2015年04月

H!nt de Pinto

相談会で連日たくさんの人と庭のことを話していると、庭の捉え方、庭との付き合い方によって、人生の本質的な部分に大きな違いが出ることを感じます。世の中の大多数の人にとって、もしかしたら「どうでもいい場所」かもしれない庭ですが、そこにある何かは重大な意味を秘めているのです。



新店舗の周辺には素敵な住宅地がたくさんあり、
どこを歩いても花だらけ。
ひたすら散歩したくなるような
幸せな波動に満ちています。

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庭を美しく維持する苦労なんて、たいしたことありません。

苦労しないで幸せを築いた人などいないわけですし。




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花咲く人生を目指すなら、ただひたすらに咲こうとすればいい。

その前に、ついつい咲かない理由と咲けない言い訳を並べてしまう、その口を塞ぐこと。




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もっと咲きたいと思うから美しい花に憧れるのであって、その憧れを「私も!」と思うか「どうせ私は」と思うかで、自分の咲き具合が大きく違ってきます。




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消極的思考と決別すれば庭は輝く。

庭が輝けば人生が輝く。

庭好きな人は、積極的に前進するパワーを持っています。 




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庭を美しくする方法は誰でも知っている。
幸せになる方法も誰でも知っている。

その方法に従って行動するかどうかで人生が決まることも、誰でも知っている。

さあ!




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誰でもいつか、花に心動かされ、庭に癒され励まされる日が来るに違いありません。
その時点から、人生に楽しみの季節がめぐってくるんじゃないかなあ。
そんな日の訪れに気付いたら、必ずぼくを思い出してくださいね。

今日も楽しく、熱く、庭を語ります。 



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地図だと駅に近そうですけど、10分ほど歩きます。
気持ちのいい季節なので、
公園や庭のお花を眺めながら、散歩気分でお越し下さい。
 




 



 

ちょっと席を外します

開店早々、しかも相談会の真っ最中なんですけど、3時以降ちょっと席を外します(相談会はその時間、ぼくに代わって優秀なスタッフが行いますのでご安心を)。
ヤボ用がありまして、武道館へ。



東京ドームの初日。
なんとなんと撮影オッケーだったので、
思う存分撮りました。
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ぼくら夫婦の神様でございます。



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13年前、横浜に店を構えてまだ間もない頃に、女房がサプライズでチケットを取ってくれて東京ドームへ行きました。
ピンポン球くらいに小さい姿でしたが、そこにはまぎれもなくポールがいました。



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1曲目、ハロー・グッドバイ。



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2曲目、 ジェット。



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そして3曲目のオール・マイ・ラビング が始まった時に、急にこみ上げてきて、両目から滝みたいにあふれてしまって。







目の前にビートルズがいるんだ!と思ったら、青春時代からこれまでのなかなかうまくいかない苦悩の日々がよみがえってきまして、「でも俺たち、よくがんばったよなあ」なんて思ったらもう・・・・。



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ぼくも女房も、まあ世の中的には相当な変わり者だったのです(今もそうかもしれませんが・笑)。
まわりの心配や反対に耳を傾けることなく自分からレールを飛び降りて、せっせと独自のレールを敷いてゆく。
でもそんなことがうまくいくはずもなく、何度も何度もつまずいたり倒れたり。



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そのうしろには、いつもビートルズが流れていました。



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よみがえる不器用で無様な二人三脚、そしてひたすらピュアな気持ちだった日々、いや〜もう泣けて泣けて。



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となりで歌い踊っている女房はそんなぼくにあきれ顔でしたけど、でも彼女も感動していることはひしひしと伝わってきました。



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神様も72歳、信じられないほどパワフルです。
「ポールと加山さんと北原さんは、年齢を超越した特別なエネルギーを持っているよね」と、女房と話しました。



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先日のドームでまたもや大感動し、今日はいよいよ武道館。



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存分にエナジーチャージをして、明日からまた突っ走ります。








 

ガーデンセラピー 80

『雑草取りを楽しむ』

庭の困りごとナンバーワンが「雑草」。
多くの人が「雑草取りを楽にしたい」と相談に来られます。



無事に店をオープンすることができ
ホッとして庭に出ると、
バラがつぼみを付けていました。
これからひと月、
庭にゴージャスな時が流れます。

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ところが面白いことに、庭を楽しんでいる人にとってはそれは楽しい作業なのです。



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草を引っこ抜くたびに、気持ちが整ってゆく。



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「今日は早めに仕事を切り上げて、ビールを飲みながら草引きをしよう」なんて思うと、ウキウキしてきて仕事がはかどったりします。



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庭仕事って不思議です。
面倒だと思うと目を背けて意識から消そうとするのに、真っ直ぐに向き合える時には何もかもが楽しみになります。







いや〜実際、楽しみで楽しみで。
素足で芝生に出て、はびこった雑草をフォークを使って抜いていると、やがて夢中になってきて、顔を上げると作業の成果が広がっている。
達成感と充足感と爽快感。
またどんどん生えて来い!そんな気持ちになります。

今日も新店で相談会。
ウキウキしながら、ニッコニコで、庭を熱く語りますよ!



