2017年06月

庭のことだま

祇園精舎の鐘の声。

ここのところ、人の狂気を晒しておいて「何事であるか」と騒ぎ立てる報道が連続し、さすがに森に逃げたくなりました。



学校では教えてくれないことのひとつが「狂気を見極める能力の重要性」。安全な暮らしと健全は心の維持に、それは欠かすことのできないスキルです。
見極めた後に、野生動物は間合いを図ります。ではぼくら人間は?

いつの世にもあることとはいえ、狂った男の暴挙、狂った女の恨み節よりも、狂った世界は居心地悪し。オーディエンスはサーカス小屋の檻に入れられた象男の時と同じく、好奇と嘲笑が半ばする。
アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。あのかすれた小声の絶叫が、今頃になって耳鳴りのように響き続けている。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。誰にでもある狂気のボタンが自分だけには仕掛けられていないと思う狂気。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。アイムヒューマン。アイアムジョンメリック。檻の内と外がいつの間にやら入れ替わっているという、猿の惑星のエンディングのように、滑稽で残酷な事態となっている。



夏椿咲く森を歩いてみた。

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季節をなくしたヒトどものことなどどこ吹く風。

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そこは悠然と初夏だった。

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その悠然を目いっぱい吸い込んで、
腹に力を入れて、
再び狂気の電波飛び交う世界へと。

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健全な庭を心待ちにする人たちの顔を思い浮かべながら。

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テレビを消して、今しばらくのご辛抱を。

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僕にまかせてください。

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だいじょうぶ マイ・フレンド。





今日は「港南台店」にいます。




 

ガーデンセラピー 142

『動作で伝える』

地球上で最も言語能力に長けているぼくたち人間は、しばしば言葉によるトラブルにも見舞われます。



無口なミーのコミュニケーション術。

状況を察知する。
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リラックスしてみせる。
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すり寄って行く。
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愛嬌を振りまく。
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同化する。
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お腹が空くとぼくの前をウロウロする。
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コミュニケーションの基本はノンバーバル。

大切なことは言葉にならず、伝えたいことを言葉にすると必ず本質とのズレが生じてしまうもの。
行動や表情、身なり、姿勢、ちょっとした所作も意識して、非言語の伝達力を高めていきましょう。
「言わぬが花」ということも多々あるし、「Speech is silver, silence is golden.」ともい言いますから。





激しく喋る時、その人は嘘をついているか、言葉で攻撃しているか、あるいは混乱した脳内の整理がつかずに溢れ出る単語を口から垂れ流しているだけなのです。
ぼくの場合は、突然やったきた「庭なんて木を何本か植えて、地面をコンクリートか人工芝にしとけばいいんでしょ。カーテンを開ける?庭に出る?何故???」という体制側の善良市民に、反体制な思いがトルネードして、それまで好ましく上がっていた口角が真一文字に結ばれて、そこから飛び出そうと暴れ出す言葉を抑えていた手が、ついに外れたらもう止められない極悪ラッパー状態に。
体制の、正反対。反体制の正反対。大勢が、体制で、反体制派は少数派。多勢に無勢の反対派、造反有理とアジテーション。造反有理、革命無罪。
造反有理、革命無罪。ディスるほどに、タイトな、バイブスに、トリッピン。レボリューションがエボリューション。ジェネレーションのハレーション。賛成の、反対は、赤塚不二夫の辞世の句。ミギ翼も、ヒダリ翼も、胴体浮かなきゃ意味がない。体制の、正反対。反体制の正反対。Say 体制の、正反対。Say 体制の、正反対。Say 、Say 、Say 、Say 、体制の、正反対。
っと、楽しくて切りなく続きそうなので、これくらいにしときましょう。
では今日も穏やかな気持ちで仕事仕事。

愛する人との無言の時。虚空の相手に呟くひとりの時。言葉を持たない動植物と会話を交わす時。言っても伝わらないであろう相手に無口で微笑んでいられる余裕がある時。上質はいつも、口数少ない時間の中の出来事。





今日は「港南台店」にいます。





 

H!nt de Pinto 126

初めてピカソやルソーの絵を目にした時に、あなたはどう思ったでしょう。

1、天才的!
2、正直よくわからないけど、きっとこれが芸術というものなんだ。
3、ヘッタクソだなあ。こんなんだったら自分にも描ける。

1の人は天才型。天才は天才を知る。
2はノーマルポジションでバランス良好。
3は秀才タイプ。

なめてかかるのが秀才の特性。

ぼくは3です。基本的に権威は疑うし、即座に自分の方が優れているとジャッジしたがる悪い癖があります。だからまあ当たり前ですけど、人生は波乱に満ちたものになってゆくわけです。

