2017年07月

Psychopathy wave は一線を越える。

植物にしろ人間にしろ、自然環境が厳しくなると弱い者から倒れてゆく。残酷なことではありますが、それは生態系を維持する掟なのでやむを得まないことなわけです。
どうやら事は自然だけではないようで、長くお付き合いいただいているスピリチュアルなお客様によれば昨年末頃から地球の霊的環境に大きな乱れが生じていて、しばらくは様々な狂気を発症する人が多発するという忠告をいただいていました。
・・・きっとあなたも思い当たりますよね。政治家や芸能界のあの人この人、それ以前には考えられなかったような壊れ方がやたらに目につく数ヶ月でした。視線を市井に向ければあの事件の犯人も、あのゴタゴタの当事者もと。
いやいやそんなふうに客観的な分析をしている場合ではなくて、最も確認すべきは自分自身なんですけどね。ぼくもあなたも、誰でも繊細にして軟弱な脳内にその危機を抱えているのですから。
霊的環境の大きな乱れ・・・スピなその人の観測では、とても残念なことに、この傾向はまだしばらく続くそうです。



あれっ蝉が鳴き止んだ、と思ったら
突然の通り雨。
「正気に戻れ」と
肩を揺さぶられたようで。
これもありがたい癒しのひとつ。


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困ったその周期の巡り合わせに際して、ぼくなりの「正気を保つ7つの習慣」を並べてみますので参考にしてください。

充分な睡眠
腸内環境整える食事
生きがいを持っていること
ストレスコントロールを意識する
家族(夫婦)円満
祈り(感謝)があること
自然を感じながら暮らすこと


確かにここのところ増えている仕事上で遭遇するご近所トラブルを解析すれば、揉め事のきっかけはそれぞれに取るに足らない些細なことばかりで、本当の理由はクレームをつける側の不健全な暮らしぶりにあるというのがほとんどです。



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実例をいくつか。

「おたくの庭に木を植えると、根が伸びて来てうちの水道管を傷めるので反対側に移植してください」

「妻は猫の姿を見ただけでアレルギーが出る体質だから絶対に外には出さないでください」

「子どもの頃に飼っていた犬が死んでとても悲しかったんです。声を聞きたくないから手術して吠えないようにしてください」

「うちに受験生がいることはご存知ですよね。朝から水やりをされると睡眠妨害で迷惑です」

「お宅は裕福だから庭をきれいにできるんでしょうけど、うちは貧乏なんだから少しは気を使ったらどうなんですか」

「庭に目隠しをするなんてどうかしています。常識をわきまえてください」

「日本人はレンガに終戦当時の悲しみを感じることをご存知ないのでしょうか」

「材木を使った塀だと将来みすぼらしくなるのでアルミ製に取り替えてください。わが家からの景観上とても不快です」

「庭でくつろぐふりして覗くのはやめていただきたい」

「花が咲いていると北朝鮮の標的になるから全部処分せよ(これはある意味正しい主張なのですが)」



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怖いですよね〜怖いですね〜、もしもお隣さんがそういう人だったらきついですよね〜。
ぼく的にもっと恐ろしく感じるのは、そういう不満を喚き散らす奥様のヒステリー状態を制御できないご主人が、言われるままにおずおずとクレームのお使いにやって来たりすること。同性としてはなさけなく、相当にダメなヤツだなあと思ってしまいます。

男たちよ、女房に手を焼くのは普通のことだが、それに振り回されてよその家庭までも地獄に巻き込んではいけない。自力で制御できないならその女とは即刻縁を切るべきである。そのように腹をくくれなかったらヒトのオスとしての人生はそこまでなのだ。
女によって身を滅ぼすのは男の本望ではあるが、隣人の幸福を害した瞬間に、もっと深刻なのは子どもの前でその狂気に屈した時に、本望はただのダメ男の所業へとなり下がってしまう。
男の究極の使命とは、女の狂気の番人なのだということを肝に命じなければいけない。



