2021年03月

花桃

ハナモモは江戸時代に中国から渡来し、花を鑑賞するために改良が重ねられた園芸品種で。庭木としては通好みのマニアックな部類のものでした。ソメイヨシノと競い合うように咲く色濃い姿は遠目にも鮮やかで、港南区、栄区、磯子区で、ここ10年ほどの間に人気が高まって、今ではごく普通に見かける春の花です。



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このように庭木にも流行があって、ただしそれは地域限定、ある程度の範囲で広まるという特性があり、このハナモモは港北に行くとあまり見かけることがありません。そんな話を庭木の生産農家の方としていたらやはりそうで、自分の商圏で何が人気なるのかを予測しながら次の流行を仕掛けているとのこと。園芸はご近所で話題になって広まって行くという連鎖なんですかね。庭木の場合だと出荷までに数年かかるわけで、数年後に人気が出そうな樹種を育てているそうです。



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ちなみに今後の傾向は花木、それもハナミズキやシャラなどの静かな雰囲気のものではなく、鮮やかに、盛大に咲く樹種、ハナモモ、ソメイヨシノ以外のサクラ、ミツバツツジ、ハナカイドウ、サルスベリなど。パーッと鮮烈な色がある庭、道ゆく人が立ち止まり、庭からは楽しげな声が聞こえてくる風景、これはうれしい傾向です。



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すっかりしっかり春となり、店の前にある園芸売り場は賑わっています。マスク越しにもわかる大きな笑顔に和みつつの設計作業は楽しい楽しい。



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ところで、ご来店の相談内容は庭づくりよりも園芸に関するものが多くなって、それも初めてプランターに花を植えたい方や、野菜にチャレンジしてみようという人たちが次から次と。老若男女がこぞって植物を育てる暮らしへ舵を切っていることが感じられます。いい傾向だなあ。草花に意識が向いた人たちに幸あれと願いつつ、光合成、窒素・リン酸・カリなど、理科の時間的に植物とのいい関係のことを繰り返し解説中。


春のグルーブってありますよね、ステップ踏みたいくなるような。
チコちゃんに叱られる!で、
最もグルーブ感がある曲として紹介されたのがこれでした。



ちゃんとした理由はなくて 迷信なんだよそんなのは
何かすごく不吉なことが 壁の上に書いてあるとか
ただの迷信なんだって
立てかけたハシゴの下を通ったら そのハシゴが落ちてくるとか
13か月の赤ちゃんが
不吉にも鏡を割ったもんだから
これから7年不幸続きで
幸運と縁が切れてしまうんだとか

本当だって信じてたって
ちゃんと自分でわかってないと
苦しむことになるんだよ
迷信なんか信じてたって 何の役にも立たないね

ちゃんとした理由はなくて 迷信なんだよそんなのは
顔と手を洗っていれば
悩み事がなくなるように
やれることならなんでもやって
ずっと夢を見させてくれよ
ずっと元気にしてくれよ
だけど俺のことなんて 助けるつもりはないんだろ?
だから悲しくなってくる

本当だって信じてたって
ちゃんと自分でわかってないと
苦しむことになるんだよ
迷信なんか信じてたって 何の役にも立たないね

ちゃんとした理由はなくて 迷信なんだよそんなのは
それだけのことなんだ
ただの迷信なんだって
悪魔がすぐにやって来るとか
13か月の赤ちゃんが
不吉にも鏡を割ったもんだから
これから7年不幸続きで
幸運と縁が切れてしまうんだとか

本当だって信じてたって
ちゃんと自分でわかってないと
苦しむことになるんだよ
迷信なんか信じてたって 何の役にも立たないね
そんなの信じていちゃダメだ



 

庭のつれづれ

男心と春の空。

予報に反して青空だったもので、朝から現場をひと廻り。職人さんたちは来ていたり来ていなかったり。こういう日の判断が外仕事の悩みどころで、マーフィーの法則よろしく休みにすると晴れて、現場に行くと降って来る。案の定、10時から急に暗くなり降り出しました。



菜の花に春雨。
あたたかい。

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避難勧告!土いじりに雨は大敵なり。親方は「予報通りだ。帰るべ」と、さっさと道具を片付けて去って行く。



