2020年08月

総括

総括とは来し方の成否、反省、成果の結論を導き出すことで、川の流れのように移りゆく日常にカンマを打って次の糧や指針とする重要な行為な訳です。ですがいかんせん、我ら団塊を仰ぎ見て育った世代にとってその言葉は連合赤軍の結末を思い起こしてしまいまして、何とも嫌な気分になる忌み言葉なのであります。総括イコール時代の傷口に湧いて出る膿みたいな感じがして。などというおっさん記憶は脇に置いといてと、暑い暑いと喘ぎながらあっという間にすぎた8月も今日でお終いですし、ここはひとつ頭を冷やして、総じて括っておこうと思う次第。



コビット騒ぎに小人のようなわたくしから皆様へ。
店頭に置いてありますので、お暇な〜ら〜来てよね。
1週間に8日来い。
EIGHT DAYS A WEEK。
どうぞご一読を。

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コロナグラフが下降線に転じ、プライムミニスターが再び病欠し(お疲れ様でした)、そこまではいいんですが、次の世界に明るさを感じないんですよね。それどころかまた違うトンネルに入っていくような気がして歩みが鈍ってしまうような。こういう局面で何が大事か、それはですね、何と申しましょうか、あのですね、ええっとですね、とっても凡庸にして滑稽な政治言葉ではありますけど『民意』なのです。民意、民の意思・意向。どうですか民の皆様、今あなたの意向はどのようなものでしょう。



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今朝庭に出た瞬間に、江ノ島方向から来る風に乗ってその言葉は降りてきました。おお、なんと懐かしい!布団をかぶって聴いていた文化放送文化放送JOQRから雑音まじりで届けられていたクリシェ、お決まりのフレーズです。

暗いと不平を言うよりも、進んで灯りを点けましょう。

オオマイ、大枚が多舞する沈みゆく大国に座すゴッド!すいません、私、実家は臨済宗で、趣味としては浄土真宗に強い興味を抱き、憧れの人は弘法大師空海にして、郷土の親友は日蓮大聖人を敬い池田大作は不滅であると言り張りつつ折伏活動に人生を費やしている愚か者であり、信仰があるとすれば天照大神という私めがこのようなことを申すご無礼をお許しいただきまして、これは本当にスンバラしい言葉だなあと感じ入った次第。こうなりゃ改宗して、これまでの愚行と愚考を回収して、新たな道を歩もうかと思うほどの感動の嵐、情熱の嵐、秀樹も秀敏もカンゲキー!となりました。



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で、で、総括です。このカオスがいよいよ混沌を極めてきた五里霧中の今、自信を持って3つのことをお伝えいたします。

1、今日を大切に。
イエスが水の上を歩いたことが奇跡なのではない。あなたが今日、こうして地上を歩いているこいとが奇跡なのだ。

2、下を向いて歩こう。
幸福はいつも足元にある。それに気づかない人ほど幸福を遠くに求めて路頭に迷うのです。クラクラするほどの幸福はあなたのすぐ近くに、最も近いところに身を潜めてあなたが見つけてくれる瞬間をワクワクしながら待っているのです。

3、庭ですよ、庭。
またかとお思いでしょうが、ここ数ヶ月、飽くことなくひたすらに庭を思い描いてきた自負に立って、花咲かす美しき庭人たちとの感動の積み重ねを胸に申します。庭に意識が行っていた人は笑顔を失わなかった。つまり庭が幸福の鍵であることを骨身に染みて実感しました。



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庭という場所がある人のにはストレスになり、ある人には生きがいとなるし、生きがいを生み出す原動力をチャージする人生に不可欠なる場所になる。不思議不思議、不思議なメルモちゃんですよね。赤いキャンディー青いキャンディー知ってるかい?まだ庭を持たない人は庭暮らしに憧れ、持っている人の多くはそこに興味を失って扱いかねている。



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混沌としたら立ち止まって考えてみましょうよ、なぜその庭はあなたにストレスしかもたらさなかったのか、その原因なり何かの失敗なりを見つけ出さない限り、意気消沈のその庭はレゾンレートルを失ったままで、それはイコール、うかつにもアマテラスに反目したばかりに、とある週末にSNSにて後悔を公開して、危うく傾いている己が立場を保持しながら、しょぼくれた The End を迎えることとなる千の風。