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では女性側はどう心得たらいいのかというと、男が狂った時には瞬殺で、二度と這い上がってこれないよう地獄の底まで突き落としといてください。女性の場合は自分の身を滅ぼすだけですが、男性の狂気は社会を滅ぼしかねないので。



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何れにしても、隣人の幸福が気にくわないというのは末期症状です。

夫婦不全による妬みの津波は一線を越えて押し寄せる。

早いところ地球の霊的環境がバランスを取り戻しますようにと祈りつつ、それまで皆様が健やかな日々を送りますようにと心から、心から。



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そうそう、大事なことをもうひとつ。
外界からサイコパシーな波が押し寄せて来た時にはどう対処すべきか。そこがあなたの腕の見せ所。知性と理性で家庭の専守防衛に努めましょう。
くれぐれも庭がその泥水に呑み込まれることのないように、正気のままで、決然と。

幸福は努力の賜物。

庭がそうであるように、漫然としていたら幸せをキープすることなどできない。絶対にできない。それはある意味、戦いなのです。





昨日ご来店くださった悩めるあなたにもう少しおせっかいを。
お隣さんはどんなに狂ったとしても、相手を見極める能力だけは全く狂うことがありません。からみ酒タイプのアルコール依存症患者と同じで、一貫して自分より弱いと思った者にしか絡んでこないのです。万が一にも自分が劣勢になりたくないので(それは死ぬほど辛いこと)、何を言っても穏やかに笑っている人とか、冷徹に痛いところを突いてくるとか、圧倒的にパワーを持っていることが明らかな人には恐怖を感じて遠ざかってゆきます。
もうひとつ明らかなことは、相手が主張する話の内容に一切の意味を感じ取ってはいけないということ。脅したり怒鳴ったり、はたまた突然に歌ったりしながらまくしたてる言葉は言葉ではなく、冷静に考えたらそこには何の脈絡も正当性も存在しておらず、つまり出るところに出ればこちらの完全勝利なので、挑発的な言葉に絶対に巻き込まれないようにしてください。
さらにもうひとつ、ごめんなさい、ちょっときついことを言います。
あなたのその口癖、「ごめんなさい」は発しないようにご注意ください。「どうもすみません」とか「申し訳ありませんでした」とかは大好物なので、ここぞとばかりに攻撃されてしまいますから。そこに気をつけて、これまで通りにあなたのその素敵な笑顔のままで対応することがベストだと思います。早々にこの気が滅入る聖戦が終結となることを祈っています。
もしもベストを尽くしてもさらなる混沌に突入するようでしたらまたご来店くださいね。次の策も、その次の策も、相手の症状に合わせて伝授します。
くれぐれも、流れ込んできた泥水ごときで庭のある暮らしをあきらめことなかれ。可愛いお嬢ちゃんと、優しい旦那さんと、ガーデニング好きでとてもナチュラルな思考を備えたあなたの人生を実り多いものとするために。

では、がんばって。


 

庭のつれづれ

夏の花から音がする。

故郷の魚沼がユリの産地だったため、夏の記憶に蝉時雨やカエルの合唱とセットで記憶されています。



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夏休みのいち日は永遠のように長かった気がして。年齢を重ねるほどに加速する時間に、どうにかブレーキをかけられないものかとよく思います。



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ジャネーの法則(ポール・ジャネ)
時間の心理的長さは年齢に反比例する。
50歳の人の1年は人生の50分の1、5歳児の1年は人生の5分の1。
よって50歳の10年は5歳の1年に当たり、5歳の1日は50歳の10日に相当する。



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というわかったようなわからないような論に屈するわけにはいかないので、こうなったら奥の手を。



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片思いの法則(いわふち ひでとし)
時間の心理的長さは満足度と反比例する。
告った返事を待つ時間はとても長く感じ、恋愛が成就すると夢見心地であっという間に時間が過ぎてゆく。
よって、片思いを継続すれば人生を長く楽しめる。



グロリオサはアフリカのユリ。

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他には「空腹の法則」「嫌な仕事をする法則」「自己否定の法則」「女房の顔色を伺う法則」などがあります。 





今日は「港南台店」にいます。






 