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このくらいしっかり降ればあきらめがつく。ぼくも急ぎ店に戻って、さあてと、温い雨音を聴きながら設計に集中。



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近所の桜たちはまだ満開に至らず雨上がりがシャッターチャンスかな。風も強まるようなので、あるいは散ってしまうのか。ああええわ、期待に反するのがマーフィーの法則ですから、虚心坦懐、今日のところは目の前の仮想庭に意識を集中いたします。



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女心と秋の空とは予測不能で気まぐれな感覚脳。男心は状況の変化に対応してベストを尽くす論理脳。庭を整えるには論理脳が必要で、そこを輝かせるのは感覚脳。だからでしょうか、なんだかんだ言って、夫婦和合が庭を楽しむ最大の条件なり。仲良きことが美しき庭。
え、うちの庭は?まあそこそこってところです。なあに、状況は変化するから心配ない。女房殿の気まぐれにベストな対応を心がけ、虚心坦懐で仕事仕事。とにかく設計を進めないとね。虚心坦懐の対義語を調べたら「玩物喪志」「疑心暗鬼」「焦心苦慮」、恐ろしや恐ろしや。類義語は「虚心平意」「虚心平気」「明鏡止水」。ああ、いい雨だ。


今日はしっとりと、これだな。
ミルト・ジャクソンは雨音の調べ。

 





 


 

ユキヤナギ

店から見える、ご近所で評判のゲンペイモモが五分咲きになりました。その背景にはソメイヨシノがやはり五分咲きで、どのタイミングでレンズを向けようかと、チラッと考えるここ数日。柔らかな風が吹いて、陽射しも柔らかで、気分も当然柔らかに。
おっといけねえ、チコちゃんに叱られる。ユキヤナギの写真を置き忘れていました。例年ならこれが咲いて一週間後にサクラが咲くというファンファーレの花。ところが今年は演奏途中で主役の登場となりまして、なんか立場がないような。



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花言葉は「愛嬌」「愛らしさ」「殊勝」「賢明」「静かな思い」。桜吹雪劇場のオープニングアクトは、愛らしく、賢明に、客席側へ移動しました。



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今週来週が花見の好機。再来週には花吹雪。その次はハナミズキ、ツツジ、庭ではビオラがピークを迎え、そしてバラの季節へと足早な聖火リレーが続きます。



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ここはひとつ、あえてブレーキ踏んで、ひとつひとつの花にちなんだ歌でも口ずさみながら、丁寧に春爛漫を味わっておきましょう。



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その次に来るアジサイの季節にはこの目まぐるしさが落ち着いて、世間のあれこれにも決着がついて、しっとりと花にピントを合わせる時間がやってくる、そんなことをイメージしながら。


今日の設計 BGM はあいみょんで。
お父さんの影響で、浜田省吾と拓郎を聴きまくって育ったそうな。
だからですかね、とても馴染むし、なんか懐かしい感じがるすのは。




さ、仕事仕事!お花見気分は夜の庭タイムのお楽しみ、ということで。昨夜も穏やかな風が気持ちよかったなあ。



 
 

庭のことだま

ハレルヤ・晴れるや

ゴスペルの合唱では、クライマックスで必ず感動的に「ハレルヤ」が歌われます。ハレルヤの語源はヘブライ語で唯一神ヤハウェを讃えよという意味。各派あるキリスト教全般で「主を讃える」イコール「主に感謝する」時に唱える(叫ぶ)特別な言葉です。
ハレルヤ、は晴れるや。春の嵐をくぐり抜けて、またしばらく続く晴天に、庭の花は生き生きとボリュームを増しています。
ハレルヤ→晴れるや、面白いんだなあ、言語にはこういう類似がたくさんある。道路はロード、サンは太陽だから太陽が燦々と降り注ぎ、名前はNAME 、台風はタイフーン、設定はセッティング。アラビア語ではあなたのことをアンタと言い、ハンガリー語では塩気が足らない味付けをシオタランと言うそうです。



ソメイヨシノを追い越す勢いで、
おやおや、スモモモモモモモモノウチ、
早くもモモの開花が始まりました。
ユキヤナギはすでに満開だし、
ハナカイドウも咲いてるし、
今年の春は目まぐるしい。
しっかりついて行きましょう。

