広い庭をどういうイメージで構成するか。この広さがあればウッドデッキ+テラス+バーベキューコーナー+菜園+砂場&ブランコ、それにパーゴラ、アーチと次々提案したいところなのですが、今回は“お父様のイマジネーションがつくる本間家の幸福な世界”がテーマ。当初「ゆっくり考えながら自分でつくるよ」とおっしゃっていたので、どんな庭になっていくのか先のお楽しみ、と考えていました。ところが引っ越しが片付いたら早々にお父様からイメージ図をいただき、これがまたいい感じで、シンプルな芝生と縁側の庭。それをベースに設計して出来上がったのがこれです。

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 このシンプルな庭でお父様は黙々と雑草取りや芝刈りをし、奥様は洗濯物を干し、お孫さんが走り回り、若夫婦がお茶を楽しむ。通りがかりに覗くたび、本間家の幸せな風景が見えます。それこそが、お父様の中に家を建てる前から出来上がっていたイメージなのでしょう。
 ガーデンデザインするということは、ガーデンデザインに限らず、幸福に暮らすということは、まず幸福はシーンをイメージすること、何があろうとそのイメージが消えたりぶれたりしないように、そのイメージのシルエットを徐々にハッキリさせていくこと、そしてそのハッキリと出来上がったイメージを現実に構築していく。この一連の夢実現作業は心身共に充実していなければ無理、気力と体力がしっかりと鍛えられていることが必要とされます。本間さんのお父様はまさにそのお手本のような方、“寡黙な夢実現の達人”でした。

 明日はその夢世界に植えられた樹木です。


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  走る    走る走る走る走る走る