2022年07月

八月や

 明日から8月、紛れもなく真夏です。ここのところ外仕事と店での設計をてんこしゃんこにこなす日々で、現場作業や置き場で行う資材の下準備などの日は大汗をかくため、3リットルのサーモスをちびちび飲みし、こまめに日陰で休憩しながら猛暑日の日差しを楽しんでいます。だいたい夕方にはサーモスの中身が氷だけになって、その後は蓋を開けっぱにして氷を溶かしては飲む、これがうまいのなんの。片付けを終え、最後の氷を口に頬張って、暑さにへたることなく過ぎたいち日の充足感たるや。そして帰宅したら庭の夜風が待っている。うちの庭は、地形や周囲の建物の影響なのか、街場が無風の日であってもいい風が入ってくるのです。



真夏に出現するオレンジ色のシャンデリア、
ノウゼンカズラは健全なる夏景色。


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 朝に晩に、風を感じ、季節を感じ、それはイコール自分を感じることなんだよなあ。ああ、庭があるって幸せなことだなあと、その庭時間の幸福感を夜風で精製して抽出したエッセンス、それを次の設計のコンセプトに振りかけ仮想庭を描いてゆく、この理想的な創作パターンが、お客様から「いわふちマジック」と言ったいただける結果の原資なんだろうなあと思っています。つまりは自分が庭をエキサイティングに、ロマンティークに、ある時は軽やかに、またある時は深々と味わう暮らし方の実践が暮らしの糧となっているわけで、巷間言われる「好きなことを仕事にできている幸運」なのでしょう。



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 幸運、強運、よく親父が言ってたなあ「お前は運が強い」って。運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういうことって確かにあると、あなたを見ててそう思う。忍ぶ不忍無縁坂、かみしめる様な、ささやかなぼくの母の人生。強運であっても、それは一昔前のトレンドだった、いわゆる成功とか巨万の富を得るとかそういうことではないのだと、かみしめる様なささやかな幸せを築ける人が強運なのだと、そんなふうに思う今日この頃。ことさらに明日から8月という今日は、朝から強くそのことを思うのであります。



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 八月や六日九日十五日。何だかウクライナのことが、最初とは捉え方が違ってきた自分を感じていて、それが正しいのか、あるいはそうじゃないのかは別として、プーチンはただの誤発、間違った引き金であって、その後に両軍が繰り広げていることのどこにも正義や正当性などない最悪な事態が果てしなし。ただの理解不能なる集団狂気のトルネードで 、噛みしめるような、ささやかな幸福を実現していた命を奪い続けている。あの狂気はいつまで続くのか。8月に特別な思いを抱くぼくら日本人は、彼らのことをどう捉えれば良いのであろうか。などと・・・



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  八月や六日九日十五日。少なくとも庭を楽しみ、庭で自分を見つめ、庭に調整され、導かれるように暮らしていれば、きっと狂気は避けられるに違いないと信じているのです。たとえ戦争が起こっても、頭が正常なら正常な選択ができるし、ささやかな幸福を守り抜くことができるはず。っていうか、人が人として人生を全うするにはそれが不可欠なのだと強く強く。なぜならですよ、正常の基準は政治ではなく自然の中に存在するものだから。ああ、今日もよく頑張ったなあと、夏の夜風を浴びながら。それでも理屈をこねて引き金を弾く者など存在しませんよ。あらゆる犯罪は狂気の果ての悲劇なり。



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  八月や六日九日十五日。毎年夏になると思い出す、遥かな尾瀬、遠い空。そして祈りと、今日を精一杯頑張って、花咲く暮らしを続けなければという決意。庭ですよ庭。庭は植物のための場所ではなく、雑草取りを繰り返す修行の場でもなく、人が人として正常であり続けることに役立つ貴重な生活空間なのです。狂気は嫌いです。狂気は平気で周囲を、家族を不幸にします。正常でいることが何より大事。女房にもよく言うんですよ、普通に考えようよって。正常とは普通なこと。その普通さは庭が普通に楽しく美しかったらキープできるのだ。



