2017年08月

庭のつれづれ

8月後半の圧。

この頃の空気と光が濃密に重く感じられるのは、「夏休みが終わってしまう」というあの締め付けられるような記憶がこびりついているからなのでしょう。
それもそろそろ五十回目なので、いい加減に大人の知恵を使って、秋へと思考を先回りさせ脱出を図ります。



どうやら、ゆっくりと
夏がリカバリーを始めたもよう。

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暑くて熱い日々の再開です。

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とは言っても、もう灼熱は
また来年のお楽しみかも。

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夏バテもそこそこで、
すでに食欲が入道雲のように。

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カロリーリストリクション仮説。
摂取カロリーを65%程度にすると、
多くの生物で寿命の延長が顕著であり
アンチエイジング効果が期待される。

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秋に向かって
腹六分目半の人体実験の、始まり始まり。

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しかし残念なことには、鶴太郎のような
ストイックさの持ち合わせがないもので、
いつもながらの半笑い程度で。

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仕事しかり、料理しかり、
砂浜の陽炎がもたらす仮想恋愛しかり、
何事も、ほどの良さが肝要なり。






今日は「金沢文庫店」にいます。





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テッポウユリは連作障害が出やすいため、鱗のように薄くした種を風に舞わせて、横移動しながら生息しています。

弱点の克服。



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荒地を好み、人の手が入らない藪の中や生垣の隙間に根付いては、お盆の頃に突然見事な花を咲かせて道ゆく人を驚かせます。

競争相手が少ないフィールドに根付く。
 


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俯き加減に咲く花は、夕立から花粉を守るためと、受粉作業に来てくれる昆虫たちが野鳥から身を隠し、安心して蜜を吸えるため。

アメニティーの確立。



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過酷な季節で代を繋ぐうちに身についた、知恵と優しさが魅力の晩夏の花。



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ウィークポイントを克服するとそれがストロングポイントになる。

魚類から両生類への変化、裸子植物から被子植物への変化、森から草原へと追いやられた猿が二足歩行を始めたことも、動植物の進化は強者ではなく、いつもコテンパンにされた者のど根性によってもたらされて来ました。





今日は「金沢文庫店」にいます。





ノア走る。

とてもおっとりしていてのんびり屋のノアが、この夏はなぜかやたらに走りたがります。中年期に入り、何か思うところがあるのかもしれません。



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上がノア。

走る!
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走る!
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走る!
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突っ走る!!
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ココは人の顔さえ見ればボールを投げろと要求吠え。ボール遊びが生きがいなのです。



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ミーは室内で袋に入ってゴロゴロし、庭に出ては芝生でゴロゴロしつつ、目だけは活発に周囲の様子を追っています。



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そして夕暮れ時になると庭の定位置に立ち、世の中が平穏であることを確認してから部屋に入ってきます。



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三人三様の夏、みんな元気でいてくれて何より。
彼らのおかげでどれだけオキシトシン(愛情ホルモン)が分泌されていることか。と、よろこんでいたら、セロトニン(幸せホルモン)に引き続いてここ数年盛り上がったオキシトシンブームに、アンチな意見が出始めました。



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その内容、オキシトシンのダークサイドとしてあげられている事柄は次の通りです。

愛情対象以外への偏見や差別意識が高まる。

人への警戒心が緩むため、詐欺にハマりやすくなる。

嫉妬深くなり、自分を見失いがちになる。

言われてみればさもありなん。古来より最近まで、当てはまりそうな実例を挙げればきりがありません。
しかしまあ、何事においてもブームにカウンターが飛んでくるのは世の常なので、気にしない気にしない。そもそもダークサイドに陥る人には(アルコールがそうであるように)どんな妙薬も百薬の長も毒になるし、愛情ホルモンを抑制して、毒にも薬にもならないような平安を得たところで楽しくはないですからね。



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オキシトシンが分泌されやすい行動を並べます。

スキンシップ
パートナー、子ども、ペットとの肌の触れ合い。

話す
会社帰りに同僚と一杯やりながら、買い物途中の井戸端会議で、晩酌しながら「あのね、今日ね」と。

グルーミング
猫や犬がよくやっているセルフ毛づくろい。自分で自分を意識し、褒めたり労ったりご褒美をあげたりする。

世話をする
子育て、介護、犬の散歩、草花の手入れなど。家事をするんでんも、義務ではなくて「家族の幸せのために」と思って。

感動する
映画、テレビドラマ、小説、演劇、美術、音楽など、心が震えて涙する時間を持つ。

セロトニンを増やす
オキシトシンとセロトニンとは密接に関連しているので、早寝早起き(大事なのは決まった時間の早起き)とバランスがいい食事と日光浴&適度な運動(ガーデニングは最適)によってセロトニンを産生させる。

