2020年11月

A Love Supreme

サキソフォン ジョン・コルトレーン

ドラムス エルヴィン・ジョーンズ

ピアノ マッコイ・タイナー

ベース ジミー・ギャリソン


ウィキペディアより

至上の愛』(A Love Supreme) は、ジャズサクソフォーン奏者ジョン・コルトレーンスタジオ・アルバム

ローリング・ストーン誌が選ぶ『オールタイム・ベストアルバム500』に於いて、ジャズ・アルバムとしてはマイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』の12位に次ぐ47位にランクイン。娯楽音楽であったジャズが発展し、戦後のモダンジャズが芸術音楽化した中で到達した一つの到達点を象徴した、複雑かつ極めて独創的で創造的な歴史的作品である。








毎日起き抜けに庭に出て、今日の自分をイメージするのです。具体的なスケジュールはいつも前夜に庭で整えておいたシンプルなものなので数秒でOK!大事なのはそのシンプルな行動のクオリティー。



創造的逸脱、あるいは旅立ち。
実は並走するもうひとつの世界に遊ぶ快楽。
そんな気分でシャッターを押せる日は好調なり。
寒さ増し、舞岡公園のモミジがいよいよファンタジー。

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上質な設計時間を過ごすためには『集中力』が不可欠です。不可欠なのにその領域に入ることは至難の技であり、しかし一旦そこにたどり着いたらこっちのもので、信じられないような完備にして甘美なる世界が展開する。まず自分が図面上の仮想庭に入って行く。そこで朝昼晩、春夏秋冬、来年でも10年後でも自由自在にワープして、その時点での庭を観察したり味わったり、時にはもうすでにあの世に行ってしまった人たちを招待して、尽きない話に花を咲かせることも。



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集中域に到達する予兆はドキドキです。心拍数が上がってきます。「いいぞいいぞ、もうすぐだ」とチラッと思ってそのまま作業を続け、ついにそこに到着した時にはもうなんと言いますか、自分じゃないんですよ。まあ自分は自分なんだけど日常の自分とは別人の、そうですねえ、魔法使いとか、ウルトラマンとか、そんな感じになっていることを実感でき、至上の快楽とはこのことかと。



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ところがその至福の世界は甘く危険な香りに満ちておりまして、長くはとどまれない。胸のカラータイマーが点滅を始めてしまいます。ドキドキが増してきて血圧が上がり、頭がクラクラしてくる。あまりの楽しさに呼吸をするのを忘れているのかもしれません。で、さすがに怖くなって席を立ってコーヒー・ブレイク。そうやって現世に帰還すると、目の前には自分で描いたとは思えないクオリティーの設計が完成しています。



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現世と集中域を行ったり来たり、なんとゴージャスな仕事であるか。ジョン・コルトレーンの奇跡の一枚『至上の愛』は、ドキドキが増してクラクラが始まる時のあの感じにとても似ているのです。



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至福は至難、しかしそこが仕事場ですから、いち早く集中域に到達したい時に聴くのがこれ、ポリリズム吹き荒れる菊地成孔の『嵐が丘』。



要するにハイクオリティーな音楽によるアフォーダンスなのです。音楽とは多く場合癒しの効用を求めて聴くものですけど、仕事によってはこのように、仕事上の理想の世界へとアフォードしてくれる曲を持っていると有利ですよ。そして家に帰ったら庭で頭のメンテナンス。カーレースのコックピットみたいなもので、整備を怠ったら早々にクラッシュしてしまいますので。

では今日も、創造的逸脱、あるいは理想の庭世界への旅立ちを企てます。


Go To ホーム

ここ数日急激に気温が下がりまして、冬近しですね。雪国育ちの身ですからこの冷えた空気はいい感じに頭を刺激されて、思考がクリアになると同時に設計への意欲が、夏とはまた違う、深い所から勢いよく
湧き上がってきます。ただし厚着が絶対条件ですが。



冬の理想的な庭は、春爛漫を思わせる花いっぱいの庭。
いつも季節を先取りするのがガーデニングのコツなり。


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寒い日は軽く汗をかくくらいに暖かくして血行をよくしといて頭だけをスカッとさせる、これが冬季設計作業のコツ。頭寒足熱とはよく言ったものです。