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 こないだ持ち込まれた相談「終活でね、庭の木を全部抜いてコンクリートにしておきたい」というのがありました。何が終活であるか。おじいさん、失礼ながら、残念ながら、どんな事情があるにせよぼくはあなたに賛同できない。終活とか言っていないで、しっかりと生活しなさいよ。と、言いませんでしたが、やんわりと、その仕事は手を振りながらムーンウォークで後退り。人生の終わりに備えて庭を潰すなんて、一体どんな人生だったんだよと、失礼ながらそう思ってしまうのです。庭が庭として機能しなかった人生、手入れが大変なばかりで少しも庭を楽しめなかった人生って・・・まあ、とてもよくあることではありますが。


大汗かいた夜に、庭で聴きたい夏の名曲。

 

 




 

夏本番

 やたらに早く始まった夏に、ようやく蝉の声が追いついてきました。連日通勤途中に咲いている夏の花を見つめていて思うことは、今年の夏はとっても夏らしい夏になるなあという予感。昨年に比べて植物の成長が力強いのです。梅雨明けを早まらせたあの灼熱の1週間も、庭木と草花たちには丁度良い刺激だったようで、その後のシトシトと降った雨で癒され回復し、そのまま勢いを増しています。季節にふさわしい姿で夏休みらしい風景の役回りを果たしている花にエールを送りつつ、植物が元気だと人も元気になりやすいわけで、暑さ寒さも彼岸まで、特大サーモスに氷水を充たして、さあ今日も大汗かいて頑張りますぜ。なあに、このくらいの暑さなら屁でもない。夕方になれば、横浜港から磯子の丘を越えて吹き込む風が心地良し。



来年の夏も見事に咲くよ、という約束を果たし続けて1億年。
その辺の雑草や園芸品種とは性根が違う、神々しき仏の花。
すごいですよね、1億年ですよ。
我ら、自称かしこき人の歴史はたかだか40万年。
戦争は止まないし、病弱だし、破壊するし、すぐに狂うし、
果たして賢いのだろうか、などと思わせてくれる蓮の花。

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 暑さ寒さも彼岸まで、とは。残暑は秋のお彼岸にはおさまるし、冬の寒さは春のお彼岸あたりで和らぐとうこと。だから我慢しなさいよ、という意味。さらには彼岸とはあの世、三途の川の向こう岸、煩悩を脱した涅槃の世界を指しますので、暑いの寒いの言ってられるのも生きてるうちですよ、ということなり。



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 またひとり、知り合いが川を渡っていきました。頑張って頑張って、頑張り続けて、それでもなかなかうまくいかない人生だった彼に、ナイスファイト!平穏無事で退屈な人生に比べたら、負けないぞ、諦めないぞと前のめりを続けたその頑張りを尊敬する。よくやったよ。少々精神が傷んでしまった奥さんに手こずりながらも高村光太郎を目指し、諦めずに理想の家族像を追った、誰よりも濃厚なその人生に献杯。俺もそのうち追いつくから、岸辺で楽しみに待っとれよ。積もる話はその時に。



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 岸辺に咲く花数ある中で、蓮は涅槃の玉座なり。似非仏教徒ではありますが、蓮の花は格別に記憶を呼び覚ます。そこに座するは幼きぼくを愛してくれたたくさんの人たち。爺さん婆さん親兄弟、近所のおばさん、お使いに行くとプラッシーをくれた米屋のじいちゃん、夏になると遠方から、お土産たくさん持ってきてくれる親戚の人たち、歳近いのに早々と逝ってしまった友人たち。俺はラッキーなことにまだこっちにいる。気が滅入ることもあるが、悲しいこともあるけどさ、それもこれもぜ〜んぶ込みで生きている証なのだから、今日も気合一発集中力をマックスにして、午前中は外仕事、昼からはTシャツ着替えて気分を変えて、設計設計また設計。



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 振り返れば、今植物たちが元気なのはあの灼熱があったから。動植物は苦難を跳ね除ける時に生命力が最高潮にまで発揮されるんだよなあ。カモーン苦難、どっからでもかかってきなさい。残り時間でやりたいことは、ひたすらに感動の庭を思い描くこと。幸福な家族の舞台となりうる庭空間を、ひとつでも多く生み出すこと。生老病死、喜怒哀楽、弱肉強食、焼肉定食、あらゆる出来事が設計の原資なり。だから平々凡々なんてのは真っ平御免の助だ。


このおっさんたち、どこまで元気なんや。
伊東たけしの腹は締まったし、
快楽主義やんちゃ親父も継続すれば燻銀。
い〜い感じ。



  




 

