10年前、世の中の表札のつまらなさ、どんな家にでも御影石に漢字というパターンにうんざりしていた時期がありまして、そんなときに住宅関係の展示会で出会ったのが、岐阜の表札屋さんSHOW-BIの杉山さんです。初対面にも関わらず、いきなり表札について熱く語り合い、その後も何度かお会いして、長いことお付き合いが続いています。
 いつも私のこだわった注文に、丁寧に、熱心に、こちらのイメージ以上の仕上がりを提供して下さる杉山さんですが、最も感心させられるのは“ サイン文字 ”のすばらしさです。原稿を依頼するとサインペンで、おそらくは数十枚書いた中からひとつを選んでファックスしてくれます。それがこれです。

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 イイ感じなのです。簡単そうでいて、そうは書けないものなのです。それをパソコンに取り込んで私がレイアウトして、お客さまに了解をいただいた後に注文します。
 で、完成がこれ。

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 杉山さんの表札への思いは、その家のご家族への思いでもあり、それがとても強い方です。その強さが、小さな表札一枚で生まれるいろんなイメージを生むモトになっているということを感じ、いつもありがたく思っています。
 様々な注文に柔軟に対応しながら、あらゆる素材とデザインの表札をつくり続けている杉山さんですが、こと、サイン文字に関してはひとつのこだわりを崩しません。それは、少しだけ読みづらく書くということです。杉山さん曰く「表札見ながら何て読むんだろうと首を傾げている様子を見るのが楽しい」とのことです。スッゴクわかるんですよねえ、その感じ。自分のデザインで見る人の気持を動かすことができる楽しさ、庭の設計も全く同じ楽しさがあるのです。

杉山さんの会社『SHOW-BE』のホームページをご覧下さい。楽しいですよ。

http://www.show-bi.jp/

すみません、リニューアルで準備中でした。


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 走る 台風がそれて、また夏が戻ってきました。いい汗かいて頑張りましょうびっくり