 
おっといけねえ、夫いけねえ、失礼、こいつはしょぼくていないぜ。まだまだ、いやさ永遠にポールのまま。なんとなんとこのライブを女房と共にアリーナ席で目撃致しました。それだけでもしょぼくれずに世にはばかる糧ですよ。サンクス聖ポール・マッカートニー。あ、まだ生きてくれてるから聖は無しか。では、sir ポール・マッカートニー、あなたのパワーを昨日入院した極東の若大将にも賜りますように、あなかしこ、あなかしこ&アーメン。アーメンソーメン冷やそうめん、そうめんやっぱり揖保の糸。






総じてみても、括ってみても、ググってみてもスッキリした回答が導き出せなかった場合には、どうぞご来店くださいますように。横浜の湘南寄りにしぶとく咲き続けている時代の仇花、庭業界のバカ大将が目から鱗を剥がしてしんぜましょう。



 

献杯 or 乾杯

生まれて初めて、ただただ暑いだけで、とうとう何事も起こらなかったこの夏に、献杯。あるいはドッキドキのトキメキを秋に先送りにする、アマテラスの粋な演出なのか。・・・それなら江ノ島から吹き込む風に乾杯。
ご報告、今宵、庭の書斎にマツムシが鳴き始めました。






 

ホース買う

プライムミニスター退陣の報を受け、てえへんだてえへんだ、こうしちゃいられねえ、ってんで、すぐさま庭の散水ホースを買い換えました。何年か修理しながら使っていたものの、この夏の熱波で何箇所か穴が空き、水量調節はできないしで限界に達していたのです。



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土の深くにまで潤うように、位置を変えながらたっぷりと時間をかけて。



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バラが暑さを乗り越え新芽を出していて、軽く感動。思いは秋の庭へワープしてますます気分が上がって水やりを完了しました。



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お盆の頃から「芝生の調子が悪いんですけど・・・伸びないんですけど・・・まだらに枯れてしまったんですけど・・・」という相談が相次ぎまして、アドバイスとしてはひたすら「十分に散水してください」を繰り返すのみ。森田さんによれば連日関東各地で激しい雷雨が散発しているといのことながら、横浜は全く降らないままの数週間、そりゃあ芝生も枯れますわいな。



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ああ気分爽快。そうかい?水撒きしただけで??はい、そりゃあもう全身が潤ったようで、ついでに床でストレッチをしていたら、死体のポーズのまま寝落ちてしまい1時間ほど熟睡。夕飯をせがむココに起こされ復活!スカッと、晴れ晴れと、こんな気分は久しぶり。気づかないうちに自分も渇水で枯れ始めていたんですねえ。



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テレビでは片っ端から人相の悪い時期候補のオンパレードなのでスイッチオフし、radiko.jpタイムフリーでラジオ日本の『THE BEATLES 10』を選択。カリカリガーリックたっぷりのピザをビールで腹に流し込みつつ犬たちの夕飯作り。



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鼻歌まじりに潤った庭に目をやりながら思ったことは、庭と自分が連動することの不思議。夏バテている皆様も、存分に水を撒いて、たまった疲労を水に流しましょう。鏡よ鏡よ鏡さん、人相をチェックして、あと少し、庭に秋風が吹き込む日まで頑張りましょうね。


今日の設計 BGM はこれで。

 





 

晩夏→初秋

お盆が過ぎて、ハスの花はそろそろ終わりかなと遠回りで散歩道へ。



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やはり。



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出会いは別れの始まりにして、別れは出会いの予感なり。



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トラノオが風景を支配していました。



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終わればすかさず始まるこのシステム、面白いぞアマテラス。



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気持ちいっす、文句なしの朝の風。歩いて止まってまた歩き、40分ほど汗飛ばす。



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店に到着し、販売機のジョージアで水分補給。さてと、今日も設計に熱中症。



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コツコツと、アツアツで。




 

山越える

やっと猛暑がピークを越えましたね。いやあ強烈でした。今朝の庭はほぼひと月ぶりに雨が来そうな雲行きで、セミも鳴き疲れたか、静寂。いいんだなあこの感じ。



いくら水撒きしても熱波には焼け石に水で、
花と芝生は枯れ枯れに、
ライムは哀れツートンになってしまいました。
それでも植物はえらいもので、
夜中にじっくりと水分補給をし、朝には元気いっぱいに回復。


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さあてと、今日はどっぷりと静かな夏に浸りつつ、設計作業に熱中症。なんだかんだと慌ただしく日々が過ぎ去ってしまい、全体的にお待たせしっぱなしで申し訳なし。



