2018年01月

H!nt de Pinto 118

やさしい気持ちで目覚めた朝は、大人になっても奇跡は起こるよ。



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目覚ましを使わず体内時計で起きるようになってから、いいスタートが切れるようになりました。



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時々夜中に目がさめると得した気分になって庭の書斎へ。夜明けまでに1冊読めます。
そんな日は1日が2日分になった気分。



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日の出が遅い今頃は、森で夜明けを待つ楽しみがあります。



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朝食は金。現場修行の頃の癖で、気合いを入れたい日は吉野家でがっつり。



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スケジュールが自由な日の朝に盛大に雨が降っていたら、ささっとツマミをつくって庭でビールを飲んだりします。そして鎌倉FMを流しつつ読書&昼寝。特に休日というものがない暮らしなので(毎日休日みたいなものですが)、年に何度かの贅沢な時間。



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朝がその日の質を左右しますから、パソコン内に朝一で聞く音楽を多数取り揃えてあります。バッハか MJQ か、ここぞという日は御来光に向かって、厳かに二礼二拍手一礼してから、とっておきのロッキーのテーマで。




 

庭のことだま

澄んだ空気に目を凝らせ。

冬の澄み切った空気だと、レンズを丁寧にクリーニングしたように植物の色が迫ってきます。
春がすみとも、夏のゆらめきとも、秋のしっとり感とも違う光を楽しみましょう。



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冬晴れの日中は何をやっても何を見ても、
世界があまりにヘビーメロウなものだから、
それはそれで消耗するといいますか、
いやいや消耗じゃなくて蓄積というか、
そう、目から入るヘビーな情報に刺激されちゃって、
ああだこうだのメロウな思考がオーバーフロー気味に。
こんな時には・・・
昨日は仕事帰りにちょいと寄り道して、
この曲をひとりカラオケ1時間。

 

発声する放出により脳に余裕の余白が発生したので、
これで今日も伸びやまな発想を描けます。
めでたしめでたし&レパートリーが増えました。



花は咲いたぜ それでもなぜ 凍えそうな胸
ヘビーメロウなリズムに乗って 太陽目指した
嗤ってくれ 時代遅れ 俺も独りさ
やめないで習いに逆らった この日のため

君になりたい 赤い服 袖ひらめいて
確かな未来 いらないって言える幸せ
信じていいかい? 泣いてもいいかい?

逃げるのがいやで 無茶ぶりされ こらえてた頃
偶然という名の運命で出会った ヘンテコな女神
紐をほどいて 折り目伸ばして 気球を操って
広い空で遊ぶ術を 授けてくれた

優しい被支配 痛みも同時に感じる
OKなカン違い 続けたら遂に真実
信じていいか? 泣いてもいいかい?

夜は明けたぜ 鶏も鳴いたぜ 期待裏切る
なんちゃってファンキーなリズムに乗って 生命灯せ

君になりたい 赤い服 袖ひらめいて
確かな未来 いらないって言える幸せ
テレパシーみたい ゴメンもサンキューもすっとばして
信じていいかい? 泣いてもいいかい?
  




今日は金沢文庫店にいます。 




 

庭のことだま

立ち止まるでないぞ。

いったい何の具合でしょうか、今年はホトケノザがなかなか出てこなくて。遅れているのか、はたまた不作なのかと、そんなことを思いつつ歩いていたら目の前にアジサイの新芽が。おっと、見上げればミモザの花芽が。
過ぎてみれば束の間の冬の光を楽しみつつ、先を急ぐことといたします。 



細かいことを気にしていたら、
置いてけぼりを喰らう季節のスピードなり。

 
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立ち止まるな振り向くなあなた、

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ちぎれた糸をたぐってはいけない。


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冬の光を楽しみつつ意識は季節を先回り。
そうそう昨日の温かな雨を察知して
磯子区のお客様より、梅が咲いたと知らせあり。
横浜の冬は足早ですね。





今日は港南台店にいます。
 





幸せを数えたら片手にさえ余る件

外構のスタイルには大きく分けてオープンとクローズドのふたつがあります。門扉がなく出入り自由なのがオープンで、敷地の外周をフェンスで囲い門から出入りするのがクローズド。この初期設定がちぐはぐな外構設計だと、必要のない場所にフェンスや門扉が存在するという事態が起こります。そういうのを見るたびに「残念だなあ、もったいないなあ」と思うのです(見た目もあまり良くないし、コストも数十万円が無駄になってしまいますので)。



