実現したのです。

今日はぼくら人類がここまで生存できた特性である、この批判や否定についてのお話です。




冬の散歩道で撮影しました。
花が少ないこの時期でも、
少しの陽射しがあれば植物は輝きます。
冬の光の温もりは格別です。

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ぼくらのご先祖様たちが持っていた臆病さと批判精神のおかげで今日の暮らしがある、とはいうものの、それって今日の日常の中では取り扱い注意ですよね。
しばらくの間、奇跡のような平和が続いた日本では、批判や否定が自らの人生に弊害を招くこともしばしばなわけです。 

よく遭遇するのが、「でも・・・」「そうじゃなくて・・・」「っていうか・・・」「そうは言っても・・・」などと、会話を否定で返す癖がある人。
いくら話しても意図は伝わらず、その会話によって、事態は何ひとついい方向に展開することがありません。




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もうひとつ、こんなこともあります。
「私が助けてあげたから」「昔はずいぶんと面倒をみたよ」みたいな言い方をするメサイア(救世主)コンプレックスおじさん(なぜか男性に多い・笑)。
これも批判の変形で、否定した相手を足元にかき集めて踏み台にするという、あまり上品とはいえない自己肯定手法ですので注意しなければなりません。 




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さらに、意外なところではこういうこともあります。
否定的な言葉を否定することも危険。

「愚痴や批判はいけないよ」という神のごとき正論を言う人には誰でも賛同はしますが、その言葉が防波堤となってしまって、誰もその人を正すような本音を言ってくれなくなるからです。
ぼくにはこの傾向があるので、自戒を込めて、否定や批判の否定に対して批判的な視点をなくしてはいけないと思っています(ややこしい)。




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否定は生存のための防衛本能。
批判精神が自らと社会の軌道を定めてくれる。
批判されるこは、その軌道を修正してくれる有り難いこと。




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問題なのは批判精神ではなく、否定や批判によって自分を支えようとする病です。
敵(ターゲット)を攻撃することで自分が正当化され(たような気分になって)、自分でも驚くほどのパワーが出ます。実はこれも野性の名残りで、敵と対峙するとアドレナリンがドバッと出て、一種心地よい興奮状態になるのです。
でもそれが癖になって快感物質が出過ぎすと相対的にセロトニンの働きが鈍くなり、いろいろと不具合が生じますので要注意です。 




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否定的な言葉は本当に言うべきときにだけ、ビシッと、上手に使いましょう。

そしてお願いですからぼくを批判してくださいね、いつも軌道修正しながら進みたいですから。

ほんとに、ほんとに、お願いします。

これをスタッフに話してもなかなかぼくを批判してはくれず、「ぼくも会社も、もっと進化させたいから」と言っても「いやあ、これでいいと思いますよ。がんばります!」とかって、ハツラツとした笑顔で(笑)。いくらお願いしても苦言の類いはひとつも出てきません。




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それはきっと、ぼくが批判の必要がない立派な人物だから・・・なわけないですよね。突っ込みどころ満載であることは自覚しています。

でも批判はしてもらえない。批判をすれば角が立ち、否定をすれば否定される、だれも好んでそんなことはしたくないものです。

だけどそれをせずに、道ばたのお地蔵さんみたいに、波風立てずにただ微笑むだけではいけませんよね。世の中はいつもあらぬ方向へとハンドルを取られそうになるものだし、批判のフィルターを通しての物事の判断が、自分と家族の、安心と幸せを護ることにもなるのですから。

 


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ぼく的には、何よりも自分に対する批判をなくしてはいけないなあと。
フラフラヨタヨタしがちな自己肯定感を強固なものにしておくためには、常に自己批判をする必要がありますから。




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自分と社会が道を踏み外さないために、「否定は防衛本能であり、批判精神は軌道を定め、批判されることでその軌道が修正される」ということを記憶の隅にメモしておいてください。
そういえば、竜馬も高杉もゲバラもジョン・レノンも、アッツアツに燃えたぎった批判精神のかたまりでした。
大好きな吉元由美さんの「批判することは、わざわざ身体によくないものを食べるようなもの」という言葉も、彼女一流の批判スピリットから出たもので、平和になれきったことによる時代の病みへのアンチーゼだと理解しています。



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批判精神、取り扱い注意ではありますが、これって大事なことです。
なんたってこのシステムが猿を人間にしたのですから。
批判精神なき者は猿に退化しちゃうかも。ウッキー!