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人類が地球上全体に散らばる前に言語の発祥があったのか、はたまた DNA の作用でそういう発声になるのか、いずれにしても興味深い現象で、言語学者とか、誰かこのことを探求して、人類共通の価値観である「家族の幸福な暮らし」に寄与するような、美しくて意義ある方向性を導き出してくれないかなあなどと思う次第。何事も違いではなく共通点を強化することが、円満な関係を築く鍵ですからね。



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人類の共通項、それは自然。太陽であり、空気であり、植物の恩恵の上に築いた暮らしの中で幸福を追求する性質。よく思うんですけどね、コロナにしてもオリンピックにしても、リーダーたちに自然と寄り添う時間が不足しているのではないかと。こういう時にこそ桜を見る会をやったらいいと思うのですが。



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ハレルヤ!感謝します!損得や立場以前に、自然に照らした判断をしてほしいし、何より春なんだから春らしく、フレッシュな気持ちで仕事に励んでほしいものです。行けども行けどもあちこちからウミが出るようなドロドロな感じに、いささかうんざり。この際春にちなんでセンテンス・スプリング、文春にリーダーシップを委ねたらいいのではないかと。文春編集部の皆様、批判的なスクープはこれくらいにして、そろそろ希望の光を。今なら国民全員がその方向に導かれることでしょう。



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ハレルヤ!感謝します!奮闘が続く医療関係者にも、療養中の方々にも、遍く大きな春が来ますように。そして混沌としてしまったミャンマーにも、火災でたくさんの命が奪われてしまった難民キャンプにも。






 
 



 

ワクワクの威力

連日お客様と庭のあれこれを話しながら思うのは、ワクワク感を表現することの威力です。



ココの生きがいはボール投げ。

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こんな期待いっぱいの顔をするもんだから、
近所の公園と空き地を渡り歩き、
何度も投げては走りでこっちがヘトヘトに。
帰ってからも庭で追加試合。
心底楽しいご様子。




植物のことや、レンガの扱いなどについての相談への回答、ぼくからの提案に対してすごくうれしそうに「なあるほどお!」と驚き、「やっぱりプロですねえ」と称賛してくれたり、「なんかワクワクしてきました」と鱗が落ちた瞳をキラキラさせる人たちを見ていると、ああこの人は得をする人生なんだろうなあと感じ、素晴らしいなあ、あやかりたいなあと思う次第。誰だってよろこんでくれたり、期待してくれる人にはすんなりと全力を出して、大サービスまでしてしまいますから。



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設計依頼をお受けする時にも「楽しみにしていますよ」の一言で俄然やる気満々になります。染之助染太郎の如くにいつもより余計に回して、そしていつもより余計に時間がかかってしまう困ったスパイラル。困ったというのはたくさんのお待たせしている人たちの首が伸びてしまうことで、設計自体は濃密になるからいいわけですけどね。



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もう仕方ないです、仕事量が多すぎるというか、こればかりは人任せにできることでもなく、コンディションを整えながら順番にコツコツやるしかないのですよ。気長に待っていてくださる方々がワクワク感を維持してくれることを願いつつ、今日も思う存分余計に回して、自分自身のワクワクを維持しながら設計に没頭いたします。



さんざん走った日の夜は、
腕枕でいびきをかいたり寝言を言ったり。
最高に可愛い家族です。

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ワックワクのこの顔、見倣わなければ。



ワクワクは創造の源泉なり。ワクワクの表現は愛情の源泉なり。
ワックワクが爆発しそうで設計を待ってなどいられないという方は、カテゴリ別アーカイブにある『家族の庭のつくり方』をお読み頂いて、自分なりにプランをしてみてください。添削し、適切なアドバイスをいたします。そのワクワクが消えないうちにご来店を。


今日の設計 BGM はこれで。
村上ポンタ秀一氏、この時68歳。
追悼の献杯というより、
見事なワクワク人生に乾杯です。


 





 

庭のことだま

慌てない慌てない。

ソメイヨシノに急き立てられて、コブシは爆発的に咲いて散り、シモクレンにバトンタッチしました。



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目まぐるしいほどの春に、ついつい自分も焦りがち。



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しかし慌てない慌てない。ひとつひとつを丁寧に、思いを込めて仕上げてまいります。