ノアとココは天才的な愛され上手。
なんたって常に機嫌が良くて
常に甘えてくるのですから、当然ですよね。

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犬たちってみんなそうなのかなあ。

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まあ、よその犬は犬に見えるんですが、
うちのはそう見えないので、
少なくとも一般的に言うところの犬とは違うので
比較はできない気がするのですが。

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という話を他の飼い主さんにしたところ、
やっぱり自分ちの犬だけは
犬に見えないそうです。

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家族に愛されたいあなた、
いつも変わらぬ上機嫌で
可愛らしく甘えてくださいね。
それが唯一無二の方法かと。

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運命なのか何なのか、
偶然のようにして出会って以来、
毎日ぼくを慕ってくれる
愛おしい者たちと暮らせて幸せです。

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ミーもね。



何が必要なのか、何が大切なのか、取捨選択のフィルターを通しながら暮らさないと、気がつけば不必要な物、別に欲しくもなかった物に埋もれて、それらに翻弄されることになってしまいます。物だけでなく、思考も、人間関係も。

「本当に大切なものは目には見えない」とはサン・テグジュペリのお言葉にして、目に見えないということは感じ取るものだということなり。片付けのカリスマこんまりさんは、物を手に取って、感じて、その物体の内側にアクセスして、大切なのか否かを判断するとのこと。それはつまり、自分の内面との交信なのであります。やってみてください。はい、これはいらない。これもいらない。これは高かったから漠然と大事だと思っていたけどグッとこないからポイ。すると残るものは、きっと驚くほど少ないはず。そして捨てれば捨てるほど心の中からガラクタが消えてゆく。するてえと身の回りがスッキリして大切なものたちがクッキリと見えてきて、愛おしく思える厳選されたお宝に囲まれての暮らしとなります。片手に余るくらいの、あるいはたったひとつの幸せを、大切に、大切に。
その作業が進んでゆくとあ〜ら不思議、次に欲しいものややりたいことが浮かんできてそこへと向かう意欲が湧いてくるという、昇り竜の如き正のスパイラルが始まる算段となっております。まずは手放すことから。不必要なものは解体して、分別して、決められた曜日に出してしまいましょう。部屋が片付けばそこにいい風が吹き込んでくるし、心にできた余白は夢を思い描くカンヴァスとなりますから。

庭の手入れもこの方法で。「雑草を数えたら両手でも足りない」では、庭自体が不必要な場所になってしまいます。
せっかくの庭が、ああ。



早いもので、今年も余すところ348日となりました。
先日の新年会に集ってくれたいわふちチームの面々です。

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雨にも負けず、風にも負けずに
ぼくのわがままいっぱいな設計を丹念に具現化してくれる、
飛び切りイカした、大切な大切な腕利き職人軍団です。
内装、外装、外構、電気、木工、造園、宴会、カラオケ、何でもござれ。 





今日は金沢文庫店にいます。






 

校歌斉唱

霊峰八海み空にそびえ 清流魚野は谷間を走る
山川奇しき(さんせんくすしき )この学び舎に
集える我等の心ぞ明き(あかき)


これは時々口を突いて出る、ぼくが通っていた小出小学校の効果です。霊峰八海とはお酒の銘柄で有名な八海山で(アマテラス、スサノヲと共に、導きの大神猿田彦を祀る修験者の霊山)、左から駒ヶ岳、中ノ岳、八海山と連なる越後三山の裾野にある魚沼盆地がぼくの故郷。いつも景色にその姿がそびえていたので、今でも山が見える風景に心が馴染みます。



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いつか三山を縦走したいと、ぼくだけじゃなく魚沼の男子はそんな思いを胸に成長するのだろうと思います。しかしそれは子供には到底無理なことで、屈強な山男であってもなかなかの難コース。



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ぼくが駒ヶ岳(標高2003m)の山頂に立ったのは小学6年の夏休み。近所のおじさんが連れて行ってくれました。日帰りコースなのに山頂直下の山小屋に一泊する、今思えば子供向けの、ゆっくりゆっくり時間をかけての山行でした。
夜中に寝袋を脱いで外に出てみたら、降るようなとはこのことかという星空で、やたらに流れ星が見えたことと、その後に始まった圧巻、映画のようなご来光を鮮明に記憶しています(脳内にはバッハのアレが鳴り響いていたので、ということは当時からバッハが好きだったんですよね)。