第三次世界大戦がどう戦われるか、わたしにはわかりません。
しかし、第四次世界大戦ならわかります。
石と棒を持って戦われることでしょう。

アルベルト・アインシュタイン


この本から感じたお話、明日に続きます。






 

気分は逆光線

一般的な家ではリビングは建物の南側にあり、その外に庭があります。



ひと昔前の写真の入門書には
「太陽を背中にして撮ること」とありました。
でもそれは、カメラの性能が
まだ低かったからなのです。
ぼくは風景でも花でも
逆光で撮るのがベストだと思っています。
逆光撮影、
やってみてください。

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ここで小学校の理科の復習をしましょう。
夏休みに朝顔の観察をやりましたよね、絵日記みたいにスケッチしながら。
ツルはお日さまの動きを追い、スパイラルで支柱に絡み上がっていきます。
これは朝顔だけじゃなくて他の草花も太陽に向かって伸びてゆきます。
それはなぜか。理由はひとつ、光合成をするためですよね。



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では花は?
花は光合成ではなく、昆虫を呼び寄せたり花粉のやり取りをする器官ですから、お日さまの方向は気にせずに、受粉に適した咲き方をします。
今が盛りのシクラメンはよくよく観察すると、なんとなんと地面に向かって咲いています。なぜそうなのかはわかりませんが、きっと理由があるのでしょう。



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ヒマワリは揃ってお日さまに向かって咲きます。これも何か、光合成とは関係ない花の事情があるに違いありません。



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ではバラは。
ここからが今日の本題。
花自体はお日さまに関係なくどっち向きでもいいようなんですけど、新芽の茎が太陽に向いて伸びるために、どうしても花も太陽の方向、つまり南に向いて咲くようになります。
するとどうなるかというと、南向きのリビングから庭を眺めると、バラはそっぽを向いて咲いてしまうわけです。それがいつも残念で残念で。



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特にツルバラがそうなりやすいので、シュートを誘引するときに、フェンスやトレリスにからめずにヒモで固定しています。
咲き揃ったところでヒモを解いてぐるっとひっくり返せば、花が一斉にこっちを向いてくれるという仕掛け(茎が折れないように注意!何度かやっちゃいました)。



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バラ以外でも茎ごと南を向いてしまう花はけっこうあって、そういうのは鉢植えにすれば、鉢を回しながらベストな方向から楽しむことができます。



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もうひとつは、自分が南に移動する方法。
過ごす場所を家から離して家側にそういう花を植えれば、花はあなたの方を向いて咲いてくれます。



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花がどっちに向かって咲くのか、あなたはどの位置から楽しむのか、そんなことも考えながら庭を思い描いてください。
せっかく咲いても、後ろ姿だけ眺めているのではつまらないですからね。



太陽に向かって立つ人には
何もかもが美しく輝いて見えます。

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写真を撮るには南にある花がこっちを向いて咲いていて、花びらが逆光で透けているのがベスト。
花は逆光の中で最も輝きます。
ちなみに女性や子供のポートレートも同じくですから、逆光撮影、やってみてくださいね。

いつも太陽に向かって逆光線気分なら、すべてがドラマチック!




 

ガーデンセラピー 47

『間合いをはかる』

花も木も、あまり寄せて植えるとうまく成長してくれません。
それぞれの植物が存分に根を張り葉を茂らせるためには適度な間合いが必要です。



細くて背の高い植物の多くは群生をします。
それは、寄り添うことでお互いを支え合っているのです。
幹の太い花は混み合う環境を好みません。
群生は感動的で、単独は凛として、
どちらも美しいものです。

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近すぎて成長できないことがある。



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逆に、単独では風で倒れてしまう花が、密生することでお互いを支え合う場合もあります。



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人間関係もまったく同じ。
自分が根詰まりしないために、相手の成長をじゃましないように、共存共栄できる最適な間合いをはかりたいものです。



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大切な人ほど、距離感を大事にしましょうね。
まあ、一心同体で距離ゼロというのが理想ではあるんですが(笑)。






 

進化論

ダーウィンは「種の起原」の中で、生物は隣り合う者との生存を賭けた競走によって進化してきたと言っています。
その通りですよね。自分とは直接的にかかわりのない遠い存在の人には、尊敬や畏怖を抱きますが競い合おうとは思いません。でも隣近所がどういう暮らしをしていて、楽しそうな様子や花をいっぱい咲かせている庭は気になって、観察し、自分もそこを目指そうとするものです。
つまりお隣さんが幸せな状態にあれば、自分もそっち方向へと進化してゆくわけです。



