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 いつものように円海山から瀬上池に降りるコースを散歩中にこんなチラシを見つけました。以下転記します。


『横浜市域再大規模のホタルの里 瀬上の森に進む開発計画』

 横浜の南の森、円海山緑地。鎌倉から逗子へ、そして三浦半島へとつながる首都圏の大きな緑の回廊。その入口に位置する瀬上の森。横浜の原風景である大きな谷戸。横浜市域再大規模のホタルが流域約3キロにわたって自生するいたち川支流。昔の人々の治水の苦労を偲ぶ灌漑遺跡や世界的な学術教育価値を持つ貝化石の露頭。そしてホタルに代表される豊かな生態系との触れあいや憩いを求めるたくさんの市民。この市民の貴重な共有財産でもある瀬上の森に、横浜スタジアム8個分にも相当する21haの大規模開発が計画されています。港南台から上郷へと下る舞岡上郷線の両側の山を削り谷を埋めて、ショッピングセンター、宅地、高層マンションを建設しようとするものです。横浜市の環境部局は、この緑地には優先的に保全すべき高い価値があると認めながら、事業者の開発意欲を理由に保全のための十分な施策を行ってきていません。
 現在、横浜市は(1)事業者が所有する緑地の半分を寄付させて市有地とする。(2)舞岡上郷線の4車線化の拡幅を事業者の負担で行う。(3)ホタルの生息環境の保護をする。という3点を「開発を認める最低限の条件」と説明し、「これが実現しなければ開発の許可は出ない」と言っていますが、(1)(2)から見えるのは、道路を事業者負担で拡張する代償として、大規模な緑地と生きものの生息環境の破壊を容認する手続きに入ろうとする開発部局の姿勢です。これだけの規模の開発を、開発抑制の市街化調整区域から開発促進の市街化区域に変更してまで行おうとするのは横浜では最近は例のないことですし、開発計画地には、一昨年、栄区民の参画で決定された「栄区街づくり方針(都市計画マスタープラン)」で「緑と水の拠点」にすると明記された舞岡上郷線東側を含んでいるという都市計画上の大きな不整合もあります。またホタルの生息環境の保護をするという(3)の条件は、現存の川を工事中は埋め立て、商業施設の明かりもコントロールできない計画では流域全体のホタルを守れる根拠がありません。専門家の方々は、現在の計画では光の影響などでいたち川支流流域のホタルには大きな影響があり得ると指摘しています。
 このような状況の中で、今年の2月から、市民・自然保護団体・学識経験者などの強い訴えに応える形で、計画の環境への影響を審査する環境アセスメントのプロセスが始まりました。アセスの進め方(方法書)に対して意見書を出した市民は、横浜の過去のアセス条例でも一、二を争う400人を越える規模となり関心の高さを物語っています。私たちは、これから本格的な審査が始まるこの手続きの透明性と審査の合理性をしっかりフォローしながら、適切な環境保全措置が施された計画への見直しを求めていきたいと考えています。
 瀬上の森やそれにつながる円海山緑地を保全し、多様な生きものや文化財を次の世代に残していくにはどうしたらよいのか、一緒に考えてみませんか。私たちは、横浜そして瀬上の自然や生きもの、あるいは文化財に関心を持たれる広範な方々と開発計画についての情報を共有し、現地での観察会や勉強会・講演会を通じて考え、行政や事業者との対話も進めています。
 また運営にあたっては、この活動が特定の政治団体や思想に偏ることのないように努めています。是非、下記のホームページをご覧いただき、また毎月定例で行っている視察観察会にもご参加ください。

「瀬上の森パートナーシップ(SMP)」
  <連絡先>
 〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2ム24ム2
 神奈川県民活動サポートセンター
 レターケースNo.420 瀬上の森パートナーシップ(SMP)宛
E-mail:segami-ps@hotmail.co.jp
ホームページのURL:http://ameblo.jp/segami-ps/

<視察観察会>
8月19日(土) 俳句でハイク
9月16日(土) 秋の虫をさがそう
10月7日(土) 瀬上の秋の野草たち
11月18日(土) 冬の生きものさがし
 集合は当日10時に県立上郷高校の正門前。小雨決行。解散は12時頃。付近に手洗いはありません。当日受付も行いますが、事前にSMPまで、葉書かE-mailで参加の連絡がいただけると幸いです。

- 以上 -



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 瀬上の森とその周辺の自然を満喫している私にとっては直接的に心配な問題です。何とか環境を保全する方向での解決を願っています。

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 ある冒険家が「自然は生活の分母だ」と言っていました。全く同感です。豊かな自然がベースにあればこそ、豊かな生活が実現し、その分母が小さくなればどう取り繕っても豊かな生活は望めなくなる、そう思うのです。だいいち、この先急激に人口が減ってゆくことが予測できているのに、なぜ今、自然を壊してまで生活の場を確保しなければならないのか。10年後には日本中のマンションは空室だらけになり、20年後には渋滞や通勤ラッシュなど遠い昔のお話になるのです。それなのになぜ?答えはいつもの通りで“ 経済活動優先 ”ということなのでしょう。目先の金のために環境を破壊することの愚かさにまだ気が付かないということなのでしょうか。あるいはそんなことは給料が上がることに比べたら、たいしたことではないと考えているのかもしれません。だとしたらこれまた愚かとしか言いようがありません。連日起きている悲惨な事件、親が子供を、子供が親を、子供が子供をという悲劇の原因をたどってさかのぼると、多くの事件の種は高度経済成長期からバブル期までに、日本人が経済と引き換えに(自然だけではなく)いろんなことを破壊してきたことにある、そんな気がしています。「諸悪の根源は昭和時代、会社帰りに毎日ビールと枝豆でジャイアンツ戦を観ていた親父たちあるのだ!」という暴言を妻にたしなめられながら、でもやっぱり、あの頃の大人たちにもう少し日本の将来へのビジョンがあったら、そして途上国の貧困や戦争のこと、地球の健康状態にまで思いを至らせるセンスがあったら、今はもう少し豊かだったはず。少なくてもこんな事件が連日報道されるような国にはなっていなかったと思うのです。と、愚痴っていてもしょうがないので、今の大人である私たちはどう考え、どう行動するべきなのか。30年後の大人たちに愚痴られないように、『経済と環境』、真剣に取り組むべき問題なのです。

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 「自然は生活の分母だ」。もう待った無しの状況です。分母を食い潰すのではなくて、大きく豊かに育てていきましょう。そのために日々何をすればいいのか、理念を忘れずにそれを模索する、そういう生活でいいのだと思います。それが、エコロジーやロハスな生活ということです。



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 走る 環境ブログの現在1位『晴れの日、オーガニック日和』おすすめします。わたし、好きですこういうおじさん。