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今年の春はいつもの春より、一段と。
人生春爛漫。






 

金沢文庫店オープン!

人生には感動の一日というのが何度かありますよね。



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昨日がそうでした。
いやほんとに、朝から晩まで笑顔のまんまで涙があふれてくるような、そんな時間を過ごすことができました。


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13年前に難破船のような状態で(笑)横浜に流れ着いた時には、ぼくら夫婦にこんなに幸せな日が来ることなどとはとても想像することはできず、来る日も来る日も今日をどう乗り切るかということの繰り返し。



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振り返れば、ここへと導いてくれたのは「出会い」でした。



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何のあてもなく始めた店にいきなりお客様が行列していただいて、それ以来その列が途切れることなく今日まで来れたことは、どっからどう考えても奇跡としか言いようがありません。



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仕事以外でも奇跡に次ぐ奇跡、たくさんの有り難い出会いがあり、その方々がぼくらの背中を押し、手を引っぱってくださいました。



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今さらながら感謝ってこういう気持ちなんだなあと、しみじみと。
いつも応援してくださる皆様、心の底から、ありがとうございます。



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さあ、この感謝をエネルギーに変換して、パワー全開で、笑顔があふれる庭を思い描きます。



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がんばります!
いや〜ほんと、感動です。






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ガーデンセラピー 79

『設計図を描く』

実現したい庭への思いがあるなら、それを設計する必要があります。
漠然としたイメージを理に叶った線で描かない限り、理想の庭が出現する可能性はゼロです。



春の庭に欠かせないチューリップ。
案外花期が短くて、
いつも少しさびしい気持になります。
でもそれがチューリップらしいところ。
突然に土から伸びてきて、
見る間に咲いて人を笑顔にする。
そして気付くともう花の季節は終わっている。
まるで無邪気な幼子のような花です。

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思考の実現には具体性が不可欠。



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目の前を絶え間なく過ぎてゆく薄ぼんやりとした幸せへのヒントとチャンス、それを捕まえられるかどうかが第一段階。



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次はその曖昧なシルエットをなぞり書きしてゆくこと。
そしてそこに細部を描き足していって、登場人物や台詞まで入れた脚本にまで仕上げること。



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「捕まえる⇒思い描く⇒ドラマに仕立てる」、ぼくは庭をそのようにして設計しています。
これは庭だけではなく、すべての夢の実現に共通するセオリーです。






グレースランド金沢文庫店、本日オープン!



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さあ、「グレースランド物語」第4章の、始まり始まり〜。



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顔問題 その2

顔です顔。自分の顔が、自分がイメージしている自分とかけ離れてゆくことの悲しさ。
解決策をいろいろと考えてみたんですけど、4つの方法が浮かびました。



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1、自分を芸能人だと思い込む

芸能人というのは歳を重ねるほどに表情が豊かになって、美しさが増して行きますよね。
常に人に見られながら四六時中自分を表現している、そういう仕事ですから、きっと手入れも怠らないでしょうし、日々表情を豊かにする訓練もしているのでしょう。
何でも努力が必要なんですよね。「四十を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と言われますが 、ほんとに責任を持って、芸能人になったつもりで、いつも見られているつもりになって、表情豊かな自分をキープしていきたいものです。




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2、全身を動かす 

表情筋も筋肉なので、全身の筋肉が躍動すれば顔も連動して表情豊かになります。
ストレッチ、筋トレ、テニスやダンスなどの全身運動を心がければ、身体からあふれるような表情が得られます。



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3、笑顔に近づく

いつも笑顔の人を探して近づいてゆく、笑顔の輪の中で過ごすようにする、そうすれば自然と自分も笑顔になります。
スーパーのレジでも笑顔率が高い列に並び、電車でも笑顔の人のそばに立つ。
赤ちゃんを連れている人のそばにいると、誰でも表情はやわらぎますよね。その現象を積極的に使うのです。
喜怒哀楽の基本は「喜」。笑顔でいることが普通の状態になれば、他の表情も豊かになります。




