2020年10月

赤塚チルドレンなのだ

自分トフタリッキリデ暮ラスノダ

自分ノパンツハ自分デ洗ウノダ

自分ハ自分ヲ尊敬シテイルカラ

ソレクライナンデモナイノダ

自分ガニコニコスレバ

自分モ嬉シクナッテニコニコスルノダ

自分ガ怒ルト自分ハコワクナルノデ

スグニ自分ト仲直リスルノダ

自分ハトッテモ傷ツキヤスイカラ

自分ハ自分ニ優シクスルノダ

自分ノ言ウコトサエキイテイレバ

自分ハ自分ヲ失ウコトハナイ

自分ハ自分ガ好キデ好キデタマラナイ

自分ノタメナラ生命モ惜シクナイ

ソレホド自分ハスバラシイノダ


(赤塚不二夫、 谷川俊太郎、2006)



昨日ニッポン放送の『うどうのらじお』で紹介された詩です。
赤塚不二夫と谷川俊太郎のマリアージュ。
朗読が有働由美子だったからか、自分がちょっと弱気というか、いささか繊細に陥ってしまっている、そんな状態だったのか、グッときましてね。



夢とうつつ、虚構と現実、裏腹に、背に腹は代えられず。
あべこべ、逆さま、二面性、
表裏一体、正反対、
反対の反対は賛成なのだ。
賛成の反対は反対なのだ。
0点は無限の可能性があるのだ。
これでいいのだ。
というわけで、水面にピントを合わせてみました。

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自分トフタリッキリデ暮ラスノダ

自分ノパンツハ自分デ洗ウノダ

自分ハ自分ヲ尊敬シテイルカラ

ソレクライナンデモナイノダ



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自分ガニコニコスレバ

自分モ嬉シクナッテニコニコスルノダ

自分ガ怒ルト自分ハコワクナルノデ

スグニ自分ト仲直リスルノダ



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自分ハトッテモ傷ツキヤスイカラ

自分ハ自分ニ優シクスルノダ

自分ノ言ウコトサエキイテイレバ

自分ハ自分ヲ失ウコトハナイ



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自分ハ自分ガ好キデ好キデタマラナイ

自分ノタメナラ生命モ惜シクナイ

ソレホド自分ハスバラシイノダ 



なんかね、マジでぐっときまして、書いておこうと思いましてね。
さ、仕事仕事。


BGM は赤塚チルドレンたちの傑作アルバムで。

 



 

老爺の老婆心

カメラを握ると掌がひやっとする季節になりなした。この冷たい刺激が引き金になって、ふと、あの夜のことを思い出したのです。



秋色を深呼吸する森の道

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繰り返される津波の映像に、被災者共々日本中の人が打ちひしがれていた計画停電初日の夜のこと、部屋の電気が消え、街中の明かりも消え、何か神妙な弔いの儀式でも始まるかのような心境。ん!?おやおや庭が明るいぞ。そんなはずはないと思いつつ出てみたら、ひんやりした澄んだ空気に満月の光。懐かしかったのです、その月明かりで自分の影が芝生に落ちている。子供の頃、街灯もないたんぼ道を歩いていた時以来の月光による影法師。



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何か重大な啓示を得たようで、レノンなのか、アマテラスなのか、月の女神ルナからだったのか、その夜から毎晩庭に出ては香を焚き、音楽を流し、ブログを書いたり本を読んだり、という庭時間を持つことが習慣となりました。



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震災直後、茫然とした頭で女房に「これでしばらく、世の中は庭どころじゃないだろ。どうする、東北に片付けの手伝いに行くか?」と。ところが翌日、その翌日、そのまた翌日とお客様が増えてゆく。検討中だった何件かはすぐに本決まりで着工となりの大忙しでした。その予期せぬ展開の理由は、最初に飛び込んできた方の言葉で納得。家族を大事にしたい、家族との時間を大事にしたい、だから庭をちゃんとしておきたいと。



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泣けました。そうでなくても悲惨な映像と数字に打ちのめされて、指で少し突けば涙があふれる状態でしたし。でもそれは悲しみではなく感動の涙。あの大惨事の直後に大切な家族のために行動する、たくましさと愛情の大きさに泣けたのです。いつもそうやって、素敵な人たちに尻を叩かれ手を引かれ、背中を押されながらの設計作業を、倒けつ転びつしながらも、なんとか今日までやってこられました。賢明なるお客様方にただただ感謝です。