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だから重要なのは誰の隣りで暮らすのかということ。実際のお隣さんではなくて、意識として、自分を高める競い合いの対象を誰にするかということ。



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世に言う天才って、その設定が並外れて高い人なんですよね。

野球少年が、メジャーリーガーを意識の隣人に置くとイチローになる。

梨園で育てば海老蔵になるし、ゴッホに心酔すると棟方志功になり、人ではなく時空の不思議と隣り合わせでいるとアインシュタインになるわけです。



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もうひとつのタイプがあって、それは自分を隣りに置く人。常に昨日の自分と闘う求道者タイプの天才です。
スティーブ・ジョブズは誰と競い合ったわけでもなく、ひたすら昨日の自分を打ち負かしながら、昨日までの常識をぶち壊しながら進んだ人でした。
空海、立川談志、パブロ・ピカソ・・・・。

ピカソの言葉です。

かつて母はこう言ったものだ。
「お前はね、軍人になったらそのうち将軍になれる。修道士になったらやがて法王になれる」
私はけっきょく画家になり、ピカソとなった。




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さて、天才のことは置いとくとして(笑)、大事なのはどういう人を意識して、どういう人たちの中で暮らすのかということ。それによって進化の方向とスピードが決まるわけですから。

仕事でもプライベートでも、自分を高める環境にいることが重要。

笑いたいなら笑顔の人の中で、幸せになりたいなら幸せな街で、花咲く人生を望むなら花に囲まれて暮らしましょうね。
この設定を間違えると、進化どころか退化する可能性が大ですから。



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誰を隣りに置くのか、誰に意識を寄り添わせて暮らすのか、年末ですし、ちょっとチェックしてみましょ。
2015年の、自分のすてきな進化をイメージしながら。







 

プレゼントが届きました

イブです。

昨日、一足早くすてきなプレゼントが届きました。
ぼくがバッハにはまりつつあることを知ったフェイブック友達の Hideo Yamanashi さんが、熊本マリさんのゴルドベルク変奏曲のCDを贈ってくださいました。



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その前日に、リヒターと高橋悠治とキース・ジャレットのゴルドベルクを注文したところだったので、これで4枚を聴きくらべることができます(なんという贅沢!)。



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さっそく聴いています。
マリさんらしい清々しく、繊細にしてさっぱりとした(男前の)音で、一年間の心に積もった汚れが洗い流され、すっかり白いわふちになりました。



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イブに聴くバロックの調べは格別で、しばし今年を振り返りつつ、続いて来年へのイマジネーションが膨らんでいきました。



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 Yamanashi さん、ありがとうごまいます。思いがけない贈りものに大感激&大感謝です。



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ライナーノーツの冒頭に、こう書かれていました。

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「あなた以外、自分自身の才能や可能性を判断できるものはいない。自分自身を信じなさい」

十年前、グレン・グールドが私に残してくれた印象的な言葉だ。
今、考えると、私自身こうしてピアニストとしていられることも、
彼のこの言葉のおかげかもしれない。
自然に感じたまま、二十八年間の自分というものを、音に表現できたと思う。

熊本マリ

この言葉、ぼくも受け取りました。
自分を信じること抜きにはこの旅を歩き切ることができませんからね。
でもこれって言うは易しで、どれだけ繰り返し自信を失ってしまうことか。
それは決まって、自分を見失っている時です。
だからクリスマス、そして年越しと、信じるに値する自分であることをしっかりと確認する時間にしようと思いました。 



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今夜は例年通り、山手の聖地にケーキをご馳走になりに行きます。



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皆様も、すてきなイブをお過ごしくださいね。



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そして、明日の朝が、世界中の子供たちの歓声と笑顔に包まれますように。
サンタの皆さん、手はずは整っていますね。



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では、幸せなクリスマスを!




バッハもいいけど、今日はやっぱりこれ!