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4、心から楽しむ

表情筋が硬くなったおじさんでも、旅行やゴルフやカラオケに行くと、別人のように表情豊かになりますよね。
いつも心底楽しい気分でいることができれば、若者の顔を取り戻すことができるに違いありません。
理屈抜きに楽しい、そんな時間を増やしていけば、加山雄三や高田純次のようなイキイキとした顔になれるに違いありません。




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ひとりで庭にいて、思いがけず自分の顔が笑っていることに気付く時、いいぞいいぞ!とうれしくなります。
ひとりきりでも笑っている、それが理想の顔だなあって、そう思っています。



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自分がイメージする自分の顔と実態との違いが気になり出したら、意識的にリカバリーをはかりましょう。
その努力をするかしないかで、ずいぶんと後半戦のクオリティーが違ってくるんじゃないかなあ。
1〜4、ぜひやってみてくださいね。
特に1の「芸能人だと思い込む作戦」は特に大事。

人生は毎日が本番!今が生放送!

いつもどこかからあなたに向けられているカメラを意識して、納得のゆく演技で、この大河ドラマの撮影を続けましょう。




 

顔問題 その1

東京に住んでいた頃、藤沢にお住まいの方から設計依頼があり、現地へと電車で向かいました。
藤沢駅に着いて駅前の商店街を歩きながらのある感慨が、今でも忘れられません。

湘南の人って、なんて表情が豊かなんだろう!
いつかこういう街に住みたいなあ。

明らかに都会の雑踏を行く人の顔とは違っていて、自転車で通り過ぎるおじさんや商店のおばちゃんの顔がイキイキとしています。


河口湖と箱根の北原ミュージアムで撮った「顔」です。
カメラを覗いていたら、
いろんな表情が楽しくなってきて、
気がつけば200枚ほどを撮っていました。
顔っておもしろい。

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打合せを終えてまた電車で品川まで帰ってきたときには、こんどは逆に「皆さん、ものすごく疲れた顔をしている」 と感じ、その中で自分の顔だけが、周囲とは異質に微笑んでいることに気付きました。
ハワイから成田に着いた時に感じる「日本人って笑ってないなあ」というあの感じです。きっとあなたにも経験があるんじゃないでしょうか。 



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笑顔率が高い街で暮らしたい。

笑顔だけじゃなくて、表情に活力がある人たちの中で暮らしたいなあと思っているわけです。
そういう地域に住めば、さして努力しなくても周囲に引っぱり上げられながら幸せになれるということを、ぼくは仕事柄いろんな街の暮らしを見てきたので、とても強く感じています。



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では自分の顔はどうなのかというと、40代の頃は「何でおじさんたちってあんなに無表情なんだろう」と思っていました。
おじさんの無表情というのはとても不機嫌に見えますよね。
もっと笑ってた方がいいと思うんだけど、よっぽど不幸なのかなあなどと、自分は10年後に笑い皺のおじさんになっていたいなあと、そんなことを考えていました。
さて、10年が経過して・・・・。

強く意識しないと、表情筋が動かない。



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困っています。
鏡を見る時は反射的にカッコつけた顔になるんですけど、歩いていて、ふとガラスに映った自分を見るとゾッとすることがあります。不機嫌でどこか具合がわるそうないわふちがこっちを見ていて、思わず目を背けることもしばしば(笑)。
別に機嫌が悪いわけでも体調がすぐれないわけでもなく、ただ顔に意識が行っていないだけなんですけどね。



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30代までかなあ、顔など意識しなくても、自分の顔は自分がイメージしている自分の顔と合致していました。心と顔がストレートにつながっていたわです。
その回路が40代で外れ始め、50代にはすべてのプラグが抜け落ちて、そのつど差し込まないと表情が動かないようになってしまって。



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鴨沢さん、会いたかったなあ。



困った困った。まさかこんなところに加齢による不具合が出るとは思っていませんでした。
女房にも「顔!」と言われることが増え、言われるまでもなく自分でもとても気になっている顔問題。
明日はこれの解決策を考えます。






 

凪ぎに吹く風

最近女房がとても穏やかです。ぼくへの当たりが柔らかく、ちょっとした気遣いも見せてくれます。



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恐ろしいのです。
頭の中に「嵐の前の静けさ」という言葉と、ありとあらゆる不安材料が渦巻きます。
いったい何があったんだろう、何を感づかれたのか(じゃなくて、何を誤解しているのか) 、何を企んでいるのか、もしかしたら何か腹をくくったのかもしれないと。



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数日が経過してもその穏やかな様子は変化せず、最初は緊張していたその空気に、徐々に安らぎを感じるようになってきました。