「そんなの簡単」と思うと対象世界のど真ん中に入っていけます。そこに行ってから場違いだったことに気づいて恥をかき、なんとかその世界を理解しそこに馴染もうと四苦八苦する。そうやって得られる発見と成長はとてもエキサイティングなものです。
自分を信じて(才能ではなく耐久性を)、そのまま行けるところまで突き進むのみ。



空がいくらか夏っぽくなってきました。

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あとひと月で夏休み。

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今年は設計に専念する夏になりそうな予感。
っていうか、そうしたい気分なのです。

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57にして、
いよいよ仕事が楽しくなってきました。

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日出ずる方角に向かって
アクセルを踏み込みます。 



藤井聡太くん、傍目には1で内面は強烈に3。さらに2の「普通さ」を羽織っているところが魅力ですね。





今日は「港南台店」にいます。





 

庭のことだま

Pretend.

思い込む。ふりをする。その気になる。
Just Pretend.



散歩道には Great Pretender が飛び回っている。

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肯定的で楽観的に
思い込むという偉大なる本能。

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否定と悲観の妄想は
一部のサルだけに顕著な珍しい生態。

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極楽とんぼとはよく言ったものです。 




The Pretender
Jackson Browne with Crosby, Stills and Nash



グラハム・ナッシュが予想通りに
真面目で人望の厚いおじさんになったことが、
デヴィット・クロスビーが予想通りに
イカしたままのカントリーロッカーでいてくれたことが、
それ以上に、
高校生のぼくが敬愛して止まなかった
ジャクソン・ブラウンが、
予想に反してここまで生き延びてくれたことに乾杯。
あの純粋で繊細な優しさのままでは、
到底長生きはできないだろうと思っていたのです。



高速道路沿いの家を借りようと思う。そこで毎朝弁当を詰めて仕事に出かけ、夕暮れ時には帰り着き、ささやかな庭でささやかな時を過ごしてから身体を横たえる。朝日が差し込んできたら起きて、また同じことを重ねる。
アーメン。もう一度、アーメン。

何が変わってしまったのか。愛がもたらす何かを心待ちにしていたのは、愚にもつかない夢だったのだろうか。それでも彼女は日が暮れるたびに、またもや幻想とも妄想ともつかない、ひどいアル中患者のような絵を描こうとする。
アーメン。もう一度、アーメン。

愛ある暮らしへの憧れとカネにあくせくるす現実、その狭間。唸るサイレン、響く教会の鐘、鉄くず屋ががフェンダーを叩き潰す音がこだまする世界で、信号待ちのわずかな間に退役軍人が見る、かつてさまよった戦場の甘美な悪夢。小銭を握りしめてアイスクリーム売りが来るのを虚ろ顔でじっと待つ子どもたち。そんな街をしたり顔で歩くぼくのポケットには、もうアイスを買う小銭も、夢も希望も、愛のかけらも入っていないことは明らかだ。
恋人たちの笑い声が夜を駆け抜けてゆく。ゾンビの巣窟か、ステージ駆け上がり調子に乗って裸で踊り出す、醜悪なオヤジどもが入れられた精神科病棟のような、あるいは空爆されたシリアの虚しい風景みたいな街から、そんなの知ったこっちゃねえと勢いよく、二人の夢を満載にした船は彼方へと出帆してゆく。

きっと、必ず、素敵な娘を見つけよう。笑うことの意味を教えてくれるその人と、互いに欠けた色を補いながら一緒に夢の塗り絵をするんだ。夢中になって何が何色かわからなくなったらサングラスをかけて愛し合う。やがて二人に朝日が差し込んで来て、祈りを捧げる。繰り返し、繰り返し。

再び幸せな愚か者になろうと思う。相変わらずカネにあくせくしながらも、溢れる広告が躍起なって「幸せはいかがでしょう」と、「今ならお買い得」と弱った魂に狙いを定めて来るこの街で、極楽とんぼとなって。

神様、主よそこにおわすなら、あの日、夢と希望を満載にして旅立ち、やがて難破しうらぶれた港町に流れ着いた者に祝福を。大真面目にフリから始めようと試みる者にお導きの光を。さまよい膝を折り地べたに突っ伏した末に、もう一度だけ、全力でその気になることで立ち上がろうとしている者に。 





今日は「金沢文庫店」にいます。





 

