2020年09月

庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス

Afford :余裕・与える・可能にする

Affordance : 環境が動物に与える「意味」

アフォーダンス理論 : 1950年代、アメリカの心理学者ジェームス・ジョローム・ギブソンが「アフォーダンス」という造語を用いて、物や環境には動物の行動を促す特性があるとした理論。よく使われる例として、引き手金具のついたタンスについて「このタンスと私には引いて開けるというアフォーダンスが存在する」というものがある。

環境や状況によって動物の行動が促されるなら、住環境は整えておく方がお得なことは言わずもがな。庭に例えれば、放っておくとすぐに荒れ始めるその場所は住人に手入れを促すようアフォードしているわけで、ここで健全な精神状態にある人は庭によって動かされ、落ち葉を掃き、草を抜き、暮らしが美しく整ってゆく。何らかの理由で思考や精神のバランスを欠いていたり、動物的生命エネルギーが低下している場合には、庭から目を背けてその存在を無きものとする。

不滅の灯明というのをご存知でしょうか。比叡山延暦寺に最澄(天台宗の開祖しにて空海の盟友。共に遣唐使の任を果たした後、ド派手な活躍で時代のヒーローとなっていった空海とは対照的に、比叡山にて地道に後継を育て、浄土宗の開祖となった法然、臨済宗の栄西、曹洞宗の道元、浄土真宗の親鸞、日蓮宗の日蓮など多数の高僧を輩出した仏教の父)が灯したオイルランプの炎が、1232年後の現在に至るまで一度も消えることなく灯り続けているというものです。あれはですね、驚くことに油当番とか管理責任者とかはおらず、修行僧の中で気がついた者が油を補給するという、ルールなきルールで受け継がれてきたそうでして、そう、これがアフォーダンス。義務ではなく、努力でもなく、小さな炎の揺らぎにその廊下を通る人が動かされている。修行僧たちは今で言ったら東大・京大クラスの仏教大学で仏門を志すエリート中のエリート、真面目で清らかな精神を持った学生たちですから、素直で、打てば響き、気づけば動く心持ちによって、開祖が灯した小さな炎は不滅となっているわけです。

アフォーダンス、周辺環境に人が動かされる様。美しい人は美しい環境によって、賢い人はかい賢い環境によって、愛情豊かな人は愛情溢れる環境によって育まれる。どうですか、どうします、庭。秋のガーデニングシーズンです。アフォーダンス・ダンス・ダンス。踊るように、春に植えた一年草を秋冬モードに植え替えて、 季節と歩調を合わせたその新たな環境によって動かされ、導かれ、木枯らしが吹く頃には温かい笑顔のあなたが、ご家族を幸福へとアフォードする存在になっていますように。


ダンス・ダンス・ダンス。ダンスのリズムは優雅で、
ゴージャスで、情熱的な Beguine にて。
男性ならばスペインの伊達男を真似て、
バイタリス、MG 5、マンダム、ブラバス、エロイカ、
ビンテージ、バルカン、オールド・スパイス、タクティクス・・・
鬱陶しいほどに香る昭和時代のオーデ・コロンのように、
濃厚な愛情表現で。



