2019年12月

家族の庭のつくり方 84

庭に問う

誰でも悩みは尽きないものですが、庭で時を過ごしていると自然と答えが導き出されます。経験上、それはおおむね正解。



上弦

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下弦

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庭に出ると整う不思議。



満月

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イザナギとイザナミは地上世界に八百万の神を生み出しました。その中でも三貴子と呼ばれるのがアマテラス、スサノオ、ツクヨミの三姉弟。アマテラスは自然を、スサノオは精神を象徴しています。
ではツクヨミ(月夜見尊、月読命)は。その後の物語にほとんど登場してこないこの神は、太陽神であるアマテラスと対の存在にして、苦悩を抱えて月を見上げる民に指針を示し、希望を与える、ローマ神話に登場する月の女神、ルナと同じ役割を持つ神なのではないかと。

ルナもまた、きらびやかな他の登場人物と違って、独自の物語を持たないままに人々に見上げられている、つまりは現実に近い位置で、最もぼくらに寄り添ってくれる神なのかもしれません。

今宵の庭を見下ろす月を見上げつつ、ツクヨミよ、ありがとね。




皆既月食の赤い月

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石器時代から人は月に打ち明け、花に問い、太陽に導かれ、自然に倣って暮らしてきました。
庭ですよ庭、庭を整えておきましょう。





厳かにして穏やかなる




『歓喜に寄せて』

友よ こんな旋律じゃないんだ
もっと心地よいものを歌おうじゃないか
もっと喜びに満ち溢れた曲を

歓喜よ 神々の麗しき精霊たちよ
地上楽園の乙女よ
我々は火のように熱く酔いしれて
誇り高き歓喜する者よ さすれば人生の楽園へ導かれる

汝の誠実なるパワーは再び結実する
運命が遠く切り離した者を結びつけ
すべての人々は家族となる
時流のナイフが切り離した事柄を
汝の柔らかな翼へと運ぶことだろう

ひとりの友の友となるという
大きな成功を勝ち取った者よ
心優しき妻を得た幸せ者は
自身の歓喜の声に歌声を合わせよ

そうだ 地球上にただ一人だけでも
心を分かち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしてもできなかった者は
残念だが この輪から去るがいい

すべての存在は
自然の乳房から歓喜を飲み
すべての善人もすべての悪人も
自然が生み出した薔薇(いばら)の路をたどるのだ

自然は口づけと葡萄の木と
そして死の試練を受けた友人を与えてくれた
快楽は虫ケラのような者にも与えられるが
智天使ケムビルは神の前に立って裁くであろう

天の荘厳なるキャスティングに従い
星々が駆け巡るように楽しげに
兄弟よ 自ら己が道を進め
嬉々として勝利へ向かう英雄のように

抱き合おう 諸人よ
この口づけを全世界に
兄弟よ この庭に輝く星空から
聖なる父が見守ってくれているから

ひざまづくか 諸人よ
造物主を感じているか 世界中の者どもよ
庭の星空に神を求めるがよい
星の彼方には必ず神が存在しているのだから


今年も厳かに、この容赦なく厳しい教えを授かる季節となりました。



走って走って走ってここまできたら焦りは消えて、
ひだまりの微かな温もりに感謝するような、
 妙に穏やかなる時間があります。

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おっといけねえ、歓喜へと至るラストスパートはここからだ。
自然がつけたイバラの道を、スースーハッハ、スースーハッハと
勘九郎のいだてん走りで。
録画しといた最終回、名残惜しくてまだ観てないんですよね。
大晦日まで取っときます。 

 

チャイニーズスープ

虫に喰われてボロボロのブロッコリーを追い抜き、サヤエンドウが始まりました。



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となればさっそくお初のを数本収穫し、椅子に座って爪を立て、莢えんどうのすじをむく。莢がわたしの心なら、豆はわかれたおんなたち。みんなこぼれて鍋の底、煮込んでしまえば形もなくなるもうすぐ出来上がり。



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昭和のニューミュージックを口ずらんでいたらマダラソテツシジミ様がご来店。



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どうぞこちらの席へ、と案内せずとも産卵作業を開始して、いやあ驚きました、1時間近くもかけて数十個を産み落としていきました。



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思い出したのは娘詩織の産卵、じゃなかった出産エピソード。あまりの痛さに「ムリ、ムリムリ、もうやめるー!」と叫び、あとで先生たちから大笑いされたそうな。その痛みをリアルに想像できない男どもに「あれはねえ、鼻の穴からスイカを出すくらい痛いのよ」と例える人もおりましたが、そう言われてもなおさら凄すぎて、やはりリアルにはムリ、ムリムリ。なれど、その絶叫の末に産まれて羽化した蝶の愛おしさたるや。