癒しとは洗い流されること

戻り梅雨と言うのでしょうか、音を立てずに降る、霧のような雨です。



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いい感じいい感じ。



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いろんなことが起こり、涙があり、感謝があり、怒りもある。



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でもね、雨が降れば洗い流されて、今日、これからやってくる時間に集中する意識が 湧いてくる。



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癒しとは、洗い流されることなり。



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さあてと、素晴らしい家族に贈る理想の庭を、この先何があろうと、その幸福を支えるだけのパワーがある世界を思い描くことに集中。



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喜怒哀楽は寄せ来る波の如し。



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それが地球に生存しているということ。



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大事なのは、今日をしっかり生きること。



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い〜い雨だ。



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そもそも朝から降ってくれると現場が動かないので、仕事のベクトルが設計一点に向くから気が楽なのだ。



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楽は楽しいことなのである。



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人生楽ありゃ苦もあるさ、涙の後には虹も出る。歩いてゆくんだしっかりと、自分の道を踏みしめて。



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こんな時に誠に不謹慎ながら、やっぱ昭恵さんって素敵な女性だなあ。



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彼はあなたのおかげで、幸福な人生だった。大変だったけど、どう考えても、これ以上ないほど最高に幸せな人生だった。最期のアクシデントは残念無念ながら、だが、終わりとは常に残念無念なのだから。



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波瀾万丈の人生行路で、昭ちゃん、晋ちゃん、と呼び合う家庭を築き上げた昭恵様は、B型女性の鏡です。



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え、ところで晋ちゃんは何型なんだろう、と調べてみたらBでした。そうか、そういうことか。女性がBで男性がO、これが最良の組み合わせ。BとBだと磁石のプラスとプラス、あるいはマイナスとマイナス。基本的には撥ねつけ合うが、そこはBのしたたかさで賢者は豹変す。過去にこだわることなく、くるっと自分を反転させては猛烈に引き合う、それが知性。我らA族が持ち合わせていない、B特有の軽やかな知性なのである。



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我が女房はBで、ぼくはA。最悪と言われる組み合わせながら、それでも世の中には最高の夫婦は存在する。



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やはり知性が不足しているのだろうと思う。自分をくるっと、それがなかなかできないのだよ。



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若い頃は知性なんか必要としなかったのに、おいしく熟するためにはじっくりとした発酵が必要なのだろう。



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まあいい。雨が降れば洗い流されて、今日、これからやってくる時間に集中する意識が 湧いてくる。



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さ、仕事仕事。行けども行けども五里霧中のもやもやを吹き飛ばし、激しく今日を突っ走る。頭の片隅にではあるが、手強いB型相手に最高の夫婦像を目指しつつ。修行、とも言える意欲を持って。



レクイエムって言うより、
おふたりへの感謝と昭恵さんへのエールを込めて、
今日の設計BGMはこれ。

 


晋ちゃんとライオネル、昭ちゃんとクリちゃん、どことなく似てますよね。

 

縄文ルネッサンス

すみませーん、しばらくぼくの携帯が繋がらずにご迷惑をおかけしました。au を使っているものですから報道されていた通信障害だとばかり思い、復旧するまでのんびりと、昭和チックに過ごそうか、などと思っていたらさにあらず、携帯の不具合でした。先ほどショップへ行ってSIMカードを新調したら治りましたので、繋がらなかった皆様、こちらに着信履歴が残っていないものですからどうぞご連絡をお願いいたします。 090-3570-3455 いわふち ひでとし。



絵画であれ、音楽であれ、文学であれ、芸術とは自然の再描写である。
故にモチーフが不自然であれば、それは醜い落書きなのだ。
ええっと、誰の言葉だったかなあ・・・
あ、思い出した。中二病だった頃のオレだ。
で、何が言いたいのかというと、
あなたも私も自然の一部であり、自然を模倣しながら暮らすアーティスト。
庭は自然の再描写なり。
さてと、庭仕事庭仕事。