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相も変わらず 、愛も変わらず、ひとつひとつを丁寧に仕上げておりますゆえ、どうか広い心で、長い目で、長くなってしまった首を一旦縮めてくださいますように。あなかしこ、あなかしこ。



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マスクしながら大汗かいて、皆様よくがんばりました。例のグラフもツインピークスを下り始めたし、ここからはしばし心身の脱力タイムで残暑を楽しみましょう。



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あと10日ほどでマツムシが鳴き出します。 





 

ニューノーマル

夏が峠を越えた気がする朝の庭、五感の好調にほくそ笑み、ニューノーマルとは自然な心持ちで暮らすことと見つけたり。明日でもなく、昨日でもなく、涼を取れるは今日の風。思えば遠くへ来たもんだ。思えば生まれた時には復興からのがむしゃら経済成長真っ只中で、遊びたいとか、休みたいとか、そんなことおまえ、いっぺんでも思うてみろ。そん時ゃ、 そん時ゃ、テツヤ、死ね!そんでもって成人したら24時間働けますかと問われ、泡が弾けてからの独立開業で休むことなく走りっぱなし。気がついたら、おお、なんてこったの浦島太郎、還暦爺さんになりにけり。短いぞ、短すぎるぞ。ここからは庭を渡る風に従って、誠とにして実のある誠実な時間を過ごそうよと、近くの森からひぐらしの声。丁寧に、味わい深く、自然に、自然に、自然に。



 夏の主役はサルスベリ。
残暑お見舞い申し上げ、サルは木陰でひと休み。

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休んだらまたウキウキウォッチン、
ウッキッキーと設計設計また設計。
気分は波乗りジョニーでライド・オン。







共同幻想論とお爺さん

気づけばテレビ報道はコロナ疲れと申しましょうか、グラフの解析とか、もう視聴者が飽き飽きしてきてきたんでしょうね、すっかり熱中症が危機の主役になりました。きっとこんなふうに、煽って煽って焚きつけて、ピークが過ぎたら次の話題に移行して、終息宣言を出す頃には誰も興味を持っていないから宣言もなし、というような展開なのでしょう。地下鉄サリンも、津波も、原発も、いつもそうだったし。まあそれでいいんですけど。



庭は実感の世界。
猛暑にへたらぬ花に肩を揺すられる日々。

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つまりは一連の騒動は吉本隆明言うところの共同幻想なり。あの難解なる全共闘のバイブルを読み解いた『100分 de 名著/吉本隆明著 共同幻想論』はとても面白くわかりやすかった。何がわかったか、それはですね、当時の時流の最先端に超難解という手法でニッチを開いた吉本(ばななさんのお父上)は、本論の趣旨よりも、ピント外れな論争青年たちを一刀両断に、反論の余地のない、難し過ぎて反論できない大ナタを振り下ろしたのだということ。論争青年たちは彼の迫力に父性を見たんでしょうね。それで崇め奉った。崇めたけれども共同幻想が持つ危うさということは何もな学ぶことができていなかった、ような気がして仕方ないのです。ジャック・ケルアックの『路上』、J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』と同じく、本旨が読み解かれることなく、引き出しに後生大事にしまい込んだままになっている分厚い聖書みたいに。



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過ぎてみれば、一億総右往左往でどれだけ多くの人が職を失い、鬱々とし、ありふれた幸福なる日常を失ってしまったことか。じゃあどうしたらよかったのかと問われれば、お上の方針やら、女将さんの方針やらはあれで正解。問題は我らパンピーのスタンスです。両足を共同幻想に置いた人はとても辛かったと思います。でも、稀に、片足をしっかりと庭に置いていた人たちは、生活習慣は変われども、日常の幸福感に何の変化もないままに半年を過ごしてきた。その事実をぼくはお伝えしとかなきゃって思いつつ、でもねえなかなか上手いこと言えなくて、そこに NHK から降りてきたのが共同幻想論でした。



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吉本は幻覚まがいの共同幻想に翻弄されない手段、処方箋として、対極に個人幻想という言葉を置いてその願いを託しました。吉本先生、分かりますけど、いずれにしても幻想なのですね。先生、なぜ個人実感としなかったのか、そこいらが先生一流の、パンピーもパリピも煙に巻く毒霧殺法なり。なぜもっと簡単に「実感を持って自分の命を生きなさい」と言わなかったのか。ダメですか?ダメ、天下の大思想家に私如きがこんな戯言をとバッサリやらせれそうですけど、でも先生、私は譲りませんよ、個人幻想ではなく個人実感としておくべきだったと。それが何より証拠には、昨日の熱中症の死者数はコロナの三倍以上であるにもかかわらず、幻想の住人たちは、独居老人を訪問してエアコンのチェックをしましょうとか、隣近所で声がけをしましょうとか誰も言わないのです。危機の当事者である元全共闘世代は年老いて、気難しいお爺さんに成り果てているものの、さりとてどんなに可愛げのないへの字口の爺さんだって、頑張って頑張って生きてきたんだから、室内で干からびてしまってはああ無情、ヴィクトル・ユーゴー作じゃあアーリませんか。



