2019年09月

庭のことだま

見切りをつける。

見切り千両と申します。腐れ縁をスパッと断ち切って、ダメなことの繰り返しをスッパリやめにして、今日を精錬に、快活に、清々しい気持ちで過ごしたいものですね。
La vie est une fois. 
スパッ!


存分に楽しませてくれたオクラが失速してきました。さて、ここで迷うのはいつ見切りをつけるかなわけです。



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ちなみに里山の畑ではとっくに引っこ抜いて、酸性になった土の中和に苦土石灰を撒いていました。



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勢いがなくてもまだ花は咲き、小さいながらも実になっているので来週にしようと先送りを2回繰り返し、実を有り難く頂戴して、今でしょ!とばかりに引っこ抜いて、丹念に土壌改良作業を完了。



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次は何を植えましょう。さやえんどうか、スティックセニョールか、はたまたバジルとパクチーか。



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犬たちは興味津々。猫の手も借りたいが犬ではちょっと・・・



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大汗かくぼくの様子が楽しそうに見えるらしく、西日時までずっと庭で遊んでいました。



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La vie est belle

 
 




 

大きい水玉のTシャツを着た人

又吉直樹のヘウレーカ!でこんな話題がありました。
「大きい水玉のTシャツを着た人」は、Tシャツの水玉模様が大きいのか、水玉模様のTシャツが大きいのか 、水玉のTシャツを着た人が大きいのか確定できない。
ん、わからない?
ええっとですねえ、つまり以下の3つの解釈ができるというわけ。

1、Tシャツにプリントされている水玉模様が大きいという意味での、大きい水玉のTシャツを着た人。

2、水玉模様がプリントされた大きなTシャツという意味の、大きい水玉のTシャツを着た人。

3、Tシャツを着ている人が大きいと解釈した、大きい水玉のTシャツを着た

ヘウレーカでは、言葉とはこれっくらいあてにならない不完全な伝達手段であるという結論を提示しておいて、次に独り言を言うのは鳥とヒトとテナガザルくらいのもので、他の動物は求愛や危険を知らせるときだけに声を発するのだと指摘します。番組はそこから独り言の意味と意義(ストレスを発散させたり、次の行動のきっかけをつくるなど脳の整理を行う行為)、人間による言葉を使ったコミュニケーションの功罪へと展開してゆくのですが、総括すれば、言葉を使うヒトは現在にいながら過去と未来を認識できる特殊な脳を持った猿であり(類人猿・霊長類で唯一ヒトだけがその能力を発達させたそうな)、その特異な思考領域を持つがゆえに悩みを抱えてしまったり、逆に燃え立つ希望を抱けたりもするわけで、いやはや、心穏やかではいられない気忙しい猿として生きる宿命を頭上に乗っけって生まれてくるのだとも言えるのであります。

広く生物としての幸福論に立てば言葉は無用の長物。ノンバーバル・コミュニケーションを磨くことが最も幸せな人間関係を築けるということに異を唱える学者はいないわけで、それどころか生物学、哲学、社会学、言語学、精神医学などの各分野のスペシャリストがそれぞれのフィールドから、非言語的能力の欠乏に警鐘をカンカンカンと打ち鳴らしています。
ノンバーバル、意識的にやってみませんか、庭で。庭は言葉をあまり必要としない世界です。そこでは言語を持たない生物との交信がごく普通に行われるわけで、詩人のごとく花や虫や鳥と、農家のように土中の微生物とも意を通じ合うことが可能。その能力が高まれば、生物ではありませんが風や光や、あるいは時間とも意識を通わせることができるかもしれません。難しいことじゃないと思うのですよ、はるか来し方に目をやり鑑みれば、古事記の時代より始まりパソコン・エアコン・コンビニが存在しなかった昭和中期頃まで、人々はその能力を有していたのですから。