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思い起こせばポケベル時代がありました。その頃現場をお願いしていた入谷の親方がハイライトで一服しながら、「職人がこんなの持たされるようじゃあ世も末だ」と、電波の紐に繋がれた犬みたいな気分を嘆いたいたものです。あれから幾星霜、今では携帯が繋がらないだけで仕事の流れが止まってしまうわけで、いやはや、便利になったのか不便になったのかわけワカメ。パソコンもそうです。設計にはCADを使っているので老眼を気にぜず、指がペンシルの粉で黒くなることも、消しゴムカスが散らかることもなくなって、スイスイ描けるから数はこなせる。でもよくよく考えれば、製図台を知らない若い設計者が、さほど深く思考せずに設計らしきものを仕上げてしまって、内容的には少しも進化していない。それどころか考えなしに手軽にパーツをはめ込む手法によって、楽しくもなく、なんの役にも立たない庭が次々と出現する体たらく。道具の進化は社会全体のスピードを上げるので、結果、誰もそれによって利益を上げることはないわけで、制作プロセスが楽になるためかえって利幅は狭まってしまい、薄利多売で労働は過酷になるばかり。頭がいいんだかわるいんだか、科学の進歩は中身を薄くしつつ人の尻を叩く責め具が増えただけのような気が。



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まあ爺さんの嘆きではありますが、間違いのないことは、どれだけデジタル科学が進もうとも、ものづくりの本質はアナログなのです。暑けりゃ大汗かいて、筋肉痛や打身の痛みを我慢しながら、吉野家で朝牛かき込み創造の意欲に火をつける職人魂がその基本。・・・そんな時代もあったねと、ああ、昭和の修行時代を思い起こせる幸せよ。IT産業が花形となった今、若い人は汚れ仕事などする気もないんだろうなあと思っていたら、この頃はアウトドアワークがトレンドだそうでして、左官、大工、塗装、園芸・造園などを志す若者が急増しているそうな。そして農業人口も増加に転じたとのこと。いい傾向である。そもそも日本以外の国の多くで、かつての日本がそうだったように、家には必ず道具箱があって、そこにはカンナやトンカチや差し金が入っている。DIY女子など趣味で行う日曜大工の範疇ではなく、暮らしの一部として大工仕事をしていたし、わずかでも土があれば畑にしたし、雨漏り修理やペンキ塗りなんかは、よっぽど大掛かりじゃない限り業者に頼むものではなかったのだ。



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あ、いかんいかん、世の中急速な進歩について行けずに愚痴を言う花咲か爺さんになってしまいました。でも、まあいっか、たまには。続けます。EXPO'70 ってあったでしょ、大阪万博。ぼくが10歳の時です。その時のスローガンが「人類の進歩と調和」でした。さてさて、あらゆる分野で科学的には進歩はしたわけですけど、調和の方はどうでしょう。会場入り口の広場に今も突っ立ている、あの縄文のトーテムポール、太陽の塔。岡本太郎の天才性は、混迷を深めるであろう未来人に向かって、縄文人の人間らしい営みを思い出せ、幸せとは科学の進歩とは比例しないのだ、と考えていたことにある。芸術は、爆発だ!とおちゃらけていたけど、その根底には、科学は進歩するが、進歩すればするほど心の能力が問われる。愛情や信仰や芸術を退化させるんじゃないぞ、という叫びだったのです。



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実際、どこの美術館に行っても、縄文土偶や火炎型土器を上回るアートにはなかなかお目にかかれないわけで、絵画でも、ダ・ヴィンチであれ、カラヴァッジョであれ、印象派の面々も、日本の縄文文化を上回るものではない。つまりは芸術はゆっくりと退化している。芸術性の退化は人間性の退化。これ、少し言い過ぎでしょうか。しかーし、大きく外してはいない気がするんですけどねえ。人類は科学の探究をするほどに精神面は疲弊する。月に行った人のひとりは帰還後はNASAを離れて宣教師になったし、日本人初の宇宙旅行をした、確かTBSの社員でしたか、帰ってきてからは言葉少なに表舞台から消え、余生を農業で過ごしたと記憶しています。お二方共に、何となくですけど、何か行ってはいけない領域に踏み込んだことを宇宙の神に懺悔して、口を閉じて、人間の原初的な暮らしに入っていった気がしたものです。遺伝子のこととか、科学はやり過ぎたらまずいんじゃないのかなあと、ええ、何となく。科学に注ぎ込んでいるその叡智を、心に向けたらいいんじゃないかなあ。最近宇宙旅行をした大金持ちの青年なんかは、その事業の成功と偉業を(スポンサードしている番組以外)誰からも賞賛されることなく、半分笑ったような、悩んでいるような中途半端な顔で、意味なくお金をばら撒きながら、次は月旅行に行くのだと話せども、やっぱり世の中との隔絶、浮世離れの感否めず、どんな末路を辿るのかが心配ではあります。悪い人じゃないんだけど、何か大きく踏み外している気がして。もしかしたら心が退化した形で膨大な財力を得てしまった、ホモサピエンスの進化系なのかもしれません。いやあそれにしても、あの表情は・・・どうかトンチンカンな顔をした大富豪にバチが当たりませんように。