ビギンのリズムが始まると

あの優しい楽の調べがよみがえる

光鮮やかな熱帯の夜がよみがえる

色あせることのない思い出がよみがえる


君と僕は再びあの星空の下にいる

そして浜辺ではオーケストラの響き

ビギンのリズムが始まると

ヤシの木さえ枝を揺らすように思えるのだ


どうあがいても過去を蘇らせることは出来ぬにしても

あの調べが僕の心を捕えるときだけは

再び永遠(とわ)の愛を誓い

二度と別れはしないと誓うのだ


何と神々しい瞬間、何と静寂に溢れた恍惚

雲が現れ、僕らが味わった喜びを

吹き散らすまでは…

そして今、人々が

無駄にしたチャンスを呪うのを聞くと

その意味が痛いほど分かるのだ

だから、ビギンを演奏させてはだめなんだ

昔は炎と燃えた恋を熾火(おきび)のままにしておこう

昔の恋はその欲望をただの思い出として眠らせておこう

ビギンのリズムが始まるときは


そうとも、ビギンのリズムを始めるがいい、演奏するがいい

昔あった星々が再び君の頭上に現れるまで

君が僕に再びこうつぶやくまで、「あなた、愛してるわ」と

すると突然分かるのだ、僕らが素晴らしい天国にいることが

ビギンのリズムが始まると

ビギンのリズムが…始まると




『不滅の灯明』ならぬ『二度目の豆苗』
こういうのが楽しくて仕方なし。
これもアフォーダンスなり。

DSC08535

DSC08977

何度やっても二度が限界で三度目は収穫できず。
であれば、一度目を盛大に伸ばしてみようと試みる。
しかし二度目はダメ。

DSC09082

DSC09094

されば次なる手段は地植えですな。
野菜高騰だった夏、90円をキープし続けた豆苗に動かされ、
踊りながら秋へと向かうわが家の庭です。



 
 

心配性の猿よ飛べ

なんかとっても素敵な連休でしたね。行楽地からの映像に、特に子どもたちのリラックスした表情に、よかったねって気持ちが和みました。



ココのお楽しみ。
あまりにいい顔をするもんだから、
そのためだけでも芝生の手入れをするパワーが出ます。

DSC03846



さてさて次は台風です。当初は関東直撃かと見られていた12号は東に外れ、それでもキャスターはこぞって「秋雨前線と相まって危険な状況が予想されますので厳重な警戒を」と。まだ言うか、そこまで危機を煽りことがあなたたちの仕事なのかと思いつつも、用心しといて何こともなければそれでよし、仰せの通りにいたしましょう。



DSC03856



心配事の9割は起こらないと申します。されど残る1割に10割の恐怖をいだく用心深さが、もともとひ弱で草原のいじめられっ子だったホモサピエンスの特性。ゆえにここまで個体数を増やしてこられたわけで、巷間言われる「心配ないからね、必ず最後に愛は勝つ」は励ましの言葉であって、実際には心配しないと絶滅の憂き目にあうのです。強靭な肉体に知恵と美貌を兼ね備えていた同胞ネアンデルタール人が滅んだ原因には諸説ありますが、強気で自信満々だったことによる慢心が遠因であるというというのが学者たちの見解ですから。



DSC03858



青くなって尻込みなさい、逃げなさい、隠れなさい。それが二十数種類いたと言われる人類の最後の生き残り、ホモサピエンスの生きる道。ウッキッキー、自然と敵対したって敵いっこないし、家庭という小さな洞穴に身を潜めて、身を寄せ合って、嵐が去るのを待ちましょう。そして台風一過の青空が戻ってきたら一家揃って、庭でバーベキューでもやりながら互いの無事に乾杯ですよ。



DSC03888



緩急自在に、ストレスをあ溜めては発散する。緊張と弛緩、節約と贅沢、悲しみと喜び、退屈と感動、カインとアベル、サイモンとガーファンクル、ボケとツッコミ、ソモサンとセッパ、しゃがんでジャンプ!しゃがんでジャンプ!溜めることも発散することも家内安全商売繁盛、円満家庭を維持するための愛情に基づく行為ですから、つまりはその繰り返しで家族の幸福が高まってゆくのです。だからしゃがむ時には次に高く飛び上がることをイメージしましょうね。しゃがんで、ジャンプ!しゃがんで、ジャンプ!


今日の設計 BGM は
すっかりご陽気なおっさんバンドになったヴァン・ヘイレンで。
悪童たちも歳を重ねて、トゲも毒気も抜けていい感じ。
キッスやエアロスミスのカヴァーを得意とするバンドだったんですよ。




  

養生テープ

秋の連休最終日、今年はあまり耳にしなかったけど、確かシルバーウィークでしたっけ。葡萄棚の下でジンギスカンを食べたくなる爽やかな天気でよかったですよね。例年なら園芸売り場が大混雑で駐車場は長蛇の列となるのが、昨日までは閑散として普段の平日と大差なしでした。グラフは横這いとなり、自粛規制も大幅に緩和されたし、皆さんここぞとばかりに家族でお出かけとか、思いっきり休日を楽しんでいるのでしょう。いいですよねえこの感じ、久しぶりに、世の中に平和で穏やかな笑顔が満ちているような気がして。と、早朝の庭で水やりしながら朝日を浴びて、「おお、今日はインデアンサマー・小春日和である」などとニマニマしながら、ストレッチとワンダーコアしてから出勤の支度をしながらテレビをつけたら、何てこった、明後日に台風直撃の恐れありとのこと。行けども行けども目の前に置かれるハードルにため息をついた刹那、養老孟司の言葉が浮かびました。