生まれながらにして無駄とも思える肥大化した脳を装備しているホモ・サピエンスは、その脳がバグると独り言が止まらなくなります。そして本来コミュニケーションを良好にするために獲得したはずの言葉を使って他者を攻撃し始めます。ああ恐ろしや恐ろしや、繰り返しテレビで報じられる壊れた人の暴言騒音被害。政治家にもいましたよね、このハゲー!とか。ぼくはぼくの立ち位置から言いますけど、庭を楽しむ時間を持てばそこまでひどいことにはならないはずなんですがねえ。
もしもあなたが、「あれ、この頃愚痴が多いかな」と気づいたら早めにリセットボタンで復旧されますように。

大きい水玉のTシャツを着た人。言葉とは不完全にして危険なものでありますので、京大総長にしてゴリラ研究の第一人者である山極寿一氏の提唱通り、愛情表現は言葉以外の方法がよろしいのではないかと(ゴリラのグルーミングは見ていてうっとりするくらい繊細で丹念だそうな)。例えば庭を花でいっぱいにするとか、芝生を美しく整えるとか。それとですね、フランス人ならいざ知らずわれら日本人の夫婦に必要な言葉って、ありがとう、ごめんなさい、お疲れ様、頑張って、くらいで十分なんじゃないですかねえ。ああそれなのにそれなのに、憎み切れないろくでなし、素直になれない甘ったれ、口が裂けてもそういうことを言わずにそれ以外の言わなくてもいいことばかり言うものだから、言えば言うほど、言葉を尽くすほどに関係は冷めてゆき、最愛の人であったはずが気付けば最低の人扱いになっしまう。さすれば庭からは輝きが失せ、愚痴の種が芽吹いて生い茂り、「とにかく雑草取りをしたくないんです」というような、刀折れ矢が尽き徒手空拳も虚しく打ちひしがれたような、もう恋なんかしない、みたいな、あまりに後ろ向きな理由で庭をますますつまらない存在へと追いやってしまう。これまたよくある、典型的に現代ホモ・サピエンスらしい悲しき営みです。
おっといけねえ、独り言が過ぎて気持ちがどんより曇り空、これこそが言語の弊害なり。庭に出てリセットリセット。


幸せな花咲く庭の手入れをする人。

リトルウッズ

1、幸せな花が咲いている庭を手入れする人という意味での、幸せな花咲く庭の手入れをする人。

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2、花が咲いている幸せな庭を手入れする人という意味の、幸せな花咲く庭の手入れをする人。

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3、花咲く庭の手入れする幸せな人といいう解釈の、幸せな花咲く庭の手入れをする人。

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うん、何れにしても幸せな光景。

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ヘウレーカ!



 

ランタナレストラン

秋を知らせる地味目な装いのティンカーベル、セセリチョウにピントを合わせていたら、派手派手なアオスジアゲハ様がご来店。



セセリチョウ

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食欲の秋、散歩道の「ランタナレストラン」は大盛況です。



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ぼくらも夏の疲れを癒し、次に来る冬眠に備え、旬の食材をガッツリ摂取して、各種栄養素と脂肪を蓄えておきましょう(大倉山のベジタリアン浩美さん、草ばかりではなく肉を食らってちょうだいな)。



アオスジアゲハ



サンマ、さつま芋、栗、カボチャ、秋なす、柿、梨、鮭、そしてジビエも秋が旬だそうな。



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ちょっと贅沢に外食もいいですよね、円海山の森にあるジビエの名店「西洋料理 山猫軒」なんかへ。









 

庭のつれづれ

摩訶不思議なり、ターナーの空。

昨日は以前に施工させていただいたお客様が3組ご来店。先日の台風で被害でも出たのかなと思いきやさにあらず、皆さん「おかげさまで庭が楽しくて」とわざわざお礼を伝えに立ち寄ってくれたのでした。
うれしいのはもちろん、なぜ今日に集中する?という摩訶不思議。きっと空気が秋めいて、一気に庭のよろこびが増幅されたのでしょう。
有難や有難や、こうして数年を経てもぼくにまで感動をもたらしてくれる庭たちよ。そして工事完成からの年月を、暮らしを楽しみ、庭空間を育て続けてくださった方々に感謝です。



9月も半ば、空は秋の様相。

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秋空は天高くドラマチックなり。

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雲が織りなすターナーのカンヴァス。

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これから2ヶ月ほどは、ロマン主義でまります。

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夏は夏空に、秋は秋空に、空模様と思考が連動する摩訶不思議。