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今回のコロナ騒ぎでも同じような現象が起こったわけです。営業自粛、学校閉鎖、ステイホーム、テレワーク・・・。皆さん押し並べてキツい時間を過ごす中、庭への意識の高まりは凄かった。いよいよ庭という特別な場所が暮らしの役に立つ時であると、ファイト一発!踏ん張ったものの、あまりの数の多さにちゃんとした対応をしきれずに、たくさんの方をお待たせしている状況が今も続いている有様でして、その点どうかご容赦の程を、といつもの言い訳しといて恐縮ながら、この『苦難に遭うと庭が必要とされる現象』の理由を、皆様にもしっかりと確認しておいて欲しくて。



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喉元過ぎれば熱さ忘れる。アフターコロナかウィズコロナか、暮らしが徐々に平穏を取り戻しつつある今、家族の大切さ、時間の大切さ、命を輝かせて過ごすことの大切さを肝に銘じておきたいと、ぼく自身も我が身を振り返りつつ日々そう思っている次第です。もしも庭に、わずかばかりであってもその庭スペースに、幸福な時間を紡いでゆくことの役に立てる可能性があるなら、ぼくに連絡をしてください。



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庭は自然と歩調を合わせて暮らすための場所であり、愛する人を思って手入れをする場所であり、今日を振り返りつつ明日を思い描く場所。荒れ放題でカーテン閉め切って暮らしている場合ではないと、まだ先行き不安な現状ながら、だからこそ、もう一度その庭に意識を向けて、そこで展開される笑顔のシーンをイメージして欲しいなあと、あ、いや、庭屋としてではなく、自身の未来も五里霧中な老い先さして長くもない、二人の孫の成長にニマニマしている還暦老爺の老婆心として、子育てや仕事や家事に頑張っているお若い方々へ。



 

庭へ

誰の番組だったか、昨夜庭で流しっぱなしにしていたラジオで「太るより痩せる方がお金がかかる」というのがありまして、一夜が明けてそれがまだ頭にこびりついていたもので、そのことを少しだけ。



庭の背景がセイタカアワダチソウで黄色く染まりました。
い〜い季節です。
花言葉は「生命力」「元気」「唯我独尊」。

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確かに、昭和時代は裕福さと体重は比例していました。ところが今は痩せるためにダイエット食を買い、ジムやライザップに通うという逆転現象となっており、痩せるにはコストがかかる時代です。これは全体的に豊かになったということでありまして、コロナとかいろいろ大変なことはあるにしろ、いかな状況になろうと餓死する心配はゼロ。腹が減って腹が減って死にそうだ、みたいなことって言わなくなったし、きっとあなたも何年も感じたことがないですよね。それはそれで素晴らしいことなわけですけど、あの空腹感、飢餓感、ひと口のご飯を脳が痺れるほど美味しく感じたあの感覚を懐かしく思ったりもします。



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快感は満ち足りたら失われてしまうもの。とびきりの快楽である感動も不足や不満が原資ですから、これでいいや、そこそこでいいや、まあこんなもんでしょ、などと呟くことは感動から遠ざかること。年齢に関係なく、体調や状況に関係なく、不足と不満を見定めては解消に努める感動体質でいたいものです。



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そこで、庭なのですよ。庭を楽しむ人たちは例外なく感動体質。それは庭が変化をやめない場所だから。植物は成長し、枯れてゆく。芋虫が葉っぱを食べ、羽化して飛んでゆく。嵐が来れば枝が折れ、鉢がひっくり返り、塩害で枯れ枯れになる。それを美しく維持するには掃除や手入れが欠かせないわけで、しかもただ復旧するだけでなく、数ヶ月後の花咲く庭をイメージしながら植え替えやバラのシュートを誘引するという、古い歌ですけど『未来予想図』を思い描くという営みを日々繰り返しているわけで、当然のことながら暮らしは予想図方向に展開してゆく。すると行き先に、次々に感動が待ち構えている。