八方塞がりになったら、九方目をさがせ。
どん底まで落ちたら、掘れ。
ハードルが高かったら、くぐれ。




そろそろだなあと、遠回りして遊歩道の水辺へ。
やっぱり感動します、この姿。
野の花は風にはめっぽう強いんですが塩害にはヘナチョコで、
アマテラス、スサノオを押さえ込んでお手柔らかにお願いします。

DSC01684



養老先生、上手いこと言いますね。言葉ひとつで暗闇に明かりが灯る思いがします。解剖学者は冷たくなった人体を腑分けしながら、目に見えない精神も解剖しているんでしょうね。北山修も医学部の解剖の実習から意識が変容してシンガーソングライターになり、帰ってきた酔っ払い、おの素晴らしい愛をもう一度などのヒットを飛ばした後に少々気を病んで精神分析医のお世話になりまして、それがきっかけで精神科の大先生としてご活躍。 生物学者はスピリチュアルに行きがちだし、細胞を研究すると哲学者になりがちだし、やっぱりね、つまりは、身体ってのは精神の乗り物であって、人とは精神なり、ということなのでしょう。



DSC01704



九方目をさがすのも、どん底を掘るのも、ハードルをするりとくぐるのも、健康な心があってからこそできること。メンタルヘルス・ユア・セルフ。アルコールとかギャンブルとかの各種依存傾向、鬱っぽい感じ、なんかわかんないけど急にイライラするとか、身近な人が敵に思えるとか、人に会うのが怖いとか、眠れない、食欲がない、食欲が止まらないなど、そこから目を背けたときから病は始まります。軽めのうちに察知して、庭に出てリカバリーを。朝日から始まるセロトニン→メラトニンのリレーが、正常な脳機能維持にはとても有効ですから。あとね、家族を大切に。それが基本中の基本。



DSC06562



ホームセンターでは台風襲来を当て込んで、あの大行列の夢よもう一度ということでしょうか、レジ近くにコーナーを設けて養生テープが山積みされています。どうですかね、売れますでしょうか。昨年買い込んだやつが、他に使い道もないのでどのお宅にも大量に余っていると思うのですが。でもこういうのが秋の風物詩になって、やがて家族の安全を祈るというニュアンスを含んだ季語になるんじゃないですかね、養生テープ。 



DSC01709



養老先生も養生テープを買うのかなあと養養つながりでイメージしてみれば、多分、ですけど、買わないと思うんですよね。あのお方は永遠の少年にしてナチュラリスト& タオイストなので、台風が来たら嬉々として森へ行き、昆虫たちがどうやって凌いでいるのかを観察するんじゃないかなあと。自然の掟として「逃げれば追われる」というのがあるんですよ。防御に回ったら攻め続けられる。だから養生テープのバッテンを目印に飛来物が攻めてくるような、まあ、幻想ですけど。同時に「攻めれば攻め返される」というのもあって、「守も攻めるも黒鉄の 浮べる城ぞ頼みなる 浮べるその城日の本の 皇国の四方を守るべし」では撃沈必至なのですよ。だからほどほどに、そこそこ用心しながら興味津々で台風を感じてみるというのが、健全なあり方かもしれません。子供の頃にワクワクして雲の動きを見上げていた、あの感覚を思い出して。 


こうの設計 BGM はこれで。
翻弄されるも突き進めば、
台風のポリリズム心地良し。





 


 

秋場所始まる

季節のページが1枚めくれて、さて、今日もまだ半袖でいいかな、などと一瞬迷う朝の庭。過ぎてみればあの灼熱の日々は遠い日の花火なり。花火、花火、庭の隅っこに捨て置いていたニチニチソウとランタナが、花火のように咲いた夏でした。




DSC08438



業務多忙につき、紺屋の白袴、情けなやわが家の庭は夏枯れの傷痕残るままに荒れ放題。ちょっと待ってろ、設計が一段落ついたら見事に秋冬オートクチュールに仕立て上げるから。




df2817c9



季節に押しまくられて、体をかわしてうっちゃったつもりがアマテラスの粘り腰は千代の富士並み、背中を突かれてあっさりと土俵下まで転がされることもしばしば。いけませんなあと反省しきり。