庭のことだま

スカイフック理論。

前のめりに形相険しく進もうとする悪い癖。
脳天を空から吊られているイメージを保持すれば、すっと背中が伸び、顔は真っ直ぐ前に向く。
気持ちは穏やかにして、無理なく闘志が湧いてくる。



森の畑や小川の上流の茂みでは、
梅雨の花がまだ健やかに咲いています。

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長持ちの秘訣は良い環境と
自然に溶け込む優しい心持ち。

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奇抜や時勢に乗る瞬発よりも
柔らかで静かな持続力。

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無地是名馬。
無事是貴人。
東の志ん朝、西の枝雀も、
あとは長生きするだけだったんですがねえ。

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頑張りすぎというか、
激しすぎというか、
姿勢のどこかに
長いこと無理を抱えていたんでしょう。

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長命であったら国の宝と祀られたであろうに。
頑張れ頑張れと、
そういう時代だったということもありますが、
思い出すだに惜しい気がします。




山のあなたの空遠くに住むという
「幸い」は青い鳥。






今日は「港南台店」にいます。


 

 

庭のつれづれ

涼やかに庭の風 オッ夏の虫

今年は梅雨の後半が灼熱だったためか、ここのところの30℃超え近辺だと柔らかく感じられ、設計への集中力が持続しています。



今夜はこれ。

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帰宅し夕飯を済ませて庭に出れば、頑張った今日をほめたたえてくれるような涼風が。
しばし感慨に浸り、ふと気づくとジリリリ・・・ジキジキジキジキ・・・という虫の声。昼間に大騒ぎしていたセミとは違います。コオロギではないし、スズムシでもないし、秋のお楽しみのマツムシでもないし。YouTube で調べてみたら、正体はクツワムシでした。






新旧の個性派を取り揃えた厳選短編集みたいで、
ここ数日、ページを惜しみながら読みふけっています。

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19時頃から鳴き始めて21時まで。その後は風が街路樹を揺する音だけの静寂となりました。



篠原勝之氏の師であり、
好事家には名の知れたラブミー農場の主人であり、
熱烈なエルヴィスフェンであり、
楢山節考の著者である深沢七郎。

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今は山梨の山岳でゲイジュツしている
クマさんから師への追悼文に、
シングルモルトを舐めつつほろ酔いました。

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他には四谷シモン、俵万智、武田花、
島田雅彦、西村賢太、武田砂鉄、
町田康、あがた森魚、山崎ナオコーラ・・・
達者な面白どころが目白押し。




思えば当たり前のことながら、真夏の夜にも虫の声がするんだなあと、なぜしばらく忘れていたのかなあと、なぜ今頃気付いたんだろうと、故郷ではもっとたくさん鳴いていたはずなのに、なぜ記憶にないのかなあと、あれこれ思う夜の庭。



これも名作。

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お気に入りの音楽を繰り返し聴くように、
とうとう4回目を読み進めています。
繰り返すほどにメロディーと化す文章です。 



故郷の記憶にないことには心当たりました。同じ時刻に、田んぼのアマガエルが大合唱をしていて耳に入らなかったのです。
懐かしいなあ、あの轟音に近い両生類の求愛の声。



あまりに可愛いかったので、
クマさんのfacebookから無断借用。

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どうかお許しを。 



 

庭のつれづれ

瀬上池の上流に「ここから先は危険」の立て札あり。

恐る恐る草をかき分け進むと、そこは五十年前の夏に行った記憶がある極楽浄土でした。
しばし南無大師遍照金剛を唱えながら、内気いっぱいに妄想癖が詰まっていた少年に逆戻り。



極楽トンボ

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極楽ガエル

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極楽アメンボウ 

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極楽ザリガニ

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極楽ドジョウ

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極楽グモ

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極楽チョウチョ 


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極楽イワフチ

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踵を返して、さっきの立て札を百八十度回転させたい衝動が。 




今日は「港南台店」にいます。




 