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人の顔というのはビッグ・スマイル、あるいはボロボロ泣いたり、怒りに燃え上がっていたり、土偶のごとくポカーンと月を見上げていたり、少なくとももっと人間らしく溌剌としているものだったはず。そこにトーテム(宗教的シンボル)が生まれ、絵が描かれ、祈りの音楽が奏でられる。アートは世に連れ、世はアートに連れ。であればイキイキと躍動するアートを取り入れて、縄文からの心の退化を止めなければなるまいて。先日、何年も積みっぱなしで置いといたダ・ヴィンチ・コードを一気読みしました。いやあ面白い面白い。ルーブルの床に投げ出されている、カラバッジョの絵から始まる宗教サスペンス。最後の晩餐、岩窟の聖母マリア、フィボナッチ数列、マグダラのマリア、キリスト教が抱え続けてきた闇の解明、そして殺人事件の結末を家族愛に引き上げてエンドマーク。読後感がとってもいい。世界で売れに売れた作品だけのことはあります。すでに古書の部類ではありますが、文学もアートですから、心の退化を止めたいと思う人にお勧めですよ。ただし、この小説、長い。それと最初の数ページが取っ付きにくくて。しかしそこを堪えれば、あとはスピーディーな展開に心地よく巻き込まれてゆきます。もしかしたらあの取っ付きにくさは作者が仕掛けたダ・ヴィンチ・コードだったのかもしれない。ぼくはそれにまんまと引っ掛かって何年も読み進めずにいたのかも。で、あれば、もう一度最初から。謎解きが難解で、一部理解せぬままめくった箇所もあるし。それと、主人公のロバート・ラングドン同様、フランス警察の暗号解読官ソフィーに、ほのかに恋をしてしまったのです。久しぶりに再読したい本に出会いました。



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あ、そうそう、携帯が復旧したことの連絡でした。連絡つかずにご迷惑をおかけした皆様に陳謝。そして御用の方はいつでもお気軽にどうぞ。文明の利器を大いに活用して、心の進化を図りましょう。


映画や小説や音楽で、
思えばぼくは、フランス人に惹かれることが多い。
この人も。


 

きっかけはユーミンの『私のフランソワーズ』でした。

 

性根の問題

梅雨明けから昨日までの1週間、猛暑日が続きました。今日は一息つけるようで、外に出たら雲がかかっており、夜明け直後にサーッと雨雲が行き、焼けたアスファルトを冷ます、あの独特の香りが立ち昇る中、家から徒歩3分離れている駐車場へ向かいました。湿気、薄曇り、これが通常の梅雨空なんですよね。気象庁の便宜上梅雨明け宣言はあったものの、そんなことに惑わされることなく7月のこの気候と歩調を合わせて進みましょう。



作業場の植物たち。
枯れそうだったものの養生と、成長させてから現場に使うもの。
毎日目をかけ手をかけているうちに、
いつしか家族のような存在になっています。


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作業場に到着したら、ストックしてある草花と庭木の鉢植えの多くが、この1週間の灼熱で葉っぱを枯らしていました。しかしこれは水分不足を察知し、蒸発をセーブするために自らの光合成器官を切り離すという防御作用であって、健康の証し。だから全体が枯れる心配はありません。逆に、冴えない色の葉っぱを枯らさずに耐えている植物が危ないのです。自分の姿を変化させないままにただ踏ん張っている草木は、限界を超えたところでコロッと、あっけなく枯れてしまいます。



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枯れ始めた植物にはいくら水をかけても手遅れで 、みるみる色を失い干からびてゆく。それを引っこ抜くのはとても簡単で、つまり根っこが伸びていない。ふむふむそうか、やっぱりね。健康は根っこ次第なんですよ。クリシェ「何にも咲かない冬の日は・・・」というのがありますけど、本当にそれは大事なことで、地上部が盛大に花咲く日を思い描きながら、日常配慮すべきは地上部よりも地下の世界で地道に命をたぎらせている根の生育を応援する手入れ。