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そうやって感動体質になってゆくほどに、あーら不思議、ダイエット効果があるんですねえ。これほんとですよ。ご近所の庭好きの方を観察していただければ一目瞭然、一見するとふくよかな笑顔でしょうけど、でも不健康にでっぷりしている人はいないはず。だからですね、大枚叩いて減量するよりも、その分で花鉢を買いに行きましょう。



一昨年、うちの庭から飛び火した
アスクレピアスも仲間入り。

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花言葉は「健康な体」「私を行かせて」「小さな恋」。



みんなが貧乏だった時代は幸福とは経済力のことでした。今はどうでしょう。やっぱりお金ですか?ですよねえ、そりゃあそうですよね。でもね、同時に心の健康が重要な時代になったわけで、皆さん、お金は心にいいことに使いましょうね。あ、ちなみに、園芸コーナーに冬用のバラが並び始めました。大苗で3千円前後。パンジー・ビオラは200円、ガーデンシクラメンは300円。春爛漫と見まごうばかりの庭を思い描いて、庭へ。イメージできたらできたも同然。不満を糧に晩秋から冬へ、元気いっぱいで過ごしましょう。










 

高揚する効用

設計の合間を縫って、ずっと気になっていた庭の芝刈り作業。例年ならばコンスタントに、2週に1度のお楽しみだったのが、忙しさに負けてほぼひと月放ったらかしになっていました。



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いやあ気分爽快。さあてと、冬の花は何を植えようなかあと、イマジネーション溢れ出す。これなんだなあ、庭の手入れの高揚感を伴う効用は。



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道具入れを整理していたら下の方から出てきたマグァンプひと袋を、芝生とバラに感謝を込めて撒きました。



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そしてたっぷりと散水して。



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これでよしと。喉の小骨が取れたようでスッキリしました。



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よっしゃ、整ったところで頭のスイッチ切り替えて、設計設計また設計。


BGM は果てしなく自由自在に整ってゆく、名手キース・ジャレットで。
この曲は多くのビーバッパーに取り上げられているので、
聴き比べると楽しいですよ。



ちなみにぼくが一番好きなのはレッド・ガーランド。



優しさとか、温もりとか、柔らかな笑顔とか、
なかなかいませんよ、
ピアノでそんな陽だまりの音を奏でる人。
前身はなんとプロボクサー。
暴れん坊マイルスの手酷いパンチを喰らって次々倒れてゆく仲間を尻目に、
その右手のように軽やかなステップでかわしながら、彼だけはいつも普通に笑顔でした。
結果的にその頃の第一期クインテットが最高なのであります。
何の世界でも、どんな集団にも、そういうお日様みたいな人って必要ですよね。


 
 

庭を楽しむヒント その1

広さに応じた計画を

広い庭の場合

✅ 家の間取りのように、『芝生』『ウッドデッキ』『テラス』『畑』『物干し場』『果樹園』『トレーニングスペース』など、いくつかの目的を決めて区分けをする。

✅ 通路や過ごす場所をゆったりさせて、手入れが必要な面積を減らす。

✅ 庭の中央や建物寄りに木を植えて全体的に立体感を出す。

✅ 過ごす場所の周囲に目隠しを施し、離れや隠れ家的な居心地の良さを演出する。

参照検索  : 石井邸 屋上庭園 樋口邸 ゾーニング 区分けする(トップページ左上の『記事検索』をお使いください)

樋口邸 Before

樋口邸 Before


After 

 樋口邸 After



狭い庭の場合

✅ 園芸をする、過ごす、風景を作るなど、いくつかのテーマを決める。

✅ カーテンを開けて暮らせるように、適切な目隠しを施す。

✅ ウッドデッキや埋め立てで部屋との段差を解消し、限られた庭スペースを最大限活用する。

✅ 長方形の庭を細長くならない方向に分割して、それぞれにテーマを当てはめる。

参照検索  : 通路は庭になる 岡山邸 曽田邸 小湊邸 草野邸 出幅2メートル

草野邸 Before

草野邸 Before


After
 
草野邸 After
 

もっと狭い庭の場合

✅ 庭を部屋の一部と捉え、生活空間であると捉える。

✅ ひとりかふたりで快適に過ごせるように構成する。

✅ 部屋の背景として吊り鉢やトレリスを使って立体的に植物を配置する。

✅ 光と風を入れ、外を感じながら暮らせるように工夫する。

参照検索  : 出幅1メートル50センチ 木村邸 出幅80センチ 澤田邸 石丸邸 

木村邸 Before

木村邸 Before


After

木村邸 After



広いと持て余して荒れてしまい、狭いとあきらめて活用しない、そんなケースがあまりに多いのです。せっかくの庭スペースを整えて、自然を感じながら季節と歩調を合わせた暮らしを実現させてください。