やっぱりですね、庭ですよ、庭。
家族や友人と庭に集って、語り合い、感謝し合い、花に、風に、夜空に、そしてお互いの人生に感動できたら、オキシトシン出まくりの日々となりますよ。 





今日は「金沢文庫店」にいます。





 

庭のつれづれ

晴耕雨読。

昨日は雨のいち日。静かに集中域へと入り、設計がはかどりました。
今日も引き続きそんなイメージで。



夏の花、ポーリュラカ。

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夜間と雨の日は花を閉じます。

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雨降りには雨天仕様にシフトチェンジを。




BGMはキース・ジャレットをアラカルトで。




雨音との絶妙なマリアージュ。


デザートはこれで。



充実の仕事を終え帰宅し、
夜の庭でいただきました。




 

庭のつれづれ

波音が響けば  雨雲が近づく

曇天続きの夏、曇り時々雨という予報を無視して早朝に晴れ間あり。慌てて車を走らせ里山の田んぼへと向かいました。



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晩稲(おくて)の花がまだなので、そろそろたかとタイミングを計っていたのです。



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まだでした。



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早稲(わせ)はすでに穂を垂れ始めているのに、これはまさか、気まぐれな空の差配に開花の機を逸してしまったか。



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真夏のような梅雨が過ぎ、梅雨のような夏のままですでに秋の気配。眼を閉じて、息を止めて、さかのぼるほんのひと時。
あの日早々に颯爽と登場したスカシバは、この展開を知っていたのかも。



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もう一度灼熱の高気圧ガールに戻ってきてほしいなあ。ついでに小麦色のマーメイドと夏色のナンシーと、鳶色の恋人も勢ぞろいで。
早くも攻め入ってきた雲を見上げつつ「夏をあきらめないぞ」と、誰に言うでもなく気合を入れて仕事へと向かいました。



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代掻き、苗代作り、田植え、草取り、早朝の水の番。稲刈りのあの満ち足りた香りを思いながら地道な日々を送ってきた人たちに、どうか豊年満作な笑顔がもたらされますように。



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とかくおしゃれな職業ばかりが目立つ世の中ですが、なんだかんだ言ってここは農民の島。島の民は気まぐれな自然に、転けることなく折り合いをつけて進むことが、先祖伝来のみことのり。
雨が降ろうが槍が降ろうがミサイルが降ろうが、火の用心、お仙泣かすな馬肥やしながら、土を肥やしながら、女房も肥やしながら、植物の成長を心の成長とし暮らしの糧とする、田舎の人々の純朴にして力強い、まさしく自然体の営みから遠ざかることなかれ。
そのためにはささやかな家庭菜園でオクラなどを、プランターでミニトマトなどを、あるいはせめてキッチンの窓辺で、豆苗の二期作三期作をお楽しみください。





 

ガーデンセラピー 145

『切り取る』

漫然と眺めていても感じ取れないことが、対象物を定めてフレーミングすることで感じられるようになります。



金網フェンスでフレーミングしてみました。

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切り取ると語り始める。



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見慣れた花を、蜜を貪る蝶を、庭風景を、ファインダー越しに見つめてみてください。



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日常を額縁で仕切って、じっくりと観察してみましょう。
すっかり空気のようになった家族も、暑さで実存があやふやになりがちな自分自身のことも。





各種依存症や後天的な心のトラブル、小さなつまずきでどこまでも転がり落ちてゆく次元下降現象に陥る人たちに共通する初期症状が「メタ認知能力の欠落」であることは、その手の職業の方々には広く知られているところ。
それを防ぐための方策は?それはですね、いつもどこからか、望遠レンズで見つめられている感覚を持っていること。つまりは己が感情を抜きにした、自分でありながら自分ではないもうひとりの自分の目に、今現在の身なりが、姿勢が、表情が、行動が、つい口をついて出た台詞が、どう映っているかを見て取れるモニターを有しているか否かということなわけです。
砂漠の民はその形而上的視線をムハンマドと言い、クリスチャンは主と言い、ジャポネシアでは代々稲作に汗を流しながら、子や孫に「お天道様は見ているぞ」と言い伝えてきました。
日本最古の歴史書である古事記には、すでにそのような存在である八百万の神が登場するのですから、「自分を見失ってはいけない」という戒めは、有史以来語り継がれてきた、
人が狂気に至らないための根源的なカウンセリングワードであると言えます。