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根を健康に育てるためには、植え付け時に最初のポイントがあります。ポットの形に外周を覆っている根を何ヶ所か切り、硬くなっている土を軽くほぐしてから植えてください。これは根を刺激し発根を促すのと、ポットの土を植え付け先の土に馴染ませるため。植えたら幹の周辺の土を押して倒れないようにしてからたっぷりと水をあげます。この最初の水やりは水分補給ではなく、土中に隙間ができないようにするためなのでしっかりと大量に、溜水を指でかき回して泥水にするといいでしょう。



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植替え後の数日間は土が乾かないようにこまめに水をやります。よく観察し、新芽が出て来たら、それは根っこが馴染んだ証拠なので、毎日やっていた水やりの間隔を一日置き、三日に一度、週一、と開けてゆき、土が乾いて葉っぱがへたったらたっぷりあげるようにシフトを変えてゆきます。いつも手が届くところに水分がある甘やかし状態では、根は伸びる理由がない。やや過酷に水不足を演出しながら育てるのです。ここで大事なのが、目を掛けるということ。間を開け過ぎれば当然枯れてしまうわけで、水やりをしない日でも目をかること。朝晩、その表情を観察する。自然と植物との会話が成立するようになる。実はこれがガーデニングの本質的なお楽しみなのです。



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天気図には台風の種がぽつりぽつり。いいぞいいぞ、暴風雨が来てきてくれれば渇水で枯れた葉っぱが吹き飛ばされて、全身を洗われた草花は再びフレッシュな姿となる。本当によくできたシステムです。つまり植物はお天道様と呼応し、季節と並走しながら健康を保っているんだよなあと、そんな感慨もまた、ガーデニングのお楽しみ。こないだご近所トラブルの相談で、風変わりに神経質で、外壁を防犯カメラと奇妙な張り紙だらけにして、隣近所にクレームをつけては嫌な気分にさせている人のことを伺いました。



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どの町内にも一人くらいいますよね、そういう困った人物が。で、その困ったちゃんは、枯れ葉がどうの枝がどうのと、我が家は町内の植物によって物凄い被害を受けているのだと主張しているそうで、他には犬を吠えさせるな、玄関前に物を置くな(風で飛んできたらどうするんだ、という言い分だそうな)、テレビがうるさい、空き屋にたぬきが住み着いているから犬を散歩させて刺激せぬように、などなど。いやはや。持ち込まれた相談内容は植物に関することでしたから、クライアントに対するマーロウやホームズの如き対応で、お隣に出っぱらない剪定方法の伝授と目隠しフェンスを提案しました。



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面白いというか、興味深かったのは、その困ったちゃんは折々に「私は植物が大っ嫌いなんだ」と話すそうで、それは人それぞれなんだから正当なのである、という主張をしているとのこと。さて、あなたはどう思います?犬が嫌い、猫が嫌いならまあまあ頷けますが、草木が嫌いって・・・上手に病院へ連れて行ける人が現れるといいんですけどねえと相談者に言うと、それなんですよそれ、本来は奥様がその役なんだと思うんだけど、既に疲れ切って奥さんまで変になっているんですよ。関わっても気分が悪いだけだから、ご近所ではできるだけその家を見ないようにしているんです、だそうです。



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植物が嫌いって・・・。困ったちゃんに生育過程で何があったのかわかりませんが、性根が傷んでますよね。生態系とか進化学や生物学的には異端のポジション、社会的には神経症か人格障害の部類かな。きっと成長期の植替えにしくじってしまったのでしょう。かわいそうだけど、犯罪のレベルまで行かないうちに、それ以前に家庭が崩壊しないうちに、専門医に診てもらったらいいのになあと、まあ、ロシア vs ウクライナと同じく、こちとら自分の家庭に花咲かすために精一杯でかまってはいられませんが。いやあ、やっぱやばいですよ、地球上の全ての命を支えている奇跡の生命群、植物が嫌いってのは。



気温は高めながら、薄曇りで湿気あり。
今日は汗をかかずにゆったり気分で設計に集中。
 BGMはこれ、懐かしきムーンライダースの名盤で。


 