ああいい天気。
早朝から施行中の現場4カ所を巡ってきました。
どこも順調で、職人さんたちもやる気満々の上機嫌。
天気がいいと何もかもいい展開をするようで、
お天道様に感謝です。
さ、午後は設計に没頭。




北を目指して進むぼくの肩に、陽射しは励ますように幸せなぬくもりをくれる。振り向くと光が強すぎて泣けてくるから、前だけを見つめて。水面はキラキラと手招きをしている。ぼくはいつもいつも、こうして太陽に従って歩いている。

この感じをきみに贈れたらいいのになあ。こんなふうに、お日様みたいな曲が出来上がったら届けるよ。

北へ向かって進むぼくの肩に、陽射しは励ますように幸せなぬくもりをくれる。振り向くと眩しすぎて泣けてくるから、前だけを見つめて。水面はキラキラと手招きをしている。ぼくはいつもいつも、太陽に押されて歩いている。

きみに話せる物語が出来上がったら届けるよ。この同じ太陽の光が、きみにも降り注いでいることを願う。

肩に感じる陽射しはぼくを幸せな気持ちにしてくれる。でも振り向かない、泣けるから。水面に映る光に導かれて進む。太陽を背に受けて、とてもいい気分で。


山田のかかし

今年も行ってきました、里山のかかしコンクール。



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山田の中の一本足のかかし
天気がよいのにみの笠つけて



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朝から晩までただ立ちどおし
歩けないのか山田のかかし




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山田の中の一本足のかかし
弓矢でおどして力んで居れど




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山では烏がかあかと笑う
耳が無いのか山田のかかし 




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長く降り続いた梅雨、暑くて短かった夏、幸いにして台風が来ないままで刈り入れとなりました。
めでたしめでたし。



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人口に対する農業従事者の割合は江戸時代85%、明治時代80%、昭和時代45%、そして現在はたった4%だそうな。社会形態が変化した結果なのでそれを嘆くわけではなく、ただ、日本人は農業によって生き延びてきた民族で、文化やお作法や価値観も、四季と大地に根ざしているのだということを忘れてしまったら、いろいろとね、おかしなことになってしまうのではないかと。せめて庭で、土いじりくらいはしておかないとね。



 続きを読む

またもやチコちゃんに叱られるの巻

勢いが出て来たアイズバーグを見ていると、ある程度の環境が整っていて、素直に穏やかに過ごしていれば、ちゃんと咲くんだなあと知らされます。幸いにして今年は台風被害もなく、日増しに花数を増やす姿の嬉しいことといったらもう。アマテラスの祝福に少しばかりのお礼肥を施し、その教えに従って、素直に、穏やかに。



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長閑な越後の山奥で育ったもので、元来とてものんびりしている性分でして、それが無理して尻にムチ入れて、積み上がった設計の山へ挑む日々。気をつけないとバランス崩して滑落するぞと、常にそんな気持ちがあるのです。



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いけませんいけません、焦ってはいけません。



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一歩一歩着実に、されど妄想空想ふんだんに、願いと思いをぎっしり詰め込んだプランを仕上げる所存なり。アクセル踏んだり緩めたりしつつ、目的地はまだ遥かなる山の呼び声。



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昨日警察から連絡がありまして、「財布が届いています」とのこと。うっかり者の女房が落としたに違いないと、すぐに取りに行って驚きました。それはぼくの財布でした。トホホのホ、ボーッと生きてんじゃねえよおー!って、チコちゃんに叱られる。
そうそう、ボーッとしちゃいられねえ。拾ってくださった方にお礼をせねば。感謝を胸にブルージュの丘へ。


