現状への不満なら、誰だって山ほど語れます。
日いち日と秋色に染まってゆく、
い〜い季節ですね。
でも気をつけるべきは「嘆いてみても何も改善されない」ということ。
さらに言えば、「嘆いてしまうことで、せっかくのエネルギー源を放出し失ってしまう」ということです。
満たされない気持ちは、口に出さなければ有効利用できる。
思いや願いと現実との差異を埋めようとする行動が、生物を進化させてきました。
つまり愚痴りたくなるような不満こそが可能性の在り処であり、進むべき方向を指し示す道標なのです。
花があんなに美しいのは、環境に不満要素があるから。
水が足りないから根を伸ばし、養分が足りないから丹念に吸収し、風で折れそうだから柔軟になり、光が足りないから葉を茂らせています。
不満を感じたら口を閉じ、閉じた口の口角を上げて行動を始める。
そういう態度が進化には欠かせません。
今日は「金沢文庫店」にいます。