 





 

テストステロン

若い頃ってむやみに怒ってましたよね。親に怒り、大人に怒り、社会に怒り、ついには自分に怒り(笑)。
それが50を過ぎた頃からなかなか怒れなくなったことに気付いています。
怒りには必ずしっぺ返しがあるもので、それが地球上の怒りを抑制するというシステムになっているわけですけど、そのしっぺ返しに怖じけてしまう自分に、少しだけさびしさも感じています。



今日は「怒り」についての話なので、
クールダウンできる花を並べます。
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怒りって気分いいですからね。
ぼくのひと世代前の人たちはその快感に酔いしれながら、ゲバ棒を振り回し、腹からの叫びで反体制をアジっていました。
主張はどうあれ、その姿には燃えたぎる熱と眩しさがありました。 



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その人たちに憧れを抱き革命家を目指していたはずのぼくが、何でここまで穏やかな人になったのかと言えば、それはたぶん、単純に男性ホルモンであるテストステロンの低下なんですよね。
まあ加齢に伴う自然な変化なんですけど、でもそれってあまりいいことではないようです。
まず何よりも女性にもてなくなる(笑)。
テストステロンは「もてホルモン」とも言われているそうですから
(女性を本能的に惹き付ける唯一のホルモンだとか)
断言しちゃいますけど、いくつになってももてない男は失格(ウ〜ッ自分の首を絞めてしまった)。
なぜもてなくなるかというと、テストステロン不足で俊敏さや闘争心や直感的な判断力が鈍ってきて、体型的にはメタボが進行し、免疫力も低下し、つまりは女性を護る能力が乏しくなるから。
生物学的には女性に貢献することが男性の存在価値ですから、言ってしまえば男の価値が下降しているわけです。



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ホルモン不足の男性諸氏、踏ん張りましょ!
よくよく考えれば女性への貢献はもう充分に果たしたんじゃないですか。身を粉にして、我慢に我慢を重ねて、女性の幸せに貢献してきましたよね。
よくやりました、ナイスファイト!です。
「あなたのやさしさが好き」というあなたを支配し続けてきた悪魔の呪縛から抜け出して、ここからは自分のために、社会のために、モテ男で長生きしちゃいましょう!!



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そのためにはテストステロンを増やす努力が必要です。
食事や運動や生活習慣で、かなり回復させることができるそうなので各自勉強していただくとして(ポイントは腸を元気にすること)、ひとつ大事なことは「怒り」なのです。
怒りは自分と周囲とのギャップから生じ、その根底にあるものは自分への肯定観である「自信」。
だから、自信満々で怒りましょう!



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目指すは田中角栄であり、伊集院静であり、高倉健であり、五木寛之であり、姜尚中であり・・・。
タイプは違えども、皆さん怒りの人で、そしてモテモテの男たちです。



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対象はいくらでもありますよね、社会のことでも、政治のことでも、女房子供のことでも。
ダメージなんぞは筋トレみたいなもの。
怒りを失った男など、クリープを入れないコーヒーみたいなものなのです(古すぎ)。



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まーるく穏やかになることは眉毛が真っ白になってから楽しめばいいじゃないですか。
その日まで脂ぎって生き延びるために、怒れるモテ男を目指して精進精進。

君よ憤怒の河を渉れ!
健康のために。




怒り過ぎにはご注意ください。
血圧上がると血管が危ないですから。

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女性の皆様、どうか怒れる男を微笑ましく放置してあげてくださいね。
サーバントを元気に長生きさせるほど、あなたが得をするのですから。

イブ前日、久しぶりに黒いわふちの登場でした。

さあてと、・・・ところで怒るって、どうやればいいんでしたっけ。








 

H!nt de Pinto

今日は「悩み」についてです。
いやじつは昨日、悩みのデパートみたいな人とお会いしたものですから。
その人は朝から晩まで悩んでいてとても辛そうだったんですけど、不謹慎ですが、お話をうかがいながらほんの少し、ほんとに少しだけ笑ってしまって。まったくもって不謹慎なことですけど。
ぼくが何を言おうと、どんなアドバイスをしようと、その人は頑として悩みの世界から抜け出したくないようなのです。得意の理詰めで解決を探ると「でもね」「そうじゃなくて」「理屈じゃそうだけど」とどこまでも抵抗するんですよね。
そんなやり取りがループしたままで1時間が経過した頃、「ぼくって今何なってんだろう」と可笑しくなってしまって。
悩みってのは、時に快感にもなってしまうようです。




悩む人

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ひとつのことをくどくどと悩み続けることは効率が悪く、しかもとても危険。

泥沼に足を取られてそのまま沈んでしまうこともあります。

悩むんならスケジュールを立てて、複数のことを順番に悩んだ方がいい。

悩みは尽きないものですから、上手な悩み方を会得しましょう。




悩む人

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集中力は90分が限界。

悩み続けて脳がオーバーヒートしてしまったら、修復に数年かかることもあるので要注意です。




悩む人

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人は目的が曖昧になると悩みはじめます。

目的さえ明確なら我慢もできるし知恵も出るもの。

目的地を忘れたら永遠にたどり着けませんしね。

今、どこに向かってますか?