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孫娘へのこの気持ちは男であるところのお爺さん特有な気がして、もしかしたら女たちには想像すらできないかも。



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ミソチン、クリスマスを楽しみにね。っていうか、ジイジサンタの方が楽しみで楽しみで。



 

反転

釣り人が水面を見つめつつ水中の魚をイメージするがごとく、農民は作物の茎や葉を見ながら地中にある根の具合を想像します。
根、根っこ、ぼくらが普段目にすることのない地下世界で、目に見えている部分と呼応しながら同等に活動を続けている存在。根拠に乏しい、根性がない、根無し草、根気が足りない、根負け、根本的に間違っている・・・かく言う根っこの貧弱さは幸せな暮らしの根幹を脅かすことなり。逆に、根はいい子だから、性根が座っている、根っから明るいとなれば幸いなり。
ではいかにすれば健全な根っこを育むことができるのかということを園芸的に紐解くならば、そのコツは4つあります。

1、不足を感じていること
常に手のとどく所に水があれば伸びる必要がなく、根が伸びなければ茎も伸びない。

2、意欲を失わないこと
花咲く日々など無理なことだよと思った時点で根の成長は止まり、もうどうでもいいやと思った時から枯れ始める。

3、悪環境を避けること
石ころや自分が馴染めない土質を見極める。それを回避するほどに広く根が張られる。

4、闇へ向かうこと
うかつに光を求めて地上に出れば、あっという間に干からびてしまう。

葉は光の方向へ開き根は暗闇へ伸びる。地下部分と地上部分は陰と陽、それぞれが役割を果たしてこそ健全なる成長が得られるわけです。



Hello, my friend 荒れ野に根付いた雑草たちよ、
何にも咲かない冬の日は・・・

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などとベタでメタなこと言われても辛いよね、
新芽が出るかどうかもわからないまま耐えるのは。

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だいじょうマイ・フレンド、
それではエモい言葉を授けましょうぞ。
かつて種田に根を張った先達よりのみことのり。

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あるがまま雑草として芽をふく

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 雑草は雑草、かもめはかもめ、孔雀や鳩やましてや女にはなれない。
 スミレはスミレ、バラはバラ、
雑草は、雑草らしく誇らしく。
考えてもみなさいよ、あなたがスミレやバラだったら、
この環境では花咲くどころかとっくに枯れてますって。
雑草でよかった、雑草万歳ですよ、とネガポジ反転。 



昔昔のお話、すっかりデジタル化して現在では目にすることもなくなったネガフィルムは、光を当てると影部分が光として印画される仕組みでした。昭和の話なれど笑話に終わらせず、あの反転の理屈は、理科の時間に子どもたちへ伝えてほしい事柄です。そろそろ先生方もデジカメしか知らない世代となりましたが。

 
師走の出囃子三種盛り、仕上げはこの曲で。

 





お客様から感謝デー

昨日は完成した庭を嬉ぶお客様からお礼を言われるいち日でした。「落ち込んでいた主人が庭に出るようになって元気を取り戻しました。思い切ってお願いして本当によかった、ありがとうございます」という内容の、長文の熱烈なるメールが1件、寒いのにわざわざご来店くださって「家庭菜園がすっごく楽しいです。妻はあれから庭に夢中でぼくはほったらかされています。ありがとうございました」「カーテンは開けっぱなしになっています。ありがとうございました」「昨日初バーベキューをしたんですけど想像以上に楽しくて、もう最高ですよ、ありがとうございました」「薔薇をありがとうございました。ワクワクが増えましたよ」と伝えてくれた人が4組、他にも雑草対策をアドバイスした方から「目から鱗ですよ、ありがとうございます」と。



この頃お気に入りのパワーリカーは、
いいちこライム割りのロックを、庭で。

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6年前にお客様から頂戴したグラスに。

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これぞ我が生きがいでありますから、こちらこそ感謝感激ですよ。皆様、本当にありがとうございました。おかげさまでまた、いい気になって突っ走れます。

夕方店を片付けながらふと思ったんですね、年に何度かあるこういう『お客様から感謝デー』って考えたら奇怪な現象だなあ、何でその日に集中するのかと。ひとつ言えることはぼくの状態がいい時にそれが起こるということ。調子が良くてニコニコしていれば近寄りやすくなる、というのは当たり前のことながら、でもメールをくださったり出かけてきてくれる人は、ぼくのコンディションなど知るよしもないわけですから不思議なことです。 