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こないだとても嫌な報道がありました。浦安で、通りに面した軒先を使って盛大に育てているカサブランカを盗まれたと、防犯カメラの映像付きで、鬼の形相でカメラに訴えるお爺さんの姿。映っているその盗人は、持参のハサミで丁寧に一輪だけ切って持って行った。お爺さん曰く、去年も切っていきやがって、だからカメラをつけたんだよと杖を振り上げんばかりに怒っておられる。人が大切に育てている花を平気で持ってゆくとは日本も終わりだね、と。お爺さん、全共闘お爺さん、あなたを見ていると本当に日本が終わってしまう気がしますよ。せいぜい冷房スイッチの確認をしてから再度難解なる名著を書棚から取り出してお読みください。あなたの余生が周囲から祝福されるものであるために、ゲバ棒振り回して息巻いて「花盗人は風流のうち」という民族の風情を学んでこなかったことを、1ミリでもいいから悔いていただきたいと願うばかりです。さもなければ若き日の流儀のまま、反体制の造反有理、家族も含めて周囲はすべて敵だらけのままで終わってしまいますよ。あなたはそれで満足かもしれないけど、周りはたまったもんじゃないですから。葬儀の時に、ほっとしたなんて言われたくないでしょ。



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あれを放送したテレビ局はどういう意図だったのでしょう。犯人憎しの正義の報道だったのか、はたまた不幸な年寄りをスケープゴートに仕立て上げ、心の病にカンカンカンと警鐘を鳴らす確信犯だったなのか、いずれにしてもテレビでやるようなことじゃない気がするんですがねえ。おっと、これが衆愚の罠ですからくれぐれも、くれぐれもご注意あれ。



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日々実感を伴って自分の今日を生きること。庭の花を愛で、心の味覚の確認をお願いします。片足は共同幻想に、それがコモンセンス。もう片方を個人の実感から外さない人々によってのみヘリテージやカルチャーやアートが継承されてゆくのです。その役割に参加できるか否か、それがお爺さんと呼ばれる歳まで生き延びた者の価値じゃないですかねえ。勝ち組を目指して必死こいて戦ってきた団塊の方々、勝ち組よりも価値組になって終えることもイメージしてくださいね。とりあえず庭に出て、草でも抜いて、その苦渋に凝り固まった表情筋のストレッチから。お爺さん、マスクをしてると眉間が目立つんですよ。何が気に入らないのか、ほんと、しかめっ面のなんと多いことか。


え、今日はずいぶん暑苦しい話だって?そりゃあそうですよ、35度を実感しながら書いてんですから。
ちょっとこれ、バッハの賛美歌『目覚めよ、囚われに呼ばれる物見らの声』を聴いて、沸騰した頭をクールダウンしてから午後は設計に熱中症。




 

 

GRACELAND

エルヴィス・プレスリーがキング・オブ・ロックンロールからキング・オブ・エンターティナーとなった頃、ラスベガスのステージなどで S&G の「明日にかける橋」を定番として歌っていることを「巨万の富と名声を得たキングは、貪欲にもさらなるマネーのために、ロックとは真逆にあるフォークソングのヒット曲にまで手を出してしまった」と批判されたことがありました。





そんな評論家に対して、ポール・サイモンが「世の中が何と言おうと、ぼくが心からのエルヴィスを尊敬していることに何の揺らぎもない」というメッセージ付きで「Graceland」という曲を発表します。
Gracelandとは、ミシシッピー州ティペロの川沿いの掘っ建て小屋に暮らす貧しい家庭に生まれた、純朴で親思いの心優しい少年が、神様から「音楽文化のページをめくる大天使」に指名されて、その大役を果たした後にテネシー州メンフィスに建てた白亜の豪邸(アメリカではホワイトハウスの次に有名は建物と称された)の通称。現在はエルヴィスの記念館として世界中から信者が訪れる聖地となっています。