庭のことだま

雨の日と月曜日は。

雨音と湿った空気で気が滅入ったら、そのまま深く深く息が続く限り沈んでいき、奥底に溜まっている有毒物質をかき集めてデトックス。



雨上がる。

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雨は上がる。

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それまでの時間は、
雨音を楽しむか、
雨を忘れて楽しむか、
雨上がりを楽しみ過ごすか。
はたまは雨にまつわる記憶を整理して、
やがて差し込む光に似つかわしくないと思われる
邪悪な汚れをデッキブラシで洗い流すか。

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雨上がる。

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雨は上がる。

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地球が直径100センチの球だったとしたら、
富士山の標高は0.3ミリで、空気層の厚さは1ミリで、
真水はたった、スプーン一杯だそうな。

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直径100センチの美しい球から12,000メートル先に、
東京ドームほどの大きさで太陽が燃え盛っている。

 


雨の日と月曜日は・・・・
まあいい、何れにしても雨は上がる。





今日は「港南台店」にいます。






庭のことだま

味は記憶のインデックス。

夏が来れば思い出す、ミョウガ、スイカ、カルピス、スモモ、海の家のカレーライス・・・・。



 



スモモ

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日に日に夏めいてゆくファインダー。

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すもももももももものうち
すもももももももものうち
すもももももももものうち
と唱えながらピントを合わせていたら、

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庭の主人がこちらを睨んでいた。

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うらにわにはにわにわにはにわにわとりがいる。

はははははははのははははははとわらう。

こつそしょうしょうそしょうしょうそ。

しんしんしゃんそんかしゅそうしゅつえんしんしゅんしゃんそんしょー。

とうきょうとっきょきょかきょくちょうきょうきゅうきょきゅうかきょかきょひ。






今日は「金沢文庫店」にいます。
 


 

ガーデンセラピー 141

『間口を狭める』

植物は毒や棘や個性的な姿で他者との関わりを制限し、必要かつ適切な相手とだけコミュニケーションを図ります。



夏の花、キョウチクトウ。
清らかな見た目と違い、
幹、根、葉、花、実、
すべてに強い毒性あり(薬用効果もありますが)。
口にしないことはもちろん、
生木を燃やすと煙でやられてしまうので
BBQやたき火に混ぜないように。
落ち葉を腐葉土にするのも厳禁です。
金久保さん、ご注意ください。


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広く浅く集めたコミュニティーは、当然のことながら底が浅いものになる。


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成長経済が続いた昭和時代には軽薄短小にウェルカムでよかった。浅はかであろうが愚かでろうが、少々変な言動をする者が混じっていようが、数がものを言った時代だったのです。しかし今はそうではなく、目指すところは安定と成熟。時には毒や棘を持ってでもお付き合いは厳選するのが得策かと。



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現在地上には70億匹のホモ・サピエンスが生息していて(日本列島には1億2700万)、その内であなたが幸せな人生を送るために意思を疎通させる必要がある人数は、社会学的には300人程度(昭和時代の、まだパソコンも携帯も出現していなかった頃、フェイス・トゥー・フェイスの関係を持つのは150人が適当であり上限だと言われていたが、フェイスがアイコン化したことで浅く広く広がり倍になった。であろうというぼくの考察ですが)、生物学的には30人ほど(ゴリラ社会では10人ほど)、文学的にはたった1人でいいのです。
だからコミュニティーの基本は狭く深く(目指すところは広く深く)。
植物の知恵に倣って実り多き日々を。





Face book の素晴らしい点は友達の数に上限があること。ただそれが5000人という目眩がするほどの数であるために、広く浅い世界になってしまうのは致し方なし。
ただアナログ界からはじき出されて、あるいは自ら旅立って、デジタル海を漂流する難民たちの多くは、そのコミュニティーに安らぎや尊敬や信頼や共鳴といった深みを求めているのは間違いのないことだ。
未だ安住の島にたどり着けずにいるボートピープルたちが、それでも帆を張り続けていることがその仮想の海原を成立させているのは間違いのないことだ。
だからザッカーバーグ君、設定を300人にすれば、君がノーベル平和賞候補になるのは間違いのないことだ。
とはいえ、人はアフリカの熱帯雨林を追い出されて以来、その都度の新天地に適合するために、知能を急速に高めながらここまで来たという事実があるのだから、人の頭脳の OS が、今の17倍の処理能力を持てる可能性はある。あるいは AI にその任務を託してしまえば済むことなのだが。おっとこれは名案。Face book など AI 任せで、夏の日差しを浴びながら畑仕事に精を出すという図はなかなか良さそうだ。
キラキラする広く浅い海を遠くに眺めつつ、腰を伸ばして手ぬぐいでひたいの汗を拭く人の深い笑い皺、深い人生。
デジタル海が広がれば広がるほど、帆と舵を操作するアナログな生身のスキルが求められるのだ。
という結論。