もしかして気象学で言うところのバタフライ効果とはこのことなのでしょうか。アフリカで1匹の蝶が羽ばたくとヨーロッパに寒波が襲来する、初期条件のわずかな要素がやがて大きな気候の変化をもたらす、みたいな。あるいは波動でしょうか。同じ波長は引き合い共鳴するので、低い波動は低い波動を、高い波動は高い波動を引き寄せ、乱れた波動には乱れた人が、波動が整っている人の元には整った人がやってくる。波動は電波と同じく遥か彼方まで届くのかもしれませんね。

まあこの手のことは定義や公式を求めて深掘りするよりも、体感した感覚を大事にしながら再現を試みるのが正解ですから、そのためにも嬉しかった気持ちを書き記しておこうと思った次第です。いやあ本当に、ありがとうって幸せな気持ちになる言葉ですねえ。皆さん、ありがとうございます。



というわけで、今日もいい感じで駆け抜けるために、
昨日の『太陽にほえろに』引き続いての出囃子はこれで。




 
年末進行に突入している方々、ファイト!






 

庭のことだま

庭は平衡の賜物。

食欲、物欲、意欲、欲望の減退はバランスの崩れを知らせる警告なり。


ホンマでっか!? な本間さんちの庭。
ご主人は両翼のバランスを保って空行く仕事、
家庭と仕事のバランスも見事な操縦の良きパパです。

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庭への欲望、たぎっています?



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なら大丈夫。



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幸いなる生存に必要な基本的欲求が満たされて、ようやく意識は庭へと向かう、そういう仕組みなので。



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え、庭?そういえばうちにも一応庭はあるけど・・・転けないように、ご用心ご用心。



さっ、今日もバランスを保ちつつ突っ走りましょう!
誠にせんえつながら、がんばれ俺!







庭のことだま

Tomorrow is another day.

風と共に去りぬ(原題:Gone with the Wind)に出てくる名言。時代の荒波と運命の悪戯によって何もかも失い絶望の淵で泣いていたスカーレットが、再び立ち上がる時に発した言葉です。Tomoerrow is another day、直訳すれば「明日は別の日」。それを「明日は明日の風が吹く」と訳した人は、なかなかですね。



風が穏やかな日はそれだけでありがたし。
北風小僧よ、師走でみんないそがしいんだから、
コタツで飴でもしゃぶって大人しくしとけ。

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今日は今日の風を浴びながら、サングラスを投げ捨てたキューちゃんのごとくにスパートをかけます。それでも残り時間を考えると、年内にという約束を果たせそうもない方々どうかお許しを。決して明日は明日の風が吹くなどと開き直るわけではなく、風と共に去るつもりもなく、必死のパッチで今日に集中しつつ、ひとつひとつを丁寧に進めておりますゆえ、なにとぞなにとぞ。

いやあそれにしてもスカーレット・オハラは美し過ぎて君が怖い、ちょっと性格的に強烈すぎです。そりゃあレットバトラーも逃げ出しますわいな。なんで要所要所でもっと素直に、普通に振る舞えなかったのか。ふたりの円満な関係以上に価値あることなどないと気づいたら時すでに遅し、バトラーは背を向け風と共に去って行ったのでありました。感動を煽る音楽とは裏腹になんだか後味が良くなくて、ぼくは数十年前に何に感動したのか、もしかしたら壮大な映像と音楽だけで、内容は何も把握していなかったのかもしれないなあと思った次第です。まあ淀長さんが大絶賛していたし、まだガキンチョだったし、時代は変わったし、ぼくも変わったし、なので仕方なし。でもね、原作はどうであれ、苦難の果てにはハッピーエンドを用意して欲しかった。いろいろあったけど、ふたりでタラへ向かうという結末なら感動で大泣きしたに違いないのですが。
あ、YouTubeで字幕付きのを全編観ることができるんですよね。無風で妙に暖かだった夜の庭でそれに気づき、金曜から夜更かししてしまいました。







というわけで少々寝不足ではありますが、さあ、今日も張り切って、ハッピーエンドへと向かう庭を思い描きます。
Today I'm taking the wind today.