DSC08999



なれど、反省を土俵際で意欲に転換するのは得意技にして、千秋楽まではまだまだ日がある。今日の取り組みは気合充分、正面突破の電車道で。




DSC09001



あのお、今度埼玉から横浜に引っ越すんですけど、横浜で庭のことなら御社だと、会社の同僚から。それでお電話したんですけど。


その同僚の方はもしかして社会部の記者さんですね。よろしくって、連絡をもらっています。


そうだったんですね。彼女は10年前にそちらで庭をやってもらったそうで、本当によかたって、興奮気味に教えてくれたんですよ。


それはそれは。で、新築ですか?


はい、11月に引き渡しです。


では図面か現地の写真をお持ちになってご来店ください。あ、埼玉だと遠いですね。こちらに来られることあります?


ええ、ほぼ毎週打ち合わせや進捗の確認に行っています。その時に主人と一緒にお店に伺えばよろしいですね。主人も庭をとても楽しみにしていて。


そうしてください。


ホームページを拝見して驚いたんですけど、横浜では普通に庭でバーベキューをしているんですね。衝撃でした。お花もいっぱいで、皆さん笑顔で暮らしている様子に憧れが膨らんでいます。


ええ、こちらでは市の条例で、週末に家族でバーベキューをしないと罰せられるんですよ。それと庭が荒れていたり、カーテンを締め切って暮らしているとガーデン自警団によって通報されて、厳しい指導が入るんです。なかなか恐ろしい地域ですから御覚悟を。いやはや、マルクス主義上に発生した上層支配者階級による集団幻想という無意識的策略に、文学や芸術やガーデニングに代表される個人幻想が凌駕されてしまったことを示す、忌まわしき現象です。


ハハハ、ブログのままの人なんですね。庭よりもいわふちさんにお会いするのが楽しみです。



秋風に、こうしてまたひとつ笑顔の庭が誕生する予感。恋の予感に似て。恋は遠い日の花火ではない。庭も、家族円満も、遠い日の花火ではないのです。などとブログ的戯言呟きながら、とりあえず今日の取り組みに気合を入れて、振分親方を真似て顔を張る。



本日の設計 BGM はこれ。
気合いに9月の潮風をマリアージュ。

 



家族の庭のつくり方 97

地球を感じる

大袈裟ではなく、庭に吹く風は地球の隅々までを何万周も巡ってきた空気の流れ、見上げる空は宇宙空間です。その雄大さに身を置くことで得られる癒しや希望や活力が、そどれほど暮らしを豊かに、健全に導いてくれることか。


背景に 宇宙広がるうちの庭
朝に夕に ロマンティークが止まらずに
恋しさと せつなさと 心強さと

いやあマジで、庭って気持ちが解放されて、
こればっかりは室内では味わえないことです。
カーテンを閉め切っているなって、
ああ、なんともったいないことを。



f0a6eba9

0124702a

2f40ca9c



奇跡の星にいる、このわずかばかりの奇跡の時間に。



DSC05635 2

DSC05944

a18671c2



その感覚は室内では感じることができないもの。せっかく庭やベランダがあるのですから、そこに出て、時を過ごして、宇宙と地球と自分のスケール感や関係性に思いを巡らしてみてはいかがでしょう。






秋に聴きたい美しき曲

今宵の庭の書斎では、コオロギとマツムシとカネタタキが歌声を競っています。
ビートルズの最高傑作アルバムは、ぼく的にはアビー・ロード。その中で最も美しい曲はB面の4曲目、微かなコオロギの声から始まります。


 


最高に美しいのは Sun Kingu で、最高にロマンティーク&エキサイティングなのはこれ。あえてリンダと演ってるやつで。


 


江ノ島から吹く風に、女房ともこんな時があったなあて、しみじみと。


 