祝オカムラ

 


 

庭好き一戸建て

九州出身のお客様から「前略、庭に植えていただいたハナミズキの紅葉に毎年感動しています」というメールを頂戴し、はっとしました。九州は落葉樹が少なく、紅葉をめでるということがないとのこと。故郷を遠く離れて幾星霜、まるで異国にいるかのような感慨に浸るんだそうです。



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言われてみればハナミズキ、サクラやケヤキや紅葉劇場大看板のモミジを控えさせ、いの一番の登場です。 



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舞台の評価はオープニングとエンディング、と申しますが、晩秋の幕開けにふさわしい立役者ですよね。



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待ってました!大向こうから声がかかるぞ猿之助。身も心も紅く染め、実も葉っぱ真っ赤に染めての登場に拍手喝采。



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そんな風に何気ない木々の変化が心に響く、そのお客様の感覚が素晴らしいなあって思ったのです。 昨日来店されたご婦人は「多肉植物に癒されて、何度も救われて来ました」と話していたし、庭好きの人たちは、何か特別なカテゴリーにいるのかもしれません。特別なカテゴリー、そこは人生の特等席。手にあまり、目に余る状態の庭が多い世の中なれど、ある人たちにとっては、暮らしに庭があることが必須となっている。昭和の御代では憧れだった庭付き一戸建ては、庭好きの方限定の「庭好き一戸建て」と解釈するよな時代がやって来たら、どんなにか住宅地の風景は幸福に輝くであろうかと。



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おっと、舞台は中盤へ。ここから立て続けに展開されるスペクタクルを見逃してなるものか。團十郎、菊五郎、勘三郎に追いつけ追い越せ六代目韋駄天勘九郎、ケレンを売りにする名人達者が居並ぶ梨園で、やはり猿翁・猿之助、宙乗り・本水・早替り、大団円へと一気に展開してゆくスーパー歌舞伎秋劇場の第一幕でありました。


本日の出囃子は歌舞伎十八番から『助六』で。
とは言っても色男の名台詞「煙管の雨が降るようだ」は置いといて、
根っからの芝居好き、
勘三郎の真骨頂にてご陽気に笑い泣き。






 
 

庭のつれづれ

サクラサク

そろそろかな、と遠回りしてみたら、やっぱり。1年ぶりの再会に「相変わらず地味だねえ。でもちゃんと咲きましたねえ」と声かける。



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地味・・・華やかでなく控えめなこと。飾り立てて人目を引こうとしない態度。



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今やっている設計は外構のリニューアル。ご要望は「地味にお願いします」というもので、でもイメージを一新して、これから始まる人生の仕上げの時期を充実させるきっかけにしたいご様子。



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とっても素敵な笑顔のその奥様は、お気に入りの小物に囲まれて、家族仲良く、実直にして物静か。ご近所さんとも良好なコミュニケーションができているようで、通りがかりの人たちが笑顔で声をかけてゆきます。



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さて、設計的に地味なリニューアルとはどうしたらいいのかと申しますと、「理に適う」ということが大事。基本を踏まえてごく普通に整えてゆけばそのように仕上がるのです。奇をてらうことなく、むやみに主張せず、目立たぬように、はしゃがぬように構成する。すると驚くことに、そこにはワクワクや幸福な展開が待っている。脳内にはすでにそんな外構が描き上がっています。穏やかにして美しいα波と申しましょうか、清らかな愛情で家族を大事にする、そんな暮らしにふさわしい外構を提供すべく本日の設計 BGM は、そんな奥様のイメージで選びました。


かれこれ40年以上聴き続けていて今更気付いたんですけど、
これって娘たちを見つめて微笑む母親の、
普通に幸せな日常の歌なんですね。






 

Fantasy

うちの駐車場は高台にあり、停め場所から西へ50歩ほど移動すると富士山が拝めます。
昨日帰宅し西から昇ったお日様かと思われるほどの光を感じたので50歩移動。おお、なんとなんと。



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上半身に雪を纏って陽を浴びる富士のお山の神々しさに、二礼二拍手一礼し、ハラエタマイ キヨメタマエ  カムナガラマモリタマイ サキワエタマエと三唱してからパシャパシャっと撮影。急いで庭へ。