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そうそう、以前に読んだ根来秀行の『毛細血管は増やすが勝ち!』 によれば、血流の悪さ、加齢による毛細血管の減少によるトラブルは様々あり、ひとからげで逆説的に言うならば、毛細血管を増やす暮らし方こそが長生きのコツであると書かれていました。大敵はストレスと運動不足と不健康な食事。



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ストレスをなくすというのはなかなか、これは難問なわけですけど、運動と食事は簡単ですよね。この場合の運動とは軽い有酸素運動と筋トレを両方と、もうひとつ大事なのがストレッチだそうです。入浴時に入念に指揉みをし、上がったら体が冷えないうちに全身の柔軟体操&リンパを流すように各関節を回す。次に食事は外食を避けて手作りでバランスがいいものを。そうは書いていませんでしたが、つまり、多分、腸にいい食事がよろしいのでしょう。食物繊維と発酵食品。



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Go To トラベル・Go To イートが一時中止だそうで、グラフがどこまで上昇するのか心配ですね。まったくもって長い闘いで、ストレス解消が大きな課題。ここはひとつGo To ホームで、一家団欒で鍋がいいですよ。一時期4分の1で300円だった白菜がひと玉まるまるで100円になったし、大根も立派なのが90円で買えますし。豆乳鍋、寄せ鍋、味噌の甘辛オロチョン鍋、シンプルに水炊きとか。



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それからですね、庭。ビオラやガーデンシクエラメンを今植えといたら、春まで花いっぱいの家庭になりますよ。って、我が家はまだなんですよね。けっこう花が咲いているもんですからついつい。でも、そろそろ本気で植え替えをしなければ。



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寒々とした庭じゃゲストも呼べないし、この冬もポカポカな気持ちで過ごしたいですからね。




今日の設計BGMは季節を先回りして、とっても冬っぽい音楽を、
こたつでアイスを食べるイメージで。





 


 

庭のつれづれ

庭の速度について行く。

相も変わらず、愛も変わらず仕事量に追いつけず、やれどもやれどもな日々。でもね、よくよく考えたらですよ、第三波に喘いでいる人たちの必死のパッチに比べたらありがたいことでありまして、気がかりなのは、お待たせしっぱなしの方々が気分を害してしまわないかというただ一点。できることをコツコツと、幸せな庭を生み出せるコンディションづくりが何よりの課題となっています。



今年も江ノ島灯台がツリーになりました。
庭の夜景が華やいで、なんともありがたいことです。
大変な状況のあなた、とりあえずあとひと月、頑張りましょう。
とにかく、頑張りましょう。

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そんな状態なので、朝晩の庭時間がありがたいことありがたいこと。そして犬たち、家族たちの存在が。



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気がついたんですけどね、娘とのLINEやら、犬たち、庭の花たちに「ありがとう」って、いち日何回も使っているんですよね。ありがとう。ありがとうございます。ありがとね。



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このスタンスからズレなければ設計の質が落ちることはない気がして、つまりは一応健康な心でいられる気がしまして。なんか年寄りくさい話ですけど、まあ、年寄りなので。



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昨夜は庭でラサール石井のコラムを読んで涙(これも老化かもしれません。いやいや老人力かもしれません)。いろんなことを考えましたが、今も引き続き考えていますが、結局は自分自身が健全さを保ちつつ庭を思い描くこと、そこにたどり着くのが精一杯でした。


→→→


さ、仕事仕事。



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師が走ろうとも、いち日いち日丁寧に、庭の速度についていきます。


威勢よくSir トム・ジョーンズでも聴きますか。
ウェールズ出身のひたすらシャウトしっぱなしだった若者は、
そのまま歳を重ね、
ひたすら元気な爺さんになりました。
この見事な、呆れるほどの生命力は
シャーリー・バッシーと双璧ですよね。


 



 

庭論・紺屋の白袴

今日は少々ややこしくかつ情緒的な庭論のため、数学的技法で叙情詩的世界へといざなう曲を、熊本マリさんの指で。これを流しながらゆっくりとお読みいただけたらと思います。