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庭を楽しむ幸福な暮らしが、一輪一輪、見事に咲いて欲しいから。



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ラジオから不意に投げかけられた「あなたの夢はなんですか?」という問いかけに、「生きているうちに、日本中の庭から笑い声が聞こえてくるような、そんな庭文化を築きたいのです」と即答して自分でびっくり仰天、あっと驚くため五郎。なんと大仰な。



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しかし間髪入れずに答えたここに、自分で自分を誉めてあげたい。嘘でも冗談でもなく、心底そう思って、その思いを目の前の仮想庭に込めては集中することを繰り返しているのです。延々と、コツコツと春を待つような日々なれど、時が来れば爆発的に何かが変わると信じつつ、こんなのがひとりくらいは必要でしょ、と天に向かって咲く花にひとりごつ。


本日の設計 BGM はこれで。



中止と延期が続いていたライブの再開で、
上原ひろみにもようやく飛ぶ時が来たようです。


Blackbird 
Written by John Lennon / Paul McCartney 
 
夜の静寂にさえずる黒い鳥
傷ついた翼で 空を飛ぼうとする
これまでの人生
君が待っていたのは 飛び立つこの瞬間なんだ

夜の静寂にさえずる黒い鳥
疲れ切った瞳で 見定めようとする
これまでの人生
君が待っていたのは 飛び立つこの瞬間なんだ

黒い鳥よ、飛ぶんだ 黒い鳥よ、飛ぶんだ、
闇夜に灯る光を目指して

夜の静寂にさえずる黒い鳥
傷ついた翼で 空を飛ぼうとする
これまでの人生
君が待っていたのは 飛び立つこの瞬間なんだ 



 

雑草曼陀羅

昭和天皇のお言葉「雑草という名の植物はありません」。雑草取りの際にホトケノザを抜かずにおいたら、大繁殖して庭が仏様だらけになりました。



ホトケノザの花言葉は『調和・輝く心』だそうな。

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毎日欠かさず、大本営から感染者数と死者数が発表されるという異常事態が一年以上も続き、どうでしょう、そろそろさすがに慣れてきましたよね。この慣れを危機と報じる声を遠くに聞きながら、春爛漫となった街に、さあ仕事だ仕事だと気合充分で出かける自分に、もしやこれが、巷間言われていたアフターとかウィズコロナなのかもしれないなあと。



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残酷なものですけど、今日という日は生き残った者にのみ与えられた時間。それを輝かせることが生き残り組の責任なり。



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責任?誰に対する?仏様は「報恩」と説いています。命を終えた人たちから頂いた恩に気づき、今自分にできることを精一杯やることでその恩に報いる。今ある命を輝かせるその光で周囲を照らし、それが年若い人たちを幸福へと導く灯りとなる。



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庭に出現した曼陀羅に合掌、お手手のシワとシワを合わせて幸せ〜。 ありがたやありがたや、今日も情熱たぎる設計が目の前にあるうれしさよ。ひとつひとつ丁寧に、順番に仕上げていますゆえ、プランをお待ちの皆様におかれましてはどうか慈悲の心で、庭の雑草でも楽しみながらお待ちくださいますように。なぁ〜〜〜む〜〜〜。



 


とにかくもう春なんだし、思いっきり咲きましょうぜ。




 

郷愁サプリメント

九十代の男性・・・雪椿は手に入りませんか?う〜ん雪椿かあ、懐かしいなあ。それはわが故郷新潟の県の花。ただしこっちに来てから一度も見たことがなく、そもそもあれは品種の名前なのか、雪国で咲いている椿の総称なのかもわからないことに気づきましてYahooで検索したところ、オクツバキ、サルイワツバキ、ハイツバキなどのことで、太平洋側で生息していた藪椿が、日本海側の雪国でも咲くように適応したものを言うとのこと。つまり品種と総称の中間的な呼び名なんですね。