 


降臨

芝の手入れを終えて、自分へのご褒美にその日2本目のビールをプシュッとしたところに蝶がやって来ました。アゲハかな?と目で追っていたら、どうもアゲハよりも優雅な羽ばたきで警戒心も薄い様子。ジューンベリーにとまってひと休みしていたのでカメラを取り出しパシャパシャッと撮影し、ビールの続きを楽しみながら検索。



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名前はアカボシゴマダラ。もともとは台湾や奄美に生息していたのが数年前から関東でも見られるようになり、特に神奈川で増殖中とのこと。



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そこまでは嬉しかったのですが続きを読んだら愕然。外来種扱いで、在来のゴマダラチョウとの競合や交尾が危惧され、なんとなんと駆除対象になっているそうな。



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外来種問題でいつも思うんですけど、いいじゃないですかねえ、危険さえなければ混ざったって何の問題もないでしょうにって。バラだってハイブリッドの方が美しいわけだし、大坂なおみ、ケンブリッジ飛鳥、サニブラウン、ダルビッシュ、最近では八村塁と、ハイブリッドアスリートが大活躍だし、そもそもぼくもあなたも紛れもなく外来種であり、しかも自然界から見たら駆除されても文句の言えない、かなりの危険生物であることは間違いないのですから。



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庭に舞い降りた天使よ、猿どもも仕事の都合上そのように分類しているだけで、愛らしいきみたちに危害を加えることはないと思う。だからおおらかな性格そのままに家族を増やし、横浜中の庭に舞うほどの繁栄を。



こちらの天使たちも外来種のハイブリッド。

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冬が来る前に

見上げれば実は色づき、もう半袖姿は変かなあと思いつつ夏を名残惜しむ散歩道。



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足元の蓮は最後の一輪となり、ススキが光を掃いている。



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また見上げればサルスベリ。



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戯れに、しゃがんだところにクロアゲハ。



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ふと、「あと10年は、ふたり元気に過ごしたい」という依頼主の、小春日和のような顔が浮かんだのでありました。



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そのクラフトは僕にまかせてください。
イーハトーブの庭が完成したら、あとは存分に、実りの秋を。





 

ジジバカですが

テーブルいっぱいに美空の大好物が並んで、さあパーティーの始まり始まり〜。



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カンパーイ。



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まずはおにぎりから。



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結陽はおいしい離乳食。



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ジャジャーン!



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一気にベリー類だけ完食。



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ご満悦でプレゼントのオモチャに夢中。



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あたい、今日は脇役なのよね。



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よく大人が「あんれまあ、ちょっと見ない間にこんなに大っきくなって。こっちも歳を取るわけだ」と言っていましたが、まさしくです。ついこないだまでオッパイ飲んでネンネしていたのにもう2歳とは、早い、早過ぎる。この調子じゃあ、時の過ぎゆくままにこの身をまかせていたら、あっという間に寿命が尽きてしまうではないか。罪なやつさああパシフィック、時間よ止まれ。美空よ大きくならないで。次の誕生祝いは3年後にしてくれないだろうか。
などという戯言は置いといて、いやあ、みんな元気でめでたいめでたい。




 

裏表のある人となりにけり

一昨日、手入れを終えた芝生にポンポンベッドを出して、短パンいっちょでしばしの昼寝。ついうっかりそのまま3時間熟睡してしまい、起きたら全身の表側だけこんがり焼き上がり、すっかり見事に裏表のある人間になっていました。近日中にB面も焼かないと変な生物みたいで・・・人前で脱ぐこともないから、まあいいか。



家族の評価が庭仕事の原動力。

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庭のつれづれ

ライフサイクルの円環、至る所で完結へ。

セミが止み、トンボが減り、蝶がパーティーの主賓になりました。



黙々ともぐもぐタイム

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あと2回、産卵→芋虫→蛹→羽化を繰り返し冬を迎えます。
さて、我がコンパスは美しく弧を描けているだろうか、などと省みて、今日も美しく庭を描くと気合いを入れる朝の庭。




 