大丈夫でしょうか。自分のこと、見えているでしょうか。見えていると思っているその自分は、本当に本当のあなたなのでしょうか。もしかしたら自分が思っている自分とのソゴが恐ろしくて、無意識に目を背けているとか、チラチラと見えるそんな自分を正視しないために、アルコール三昧のシェルターにだらしなくヘタり込んで
「私はこんなに正しく頑張っているのに、何もかも〇〇のせいでうまくいかないんだ」などとわめくことを繰り返してはいないでしょうか。あるいはハリボテの騒音カジノに入り浸ったり、いつでもあなたを満面の笑顔で招き入れてくれる買い物天国に逃げ込んでは「〇〇のことなんか忘れて、私は私らしく生きるのよ」などと脳内のありとあらゆるタガを外しまくってはいないでしょうか。〇〇は、仕事上では「景気」「収入」「反りが合わない上司」「馬が合わない同僚」「成果が上がらない部下」、家庭では「連れ合い」「親」「子供」「住環境」、個人的なことでは「健康」「生い立ち」「過去の忌まわしい記憶」など。どれもこれも自分を客観視しないことには抜け出せないわけです。逆に言えば、メタ認知を回復させれば大概の不満から脱出可能である、ということになります。

とは言うものの自分で自分を見極めるのは至難の業。
もしかして私?と心当たりのある方に、ひとついい方法をお教えしましょう。
カーテンを開けて庭を見てください。そこには紛れもなく、あなたの実態が映し出されています。
(たぶん)いつも締め切っているレースのカーテンを開けて、(おそらく)惨たんたるその場所をしばし正視した後に、窓も開け放って、空気が淀んだまま硬直している室内に夏の光と風を取り込んでください。
「そんなことしたら蚊が入ってくるじゃない」って、ほらほら、そうやって即座に否定の言葉を導き出してしまう癖がついている、その思考回路を正常に繋ぎ直すためには、蚊に刺されるくらいの自然界の刺激が必要なのです。つべこべ言わずに百回刺されてください。そんな痒みだの痛みだのは、バランスを欠いたあなたの無自覚な言動によって、周囲が被っている心の痛みに比べたら、ちゃんちゃらですよ。

今日は終戦の日。この数年の良きこととして、なぜあのような最低な判断と行動が立て続いてしまったのかを、かつて世界有数に愚かだった国の国営放送が、割と的確に客観視して映像化してくれていること。末裔のぼくらが「かつて」と言い続けるために、今日はじっくりと、ただし用心深く、そういう番組を客観的に見つめてみようと思います。
世界平和は家庭の平和から。家庭平和は、あなたの心の平安から。そのために、庭に出て、感情やら怨念やらコンプレックスやらのベールを全部引っぺがして、正確に現在の自分を把握することを習慣としてください。
まずは家中のカーテンを開けることから。





 

庭のことだま

風を巻き起こせ!

空海は言いました。
凪を嘆くことなかれ。汝が風となれ。



なんで今まで気がつかなかったんだろう。
無風の庭に扇風機を出しました。

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快適な擬似的湘南からの風。


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ミーは定位置に飛び乗り
日課の風見猫。





むかしむかしのバブル前夜の頃、多くのジャパニーズ・ビジネスマンを鼓舞し、時代の風たらしめた名訓戒がありました。


電通鬼十則

1、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
2、仕事とは先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3、大きな仕事と取組め。小さな仕事は己を小さくする。
4、難しい仕事を狙え。そして成し遂げるところに進歩がある。
5、取り組んだら放すな。殺されても放すな。目的を完遂するまでは。
6、周囲を引きずり回せ。引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
7、計画を持て。長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8、自信を持て。自信が無いから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
9、頭は常に全回転、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
10、摩擦を恐れるな。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと君は卑屈未練になる。


例の事件があったので、もうこのような訓示が語られることはなくなるかもしれません(社員手帳への掲載廃止が検討されているとのこと)。
折しも教育勅語を振りかざして意味不明な好き勝手をやった挙句に逮捕された人がいましたが、もしかしたらYutori Jeneration には同じく意味不明な時代錯誤かもしれないと思いつつも、二十歳を過ぎた頃のぼくを熱くたぎらせてくれたバイブルを、同じ年頃となった
岩渕優一朗にだけは伝えておこうと思います。
次の補足を添えて。

夢を持とうが持つまいが、愛する女にめぐり会おうが会うまいが、どんな趣味を持とうが、どのような哲学を持とうが、男なのだから仕事を人生の中心に据え、それを生きがいとし、全力でそれに取り組む日々を送りなさい。
理由はたったひとつ、それが岩渕家の伝統だからだ(きみが後々、この理由がいかに重大かつ偉大なものであるかを知るであろうことを予言しておく)。