入手は可能だと思いますけど、探してみましょうか。

普通には売っていないんですね。

ええ。それと雪国のように美しく咲くかどうか、日本海側の気候に適応した品種らしいので。

そうですよねえ、きっと無理がありますよねえ。

でも植えてみたらいいんじゃないですか。

いやいや、慣れない土地で無理やり育ててもかわいそうだし、枯れるかもしれないし、やめときますよ。新潟生まれなもので、急に郷愁というんですかねえ、懐かしい気持ちになりまして。気まぐれです。

そうですかあ。ぼくも新潟なんですよ。

そこからしばし越後の話に花を咲かせてから、その方は杖をつきながら帰って行きました。別に寂しそうでもなく、さりとて楽しそうでもなく。



冬の花というイメージがある椿は、じつは今が盛り。
他の花が盛大なため目立たない存在ながら、
見つけると、薔薇にも勝るその姿に見とれます。


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その方の来し方がどのようなものだったのか、今は横浜でどんな暮らしをされているのか知りません。初めてお会いして、多分もう会うこともないであろうその人の後ろ姿が、何年後かの自分に見えて。次の瞬間には一年以上会っていない父の背中に見えて。



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実家の妹によれば、ずいぶんとボケていい感じのおじいさんをやっているらしい。柔道八段の巨大な存在だった父なのに、耳は遠くなり、歩くことが不自由になり、何となく、会いたいような会いたくないような。多くの男子は父親という高い山を超えるという大命題を背負って(背負わされて)育ちます。そして多くの場合、その道半ばで親の方が標高を下げてしまう。それどころか、気がつけば自分も人生の下り坂を転ばぬように、足元に気をつけながら歩いていたりして。いやはや。



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郷愁、ノスタルジーというものはサプリメント的。そんな気持ちになった時、父は父として、息子は息子で精一杯頑張ったんだからそれでいいんじゃない、と、励ましとも慰めともつかない言葉をかけてくれるものなんですね。それが良いのかどうなのか、冗談はよしこさん、まだまだ勝負はこれからだと若かりし日の父をイメージしてみたり。いずれにしても自分の根っこは今でも越後の山河に生えているのです。



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気分を変えて、さ、がんばろがんばろ。誕生祝いに来てくれた孫の美空が、帰り際に「ジイジくんと会いたいんだ」とグズって大変でした。「会いたいんだ」とは「一緒にいたいんだ」という意味で、帰り道でもしばらく言い続けてご機嫌ななめだったらしく、娘から「なんかおじいちゃん子になってきた」とメールあり。孫からのその最高にうれしいお言葉を杖にして、転ばぬように、まだまだエッチラオッチラ行けるところまで、登り坂を選んで進むのだ。



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美空を連れて歩いていると、周囲からお父さん扱いされることがあります。で、さもありなんと良い気になる。ジイジくんはいつまでも、生き生きと、カッコいいジイジくんのままだよ美空くん。



還暦を過ぎ、けっこう無理してお爺さん役をやらなきゃって思うのは、
爺さん婆さんが活躍していた田舎の根っこが抜けないから。
でもですね、
正直に申せば頭はクルクルパーな高校生のままなのです。
まあいいんじゃないですかね、素顔のままで、
あの頃流れていた歌を聴きながら進んでゆけば。

 



 

フォークソング世代

二十年くらい前に、千葉市の郊外にあるケーキ屋さんの自宅の庭を依頼されたことがありました。打ち合わせは甘い香りが満ちている店の厨房で、ガラス越しにケーキや焼き菓子を買い求める人たちが次々来店していて大忙しです。清潔な白衣を着たエビス様のような表情をしたご主人に、思わず「ケーキ屋さんはいいですね、幸せな人だけがやってくる」と。エビス顔をそのままに返ってきた返事は「そうなんですよ。それがこの仕事の最大の魅力です」というもので、本当にそうなんだなあと、幸せな仕事だなあと。同じ時期に弁護士さんのお宅も設計していて「弁護士という仕事はキツいですよ、辛い状況にある人しかやってきませんから。だからしっかりと気持ちを回復させられる庭が必要なんです」という話を伺ったばかりだったので、その職種によるコントラストの強烈さから、今でもケーキの香り付きで鮮明に記憶している出来事です。



ソメイヨシノの開花宣言に、
おいおいまだ早いでしょとオカメザクラ。
春の勢いに追いまくられて、
ここから矢継ぎ早に咲く花々を見過ごしたらもったいない。

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さてガーデンデザイン というぼくの仕事は?



