葉山チックな設計、荒井邸の続きです。

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 設計の評価は・・・、生来の自画自賛気質なもので自己評価は置いといて。お客さまの高い評価をいただけたことは鼻高々でご報告します。

 それとは別に、今回の仕事でひとりジンワリと感動したことがあります。それはレンガの施工がすばらしかったことです。以前はわたしも現場の全てを自分で施工していましたし、新潟時代から通算で25年間を施工と施工管理で現場にいましたので“ 現場は職人さんの腕と熱意で決まる!”ということを痛感しています。だからでしょうか、このレンガの全体から伝わってくる気力の充実と、細部にわたる熱心な繊細さが胸にグッときました。
 これを施工してくれたのは有限会社住宅総合営繕協会のカズ君です。
 10代で弟のシュン君とふたりで上京しておじさんの会社(住宅総合)に勤め、10数年現場一筋の一流の職人です。うちの現場をやってもらうようになって5年目ですが、いつもわたしのやっかいな設計を見事にカタチにしてくれます。感謝です。(こっぱずかしいので本人には絶対言いませんけど)

 先日のJAG(ジャパンガーデンデザイナーズ協会)のイベントで知り合ったデザイナーの江口勝康さん(1級建築士)からうかがった話なのですが、耐震偽造問題の件、建築基準法は相当の安全値を含んでいるので、うっかりミスや多少の手抜き、施工者の力量不足程度なら全く問題なく安全な強度を得られるように設定してあるのだそうです。ではなぜ地震でビルが倒壊するのか。そこに“不誠実”や“ウソ”や“ダマシ”があるからです。誠実な人が少々体調が悪かったり、何か悩み事があって仕事に熱中できなかったりというようなことではなくて、誠実ではない人、詐欺師が介在するからビルが倒れるのです。
 家も庭も人がつくり上げるものです。職人さんの当たり外れは大きい。詐欺師がつくった地震で倒れる家など論外ですが、叶うならば職人さんの魂が込められた家に住みたいものです。これから家を建てる方は住宅メーカーの営業さんや監督さんだけではなくて、職人さんの善し悪しも充分に見極めてください。ちなみに我がチームはカズ君だけではなく、各分野の一流どころを揃えていますので(基準はわたしより腕がいいということです)安心してお任せ下さい。


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力こぶ ここにも一流の職人さんが大勢います。