ミシシッピーデルタ(三角州)は
ナショナルギターのように輝いて
ぼくは川に沿って道を下ってゆく
南北戦争の跡を目の当たりにしながら

ぼくはグレースランドへ行くんだ
テネシー州メンフィスのグレースランドへ
貧しい少年も放浪者たちも
皆グレースランドへ向かっている

ぼくの相棒は若干9才
初婚の時に授かった子だ
きっと受け入れてもらえるさ
グレースランドに

ある日彼女が戻ってきて
「もうお別れね」とぼくに告げた
まるでぼくが別れに気づいていなかったかのように
あなたは自分の居場所をなくしたのよというように
彼女の髪のとかし方も知らない男であるかのように

彼女は続ける
「愛を失うことは、心に風が吹くようなもの。
あなたが吹き飛ばされる様を眺めながら、
その風を清々とした気分で感じているわ」

ぼくはグレースランドへ行くんだ
テネシー州メンフィスにあるグレースランドへ
貧しい少年も放浪者たちも
皆グレースランドへ向かっている

こうしてぼくの財産は幽霊と燭台だけになった
でもぼくらをきっと受け入れてくれるよ
グレースランドは

ニューヨークには
自分を「人間トランポリン」と呼ぶ少女がいる

ぼくは転んだり 慌てふためいたり 混乱するたびに気づく
なるほど あの少女の予言通りじゃないか

誰もが皆グレースランドに押し寄せていると
少女は告げていたのだなと

愛を失うと確かに心に風が吹き
ぼくがそれに打ち砕かれる様を皆が眺めながら
風音を聞いている

グレースランドへ
ぼくはグレースランドへ向かっている

なぜグレースランドに惹きつけられるのか
その理由を説明することはできないけど

これから全ての愛と結末を見守り続けることになるのか
あるいはそんな義務は負っていないのか 定かではないが

とりあえず
グレースランドへと向かう理由は持っている

グレースランドへ行こう
グレースランドへ
グレースランドへ


今日はエルヴィスの命日。享年42歳、もしも生きていたら加山雄三より2つ上だから84歳です。見てみたかったなあ、晩年の姿を。というのも、巨万の富と名声を手に入れ、ありとあらゆるものを手に入れ、ついでに友人と友情までも金で買って、それでもグレースランドで孤独を噛みしめながら人生を終えたエルヴィスがもしも長生きしていたら、どれほど大きな幸せに包まれる結末が用意されていたことかと、そうとしか思えないからです。ですよね、神様。帳尻が合わないまま終わってしまったのは、ちょっとした手違いだったんでしょ。誰よりもあなたを信じ、一生を通じて懸命に祈り続けたんだから、今は天国でそれを手に入れているのでしょうけど。





暑かった今日の締めくくりに、今宵は庭に吹き込んでくる海風を浴びながら、大天使エルヴィスの歌声を楽しむことにいたします。あ、いろんな思いは置いといて、ブルーハワイから何曲かを。




ブルーハワイでなら夢が叶うよ。ぼくの思いも、君とこの魔法の夜を過ごせれば、きっと。 



 

アベリア

6月から10月いっぱい盛大に咲き続けるアベリアは、土が枯れていても半日陰でも、ほぼ放ったらかしで旺盛に茂ります。



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花言葉は「謙虚」と「強運」。



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明日16日は、謙虚さと運の強さを併せ持った人、エルビス・プレスリーの命日。
え、エルヴィスが謙虚?あの衣装とアクションで熱唱する姿からは想像しづらいわけですけど、ファンなら誰でもご存知のこと。かつて時代を変えたロックの王様は、傲慢さや鼻持ちならない感じは1ミリも持ち合わせてはいなかったのであります。



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ミシシッピ州ティペロの川沿いに建つ馬小屋のような小さな家に生まれた少年、エルビス・アーロン・プレスリーは、貧乏な幼少期から超豪邸グレースランドで亡くなるまで、ミューズに指名され与えられた役割を、ひたすらに果たし続けた天使でした。



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暑くて暑くて、こうも暑いとイライラしたり、ついついわがままな気持ちも沸騰しがち。店から外を見ていて目立つのは、お婆さんよりも圧倒的にお爺さんのイラつき組。それと幼子を連れたお母さんよりもお父さんの方が、言うこときかない子どもにキレて汚い言葉で叱り付けている。どうも男の方がストレス耐性が貧弱なようで、いやはや嫌な光景ですなあ。男なら、ああ男なら男なら、落ち着いて、頭冷やして、静かに、謙虚に、ひたすらに自分の花を咲かせましょうぞ。