 

長寿の秘訣

花も嵐も踏み越えて、艱難辛苦を潜り抜け、花咲く庭へと辿り着いた方々と触れ合うたびに、ああ、ああ、可能な限り長生きしてみたいものだなあと思うわけです。

過去10年ほどのメモメモ手帳から、テレビ・ラジオ番組から仕入れた、笑顔のおじいちゃんおばあちゃんから語られた長寿の秘訣を並べてみます。

無理しないことだよ、呑気にしてたら長持ちする。

鳥の唐揚げだね。

大根おろしを欠かさない。

酒は百薬の長。

毎日畑仕事をしているから。

恋する気持ちじゃないかなあ。

連れ合いが先に死んでくれると長生きできるんじゃ。

お天道様に逆らわないこと。

この潮風だよ。

感謝、家族がよくしてくれるから。

仕事を続けること。

山の神のおかげさま。

隠れて吸うタバコ、エコーは体にええど。

ゲートボール。

美空ひばりだな。この頃はエーケービーだけんど。

笑顔ですよ、笑顔。

長寿の秘訣?まだ若僧だからそんなのわかんねえよ。


う〜ん、並べてみると千差万別で絞り込めないですね。つまり何かを信じ込んで続けること、イワシの頭も信心から、ということでしょうか。
共通するものがあるとすれば、ストレスをため込まないように暮らすということ。でもね、わかっちいるんですけど、ストレスフリーで暮らすなんてのはむりですよね、B型じゃない限り。



日夜の奮闘努力で家庭と人類の平和を支えているA型の皆様、
 せめて庭にいる時はリラックスリラックス。

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しばし日常からワープして、自然と交信して、
アマテラスのお導きに耳を傾け明日の指針といたしましょう。

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そしてまたストレスをガッツリ受け止めてガッツで頑張る。

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いいじゃないですか、
頑張る人ほど庭から深い癒しを得ることができるのですから。

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長寿の方々だって、戦争や災害や貧乏や病気や、
散々ストレスに見舞われて耐性が付き、
ようやくたどり着いた人生の楽園なのです。



ちなみに慶應大学の研究チームによる調査では、100歳を越える長寿の人は、やはりというかなんというかB型が最も多かったそうです。いやはやほんとに、ヤツらのしたたかさたるや。

常連さんにはご案内の通りながら、一見さんにおかれましては「なんと失礼な、B型差別か!」とお怒りかもしれませんので補足を。
我が闘争の歴史は主にBとの闘い。なぜならB型の権化みたいな女房と暮らしているからでありまして、どの本を読んでもAの旦那とBの女房というのは最悪の組み合わせであると記してあるわけでして、おいおい今更そんなこと言われても、もっと早く教えてよとかれこれ100回ほど思いながら暮らしてきたわけです。しかし苦難とは裏返せば幸運なわけで、その意味不にして徹底的に自分本位で(地球は自分のために回っているのだと確信しているようです)外面は知性的なのに、しかしてその実態は感情的なる鬼子母神の如き鬼女房に鍛えられたおかげで現在のような庭設計のスキルが身につき、また女房のこと以外の苦難を苦難と思えないほどの耐性が付いたわけで、だからですね、一周回って感謝しながら101回めのプロポーズなのですよ。
かのソクラテスは「良妻と巡り合えば幸せになれる。悪妻に当たったら哲学者になれる」と申しました。ラッキー!たくさんの人に嬉んでいただけるガーデンデザイナーになれました。カオリさん、心より心より感謝しております。というわけで、虐げられてぐうの音も出ない時にはBディスりなんぞはとてもじゃないけどできないのです。こういう事を書けるのは、雨にも負けず、風にも負けず、無体な仕打ちにも負けないサウイフモノ二なっている、つまりは好調の証。まあ、いつもながら、つかの間のことではありましょうが。
神様、年内は除夜の鐘まで必死のパッチで仕事に集中したいので、どうか空爆がありませんように。
Love & Peace.






Bと暮らす少年Aたちよ、同胞よ、Bフェチなる同好の士よ、耐えるのです。
ならぬ堪忍するが堪忍、これも考えようによっては良きことと腹を括って、
長寿の秘訣はストレス耐性の強化なのだと思って、
試練とは幸運のことなりと信じて、人生の楽園を目指し、
共に白髪の生えるまで、逃走せずに幸福なる闘争を続けましょうぞ。




 

家族の庭のつくり方 83

明日をイメージする

ガーデニングは未来を思い描く作業です。



花いっぱいの日を思えばそのように。

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実りの季節を思えばそのように。

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イメージした方向に展開してゆく不思議。



集う幸せを思えばそのように。

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安らぎの時を思えばそのように。


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だから「そこそこでいいや」などと思わずに、その条件下で考えうる限りの、理想の庭世界を思い描きましょう。
CAUTION、イマジネーションにブレーキをかける理由なんてひとつもないんですよ。