音楽の父ヨハン・セバスティアン・バッハは数学頭の人、複雑なパズルを五線紙上に組み立てるやり方で、教会やパトロンからの注文の山をひたすらこなしてゆく人生でした。だからでしょうか、庭を設計するときの BGM に最適で、叙情に溶けて行きがちな頭を論理的に整えてくれます。中でもこれ、ゴールドベルクはお気に入り。この曲に興味を持って YouTube で聴けるだけの演奏家のを聴きました。その結果、本来チェンバロ用に作曲されたであろうこれを、ピアノで再表現したマリさんのが飛びきりです。チェンバロだとギクシャクしがちな旋律を滑らかに、一音一音が清らかに奏でられ、人が夢の世界へと入ってゆく、あの瞬間的な幻想に引き摺り込んでゆく。試しに夜の庭で、これを流しながらお気に入りの本をめくってみてください。不意にストーリーが遠のき、脳内を記憶の絵筆が一気に塗りつぶすような、寝落ちの快楽を楽しめることでしょう。
ちなみにこの曲の魅力は、最終が冒頭のアリアへ戻るというループのアイデア、仕掛けを凝らした龍安寺の庭的な、ビートルズのサージェントペパーズみたいなコンセプチュアルな点にあるのです。素人解説ゆえ無粋に過ぎるやもしれませんが、最初に聴いた時それにノックアウトされたものですから。
これまでこのCDを何人にプレゼントしたかなあ。今はこうして YouTube で聴けますから、あなたへ、贈りますね。なかなかいいなと思ったら、作曲の由来もググってみてください。



庭で見かける虫たちは、見つめるほどに美しい。
そして見つめるほどに不思議不思議。
学者なら科学的に探求するであろうが、ぼくの頭は
ついつい詩的に、情緒的に捉えてしまう。
やれやれ、だから悩みが尽きないのだ。
まったくもって難儀な頭である。

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では本論へまいります。行きますよ。
1から100までを1+2+3+4+5+・・・と足して行ったら合計はいくつになるでしょう。
あなたならどうします?どうするもこうするも最初から順に足していきますよね。ところが高度な数学頭の人はそうせずに、1〜100と100〜1を2行に並べて考える。1+100=101、2+99=101、3+98=101、おやおや必ず101だ。であれば101×100回で10100、で、1+100と100+1、2+99と99+2と2回出てくるから2で割って、答えは5050であると、短時間で正解を導き出してしまうそうな。



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どうです、いろんな苦労や悩み事も、このクールでシャープな数学頭を使えばたやすく解決できそうな気がしますよね。ところが悲しきかな、そういう頭脳の持ち主は稀有でして、たぶん世の中に1%も存在していないのです。



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ではどうするか、詩的頭脳のマジョリティーは悩み多き人生から逃れられないのか。大丈夫です。そこで役に立つのが数学頭の科学者たちが残した名言・格言の類。ダ・ヴィンチ、ガリレオ、パスカル、ニュートン、ダーウィン 、エジソン、アインシュタイン、村上和雄、ホーキング、山中伸弥、この10人の学者たちは、驚くことに同じテーマの探究に人生を時間を費やしました。そのテーマとは「森羅万象の公式化」。美しさと不思議さに満ちた自然界の出来事を、数字を使って解析し、図式や方程式で、法則として説明づけようと躍起になったのであります。興味深いことに彼らのその科学的行いはやがて心の在り方、哲学へと繋がってゆきました。



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レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452〜1519
音楽家 建築家 数学者 幾何学者 解剖学者 生理学者 動植物学者 天文学者 気象学者 地質学者 地理学者 物理学者 光学者 力学者 土木工学者 画家