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中学校に入学してすぐに腎臓を病んでしまいまして、医師からは一年間の運動禁止のお沙汰。そのおかげで止む無く美術部に入ったことが現在の仕事に幸いしているのですが、当時はもう動きたくて動きたくてうずうずしっぱなし。解禁後はその反動で越後の山を登りまくりまして、高三くらいには細身ながらも筋力体力自信満々となり、ついに三山を縦走したのでした。当時は「ついに」というより、楽々と、たくさんあるチャレンジしたいルートのひとつを歩いた、という感じだった気もしますが、振り返れば我が身体能力絶頂期の金字塔です。



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あれから幾星霜、今は横浜で、万歩計をつけると500歩行かない日があるほど歩かなくなってしまいまして、時間が開くとカメラ担いで青い山を分け入るものの、興に乗って歩き過ぎれば必ず夜中に足がつって跳ね起きるという体たらくぶり。山は登るよりも眺める対象となりました。
でも気持ちはあの校歌を歌って山頂からの景色に思いを馳せていた頃のまま。仕事や暮らし全般に渡りまして、ひとつの頂きに立てば、そこから見える次の山を目指して歩き出すことを繰り返しています。



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昨日の早朝、富士山の背後に、一瞬幻のように5000m級の山脈が出現。これは吉兆なり。そうか、最高峰と思っていた山であっても登ってみればその上があるのだ。だからそろそろ意識を一段高くせよというメッセージなんだと、三つ子の魂よみがえりつつそのように、いつものことながら自分に都合よく受け取ったのでした。



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ああ猿田彦大神、行けども行けども、登れども登れども、次なる頂を指し示してくださりありがとうございます。おまけに行く先々で、可憐な高山植物のお花畑や、愛らしい動物や昆虫や、心洗われる星空と御来光を用意してくださって。そして何より、ビッグ・スマイルの登山者である庭仲間と出会えることがうれしくて、今日も疲れ知らずに自然と足が進みます。
感謝を胸に、人生山あり山あり。集える我等の心ぞあかき。





今日は港南台店にいます。









庭のつれづれ

「花」は草かんむりに化けると書く。

花咲く人生は変化によって実現します。
くよくよせずに、もたもたせずに、日々変わり続けましょう。




わが家ではスーパーのレジ袋を料理の際のゴミ袋として使うので、台所にレジ袋入れ用布袋がぶら下げてあります。
昨年の春にふと気づいたこと、仕事やら家庭やら、何かしらうまくことが運ばない時には、くしゃくしゃのレジ袋がレジ袋入れ布袋に満杯に詰め込んである。これがですね、調子のいい時には見られない現象なのです。そこで思いついた変化が、コンパクトにたたんでから布袋に入れるという方法。やってみたらとてもすっきり収まって気分がいいし、気分がいいから物事もいい展開を始めるしでいいことだらけだったため、それ以来ルーティンとなった次第です。
しかし女房は「ああまたA型が変なことにこだわりだした」という反応で、当然それには参加しないわけでして。



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シワを伸ばして、

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細長くたたんで、

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端から三角に折っていって、

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 はい出来上がり。


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結果、女房がくしゃくしゃで布袋に入れたやつを見つけてはぼくが丁寧にたたむという、レジ袋たたみ係になってしまったのでした。
でもそれでいいんです。行動はその動機を強化しますから、たたみ作業をするたびに「よしよし、これで明日もいい調子で過ごせるだろう」と思えて、毎日の繰り返しによってだんだん確信めいてゆくのを感じました。そんな些細なことでも確信とは偉大なものでして、設計もその他もろもろも、これを始める以前より明らかにいい具合に展開しています。

ちなみに数あるルーティンの中で(ざっと数えてみたところ20以上ありました)、仕事で浦賀方面に行く時には、横須賀パーキングエリアの自販機でドリップ式モカコーヒーを買って飲む、というのがありまして、これも相当いい感じで効果が出ています。
鰯の頭も信心から。信じぬ者はさまよい、信じる者は救われる。庭の手入れもそんな気持ちでやれば、幸運が舞い込み続けること間違いなし。







 

仙台の曲がりネギ

昨日、旬の野菜を安く売る大船の八百屋さんで、仙台の曲がりネギというものに遭遇しました。



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栽培方法は、ある程度伸びたところで横倒しにして土をかける。危機を察知したネギがコンチクショウと頑張って、起き上がりながら成長する。すると見た目は三日月状に曲がっているものの、栄養豊かで甘みが強いおいしいネギになるのだそうです。
おお素晴らしきかな、人も野菜もストレスは、跳ね返した時にパワーとして蓄積されるのだ。


