本間邸の外構・アプローチです。

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 今回使用した化粧ブロックはエスビックのリブロックエイトです。最近は私自身思うところがあって化粧ブロックを使うことがめっきり減っています、というか数年間ほとんど使っていなかったので、完成現場を見に行った妻に「こういうのもつくれるんだあ、なかなかいい感じじゃない」と言われてしまいました。「まあね」とクールに答えながら、内心「リブロックは得意中の得意なんだよ~」とにんまり。
 今から十数年前、住宅関係のデザイン事務所で来る日も来る日もリブロックを使った設計をしていました。モデルハウスや一般住宅の外構設計です。当時は外構の素材としては化粧ブロックが主流で、景気の波に乗って開発された様々なブロックが出回っていました。数ある製品の中で、私はリブロック一辺倒、同僚に“リブロックマニア”とまで言われながらひたすら使い続けていたのです。その理由は“安くて丈夫で主張しないから”でした。素材としての主張が少ないので、デザインで主張するにはもってこいなのです。それともうひとつ、“コンクリートらしいコンクリート製品”だということ。他の化粧ブロックは着色や加工を駆使してコンクリート以外の物に似せるという考え方の物がほとんどでした。コンクリートをいかにしてレンガに見せるか、どうやったら天然石の感じが出せるか、そういった方向での商品開発で生まれたものばかりで、その考え方に馴染めなかった。日本の風景をつくっていくべき大企業が、一生懸命に偽物をつくるということに賛同、参加したくなかったのです。そんなこと考えながら外構設計していたのですから“変わり者”だったと思うのですが、今回久しぶりにリブロックを使って、あの時の思いは間違っていなかったと思いました。あれほど種類が豊富だった商品群はこの十年で整理されて、当時安物扱いされていたリブロックが今や主力商品になっています。いい物は残るのです。
 コンクリートはコンクリートの魅力を追求するべきで、あとはコンクリートが好きか嫌いかという選択にゆだねるべきなのです。今はコンクリートが嫌いな人のためにコンクリートを使って偽物を提供しても、よろこぶ人はいなくなった、日本人の感性は10年間で、ほんの少しですが、確実に進化したのです。
 そういえば先日展示会で、コンクリートらしいコンクリート製品に出会いました。エスビックの『そらら』です。質感、商品コンセプト、プレゼンテーション、ともに印象がよくて、今後の大きな可能性を感じました。興味のある方はエスビックのホームページで探してみて下さい。『そらら』です。



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