そうだ、森へ行こう。

昨日は鬼の集中力で仕事がはかどり、午後の早めの時間に設計が仕上がりました。で、さてどうするか。
そうだ、京都へ行こう。というほどの時間はないので近所の森へ。
先日の久々の雨で「さぞや木々がよろこんでいるだろう」と、行きたくてウズウズしていた円海山に向かいました。



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瀬上池側から山頂へと登るいつものコースは、人っ子一人いないプライベートトレイル状態。
アブラゼミ、ミンミンゼミに混じって早くもカナカナも鳴いていて、夏休みの音が満ちています。



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温度・湿度共に快適、さっきまでいたアスファルトが焼けている住宅地とは別世界です。



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木々がよろこんでいるかと思いきや、ただ泰然と森は森のままだった。



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よろこんだのはぼくでした。



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時々こうして森の音叉に耳を澄ますと、暑さで狂いたがるピッチが調整されます。



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そうそう、山の麓に縄文の遺跡があるそうな。



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この森が彼らの庭だったんだなあと、同じ音を聞き同じ匂いを嗅いでいたんだと思った瞬間に、気分は10000年をワープ。



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昨夜は庭で太古から風を浴びながら、数ページをめくったところでゴージャスな寝落ちとなりました。

あなたも機会があれば行ってみてください。
港南台から入って尾根伝いに鎌倉まで歩くコースもおすすめです(建長寺まで2時間半、瑞泉寺まで3時間)。





今日は「港南台店」にいます。



夜は新宿花園神社のアンダーグラウンドで観劇。
久しぶりに狂気のシャワーを浴びてきます。
 
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多肉女子、咲く。

世は多肉植物ブーム。女性愛好家を称して「多肉女子」と呼ぶそうです。



港南台店の多肉たち、
梅雨が明けたら
待ってましたと花が咲きました。


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育てるコツは、基本的に放置。



本体が花のような、
かと思えば手塚治虫が描いた
地球外生物のような、
なんとも神秘的な形状をしています。


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日当たりが良く、冬は霜が降りない環境に置いておけば大丈夫。



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水分をため込んだツヤツヤの葉が魅力的です。



一見すると草のようなセダムも多肉の仲間。

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目ざとく花を察知した蝶が、
喉を鳴らして蜜を吸っていました。

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わが家の神秘的な多肉女子も、基本的に放置しておくと良く咲きます。





今日は「港南台店」にいます。





 

庭のつれづれ

久しぶりの30℃未満に息を吹き返した日の夜の庭。江ノ島から吹き込む風に、ロマンティークをレコメンド。

夏をしのぐのにか欠かせないものが三つあります。
水分、バーベキュー、庭の夜風。
夏の終わりに欠かせないものも三つあります。
虫の声と、サンタナと、夏の日の恋の残り火。
脳は暑さと恋愛感情を混同する性質を持っています(世に言う吊り橋効果)。



夏の空はドラマティーク

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焼き過ぎた肌をはいでゆく時の、
少々の痛みを伴う記憶のようなカルロス・サンタナ。





 その後に塗り込むホホバオイルは
サンタナティークな八神純子の名曲。
蒸し暑さが残る夜、
賑やかだった田んぼの蛙も寝静まった時間に聴いた
大石吾朗のコッキーポップが蘇ります。



間奏のサンバホイッスルで
夏色のナンシーたちも蘇り踊り出す。
今はどんなに素敵になっているのだろう。

ディスコティークな夜と変わらぬ
越後の風景には不似合いなエキゾティークで、
ファンタスティークな笑顔を
涼しげなつば広ストローハットの陰にして、
優雅にガーデニングを楽しんでいてほしいなあと、
願ったり願わなかったり夏の夜。
いやいや願っています。
あの日の熱と鼓動が脳の混同などではなかったと、
時空を超えた横浜の空の下で
確認しておきたいのです。
思えばみなさま五十路の道すがら。
どうか充実の旅を続けられますように。
そしていつまでも
ファナティークな恋心をなくすことなく、
ヒューマンティークな人生を。





ではコスメティークを万全に、今日も暑さに負けず気を確かに持って、リアリスティークに庭の夜風までたどり着きましょう。





今日は「金沢文庫店」にいます。
 




 