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庭に出て、ふと思いました。
もしかしたらぼくをあきらめてくれたのかもしれない。
いや、あの、具体的にどうこういうことではなく、ぼく全体に対する期待をあきらめが上回ったんじゃないかと。



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「あきらめ」というと悪いことのようですけど、そうではありません。ぼくはこれを待ち望んでいました。

期待が大きいほど失望も大きい。

ずうっと一緒に暮らして仕事も一緒なわけですから、そりゃあ失望もしますよ。
でもねえ、いくら尻を叩かれても・・・・ありがたいことではありますが。
それに期待はたびたび依存になりますしね。
お互いに、相手に寄りかからないと立っていられない状態の時に不満が爆発するのです。



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ぼくは庭を楽しむたくさんのご夫婦から学んだことの中で、大事に大事に、懐にしまい込んでいることがあります。

期待が打ち砕かれ、希望がかき消された後に、本物の愛情が育ち始める。

子どもが巣立った後、仕事をリタイアした後、双方の親を見送った後、どちらかが病に倒れた後、苦難の波を乗り越えて訪れた凪の日に、かすかに吹く風があります。
それは涼やかなあきらめの風。
楽しかったことも辛かったことも、後悔やしくじりや、悲しい出来事も全部受け入れて、「一緒にここまで来れてよかったよ」と思える風。
それを額に感じながら、二人三脚がへたくそなふたりが「あんたもおれも傷だらけだけど、おれたち、けっこうがんばったよなあ」と、遠くの空を見るとも無しに見て、そこには走馬灯のように思い出が流れてゆく。
ああ・・・・。



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おっといけねえ、果てしなく妄想してしまいました(笑)。
そうそう、女房が穏やかだという件です。
経験上たぶんそうは長くは続かないと思うんですけど、
でもそうじゃないとすると、これは彼女の中の進化なんですよね。
お互いに相当の進化を遂げて今に至っているので(最低の出来そこない夫婦は、一応世間並みの夫婦らしいところまで来れました)、その可能性がないとは言えません。
おっとっと、これがいけないわけです。期待は失望の元なので、平常心でこの事態を静観しなければ。
まあとにかく、ありがたいことではあります。

嵐もあれば凪もある。
また来る嵐も、きっと乗り越えられる。

自立が依存を上回ったとき、感謝が不満を上回った時に吹く涼やかな風。
いや〜、夫婦って、いいもんですね。



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今日は女房の誕生日。
ここまで一緒に歩いてくれたことを感謝して、これからもよろしくという思いを込めて、プレゼントを用意しようと思います。





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まだ看板がついていないんだけど、間に合うんだろうか(笑)




 

 

ガーデンセラピー 78

『課題と向き合う』

「◯◯だから庭を楽しめない」と思っている限り、庭はつまらない場所のままです。
そうではなくて「◯◯を改善すれば楽しめる」と捉えてください。



野鳥や昆虫を撮るコツは
柔らかく口角を上げて静かに呼吸すること。
敵意がないことと穏やかな状態にあることが伝われば、
彼らは逃げません。
でも、シャッターチャンス!
と気合いを入れた途端に去って行きます。
その駆け引きがとても楽しい。
チャンスをつかむということの面白さ。
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問題点に向かって歩を進めよ。



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カーテンが開けられないなら目隠しを施し、土がよくないなら土壌を改良し、場所が狭いなら使い方を吟味してください。



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その問題点にこそ、進化の扉が潜んでいるのです。



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課題から目を背けて逃げ回るのは、幸せから逃げていることに他なりません。






不幸や苦難は逃げると追っかけてきますが、幸せは逃げる人を黙って見送ります。

逃げ癖がついていない?

ぼくは自分に、よくこの質問をします。

そんなぼくのストイックさの結果(笑)、ではなく、スタッフのみんなと女房の頑張りによって、25日に新しい店をオープンすることとなりました。



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「庭を楽しむ暮らしの素晴らしさ」をひとりでも多くの人に伝えるべくがんばりますので、どうぞごひいきのほど、よろしくお願いいたします。
通りがかりにでも、気軽に遊びに来てくださいね。





 

ガーデンセラピー 77

『たたずむ』

流れに乗ること、さらに漕いでスピードを増すことも大事ですけど、そればかりだとたくさんのことを見落としてしまいます。



毎年楽しみにしている源平桃が咲きました。
十三年前ぼくら夫婦が横浜に来て、
最初に住んだマンションの前にある木です。
毎日何人もの人が見上げてシャッターを切っている名物木。
誰ひとり知り合いもいないこの地で店を持つこととなり、
不安だらけだったぼくらを見上げさせ
はげましてくれたこの花が咲くたびに、
初心が思い出され、清々しいファイトがわいてきます。
思えばあの頃は、
無我夢中で走りっぱなしの日々でした。