至福のナイトガーデン

春のバラの頃と秋の入り口の今、夜の庭は人生上の特等席になるのです。
今日も庭の相談をお受けしながら「ガーデンライトは必須ですよ。なんたって、1年を通じて夜の庭が庭の価値の半分以上を占めるんですから」と話したところ、「え、夜庭に出るんですか!?そんなの考えたこともありませんでした」と。いやはや小学校で教えたらいいと思うんですけど、旧石器時代から、すでに人は夜の庭を楽しんでいたのです。考えてもみてください、他の哺乳類は(昼行性であれば)陽が沈んだら危険な時間なので洞穴や藪に身を潜めていたわけで、直立歩行によって脳が妙にデカくなってしまった猿がノイローゼ気味の不眠症に陥りまして、暗闇で火を焚いたりしながら月を見上げて、夜風と夜行性生物の蠢きを感じながら過ごしていたわけで、でもそこで家族愛や、明日の糧を得る戦略を考える時間を持てた。それで現在のように地球を制覇する勢いで繁栄できたわけ。つまりですね、夜の庭が、サーベルタイガーや、ワシや、強靭な体を持った他の人類に怯えて逃げ惑うばかりのいじめられっ子の弱っカスだったホモ・サピエンスを、こうして地上の覇者へと進化させた要因だったのです。


d8146bec

DSC_0022 4

DSC_0422

93d47882



いやマジで、夜に庭で過ごす幸福感を知らなかったら大損ですよ。ご来店いただいたその方に「例えば女房の機嫌が斜めな日でも、庭の夜風を浴びたらそんなことどうでもよくなりますよ」って、戯れにそんなことを話したら、急に瞳が強烈に輝きましてね、「マジっすか!」って。ご主人方ってみんな、それぞれに大変なんですね。不謹慎ながら笑ってしまいました。


頑張れ恋の奴隷たち。
奥様方、奴隷はなぜあなたの無体な仕打ちを耐え忍んで奴隷に甘んじ、
毎日毎日命を削りながら懸命に働いているのか。
それはですね、あなたが美しい女性であり続けることに命がけだからなのですよ。
だってね、生物学的にオスにとって、
女房をいい女でいさせること以上の喜びってないんですから。
焚き火の灯りに浮かぶメスの横顔に、目を潤ませ惚れ惚れしていた、石器時代からね。


 




秋の庭シーズン到来

いかがでしたか、夏。多くの人にとって、にっちもさっちもどうにもぱっとしない、胸元が揺れたらしずくが砂に舞いあきらめの夏だったわけです。ところが植物にはそうじゃなかったようで、あのうんざりするほど降り続いた梅雨と、暑さに喘いでマスクをかなぐり捨てたかった灼熱の日々に、「これだよこれ、夏はこうじゃなきゃ」とばかりに熱線で葉を焦がしながら根っこにパワーをため込み、夕立の丁度いいお湿りと朝夕の気温の下降を合図にして、一気に実りの季節が始まりました。



DSC06482



秋の庭シーズン到来、例年ならば『恒例お庭の相談会』を段取る頃ながら、ステイホームによって人々の庭への意識がケミストリーで、ここ数ヶ月、まるで大型台風に翻弄されるが如くに多忙の大混乱のため、この状況下では相談会を行う余裕なし。とりあえずちょっと先送りということにいたそうかと。



af28a69d



しか〜し、相談はいつでも大歓迎ですから、ご来店いただいてなんなりと。芝生の手入れ、庭木の剪定術、バラのコツ、野菜・草花のあれこれ、目隠しのこと、壊れたデッキの補修方法、レンガの積み方、雑草取りを楽にするアイデア、ワンちゃんの庭、キッズ・ガーデン、キッチン・ガーデン、ヒーリング・ガーデン、照明、アーチ、パーゴラ、屋根、バーベキュー、燻製、ハーブ料理、etc・・・



64e89224



ところで、あの暑さは体感としてまだ残っているでしょうけど、その前の長梅雨、来る日も来る日も降り続いていたあの日々の音や湿気や、コロナ騒ぎ一色の報道と相まった憂鬱さはもう忘れているのではないかと思います。それでいいんです。忘却とは忘れ去ることなり 忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ(君の名は)、わすれじのレイド・バック(サザンオールスターズ)、記憶喪失学(菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール)、毎夜毎夜のメラトニンによる整理整頓で、キツかった記憶が破棄されてゆくからこそ、朝の庭に今日を思い描く真っ新なカンヴァスが用意されるのですから。