自然は自己の法則を破らない。


ガリレオ・ガリレイ 1564〜1642
物理学者 天文学者 哲学者

結果にはすべて原因がある。


ブレーズ・パスカル 1623〜1662
物理学者 数学者 思想家 神学者 哲学者 自然哲学者

人間は一本の葦にすぎない。自然のうちで最もひ弱な葦にすぎない。しかし、それは考える葦である。


アイザック・ニュートン 1642〜1724
数学者 物理学者 天文学者 自然哲学者

今日できることに全力を尽くせ。それが明日の一段の進歩となる。


 チャールズ・ダーウィン 1809〜1882
地質学者 自然科学者 生物学者

生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。変化に最もよく適応したものである。


トーマス・エジソン 1847〜1931
発明家 起業家

人の最大の弱点は諦めることにある。成功する確実な方法は、常にもう一回だけ試みることだ。


アルベルト・アインシュタイン 1879〜1955
理論物理学者

誰かのために生きることにのみ、生きる価値がある。


村上和雄 1936〜
分子生物学者

志の高いものに、天は味方する。


スティーブン・ホーキング 1942〜2018
物理学者

怒ったり不満を言ったりしても、人は振り向いてくれない。


山中伸弥 1962〜
医学者

家族の支えがないと研究は続けて来られなかった。



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自然を探究すると心に至り、心で探究すると自然が見えてくる。自然→探究→心→自然→探究→心→自然→探究→心→自然→探究→心→自然・・・。
コロナにしろ台風にしろ地震にしろ、厄災もそれは自然。不自然に対応したら適応できないです。そしてとかく忘れがちなのはぼくもあなたも言わば野生動物であり、自然の一部であるということ。だからくれぐれも不自然の罠にはまり込むことなかれ。スマホを使いこなそうが、宇宙にまで棲み家を広げようが、それが生物的な幸福に直結するものではない。まったく違いますよね。自然の一部としての健全さを保ち、愛情や優しさや勤勉さや感動することなどの、ヒトに与えられた特性を活かして、循環の中で花が咲くような命の使い方をしなければ。困ったことに特性の副作用・反作用として様々な悩みや苦しみもあると思いますけど、そんな局面で必ず「これって不自然じゃないかな?」と問うてみてください。



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果てしがないトンネルみたいなこの状況下でも、しっかりと家族で笑い合って暮らしている人たちを観察してみてください。きっとそこにはごく自然で、ごく当たり前な思考や行動や、自然に即して暮らすお作法みたいなことが見えてくると思うのですよ。自然ですよ自然。自然を暮らしに取り込む場所が庭。庭が荒れている時、必ず人が荒れています。寒々とした庭、苦しそうな庭、味気ない庭、存在理由を失って久しい庭、それらはどれもこれも、そこに暮らす人の何らかの不自然さが原因となっているのでないかと思うのですが。
と言いつつ、紺屋の白袴、ぼく自身も油断するとすぐに不自然に陥ってしまうわけで、だから庭から目が離せないわけです。庭なんてどうでもいいや、忙しくて庭どころじゃないよ、そんなふうにはなりたくないのです。自称賢い人間、ホモ・サピエンスのひとりとして、枯れる時に、いろいろあったけど幸せな庭を生み出し続けられたなあと、なかなかの人生であったと、よくやったよと、そう思って(できれば庭で)倒れたいので。自然に考えて、愛する子供たち、孫たちに残せるものってそれですからね。




 

ニチニチソウ

ひと鉢180円也、で購入したのが昨年の8月でしたニチニチソウ。ごくごくありふれた一年草で、他の花に添えるつもりで、言わば脇役として出演願ったのでした。



19年7月

19年8月−2

19年8月ー1



夏を越え、秋になり、普通は10月で終わるのに11月になっても花は勢いを増すばかり。



9月

19年9月−1

19年9月−2



その後さすがにヘタってきたので、そのうち植替えをしようと鉢を庭の隅に放置して舞台からは退場。すっかり意識から抜けていました。



11月

19年11月ー2

19年11月−1



ところが今年の初夏に再び息を吹き返して咲き出したものですから慌てて肥料をあげて、野菜用の木製プランタの中に置いたところ、鉢底から盛んに根を伸ばして大復活。移動させると根が切れてしまうため、野菜作りは中止して成り行きを見守ることに。



20年6月

20年6月


8月

20年8月



最初は脇役のつもりだったのに、こうしてしぶとく居座ることですっかり主役です。



9月

20年9月



夏を越え、秋を過ごし、そろそろ師走だというのにまだまだ花が止まりません。

11月

20年10月



今朝、日の出前に目が覚め庭に出たら、水を欲しがっていたのでたっぷりと。



 20年11月−1


出かける頃にはご覧の通りに生き生きと日を浴びて「しぶとく行けよ」と声をかけられたようで。



20年11月ー2

20年11月−3



御意、今日も設計設計また設計。そうか、そうだよな、あなたの名前は日日草、日々咲く草という名前なり。


我慢の三連休最終日ですね。
自宅でも、咲くことだけは我慢せず。



庭ですよ庭。芝と薔薇に寒肥を、
ビオラは今が植え時です。


 
 