庭のことだま

広さは相対的な概念。
楽しさは絶対的な感慨。

「うちは庭が狭いから楽しめない」と思っている人は、もしも広い庭を持ったら「広すぎるから持て余して楽しめない」と言うであろうと推測されます。
絶対的な楽しさは主体的に捉えることから発するもの。
「〇〇さんちみたいに〇〇だったら」という思考を捨てないと、ついには幸せはお金で買うものだと信じるに至ります。
そうなってしまったら、もうぼくにはお手上げです。



大人気のオーシャンブルー(琉球朝顔)は
ヒルガオ科の宿根草。

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夏休みに育てたアサガオとは性質が違い
年々盛大に咲きますので、
地上部が枯れても
株は抜かないようにしてください。

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名前の通りで
花を覗くとそこは青い海原のよう。

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と思いきや、さにあらず、
蟻たちの食堂でした。

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このように、
主観によって広さは自由自在に変化します。





今日は「港南台店」にいます。
 




 

庭のつれづれ

濁れる水の流れつつ澄む 種田山頭火

出自は大地主の長男で、性格優しく頭脳は極めて明晰。父の女癖の悪さとそれを苦にした母の身投げから歯車が狂い出し、ありとあらゆる不幸を背負いこむような日々が続いたのです。泥沼でもがき続けた山頭火は五十四のある日、自らの意思で一文無しとなり、日記帳だけを懐に入れて猛然と歩き出しました。
歩いて歩いて、歩いて歩いて、歩いて歩いて、ようやく心に平安らしき光が感じられたのもつかの間、五十八歳で、その辛い生涯の幕は下りたのでした。
晩年の日記には「無駄に無駄を重ねたような一生だった。それに酒を注いで、そこから句が生まれたような一生だった」と。
種田さん、来年五十八になるぼくには、まあ人生とはそういうものでしょうと、達観するでも卑下するでもなくそう思えるのです。無駄に無駄を重ねて酒を注ぐ、それ以外に何の楽しみがあるというのでしょう。
感じることと表現することが生きる価値であるという視点に立てば、あなたほどの高みに達するのは稀なこと。命のほとばしりが人生の価値であるとしても同様に。
そのうちそっちに行きますので、ご一献。あなたに土産話を語るにまだネタが乏しいので、もうしばらくは歩いて歩いて、まだまだ歩いて歩いて。
さてさてこの道どこまで行くのやら。



キュウリの花

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瑞々しさは命の証し。

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水分の循環が健康の証し。

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だから大いに飲んで、大いに汗を流しましょう。

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大いに働き、大いに励み、
大いに笑い、大いに泣いて。




冷やしキュウリをかじるとき、山頭火も、山下清も、木喰上人も、乾ききった夏の日には同じようにバリバリと食ったんだろうなあと、口の中で彼らに想いを馳せるのです。



へうへうとして水を味わう


笠にトンボとまらせてあるく


また見ることのない山が遠ざかる


すべってころんで山がひつそり


風の中おのれを責めつつあるく


悠然としてほろ酔えば雑草そよぐ


落ち着いて死ねそうな草萠ゆる


濁れる水の流れつつ澄む






今日は「港南台店」にいます。
 



 

 

庭のつれづれ

二十億光年の孤独 谷川俊太郎

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしているか ぼくは知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているのか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

カシアス・クレイは蝶のように舞い、蜂のように刺した。
ジョルジュ・ムスタキは歌うように語り、語るように歌った。
マハトラ・ガンジーは明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学んだ。
みんな孤独だったのだ。それはまったくたしかなことだ。
ぼくは、阿呆のように想い、鬼のように描く日々が続いている。







Non, je ne suis jammais seul
Avec ma solitude

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孤独を相棒にしているあなたの
今日が良き日となりますように。 
早朝の庭で染み込ませた涼風のままで、
頑張ったあなたを癒す
夜風の庭へとたどり着くまで。





今日は「港南台店」にいます。 
 




 
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