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おお、これはこれは。咲き出した秋のバラたちも夕陽に参拝中でした。



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冷たい雨で急激に冷え込んだと思ったら、こうして赤外線で温めてくれる計らいに感謝の黄昏時。黄昏は「誰そ彼」、そこにおわすは大日如来かアマテラスか、はたまた懐かしきあの人が、会いたくて会いたくて辛かったあの人が、遠路はるばる庭へと遊びに来てくださったのか。



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おお・マイ・ゴッド、焦りも不安も不満も心曇らす何もかも、あなた様を見失った時に聞こえてくるカンカンカンと鐘の音、有り難き警鐘であると承知の助でございます。よって今宵も静寂の庭にてマインドフルネス・メディテーション、地球の裏側へと移動されたお姿に思いを馳せて、そこに暮らす人々の歓喜の笑顔に同期する所存なり。



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10月も半ばとなりました。相も変わらず、愛も変わらず設計は溜まりっぱなしでお待たせしている皆様には恐縮至極。なれど、花の気持ちになるならば、一輪一輪丁寧に、開いて咲いて結実し、やがて根を張り双葉が出ることを願いつつ、コツコツと、着実に、太陽の動きに歩調を合わせ進めておりますゆえ、どうぞ広い御心でご辛抱の程をお願い致し候。何卒何卒。






人は誰でも特別な場所を持っている
心の中に宇宙があるんだよ
世界がどうであろうと空想は自由だからね

空に向かって行こうじゃないか
「想像」という俺たちの宇宙船に乗って
心配ない 夢は実現するって 
ほら すぐそこまで来ているよ

そして俺たちは一緒に生きてゆく
それは永遠に続くんだ
俺たちの声は永遠に響く
ひとつになって

あらゆる考えは夢へと変換される
小川みたいに淀みなく流れる
俺たちの「約束の地」に
たくさんの花をもたらしてくれるんだ 

空に向かって行こうじゃないか
「想像」という俺たちの宇宙船に乗って
君の夢は実現するよ
ここからは遥か遠い世界で

 俺たちの声は一緒に響き渡る
終わることなく永遠に続いてゆく
俺たちみんな永遠の命を持っている
やがてみんながひとつになる

さあ勝利の時が近いぞ
俺たちが「想像」と呼ぶ王国へ
人生を慈しみ 新しい約束をして
君の精神は永遠へと解き放たれる

一緒に探し続けよう
これまでの悔いや失敗を克服できれば 
その時はひとつになって
愛の翼を広げようよ 

勝利をつかみに行こう
俺たちが「想像」と呼ぶ王国へ
君との人生を慈しむこと
それが魂の歓喜に繋がってゆくんだ 

君は見つけるだろう
君を探していたもう一人の君を
再び自分の人生と出会うに違いない
そしてまた新しい道を歩んでゆく

君が自らの意思で進むなら
王国の人々は歓迎するはずだ
みんな君の光の美しさをお見通しだから

輝く時がやって来た
すべての夢がかなう時が来たんだ
大いなる一歩を颯爽と踏み出して
滑るように空へ
まずは微笑んでほしんんだよ
笑みを浮かべた唇でこう言ってほしい
私は自由なんだ 解き放たれるんだってね
 

 

小糠雨降るコスモス街道

冷たい雨に打たれて里山さまよう散歩道、右は越後へ行く北の道、左は店まで行く通勤道。越後ではそろそろ八海山が雪化粧だなあなどと思いつつ左へと。



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ひと雨ごとに深まってゆく秋、とは言え、急激に冷え込みました。12月上旬の気温だそうです。



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こんな時には兎にも角にも、お父ちゃんもお母ちゃんも、みんなも社長さんも Wow Wow Wow Wow 暖かくして過ごしましょう。



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ぽっかぽかにしといたら気分もぽっかぽか。楽しい方向にアフォードされるよう環境を整えて、アフォーダンス・ダンス・ダンス。



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このイントロに心躍る年代の方はご一緒に。躍る阿呆に見る阿呆、縮こまることなく心身を活性化させて、今日も充実のいち日を。











 
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