美空ちゃんはストレスなく
真っ直ぐに成長しますように。


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これが生まれた経緯はというと、地下水が高くて水はけが悪い土地だったからだそうで、普通に育てたら根腐れしてしまうため横倒しで根を浅く伸ばそうとした結果、思いがけず味が評判となりまして、評判が評判を呼んで名産品になったとのこと。いったんそうなれば曲がった姿もブランドの証となるわけで、災い転じて福となす、苦難の末に福の神、これぞセレンディピティなり。世の中何が幸いするかわからないものです。



でもこんなの着せられちゃって 
果たして・・・ミソちゃん・・・
まあ笑ってるからだいじょぶか。 

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ところでおたくの水はけはいかがでしょうか。あと風通しとか日当たりとか。いやいや庭じゃなくてご家庭の。どれも良好という家は少ないと思うんですけど、それでいいんじゃないですかね。そのストレスが、滋養が高くて味わい深い家族を育みますように。





今日は昼から金沢文庫店にいます。




 

庭の法則


行動は動機を強化する。

庭を楽しい生きがいの場所と思っている人、暮らしのお作法として苦労をする場所だと捉えている人、目に見えているけど意識から外して過ごしている人、その違いには理由があります。
疑いによる行動は疑いを深め、後悔しつつの行動は後悔を強め、自信がない行動は自信喪失を招き、不満タラタラで行動するとその不満は大きくなるばかり。夢へと向かう行動が夢を実現させ、愛情にもとづく行動が愛情を育み、出会いを求める行動が出会いをもたらし、感動を欲する行動が感動を生むのです。
動機が肝心。



花咲く動機は受粉のため。
発芽から開花までの一心の成長ぶりは
見る者を魅了し元気付けます。

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そして受粉し実が熟した姿は
人を幸せな気持ちにしてくれます。

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植物はそうやって、
ぼくら人間とも共生を図ってくれているのです。

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このように、純粋な動機に一途な者は
周囲に幸福感をもたらします。 




冬枯れの庭を目の前に途方に暮れているあなた、
春が来る前にぼくにご連絡を。


 

あなたが選んだことだからきっと大丈夫さ、
あなたが心に決めたことだから。
ひとつ残らずあなたを悲しませないものを、
あなたの世界のすべてにするために、
だいじょぶだいじょぶ、グッジョブグッジョブ、
ぼくがモーゼみたいに
道を指し示してさしあげます。
よろりければ手を取って、
悩めるあなたをそこまでお連れいたします。







Graceland Style『風景としての庭』

風景としての庭。

部屋から美しい庭が見えれば、その景色が室内まで取り込まれて部屋が庭になります。
花が咲き、風が吹き、光が変わるのを感じながら暮らすことがどれほどあなたを癒し、ご家族を健やかに導いてくれることか。



しぶとくぶら下がっている葉のシルエットいとをかし。

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年を越したモミジからも
たくさんのメッセージが受け取れます。 



そもそも庭の役割とはなんでしょう。
建ぺい率の制約などによって生じた余剰の土地を、通路や物干し場やただの空き地にしておくのはもったいない。庭に面した窓を額縁に見立てて、モネのように、ルノワールのように、ルソーのように、そこにあなたが思うユートピアを描いてください。
庭は人生の楽園を目指す人たちに与えられた3Dのカンヴァスです。

お絵描きが苦手な方はぜひぼくに。絵の具はふんだんいあるし、筆、パレット、イーゼル、そして汲めども尽きぬ、抑えても吹き出す創作意欲と、準備は万端でございます。





では問題です。

ロウバイの正しい漢字は次のうちどれでしょう。

1、老梅
2、楼梅
3、蝋梅

というお天気おにいさんの出題にハッとして、そうか、もう咲いているかもしれないなあと昨年見つけたお庭に行ってみたら、おやまあ、すでに満開でして、狼狽しながらパシャパシャっと撮影しました。
この花びらは繊細で痛みやすくて美しい期間がとても短いのです。気づくのが数日遅れていたら撮り損ねるところでした。テレ朝の依田さ〜んに感謝。



新年早々、朝日を受ける黄色い花でエナジーチャージ。
さあ、来週あたりから本家の梅が咲き出します。


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乙女の仕草で花に顔を近づければ、
昨年と同じく淡いレモネードの香り。

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もう一年が経ったんだなあと、
心境は、門松は冥土の旅の一里塚なり。

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さてあと何回ここに来れるのかと思えば、
今年も刻むぞマイルストーンと決意するのでありました。