今日と明日は「金沢文庫店」にいます。





 

H!nt de Pinto 125

時薬(ときぐすり)という言葉があります。時間が傷を癒し物事を解決してくれるという意味なわけですが、当事者が抱えている今現在の辛さに対して、この言葉に即効性はないような気もします。
では辛さの渦中にある人に必要なこととは何でしょう。
自分の経験を思い返し、いくつかの事柄を並べてみます。

友人を頼る。
まずはこれ。信頼している人からのアドバイスや励ましは胸にしみ、威力を発揮します。

脱力する。
問題を抱えている時というのはムキになって、しばしば障子のハエ状態に陥りエネルギーを消耗します。

横移動をする。
辛さの中にある人は、そのすぐ隣に幸せいっぱいな世界があることに気づけなくなっています。

仕事に専念する。
働くという行為は偉大なもので、他のことを考えずに時間をやり過ごせます。

環境を整える。
余計な物を捨て、掃除をし、庭に花を植え、身ぎれいにして過ごす。
シンプルに美しくあることで新鮮なパワーが湧いてきます。

感動を探す。
コンサートや映画や演劇に足を運んで心の活性化に務める。
感動は生命力を高め、復活のエネルギーとなります。

自然を感じる。
基本中の基本。いわゆる癒し。
自然に身を委ねることで、心身が正常に調整されます。

自分を見つめる。
自分の「命の理由」を見据えれば、道を誤ることはありません。

専門家に相談する。
何の分野においてもスペシャリストは存在しています。
餅は餅屋、的確な導きが得られます。

家族の力を借りる。
身内になら弱音も吐けるし、泣き叫ぶことも受け入れてくれることでしょう。
辛さは吐き出すことで楽になります。

あれやこれやを試みているうちに時間が過ぎて、時薬が効いてきます。



やがて光が差し込んでくる。

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冬の次には春が来て、春の次には夏が来ることを
当たり前と思っているように、
ごく普通のこととして、
「この辛さは幸福座席の料金を前払いしているのだ」
と思って間違いなし。

お前はすぐに「頑張るから」と言うが、頑張るって言うのは辛い時に頑張ることを言うんだ。
岩渕又一 

辛ければ辛いほど頑張りがいがあるというものです。
男なら頑張れ!
女なら踏ん張れ! 





今日は「レノンの庭」で頑張ります。




 
 

庭のことだま

欠点は受け入れられると個性になる。
ほめられると途方もない利点に・・・なったりならなかったり。



つぼみ、あれこれ。

モクレン
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ハナモモ
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ミツマタ
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ジューンベリー
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バラ
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キンシバイ
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ウツギ
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ヒマワリ
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ほころぶ寸前の姿は
見る人をほころばせますね。



ピカソが天才になったその陰には、風変わりな超問題児に手を焼き彼を嫌った母親と不仲になりながらも、ひたすら絵の具を買い与えた父の存在がありました。
ゴッホに弟テオがいたように、龍馬に姉の乙女がいたように、恋愛を始めて三週間以内の女性がそうであるように、才能の開花にはたったひとりでいいから、イビツな自分を全肯定してくれる人の存在が必要なのです。  





ほんの数日、そんな女性と暮らしてみたい。
その日を待ちわびているような、いないような、ぼくの中にあるイビツなつぼみたち。
ほっとけば咲くような気がしたり、しなかったり。
妄想 love affair が浮かんだり、浮かばなかったり夜の庭。
周囲に目をやれば、出会ったり出会わなかったり、咲いたり咲かなかったり人の花。
百花繚乱の足元に、咲かずに落ちて雨に打たれる千のつぼみの悲しさよ。
ああ、せめてほんの数日、そんな女性と暮らせたら避けるのに、じゃなくて裂けるのに、いやいやそうじゃなくて、咲けるのに。
どうせ妄想なのだから思い切りわがままを言わせていただくなら、ソフィー・マルソーと。