モミジバフウ(紅葉葉楓)

現場巡回で旭区へ。街路樹が素晴らしい色に染まっていたので車を停めてシャッターを切る。



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モミジバフウ、別名アメリカフウ。



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この木は排気ガスに強く、強剪定にも耐えるため管理がしやすく、害虫もつかないので、街路樹に向いているという理由で東京の交通量の多い街道沿いでよく見かけます。



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名前を知る人は少なく、この紅葉の時期以外ほとんど意識されることもない木ではありますが、今が盛りと色付く姿に見惚れつつ、30年前、トラックに道具やら植木やら荷物を積んで都内を駆け回っていた頃の自分に再会したような気分に。



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色付く街は記憶の中の紅葉シーンを呼び覚ましますね。あの頃は怖いもの無しで、毎日意気揚々と現場作業をしていたなあ。いやはや、今は怖いものだらけで・・・それだけ背負う大切な荷物が増えたということなのでしょう。

人の一生は
重荷を負うて 遠き道を行くがごとし
急ぐべからず
不自由を 常と思えば不足なし
心に望みおこらば 困窮したる時を思い出すべし
堪忍は 無事のいしずえ
怒りは 敵と思え
勝つことばかりを知って 負くることを知らざれば
害 その身に至る
己を責めて 人を責めるな
及ばざるは 過ぎたるに優れり


怖い怖い、ああ、饅頭怖い。


今日もジャクソン・ブラウンで。



そう 俺はあの道を駆け下りていき

心の重荷を解き放とうとしたんだ

頭のなかに7人の女を思い浮かべてね

そのうち4人は俺を束縛しようとして

2人は俺を誘惑しようとして

残りの1人は私は友達よって言うのさ


気楽に行こうぜ 心配すんな

自分自身の車輪の音で

自分をいらつかせたりするんじゃない

おまえがやれるうちはリラックスすればいい

理解しようなんて思わなくていいさ

自分の居場所を見つけるのが大切さ

気楽に行こう


そう おれはアリゾナ・ウィンズローの

街角に立ってるんだ

眺めはそんなに悪くないよ

おし来た!トラックに乗った女の子が

俺を見ようとスピードを落としてきたぜ


さあ行こうぜ ベイビー

"かもね"なんて言わないでくれよ

お前さんの優しい愛で

俺のこと救ってくれないかい?

いちかばちかでもいいじゃないか

俺たち二度と

ここで出会うことなんてないんだし

だからドアを開けて乗せてくれよ

気楽に考えりゃいいじゃないか


そう 俺はあの道を駆け下りていき

心の重荷を解き放とうとしてた

頭のなかにはトラブルを沢山抱えてね

俺がずっとカッコつけていられる

恋人を探すんだ

そんな娘はそうは見つからないけどね


気楽に行こう リラックスしてさ

自分自身で自分のことを

おとしめたりなんてしなくていいんだ

さあ 行こうぜ

"もしかして"なんて言わないで

おまえの優しい愛があれば

俺は救われるかもしれないぜ


さあ 気楽に考えよう

俺たち 俺たちらしくいこう



 

庭を楽しむコツ

庭を楽しむコツは何でしょう。



第三波に対抗して、芝生とバラに肥料を施しました。

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昨夜は早めに帰って、途中立ち寄ったハナマサで立派な大根が90円だったんで購入し、安売りの練り物とこれまた特売価格の牛スネ肉も買っておでん作り。昆布で取った出汁に大根を最初に。練り物は別鍋で一度煮てから、牛すじも別鍋で水から煮て灰汁を取る。あとはお湯が濁らないように、とろ火で丁寧にあく取りしてから白出汁を加え、火を止めて鍋を庭のテーブルに置いて冷ます。庭仕事をこなして時間を潰し、常温まで冷めたらまたとろ火で、ゆっくりと、湯気が立つくらいまで温めて出来上がり。澄んだスープが上出来の証しなり。



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味見をしたら合格点。思い立って、鍋を持って車に乗り込み娘のところにウーバーイーツ。お返しに高級食パンを頂戴し、帰宅して、庭でおでんとトーストを食べました。



