前田さんと知り合ったのは2年前です。庭のデッキに手すりを取り付ける工事を承りました。その時に拝見したリビングがものすごく印象的で、それからずっと記憶に刻印されていたのです。
 どんなリビングかといいますと、もともととてもこだわった造りの中古住宅を買われて、それを奥様がさらにこだわってリフォーム。インテリア、家具、小物、照明が見事にコーディネートされていて、ヨーロッパの百年住宅のような感じなのです。もちろん蛍光灯は無しで、帝国ホテルのロビーくらいの明るさです。最初は薄暗く感じますが、すぐに気持が穏やかに落ち着いてきます。そして壁の漆喰は何と奥様がご自分で塗られたとのこと。そして木目が浮き上がった床板や何代も大切に使われてきたような家具、燭台、ドライフラワー、そして家族の幸福な思い出を閉じ込めたフォトスタンド・・・。全体的な雰囲気、細部にわたるこだわり、そのクオリティーの高さに感激し「すごい人がいるもんだなあ」と強烈に、鮮明に記憶していました。
 その奥様が2年ぶりにご来店、うれしかったです。「庭の雑草取りが疲れたので全面的にレンガを敷きたい」というご依頼、その時点で使用するレンガ2種類をご自分で決めていて、それがまた見事なチョイスで「さすがに前田さん」と唸ってしまいました。
 今日から3回、そんな前田邸のガーデンリフォームした庭をご覧いただきながら、“ 美しく暮らす能力 ”について考えたいと思っています。


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 “ 美しく暮らす ”自分でもコンプレックスを感じてしまうほどうまくいかない課題なのですが、それだけに常に気になっていることなのです。この際反省も含めて真正面から考えてみますので、ぜひお付合い下さい。



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 走るブログ村を散歩すると、美しく暮らすためのヒントが見つかるかも。