「暑いの寒いの文句を言うな。夏には冬に、冬には夏に感謝しんしゃい」懐かしきかな佐賀のがばいばあちゃんが言うとった。今日は折しも終戦の日、皆の衆、皆の衆、そうじゃないかえ皆の衆、生きてるだけで丸儲けやで。そうだ、あの戦争も男どもがやらかしたことでした。当時は庭も男のステイタスであり、それ以外の価値なぞ持っていなかった。いまだにそんな価値観でしか庭と対峙していないお爺さんたちは、色を失い茫然と雑草を見つめている。皆さん口を揃えて「もう歳だから、今更・・・」「そりゃあ若い頃は張り切って芝生も刈ったけど」と。いやちょっと待って、待った待った、あなたは5年前も、10年前も、もしかしたら50年前も、庭のことを家族の幸福のための場所だなんて思ったことがなかったんでしょ。でしょ。ですよね。よろしければお手伝いをしますよ、あなたの人生が実り多きものであったことを実証する庭づくり。あなたが思っている庭とは全く概念が違う場所になると思いますけどね。
あ、いかん、自分が暑さでイラついてしもた。ガリガリ君でも食べて、午後も設計に励みます。





チコちゃんに叱られる

梅雨が明けて、待ってましたのお楽しみは雑草取り。店には毎日のように「もう雑草取りはしたくない」という相談が持ち込まれ、状況に応じての有効なる対応策を伝授し続けているものの、本音を申せば雑草取りが楽しくなるような庭づくり、あるいは庭との付き合い方を見つけることが最良の防草対策なり。しかしこれがなかなかご理解いただけないのでありますよ。



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庭の手入れが苦労だったり、裏腹に楽しみだったり、人によっては生きがいだったりするわけです。



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夏は祈りの季節、せいぜいお互い、さして長くもない残り時間を楽しみましょうぜ。ぐちぐち文句ばかり言っていたらどうなるか、どうもなりません。悲しきかなそのまま八日目の蝉となり、文句言いの人生を終えるだけのこと。



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戦時中でも、戦後の混乱の中でも、楽しむ人はいち日いち日を積み重ねるように楽しんで暮らしていたのです。 夫婦仲良く、朗らかに子育てをし、感謝の気持ちで悔いなき介護をし、生きた証の仕事に励み、今日も大汗かきながら、ヘロヘロで家に帰り着いたらよーく冷やした真夏の果実を夢中で貪るような、そんな日を過ごしましょう。なんだかんだ言って、いちおう平和な国に暮らしている幸運を謳歌しなきゃ、チコちゃんに叱られる〜。



 




 

灼熱ウォーキング

いまさら僕ごときが言うのもなんなんですが、とても凡庸で、庶民的で、ゆえにまったく発言が意味を持たないことではありますが、言わずにいるのも不自然なのであえて、勇気を持って、誤解を恐れず言いますけど、・・・暑いですねえ。
しかしこれとて毎年経験していることにつき、まだかまだかと長らく待ち望んでいたことにつき、その男凶暴につき、突如ひらめき徒歩で通勤してみました。家から店まで40分、途中コンビニの冷房で一休みしつつのウォーキング。これがですねえ、けっこう気持ちよかったのですよ。



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そう言えば、昭和の御代ではよくある歩きましたなあ。川へ泳ぎに行くのも、親戚の家にお使いに行くのも、スケッチブックを持って鎮守の森へ行くのも徒歩で、1時間歩くことなどごく普通のことでした。ただしアスファルトが焼けるこの感じはなかった。途中遊びがてらに涼む場所がいくらでもあって、歩くこと自体が楽しかったのです。



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お父さん、お母さん、この暑さがおさまらないうちに、子どもを山へ連れて行ってください。キャンプとか登山じゃなくても、横浜なら円海山の森で十分。



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そこにある静寂と涼しい空気と木漏れ日の美しさを体感させてあげて欲しいのです。その感覚が、きっと、これからまだまだ異常さを増してゆくであろう気候に適応する、貴重なパワーと知恵になるでしょうから。



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さあてと、今日も灼熱を楽しみつつ、夜の庭時間まで汗を拭き拭きひと歩き。


昨夜も庭に最高の海風が入ってきました。
それはコパトーン混じりの甘くき危険な香り。
昼が暑ければ暑いほど、江ノ島から吹く魅惑の風は涼を増すのです。


 

 



 
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