失意の内に見る穏やかな諦観

我輩は猿である。とても真面目な猿である。いかに真面目であるかの証左として、例えば休日の概念、今日は休もうと決めた日の朝にいつもにも増して早起きをしコンビニまで行き、その日を庭で過ごす為に必要と思われるビール2本と、栄養価や身体への影響を抜きにして休日に相応しいと思われる乾き物などを購入して帰宅する。それからシーツを剥ぎ取って洗濯機に放り込み、おしゃれ着洗いモードの時間延長を押し、お気に入りの柔軟剤をセットして回す。今の季節であれば庭に出て風向きを考慮した地点に蚊取り線香を焚いてから部屋に戻り、掃除機をかけ、キッチンへ行って包丁を研ぎ、その時々にひらめいたつまみを、誰がほめてくれるわけでもないのに根菜類の面取りや飾り包丁を駆使して美しく仕上げ、その皿とビールを持って庭の書斎に腰掛ける。これら一連の行動は、我輩が休日をいかに実りあるものにしようかと思う真面目さの現れなのだ。
さて、では、実りある休日とはいかなものであろうかと、真面目だからそういうことへも思考を巡らす。「実りある」とはなんらかの成果を得ることで、では休むことで得られる、あるいは得るべき成果とはなんぞや。
思い起こせば中二病を発症したあの夏あたりからこのことを繰り返し考えている。休日の意義とは無為なる非日常に身を置き、ルーティンから離脱して頭をリフレッシュさせること、という一応の結論は早々に得たものの、真面目なものだからすぐに「べきである」で頭が埋め尽くされ、無為とは真逆の一部の隙もない休日ルーティンにはまり込んでしまうのだ。なんと不自由な頭であることか、と思うのだが、かれこれ50年近くも「休むんだからちゃんと休まなきゃ」という指針に従って休み、その結果こうして休日を無駄なく使い切りつつ平日の充実を得ているのだから、吾輩は猫であるの名もなき猫が、井戸かなんかに落ちてもがきながら得る失意の内に見る穏やかな諦観みたいな、まあ、心地いいものと断じて差し支えなかろう。
おお、これだこれだ、失意の内に見る穏やかな諦観。そもそも平日がその繰り返しなのであるから、休日は芝生を刈りながら、花咲く未来を想定して苗を植えながら、平日の練習をしているということになる。
さて、今日は休日。すでに早起きのコンビニ行きからの一連を済ませ、庭の書斎に腰掛けてパソコンを叩いている次第。台風一過の青空、夏が帰ってきたことを察知した名残りゼミが賑やか。惜しむらくは無風。それではと、扇風機を持ち出して正面に起き、芝生から立ち昇る酸素を浴びる。おお、ゴージャス。



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では使いさしのコパトーンを塗って、真面目に、庭仕事を始めることにいたしましょう。
おっといけねえ、BGMを決めていなかった。



再びの夏日なれど、もうサザンではないし、
山下ご夫婦の歌唱も違う気がするセプテンバー。
さすれば思春期の Yuming が憧れ
「私のフランソワーズ」と歌った、フランソワーズ・アルディーで。


 
う〜ん、我ながらナイスな選曲。


そろそろ脱水が終わるので、コマーシャルみたいにバッとシーツを干してから、おじいさんは庭へ芝刈りに。



 

庭から始まる旅

見上げればひつじ雲
 
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こんにちは。少しよろしいでしょうか。

その女性はとびきりの笑顔の持ち主だった。

Notice:とびきりの笑顔
たくさんの笑えない出来事を経てたどり着く、菩薩の域を感じされるアルカイック・スマイル。

ぼくはその瞬間に「きっとお役に立てますよ」と思ったが、物事には過程と段取りが必要なので口には出さなかった。

ようこそ。

前々から伺おうと思っていました。写真と図面を持ってきたんですけど。

どれどれ拝見します。

平均的な広さのその庭は一応庭の体裁を備えているものの、何年もそこを楽しんだ様子がなく、だが雑草がはびこっているわけでもなく、草取りだけはお作法的に繰り返してきたことがわかった。人生の苦難を半ば修行と捉えて前向きさを失わない、真面目に暮らしている人の典型的な庭風景。ぼくは棚からA3の紙を取り出し、いつものようにいくつかの質問に取り掛かった。