DSC08820



さあさあ皆の衆、皆の衆、嬉しかったら腹から笑え、悲しかったら泣けばよい。無理はよそうぜ体に悪い、洒落たつもりの泣き笑い。どうせこの世はそんなとこ、そうじゃないかえ皆の衆。



DSC06058



コロナアイドル岡田晴恵さんもひと休みみたいだし、都の営業時間自粛要請も終わったし、長かった長かった中腰の辛さは忘れ、全国民への給食マスク配布とか、助成金やら協力金が店の救済に遠く及ばなかったことの苛立ちとか、テレワークのストレスで家庭がギクシャクしたり、そんなあれこれは安倍と共に去りぬということにして、頭を切り替えて前を向きましょう。あ、マスクはしたままで。
でも家ではマスクを外して庭に出て、秋の収穫祭に沸く植物たちの仲間入りから始めましょう。参加費はたっぷりの水やりと肥料を。草花も食欲の秋なので。


なぜ秋の入り口で猛烈に食欲が湧くのか、
それは体が夏バテの回復と、次に来る冬のために
脂肪を蓄えようとしているから。
自然に、自然に、脳の命ずるままに食べまくりましょう。



この曲を聴くと無性に焼き肉が食いたくなる。
理由はわかりません。
音か言葉に食欲中枢を刺激する何かがあるのか、
あるいは石地海岸で泳いだ帰りに、
長岡への峠道でカーラジオから流れていたのかもしれません。
 あなたにもあるんじゃないですか、食欲ソング。
え、なに、コロナ太りでダイエット中ですか。
いいじゃないですか、存分に食べて、蓄えて、
次に必ずやってくる危機に備えておきましょうよ。
危機は繰り返されるが必定なりにして、
備蓄は防災の基本ですから。



 
 

雑草取りを楽にするには


◆ 雑草取りを楽にするには

1、アイビーやセダムなど、グラウンドカバーに適した植物をはびこらせる。

2、通路と植える場所を明確にする。区分けができていないと雑草だらけになりやすい。

3、過ごす場所や駐輪場、物干し場など実用的なエリアを設定してタイルやレンガを張り、土の面積を減らす。

4、雑草が勝ってしまった芝生は下地からやり直す。

5、家の脇の通路は防草シートと砂利で雑草をおさえる。あるいはコンクリートを打つ。

ざっとこんなところです。
秋のガーデニングシーズンが始まり園芸売り場に笑顔が溢れてきました。ひとつひとつをあなたの庭に当てはめて、庭を楽しむ下準備を。そう、これらはあくまでマイナス要素をプラマイゼロに近づけてゆく下準備。その次にプラスの庭、あなたの『理想の庭』を思い描いてください。庭が暮らしを楽しく豊かにしてくれるプラス域の場所になった時、雑草取りは苦労ではなく大きな楽しみになるのです。

理想の庭?う〜ん、なんとなくわかるような・・・でもピンとこない、という方はご来店を(図面か写真をお持ちください)。庭へのピントを調整し、その曖昧なシルエットをクッキリさせる、次なる1〜5をお教えいたしますので。

ピントが合うって大事ですよ。

5f7d5703

オートフォーカスなのにボケボケ写真になってしまう場合、
フォーカスモードがオート(カメラ任せ)になっていることがあります。

DSC05870

ピンポイントフォーカスに切り替えて、
ご自分の狙いを明確にしてください。

DSC02014

もうひとつのよくある原因は手ブレ。

DSC01541 2

落ち着いて、呼吸を整えてから止めて、思いを込めつつ静かにシャッターを切りましょう。


今日の設計 BGM は、ようやくやってきた季節にピントを合わせて、ベタですが。



 


 

家族の庭のつくり方 96

虚空を感じる

庭は敷地のことではなく、その上に生み出す空間のこと。



虚空を捉える劇的撮影術。
目はピント合わせに集中し、
意識はその前後にある光に集中する。

DSC00425

DSC00382

DSC08054



建物と塀との間、草花と枝との間、地面と空との間、自分の周囲にある虚空が庭なのです。



DSC01178

DSC00471

DSC03141



立体的にイメージして仕立て上げ、そこに出て、全身で庭を浴びましょう。



気がつけば、エアコン無用の空気となりました。
今日の設計 BGM はこれで。バディア〜



 

 

Où allez-vous aujourd'hui?