息子よ、夏よりも暑苦しく生きよ。
やがてきみの周囲に、竜巻のごとき強烈な風が巻き起こる。
かく言う父はそんな時代を過ごし、ふふ、今は世の奥様方に喜ばれる涼風となり、日々心地よく庭を思い描いているがね。





 

家族の庭のつくり方 87

感動を伝える

発芽、開花、収穫、夕焼け、満月、夏の夜風、友人や家族との満ち足りた時間など、庭での感動を誰かに伝えてください。



十数年間、ほぼすべてのプランに入れている
ジューンベリー。

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年々この木の魅力に気づく人が増えてきて、
ファミリーガーデンに欠かせない存在となりました。


よろこびは伝えることで増幅される。



大きめの鉢に植えれば
ベランダでも楽しめるので、
リビングが2階にあるお宅にもぜひ。

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家族同様に、いつも近くで感じていたい木です。




そうやって庭の魅力が拡散されるほどに、街に花が増え、笑顔のエリアが広がってゆきます。




 

庭のつれづれ

2017年の夏、峠を越える。

昨日は朝の庭で思い描いた通りにリゾート気分で仕事を始め、しばらくすると、ふと、流しっぱなしの作業用BGMがとてもクリアに聞こえることに気づきました。



恵みのミストシャワーでひと息。

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そうか、蝉が鳴いていない。



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終日の霧雨、雨音はなし。気温は25度ほどでエアコンは不要。お盆休みが始まり人影もまばらだし、この頃の血圧を下げる食事が功を奏して、以前は断続的にうるさかった耳鳴りもゼロ。



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とても静かなのです。



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2017年の夏は終わった、そんな気がしました。
梅雨が猛烈に暑くて明けたらそうでもなく、でもまあ数日はクラクラするほどの高温もあったから、まあこんなもんかと。あとは残暑を楽しみつつ秋へと思いを先送りして、などとつらつらと。



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そして再び思う存分設計中の仮想庭を歩き回り、座ったり、立ち上がったり、寝転がったりしながら夕方となりました。
なかなかいい調子です。





今朝は盛大な雨。「港南台店」にいます。




ガーデンセラピー 144

『根を意識する』

根っこは地中で、懐疑的に、慎重に、水の在り処を求めて伸びてゆき(ペーハーの違いや腐敗臭を感じとったら Uターン)、光の国に突き出た茎と葉は、全身ポジティブに成長する。



植え替え作業をすると、
よく咲いた草は
根が盛大に広がっていることが実感できます。

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明るく暮らすために、根暗な自分を大切に。



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根明などというまやかし言葉に、暗闇の世界にある性根を明るく軽薄にしてしまうから転けやすくなるのです。あるいは咲き損なって立ち枯れてゆくのです。



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日にいち度は自分の根っこを見つめて沈思黙考を。
夜の庭などで。
ことに、ハイテンションだった夏の日の終わりには、こんなのをバックに流しつつ。









今日から三連休。ぼくはずっと港南台店で、最近お気に入りのご機嫌な作業用BGM、「大人の避暑音楽シリーズ」を流しながら、今取り組んでいるリゾートフルな庭を思い描いて過ごします。
ビーサン、短パン、アロハシャツという、仕事中とは思えない格好でいることはどうかお許しを。





 

庭のつれづれ

夏のど真ん中。

来週になれば海にはクラゲが、その翌週には円海山の頂上付近で、盛大なマツムシの求愛の宴が始まる。
行く夏はいつも俊足。今のうちにスイカと、そうめんと、枝豆&ビールと、線香花火を楽しんでおかなくては。

森を行くと、
なんの具合か蝉が鳴きやんで、
深い静寂に入ることがあります。

DSC06801
 
その深みに意識が吸い込まれて行った先は、
いつも小学生の夏休み。
そろそろドリルをやらなければという
幼心にはやや残酷なプレッシャー。

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なんたって、広大な自由の時空に放り出しておいて、
背中に不自由の時限装置を背負わせるという
ダブルバインドは、
やはり子どもにはキツい仕打ちなのです。

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まあ、その試練によって鍛えられ
成長してゆくわけですが。
計画的にコツコツやる、
あるいは7月中に仕上げてしまう子には知能が、
明日から、明日から、
必ず明日からはと先送る子どもには情緒が。

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後者だったぼくは、
夏の後半には今でも重苦しい影のような、
油断すると泣きたくなるような、
この時期限定の特別な風情を感じます。

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Midsummer's Melancholy.
優等生には想像もつかないであろう、
深遠で重厚で濃厚なアブストラクト。
これはこれで、今となっては庭を描くのには欠かせない
貴重な心の原資なのです。





今日は「港南台店」にいます。
 


 
 
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