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思いっきり幸せな人とそうではない人が半々でやって来てくれます。両者の共通点は思考が幸せ方向へとベクトルを向けているということ。幸せな人は、より幸せになることで今ある幸せを強固なものにしようと、何らかの課題を抱えている人は、どうにかしてそれを克服して幸せへと至るために、『庭』に希望の光を探しているのです。



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ですからぼくは常に幸と不幸の間で庭を覆い描いているわけで、幸せな人のエッセンス、知恵や指針や思考方法や生活習慣を取り入れながら仮想庭の線を引いている、ケーキづくりが得意な弁護士のようなスタンスなのかなあと思ったりします。音楽で言うならフォークソングかな、みたいな。



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愛は愛とて何になる。月に一度の贅沢だけどお酒もちょっぴり飲んだわね。この広い野原いっぱい咲く花をひとつ残らずあなたにあげる。夢の中へ夢の中へ行ってみたいと思いませんか。なごり雪は降るときを知り。歩き疲れては夜空と陸とのあいだにもぐり込んで。さよならが言えないでどこまでも歩いたね。季節のない街に生まれ。母がまだ若い頃ぼくの手を引いて。この大空に翼を広げ飛んでいきたいよ。



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この一年、気がつけばあいみょんをよく聴きました。なかなかです。令和のイルカ、と言うか、コロナ禍に咲いた野の花みたいで、ボカロっぽい叫び声が流行る昨今、ほっとできるんだなあ。まともに、普通に、幸せへと向かう、そんな庭を描き続けなければと思えるのです。よかったですよ、フォークソング世代で。



 





 

逢いたい

昨日の春の嵐は凄かったですね。ここ数日、あの日から十年ということで気持ちが重かった方も多かったはず。かく言う自分もウスラトンカチのポンコツ頭が、スットコドッコイのアンポンタンになりまして、考えてんだか落ち込んでんだか訳がわからないようで、どんよりとしてしまっていたのです。それが豪雨と雷で一掃された気がします。



雨上がりの庭に西陽射す。

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一夜が明けて澄んだ晴天。

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今朝は富士山が雪の上っ張りを羽織って、風景が新鮮なり。早朝に、孫から昼食会のお誘いがあって気分は上々。お寿司屋さんに行きたいそうな。楽しみなその時間まで、数日がかりだった設計の仕上げをいたします。いい感じ、いい感じ。鈴木さん、お待たせした分素晴らしい庭を描く事ができました。お楽しみに。藤原さん、見積もりに手間取っているのいでもう少しのご辛抱を。これまた最高の設計です。


音楽史に残る名作を数々生み出した作詞家、永六輔の、これが最高傑作。



辛い時には、とてもじゃないけど聴くことができないこの歌詞が、
気落ちが整っている時には希望の歌とて口を衝く。
逢いたい。逢いたい。逢いたい。
逢いたい人がいるから頑張れるのだ。
これでいいのだ。



 

庭のことだま

夢中になれば夢の中。

夜明け前に目が覚めて庭へ。2021年3月11日、風は生暖かい。テレビラジオに溢れかえる特番の中から、大谷翔平が発した「忘れられない事がある。忘れてはいけない事がある」の1行を、未明の春風に舞う答えのように捕まえて、おかげで昨日あたりから積み重なった頭の瓦礫が片付いた。



真夜中の花にハッとする。

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寝ているのかと思いきや、どうも様子が違う。

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朝日と共に始まる光合成を前に、ワクワクしているのです。

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春の花たちは、もう毎日が楽しくて楽しくて、
寝てなんていられないのでしょう。

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「持ち場持ち場で頑張って、一隅を照らす」というのが十年前の答えでした。今日までそして明日からも、その回答が正解であったことを実証するのです。そのために、夢中で働く。夢中になれば夢の中、夢の中ならあらゆる願いは達成できる。 夢の実現は、夢見る人にのみ与えられる驚異のパワー。夢みがちな人は幸いなり。庭に関してだけでなく、夢見心地が夢実現の第一歩なり。


友よ、答えは風に舞っている。
今日はこの曲でスタート。
何処へ?夢の中へ。









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