清かなる庭

時は6世紀の飛鳥時代、宮仕えの者の中にサニワ(審神者)という役職がありました。審神者、審判の審に神に者、祈祷師が発する呻き声やら意味不な言語を訳してその場に集いし人々に伝えるというのが仕事だったとのこと。ところで審神者、何でこの漢字三文字をサニワと読むのか。これはですね、後々の当て字でありまして、元々は清い庭、清庭と書いていたそうです。清か(さやか)なる庭でサニワ。これは当時、祈祷や祭事は庭で行っており、庭は神と交信する場所であったということを示しています。



何事の おわしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる
科学技術の進化と引き換えに、
庭や自然から霊性を感じ取る能力は、もしかしたら退化の一途なのかも。
後藤さんちの庭はスピリチュアルなパワーが満ちていて、
ごく普通に聖霊たちと出会うことができます。

そろそろクリスマスバージョンの準備。
先日ばったりお会いしたら、「ただいま奮闘中」とのことでした。
いやあ楽しみ楽しみ。

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話変わって前方後円墳。どっちが前で誰から見たら前なのかとか、紙に描く際には、図形的及び感覚的には(羽付きの羽根なら進行方向は円の方なので)どう考えても前円後方墳なんじゃないかとか、小学生時代に議論したものですが(しませんでしたか?)、そこは柔軟にして大らかなる日本人気質で、「しゃべくり007」を誰も「しゃべくりダブルオーセブン」と呼ばないこに似て、まあよしといたしましょう。



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でですね、あの形、四角い部分が御社で、丸い所は庭なんだそうです。つまり庭付き一戸建て公共施設を模したお墓、御陵なわけです。天岩戸伝説では弟スサノオの、訳わかんない愚行にヘソを曲げて立て篭もったアマテラスを誘き出そうと、ウズメらがパリピとなって歌舞音曲の大騒ぎしたあの広場もまた岩屋の前庭。さらに遡り、火を使うことを会得した縄文人が暖をとりつつ焼き鳥を焼き蛤を、時にはマンモス肉のバーベキューに興じていた場所もまた庭なんですよね。



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家族があり暮らしがありそこには庭付きの住居がある。庭が八百万の神々と交信する祈りの場所であり、家族が集って語り食事をする憩いの場であることは、ヒトが猿から人になった時点で発生した出来事だった。庭屋としては感動的なのですよ、こういうこと。ああぼくはヒトを人へと進化させる場所を思い描いているんだなあなどと思うと、残り時間を審神者となって、託宣の線を描き尽くし、やがて千の風となったらサンタクロースの如くに天空を巡って、生前手掛けた庭へ行ってはご家族の安寧を祈念する、そんな老後というか死後というか仕事というかを全うしたいなあと思った次第です。



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前方後円墳・前円後方墳問題、いずれにしても建物が方形で庭が円形ということですから、いつの頃からか庭に円形を入れ込むぼくの手法は、なんと卑弥呼の時代よりの慣しに適っているということなんですよね。う〜ん納得、う〜んマンダム男の世界。ロマンを感じつつ、今日も清かなる庭を思い描きます。




 

冬来りなば

凍みた師走の朝に、ボア付き長靴、軍手、首タオルという
勇ましき出で立ちにて、インターバル速歩で里山を行く。
30分で陽が入り、1時間で全身ポカポカとなり仕事場へ。

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冬来りなば夏思う。通勤途中、養護学校の入り口に掲げられている大きなひまわりの看板が目にとまり、突如として残暑の頃を思い出しました。



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令和元年、穏やかに暑い良き夏が昨日のことのようで、蝉時雨、蚊取り線香、ガリガリ君・・・ああ、この叙情的ワープ感は歳を重ねて得た魔法の類いか、はたまたありきたりな老化現象か。



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ん、静か。あれほど気になっていた、止むことがなかった蝉時雨の耳鳴りが聞こえない。おやおや、日々夢中で過ごしためぐる季節の中で体調が整ったようです。



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では、冬来りなば冬を楽しむことといたしましょう。



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春遠からじと申しますが、冬の日をじっくりじっくり噛みしめておかないと、明日にでも気がつけばまた夏になっている気がして。



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昭和の名著、赤瀬川原平の、あの赤い装丁の本を思い出します。いつの間にか止んだ耳鳴りのように、いつの間にか身についたこの魔法の感覚を、テクマクマヤコンとばかりに生活に、設計にも、有効利用せねばなるまいて。




 
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