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たたずむと見えてくる世界がある。



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大切なのは先を急ぐことではなく、どれだけ感じたかということ。



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足元に咲く花や夕焼け空に気付く自分を失わないように、時々は歩を止めてみてください。



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緩急自在に、時には流れから離れてみる。
立ち止まる場所を探して移動をする、そんな感じで。
庭は、いそがしいあなたがたたずむための場所です。
 





 

ミジンコと帰宅恐怖症

唐突ですが、今日はミジンコのお話です。




桜が終わると春も終わったような・・・
いやいや芽吹きの季節はまだ続いています。
人間の思惑や感覚などとは無関係に、
季節はとどまることなく変化し続けているのです。
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ミジンコは普段、メスだけで増えていくそうです。

その方法は自らの細胞を使ったクローン増殖(無性生殖)で、オスとの生殖(有性生殖)によるよりも、たやすく爆発的に数を増やすことができるといいます。

ではミジンコ界にオスはいないのかとうと、そうではありません。

ほんのわずかな数のオスを確保しておいて、それを危機の時にのみ使うんだそうです。




女性は体内に、この永々と続く自然の営みを持っています。
命の海を持ち、月の満ち欠けとも呼応し、
男の存在などに惑わされることなく、
美味しいものを求め、楽しいことを探し、美しくあることを追求して、
ひたすらに命を燃焼させています。
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例えば晴天続きで生息地の池の水が減ってくると、交尾を始めてオスの数を増やし、その増やしたオスともさらに交尾を続けてメスたちは大量の卵を産みます。

その卵には硬い殻があり、乾燥にも強く長期保存ができる。だから池が干上がっても生き続けて、また雨が降って池に水が溜まったらふ化するという仕組み。

オスは危機をやり過ごす時にのみ活躍できる存在というわけです。




さて、男は。
どんなに偉そうにしていても、
その存在理由は女性に幸福をもたらすこと以外にありません。
 それは生物的にあてがわれた役割。
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そうやって復活したミジンコ集団は、またメスのクローン増殖によってあっという間に女系社会となってゆく。

原生生物の営みって、とてもシンプルにオスとメスの在り方を表しているようで興味深いですよね。

長く平和が続いている日本で、オスは草食系となりメスが元気いっぱいで幅を利かせるのは、生物学的に正しい傾向なのかもしれません。




だから男は男らしく、立派なサーバントとして、
見事に女性に幸福をもたらしましょう。
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メスの皆さん、お友だちとお芝居とか、お食事会とか、人生を謳歌するのもいいんですけど、いつか訪れるかもしれない危機に備えてある程度はオスを大事にしておいてくださいね。


オスの確保はメスの危機回避術。




このロジックは生物学者なら誰でも知っていること。
いろいろと差し障りがあるので、
あまり語られることはありませんけど。
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あ、いや、テレビで男性会社員の「帰宅恐怖症」が増えているというのをやっていたものですから。

新橋のサラリーマンにアンケートした結果、3割の人が慢性的に家に帰りたくないと思っているということでした。

怖いんですって、帰った時の奥さんの顔と言葉が。

ぼくのまわりにもけっこう多くて、平日は駅近くのとまり木でグズグズと時間をつぶし、休日には逃げるようにして釣りやゴルフに出かける同年代の男性たちの様子に、内心エールを送ることもしばしばです。




これに気付いていなかった男性諸氏、
無駄な抵抗はやめて腹をくくってください。
その瞬間から、
あなたは大きな生きがいを得ることになりますから。
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家庭が、ご主人にとっても安らぎの場であってほしい(涙ながらに)。




 女性の皆さんは、
どうかその生きがいを大事にしてあげてください。
ねぎらって、ほめまくって、尊敬の言葉を積み上げて、
男の命を燃焼させてあげてください。
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疲れて家にたどり着いたら、ネクタイを外して庭に出て息をつく。

そこに笑顔の奥様が、ねぎらいの言葉とともによく冷えたビールを持ってくる。

そのくらいのことしてもいいんじゃないですかねえ。

「今日もいち日ご苦労様でした」ってね。 



間違っても男のふがいなさを嘆いてはいけません。
その男をそうさせているのは、
他の誰でもない、あなた自身なのですから。
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地球上のすべてのオスのDNAは、
女性からのご褒美に歓喜して、
そのために命をかけるように仕組まれているのです。
だから、
どうか上手に生きがいを与えてあげてくださいね。



あっあっあっ、これって我が家のことではないですよ。

はい、決して。







 
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