フランスで感染者が激増し、パリでは再びロックダウンが検討されてるとのこと。住民の50%が地方への移住を検討し、不動産屋では庭やバルコニー付きの物件に人気が集中しているそうな。これはフランス人が基本的に借家で、戸建てよりも集合住宅に住むことがスタンダードであるという、日本とは違う事情によるものではありますが、日々美の探究に余念のないご婦人たちが、こぞって屋外で過ごせる住環境を求めているというのは興味深いと申しましょうか、絵的になかなか素敵だなあなどと妄想しています。思い起こせばフランスW杯の中継以来、あの国の人は美しい、何をしていて、何もしていなくても美しい、地球上に分化し個性化していったホモ・サピエンスの中で飛び切り美しい民族だなあと、脳内の美的基準にロックがかかっているのです。






毎朝私たちを起こしてくれたのはお日様
海はとても美しく 手をつないで走って行った

それから海岸を散歩して あなたは貝殻を探して
私は覚えている 貝殻の中の潮騒を

お日様 あなたが大好きです
いつもあなたは誠実だから
なんで恋はそうはいかないのかしら

いつも私を起こしてくれるのはお日様
冬も夏も太陽が見守ってくれている
恋がやってきては去っていき
辛い気持ちになった時でも


ほぼ終息した国もあれば、いち日数万人増え続けている国もあります。日本の数値をどう捉えるかは別として、柔軟に、美しく、希望に基づくへ変化をしていきたいものです。




心地よく汗を飛ばして散歩道。

Caféキバナコスモスにマドモアゼル。

DSC06633



お客様と庭の話をしていると、テレワークのストレスで家庭不和という話がごく普通に出てくるようになりました。中腰で耐えることには限界がありますので、ちょっと腰を伸ばして、柔軟に、それぞれの家庭に合った美しいカタチを模索する必要がありますよね。




DSC06616



とりあえず家族でバーベキューしながら考えませんか、この困難な状況下での明るく楽しく希望に満ち溢れた暮らし方を。




DSC06600



え、バーベキューしている時点で明るく楽しい暮らしでしょって。ですよね。だったら毎日バーベキューしましょうよ。




DSC06587



理想の暮らしの実現は案外簡単、理想の庭の実現と同じで。まず現状を把握する。次に夢の暮らしを思い描く。たったそれだけ。人は顔を向けた方向に進むという性質があるので、気がついたらすでに目的地に到着しているものです。つまり現時点は、あなたがどこかの時点で目的地に設定した場所から1ミリもずれていないというわけ。庭を苦労の場所とナビに入力したからそうなっているし、もしもモネのように楽園と設定したらそうなっている、そういうものなんですよ。



Bonjour、今日はどちらへ?


ええ、ちょっと未来へ。


Très bien、お楽しみあれ。


 

記事検索
ギャラリー
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 庭でアフォーダンス・ダンス・ダンス
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 心配性の猿よ飛べ
  • 養生テープ
  • 養生テープ
  • 養生テープ
  • 養生テープ
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 秋場所始まる
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 家族の庭のつくり方 97
  • 秋に聴きたい美しき曲
  • 秋に聴きたい美しき曲
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 至福のナイトガーデン
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 秋の庭シーズン到来
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 雑草取りを楽にするには
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  • 家族の庭のつくり方 96
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  •  Où allez-vous aujourd'hui?
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • 美空3歳
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • アマタツ〜
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • 庭のことだま
  • ノルウェイの森
  • ノルウェイの森
  • ノルウェイの森
  • ノルウェイの森
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 逃走のエチカ
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 略して『スガちゃん化計画』
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 総括
  • 献杯 or 乾杯
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • ホース買う
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 晩夏→初秋
  • 山越える
  • 山越える
  • 山越える
  • 山越える
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • ニューノーマル
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • 共同幻想論とお爺さん
  • GRACELAND
  • GRACELAND
  • GRACELAND
  • アベリア
  • アベリア
  • アベリア
  • アベリア
  • アベリア
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • チコちゃんに叱られる
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • 灼熱ウォーキング
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • カオスな夏
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • おさびし山へ
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 扉開く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
  • 夏野菜届く
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