修行時代に、これをヘビロテしつつ、神保町で買ってきた洋書にある
庭の図面をトレースしては、「庭ってなんなんだ」と考えていた。
最初ぼくは庭の意味を知らなかった。
でもそこに大きな意味があることも知っていたから、
夢中で探求を続けてきたのです。
だからググッと気合が入ります。
音楽は記憶のインデックス。
自分の過去が宝物。




灼熱に並走す

記録的に早い梅雨明けです。いきなりの真夏日続きで、警告好きなテレビでは、「電力不足が心配されるので節電を」と「熱中症が懸念されるのでエアコンをつけっぱなしにしてください」、これを交互にカンカンカンと警鐘を鳴らし続けていてる。何だかなあ。それとここ数年のクリシェ、不要不急の外出は避けてください(熱中症対策として)。ところが119番に連絡して搬送される人の過半数は自宅の室内での発症であるとのこと。いい大人が、しかも報道機関で物を喋るほどのエリートが、どうしちゃったんでしょう。あまりに暑くて、読んでる原稿の内容に意識が行っていないのかもしれません。



梅雨時期のお楽しみ、雨に濡れた花たちの撮影ができませんでした。
もう一回くらい、シトシトと降る日が来て欲しいなあ、
などと立ちくらみの空にリクエストしつつ、昨年撮影した梅雨の花を並べます。

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さてさてこの長い夏が、草花たちにどんなドラマをもたらしますやら。
ちなみに朝晩の散水を欠かすことなくよろしく候。
夕涼みの頃の水やりは気持ちがいいものです。
そうか、花と同時に自分に水やりしているんだなあと、
そんな思いも、夏の風物詩なり。


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まあいっか、こちとらそれどころじゃない。この暑さとどのように付き合いながら、庭の夕涼みまでの時間を過ごすかが大問題。大汗かいているのでヘタこくとそれこそ命に関わるわけで、昨日なんかは朝と夜で体重が2キロ減っている。で、夕飯はニンニクと鷹の爪をたっぶり入れた肉系メニューをつまみに、ビールをプハーッと飲みながら野菜中心の夕飯をこしらえて食べ、庭で夜風を楽しみ、寝る。するとあーら不思議、目覚めてすぐに測定したら、前日失った2キロの体重が元通りに増えているのです。これが健康体なり。帰宅後の飲み食いの量は、どう考えても水分含めて1キロ以内。ではなぜ体重が2キロ回復するのか。体内で筋肉やら、多肉植物の葉っぱみたいな貯蓄用水分が1キロ以上も産生されているということになるわけです。



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いい感じ、いい感じ。体がそのようにフル回転で活動している時には脳も活性化して、やたらに音楽が聴きたくなる。で、スマホで選曲し、こないだ娘に教えられて購入したワイヤレスイヤホンを装着して木製パネルと柱材のペンキ塗り。おお、なんと心地よい両耳からの刺激であろうか。午前中には終わらせて、午後はエアコン効かせた店で遅れに遅れている設計作業に庭熱中症を発揮する。



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音の刺激って気持ちを癒したり活性化させてくれますよね。で、汗を拭き拭きふと思いました。何かが足りない。イヤホンからのメロディー以外に、そのバックグラウンドにあるはずの蝉の声がないのです。体感的には真夏なのに、蝉には梅雨明けなど関係なく今頃はまだ地中でグネグネ体の殻を揺すって、一世一代の自己変革、メタモルフォーゼの真っ最中なのでしょう。



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なんで蝉の声が気になるのかと申せば、長年耳鳴りを持病としておりまして、一年中蝉が鳴いている状態だった時期があったから。でも夏は実際に鳴いているので耳鳴りが相殺されとても楽になる。そんな経験があるのでふと、あれ、鳴いてない、と気付いたのでした。おまけに自分の耳もシーンとして、蝉は1匹も鳴いていない。静寂の我が両耳。いいぞいいぞ、ここんところ体力勝負の仕事を続けていたからか、血流が良くなって、新陳代謝が進んで、耳鳴りの病が消えてしまったようです。



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やっぱりね、暑くても寒くても、お天道様と並走しながら生きることが大事なのだ。



日中は達郎かベンチャーズで意識に海風を吹かせ、
帰宅したら庭でこれを流し、
心身に夜風を浴びて癒される。



そして冷えたビール。
読みかけの本を開き、
数ページで夏の夜の夢。
 
 

 
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