今日はマイルスのマイルストーンズ聴きながら、
軽快にして創造的にまいります。




ワシがモード奏法から学んだんは限界がないっちゅうこっちゃ。ぎょうさんの音を並べられるさかいに、これまでみたいにやな、和声進行とか悩まんでもようなったんや。モード奏法で大事なんは、どんだけ旋律をクリエーティブに奏でられるかやで。
マイルス・デイビス


このアルバムがモードジャズの幕開けでありまして、同時に、気難しいことこの上ないマイルスを癒しつつ、励ましつつ絶頂期へと並走したピアニスト、盟友レッド・ガーランドとの決別となりまして、次なる運命の出会いがガーランドとは対照的にクールなビル・エバンス。マイルスにとって、まさにマイルストーンな録音となりました。
その後ガーランドは名盤『グルーヴィー』で己が世界を確立し、マイルスは世界で最も売れたジャズレコード『カインド・オブ・ブルー』を経て、人知を超えて神がかってゆきました。
いかなる場合も別れとは、次の扉を開く鍵なり。
ちなみに2曲目はスタジオでの口論の末にガーランドが怒って帰ってしまったため、やむなくマイルスがピアノを弾いているというおまけ付き。不穏な空気の中でものすごく遠慮気味に和音を押さえる、神がかり前夜のマイルスの心境を思うのも一興です。

マイルス・デイビス:トランペット
ジュリアン “ キャノンボール ” アダレイ:アルトサックス
ジョン・コルトレーン:テナーサックス
レッド・ガーランド:ピアノ
ポール・チェンバース:ベース
フィリー・ジョー・ジョーンズ:ドラムス

達者揃いのシクステットによる最後の曲が『 ストレイト・ノー・チェイサー 』というのはメタファーなのか、そこにどんな意味を込めたにしろ込めなかったにしろ、全員の気持ちがぶつかり合いつつ共鳴する、大の大人が大喧嘩の後で涙流して大笑いしているような、曲のオリジネーターであるところの異端児セロニアス・モンクも、文句のつけようがない見事な仕上がりとなっております。

音楽がワシの全てになってもうた。ホンマにすべてになってもうたんや。
マイルス・デイビス

「庭がぼくのすべてになってしまったんだ」と言える日はくるのだろうか、来ないといけないんじゃないだろうか、その日のぼくは果たして幸せなんだろうか、などと、そろそろそんなことも思うお年頃。誰がために鐘は鳴るなり法隆寺とばかりに崇高なる道を目指すなら、昨日との決別、燃えないゴミは分別、萌えない心にも芽吹く季節を控えし冬枯れの朝に希望の光あり。別れても好きな人ならそれでよし。別れろ切れろは芸者の時に言うことなれど、別れによって次の扉が開くなら、恐れることなく行ってみたいなよその国。危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、迷わずいけよと木霊する。声の主は守護霊か、大天使か、あるいはアマテラスか、はたまた観音菩薩様かは定かでないが、今日も心に真白き帆を張って、意気揚々とまた1マイルを着実に、歩を進めることと致し候。
 

あ、正解は3番。花が蝋細工のようだから蝋梅だそうです。





今日は港南台店にいます。



 

庭のことだま

パチっとな。

おはようフェルプス君。今日の君の使命だが、春が来るまで気配を消している世の中の庭を、春爛漫のように花いっぱいにする男が横浜方面に潜伏しているとの情報を得た。その男を探し出して秘密を聞き出すのだ。例によって君もしくは君のメンバーが捉えられ或いは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なおこの録音は自動的に消滅する。成功を祈る。



多くの人にとって冬は庭のシーズンオフ。
ところがうちのお客さんたちは、
寒さなんぞは気にせずに
オンタイムで花を咲かせています。
オフをオンにするにはスイッチを入れればよし。
意識のスイッチを、パチっとね。
やってみればいとも簡単なことなり。 

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Take Five と並ぶ5拍子の代表曲。





3拍子(三角形)は始まりであり閃き、4拍子(四角形)は安定位であり実存、5拍子(五角形・・・五芒星、五稜郭)になるとポリリズム的緊迫感が混じります。五角形をさらに多角化してゆけば円形に近づいてゆく。円とは融和であり無限であり、夢の世界です。
安定を突き破る時に付きまとう緊迫感を乗り越えて、角(要望・欲求)を多くしてゆくとやがて丸くなる。日々音楽を聴きつつ図形を駆使しながら仕事をしていると、夢追い人が総じてまあるい笑顔に至るわけは、そこにあるのだということに思い至ります。
つまりですな、現状に甘んじることなく夢に貪欲であれ、ということ。





フィルプス君に告ぐ、今日は金沢文庫店にいます。




 
 
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