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現状はわかりました。で、どんな庭をお望みですか?いろんな制約を抜きにして、あなたが思う、あなたにとって、あなた史上最高の庭がどんなものかを聞かせていただきたいのですが。

何手かを省略し、あえていきなり王手飛車取りを打ったようなぼくの物言いにたじろぐかも、と思いきや、ダイアモンドは傷つかない、アルカイックはさらに魅惑を増し、さっと王を下げて飛車をぼくに献上した。

わたしはあなたに庭をやってもらうと決めています。どうでしょう、こんな場所でも素敵になりますでしょうか。

うっ、・・・参りました。

速攻の王手返し、にて投了。菩薩様に完敗。乾杯。



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もしよろしければご要望をお聞きせずに、ぼくが思う理想の庭を描いてみましょうか。それをベースに検討していきながら、お客様の理想へと近づけてゆくというやり方です。

はい、それでお願いします。
庭をなんとかしたいと思っていろんなホームページを見たんですけど、いわふちさんのを見つけた時にピンと来たんです、この人だって。


どきっ!とても賢明か、あるいは少々変わった感性をお持ちのようで。

ふふ、賢明じゃない方のが正解かも。でも本当に、よろしくお願いします。

こちらこそよろしくお願いします。少し時間がかかりますけど楽しみにお待ちくださいね。

はい、すでにワクワクしています。よかった、お会いできて。


あのきっぱりとした様子には、きっと何か大きな思いなり願いなり、あるいは特別な事情があるのだと思ったが聞くまでもない。賢明な人はしばしば庭をきっかけにして立ち上がろうとるすものだ。それに応えうる庭を提供するのがわが仕事。庭とは、頑張って頑張ってボロボロに疲れてナザレにたどり着いた人を、癒し、励まし、次なる方向を指し示し、新たな旅立ちの背中を押して応援する場所なり。



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ここ数ヶ月、出会う人出会う人がそれぞれにとびきりで、とびきり楽しかったり、とびきり明るかったり、とびきり賢かったり、とびきり頑張り屋だったりでうれしくなります。
拝啓ジーザス・クライスト=スーパースター、これはもしやモテ期の到来でしょうか、といい気になって、調子に乗って、とびきり美しいその人にふさわしい庭を。がんばれがんばれ、という思いを込めて。






ナザレにたどり着いたとき ぼくは死人のように疲れ切っていて
少しだけ休む場所が欲しかった
あのお どこかに横になれる場所はないでしょうか
彼は笑いながら首と手を横に振るだけだった

気楽に行こうよファニー 自由を手に入れるんだ
気楽に行こう ぼくと手をつないで

ぼくは荷物を背負ったままで隠れる場所を探していた
その時カルメンと悪魔が並んで歩いているのが見えた
すかさず声をかける おーいカルメン街へ繰り出そうぜ
行きたいんだけど この人に付きまとわれてるから無理みたい

気楽に行こうよファニー 自由を手に入れるんだ
気楽に行こう ぼくと腕を組んで 

黙れ ひざまずくんだモーゼよ
あれはルークといって 最後の審判を待つ男だ 
ところでルーク アナリーはどうするつもりだい?
ムハンマド できるこならアナリーをあなた様のお側に

気楽に行こうよファニー 自由を手に入れるんだ
気楽に行こう ぼくといっしょに

アル中のチェスターが後をつけてきて 霧の中でおぼくを捕まえた
 愛犬ジョンを引き取ってくれ 代わりに洋服を仕立ててやる
ちょっと待ってくれチェスター 面倒はごめんだよ
大丈夫 ただ暇なときに餌をやるだけでいいんだ

やれやれ 気楽に行こうよファニー 自由を手に入れるんだ
気楽に行こう ぼくが連れてくよ

特急列車はぼくを乗せて約束の地へ向かっている
重い荷を背負ったままでファニーのもとへ
彼女はかけがえのない存在だって気づいたから
長かった狂気の旅を終わりにして また旅立ったってわけ

気楽に行こうよファニー 自由を手に入れるんだ
気楽に行こう ぼくらの庭へ
  


 
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