十代の美しさなどはプロローグに過ぎない。
男も五十を過ぎてそのことを知ると、
エンドロールの感動を共有できる女性を渇望するようになります。
これがぼくに限ったことではないことを、
95%の男性は支持してくれるはず(あるいは99%)。
渇望するということは、つまり、
五十路男の連れ合いのほとんどが、
その配役に値しなくなってしまうということ。
落ち着いて解析するとやはり99%。
理由はぼくにはわかりません。
まったくわかりません。
意味不明。
能力の差こそあれ、
その命を共に暮らす女性に捧げていたに違いないのに、
ナゼ。
何故も何も「女性が男を必要としなくなるからだ」と、
「生物学的には五十を過ぎた男に価値などないのだ」と主張する、
ホンマでっか!?TV でお馴染みの、
にこやかでアナーキーでとてつもなく正直な学者、
武田邦彦先生のおっしゃる通りかもしれません。
だとしたら男たちよ、
自分のために生きよ。
血圧を上げることなく穏やかに、平然と、悠然と、
あるいはレジスタンスな歌姫
エディット・ピアフに見いだされて開花した、
イヴ・モンタン、ジルベール・ベコー、
ジョルジュ・ムスタキのように。

刻々と変化する女房の顔色に一喜一憂しながら、
習い性の従順さで言われるままに、
老眼をしょぼつかせながらマーフィーを探すよりも、
そう、
そう、
そう、
そっそっソクラテスかプラトンか、
じゃなくて、
そう、
ソフィー探しの旅に出るのだ。

ラ・ブーム。
La Boum。
花咲く庭で繰り広がれらる、
エンドレスのダンスパーティー。



果たして、このイビツなつぼみの集合体であるイビツな男の運命やいかに。





今日は「港南台店」にいます。





昨夜は少々混沌としていたため冗談が過ぎました。
お詫びして、99%を49%に訂正いたします。
ラ・ブーム。
La Boum。
今日も花咲く庭で繰り広がれらる、エンドレスのダンスパーティーを楽しみましょう。



 
 

庭のことだま

動植物、昆虫、微生物、ミトコンドリアまでもが、自分を世界の中心に位置付けているのは間違いのないことだ。



アガパンサスが開き出しました。

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夏が来る。 


自信喪失ならまだしも、自己喪失まで至ると事態は深刻だ。
成り立ち方を与えられていない庭のように表情筋が動かなくなってしまったおじさんたちよ、そろそろ夏が来るのでとりあえず恋をしてみたらいかがでしょう。
恋の仕方などとうに忘れてしまったとおっしゃるなら旅に出てみるとか。
あるいはせめて、アクアラインを突っ走って、富津公園の先端にある展望台に駆け上がってみるとか。
もう一度世界の中心で、愛でも不満でも懺悔でも、なんでもいいから叫んで欲しいのだ。
自分を軸としない限り、この世界は回転しないのだ。





お願いですから、もう雑草取りをしたくないから庭をコンクリートで埋めて貸し駐車場にて、3台貸して5年で元が取れる予算でやってもらえないだろうか、などという相談を持ち込まないで欲しいのです。楽しさのかけらもない無表情で。
いくらかでも悪巧みをするような顔であったら、駐車場よりもはるかに大儲けできる秘策を伝授するんですけどねえ。

もうひとつ、表情筋の豊かさはサルからヒトへの進化の過程で獲得した、言葉や頭脳や手の器用さに勝る最も重要な能力であると言われています。「顔で笑って心で泣いて」などという伝達方法ができるのは地球史上ぼくら人類だけなのです。ということはつまり、表情の乏しさは人間性の欠如に他ならないということにまなります。





今日は「港南台店」にいます。いつもにも増して表情豊かに。





 

庭のことだま

らしくあれ。

「らしさ」が失われていないか。
スピードに喘いで眉間にシワが寄っていないか。
強くあれ、若くあれと追いまくられてはいないか。
成果を上げよとせき立てられ、浮き足立ってはいないか。
行きたくない場所に行き、やりたくないことをやり、ドロドロの気持ちで帰宅する日々を送っていないか。
周囲が求めるあなたらしさ以前に、あなたが望む自分らしさを。



バラはバラらしく、

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アジサイはアジサイらしく、

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ドクダミはドクダミらしく
過ごす梅雨。

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さて、自分は。

 



庭に出て、あらゆる無理を捨ててみる。
ゆるい格好で、脱力して、メーカーズマークを少しだけ口の中で転がし、この呼吸は家族のためでも仕事のためでも、誰のためでもないと自覚してみる。
身軽になった自分の、何と、何と、何と望ましい人物であることか。
就寝前には、夏井先生の指摘に緊張が走るプレバトから離脱し、庭で自己査定。





今日は「港南台店」にいます。





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  • 風の歌を聴け 想像してごらん
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