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料理を届けたい人がいる、喜んでくれる人がいる、一緒に庭で過ごしたい人がいる、これが庭を楽しむコツなんだよなあと、今更ながらにそんなことを。



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しばらくするとLINEで、孫がおでんを頬張る動画が送られてきて、なんか、楽しい夜だったなあと、上弦の月に報告してから、犬たちと平和な熟睡となりました。めでたしめでたし。



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もしも孤独を感じたら、庭のバラに飛び切り高価な肥料をあげたらいい。その花を誰に見せたいのか、そこで誰と過ごしたいのかが見えてくるから。それが見えたら、その時を心待ちにする楽しみが始まります。


一夜が明けて気力充実。
さて、今日も設計に走る、走る、走る。
逃げているのか追っているのか、とにかく駆け抜けるのだ。




 


庭のことだま

虚空を空間に変換する。

庭は地面のことではないのです。その上の空中をあの手この手で我がものとすることで庭空間が生まれます。虚空を空間にするという発想を抜きにしては、そこに庭は出現しない。庭とは地面と空の間に発生させる幸福な生活空間のことなり。



蜘蛛は虚空に生活空間を創造する。
その仕事ぶりたるや。

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今朝はジョージ・ウィンストンで。



 音楽も虚空に空間を描くもの。
 



 

気になる木

栄区、港南区、磯子区、旭区、港北区、中区と横浜各地に馴染みの散歩コースがあり、それぞれに気になる木が存在していて、それらへの春夏秋冬のご機嫌伺いも散歩の動機になっています。



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今朝は磯子区富岡のイチョウの木。



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銀杏は落ちきり、葉っぱが朝日を受けて最高潮に輝いていました。



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昨年は台風で色付く前に吹き飛ばされ残った葉っぱも塩害で冴えなかったことを思い出し、よかったねえと、声をかけつつ見上げて撮影。



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今日も健やかにお暮らしでしょうかと気になる人が増えてゆくように、路傍の樹木が気になるお年頃、これは老化ではなく円熟なり。



さてと、設計設計。
出囃子はマーク・ノップラーで。



この人は、なんとあのダイアーストレイツの不良ギタリストだったあの人。



長い道のりは人を円熟させるのです。


 
 

白石康次郎

ヘトヘト、だ。やってもやっても仕事の山は低くならず、進むほどに新たな課題が飛び出してきて時間を取られてしまう。やれやれ、これはきっと何者かに呪われているに違いない。

と正直に弱音を吐いてみる朝の庭。突然、リクエストしたわけでもないのにラジオからこの曲が流れてきたのでありました。





やはりそうだ、アマテラスに祝福されているに違いない。

焦るな焦るな。

とにかく目の前の庭に幸福な情景を思い描くのだ。後のことはその後だ。

単独ヨット地球一周レースに挑んでいる白石康次郎は、スタート直後に自動操舵装置のトラブルで、メインセールを破損してしまったとの報。天候の回復を待って修理するらしい。なあに、レースは始まったばかりなり。現状を受け入れベストを尽くすのみ。




 

フォーカス&クローズアップ

庭付きの家に住んで20年くらい、庭があって良かったなんて一度も思ったことがなかった。



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昨日ご来店の奥様は、庭の楽しみを嬉々として話すぼくを半分新鮮に、半分は訝しがりながら観察したのちに、ポツリとそのように話しました。



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庭があるのに楽しむことなく愚痴の種になっていた20年、それはぼくとしては驚くべきことで、その方には驚いているぼくが驚きだったようです。

幸せを数えたら 片手にさえ余る
不幸せ 数えたら 両手でも足りない




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もったいないですよ、せっかく庭があるのに。身の周りには他にも「せっかく」がたくさんあるのに。

不幸せ 数えたら 片手にさえ余る
幸せを数えたら 両手でも足りない



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いささかノーテンキに過ぎるやもしれませぬが、その方がお得です。



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今朝は庭で朝日を待ち、しっかし射し込んでくるまで落ち葉を掃除しました。ニチニチソウは健気に、ランタナは呑気に、バラは誇らしげに咲いています。すかさずフォーカスしてクローズアップ。 こんなひと時も庭のお楽しみ。



本日の出囃子は Kenny G で。

 

 ご来店によって庭へと視線が向いた奥様に、
「せっかく」のお得な発見がありますように。




 
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