悩む人

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その悩みから逃れたいならいい方法があります。

顔の横で両手を広げて、斜め上を見て、口を開け気味にしつつ口角を思いっきり上げてみてください。

さあ悩んでください!

無理ですよね(笑)

思考は姿勢にコントロールされます。




悩む人

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悩み事の9割は、放っておいたら1年以内に悩む意味をなくします。

つまり9割は悩むに値しないことなのです。

本当に悩むべき1割だけを吟味して、真剣に悩みましょうね。




悩まない人たち

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少しは悩んだ方がいいかも(笑)



ぼくはけっこう考え込むタイプではありますが、白状するとほとんど悩んだことがありません。どうやらそういう思考回路が欠落しているようです。
考え込むことと悩むことって違いますよね。考え込むのは進行方向を探りながらの足踏みで、悩むことは膝を抱えてしゃがみ込んでいる状態ですから。

悩み多き人よ、もういいから、わかりましたから、とにかく立ってみましょ。
立てば歩き出すことができます。
悩むために悩むようになってしまったら、人生つまらなすぎ。


あっ、庭の悩みならぼくがすべて解決しますからおまかせください。
その悩みを解消して庭のある暮らしを楽しむようになれば、あなたの頭から悩みの思考回路が消えちゃいますよ。





 

ガーデンセラピー 46

『捨てる』

捨てるのが苦手だと庭は整いません。



ぼくは雨が大好きです。
雨音に癒されると思考が深まり、
湿気は気持ちを潤してくれます。
そして雨上がりには、
ああ、また浄化されたなあと。
積もったほこりを洗い流してくれる雨、
ありがたい自然の循環です。

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いらなくなった鉢やレンガ、時期が過ぎた草花、いつか切らなきゃと思っている枝などをそのままにしている限り、庭はあなたを曇らせる場所のまま。



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きれいさっぱり捨て去れば晴れ晴れとする。



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常に循環している庭で暮らす人からは、シンプルな美しさを感じます。



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滞ってはいけません。
まずは捨てること、そこから庭に循環が生まれます。






人間関係でも、捨てるのが下手な人には要らぬ苦労が付きまといますよね。
捨てちゃえ捨てちゃえ!って思う場面がよくあります。
他人から見たらゴミでも本人には宝物であることもありますが、自分で見てもゴミにしか見えない場合には、きちっと分別して、決められた曜日に出しちゃった方がいいですよ〜。
粗大ゴミは、解体やら手続きが面倒ですが(笑)。
シンプルに!
てきぱきと環境を整備して、清々しく晴れやかに、今日も自分の花を輝かせましょう。






 

H!nt de Pinto

夢をパンパンに膨らませて、ガーデンリフォームに踏み切った奥様方の声を並べます。



庭で輝く女性たちが咲かせた花です。
女性が咲かせる花は女性的で、
男性が咲かせた花もまた女性的で、
そう感じるのはぼくが男だからかもしれませんが。
花が女性だとすると、
女性は花に自分を見るんでしょうね。
あるいは宝塚歌劇を観ているような感じなのかもしれません。
ぼくはいつも庭の花に、
それを咲かせた女性の姿を見ています。
花たちよ、清く、正しく、美しくあれ。

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あ〜早くお友だちを呼んでお茶したい。



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意欲満々!絶対にピエールドロンサールを植えます!!
あとカクテルとアイスバーグとグラハムトーマスとブルームーンと・・・・。




ピエールドロンサール



あのぉ・・・なんと言うかぁ・・・人生が変わりました。



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花から教わったことがたくさんあります。
一番大きかったのは、花も私と同じ生き物なんだっていうこと。
今までは、花はただの花だと思っていましたから。
私的にはとっても劇的なことでした。



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何でカーテン閉めっぱなしで平気だったのか、不思議で不思議で。



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ストレスだった庭がこんなに楽しくなるなんて!
ストレスって、なくなってから「ずいぶんたまってたんだなあ」って気付くんですよね。
以前の自分がかわいそうなくらい。




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朝庭に出るのが楽しみで早く寝るようになりました。



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庭が完成してから日増しにブログの言葉を実感しています。
いわふちさん、登場が遅い!


どうもすいません。



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庭は女性を輝かせます。

ご主人、庭ですよ、庭。









 
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