グレースランドとビッグサム港南台店の共同イベント『秋の夜長を楽しむ』の体感ブースが完成しました!現地では写真には写らないコオロギとマツムシの声がステレオで響いていて「いやされるわ~」と好評です。ぜひご来場ください。

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 ガーデンライトもやっぱりタカショー製品がお気に入りで、それらを中心にセッティングしてあります。

 ところで今日はひどい暴風雨でしたねえ。その間隙を縫ってというか結局びしょ濡れになりながらパシフィコ横浜で開催されている『ジャパンガーデニングフェアー』に行ってきました。妻カオリちゃんと一緒に愛車BOXYで嵐に突入するように出発、CKBのニューアルバム“GALAXY”を聞きながら30分、天気のせいもあって気分が高ぶりイベントへの期待感いっぱいで会場入りしました。
 ところがです、何か拍子抜け、ひとことで言うと「がっかり」でした。超忙しいスケジュールをやりくりして、期待いっぱいで出かけたのでなおさらそう感じたのだとは思いますけど。会場で行き会った主催者側の某T社長に、つい「つまんないですね、なんかもの足らない感じです」とストレートな感想を言ってしまい、大変失礼なことをしたと反省しつつ帰路に。会社に帰ってから何であれほどつまらなく感じたのだろうと考えました。出店内容がスッゴク地味だったこと、テーマガーデンの表現力・訴求力が弱くて盛大な制作者の自己満足作品に思えたこと、ガーデンデザインをニッチと捉えて、全国展開しようとしている詐欺的なにおいのする(あくまでも私の直感ですが)ブースで“奇跡の健康水”のセミナーみたいな説明を延々聞いてしまったこと、さらに、会場入りする前にランドマークで食べたカニ料理が美味しくなかったことなど、いろいろと思い浮かびました。でもそんなこと考えているうちに、実は出発する直前まで頭を駆け巡っていた思いと“ガーデン業界の現実”とのギャップが私をいらつかせ、失望感を感じさせたのだということに気付きました。
 どういうことかと言いますと、今回の『秋の・・・』はガーデンライトを販売するための企画です。でも私は電気屋ではないですし、照明器具が売れてもグレースランドには何の身入りも無いシステムになっています。ではなぜこの企画に夢中で参加したのか。答えは単純で、最近経験した、お客さまの庭での夜のガーデンパーティーが最高に楽しかったから、です。ガーデンライトがあればこんなに庭の楽しみが広がる、そのことを多くのお客さまに伝えたかった、それだけなのです。とは言っても売上げが上がらなければイベントの評価は下がりますので、スタッフにガーデンライトを売るための秘策を授けました。
 世の中にガーデンライトが欲しくて探しまわっている人の割合は0.1%以下です。庭やベランダのある家に住んでいて幸せを感じたいと思っている人の割合はほぼ100%です。ではどうしたらガーデンライトを大量に売ることができるでしょうか?
 答えは、ガーデンライトがあれば幸せを感じる時間と場所が手に入るということをアピールすればいいということです。全ての人が欲している家族との至福の時、それを庭で実現する切っ掛け、入り口がガーデンライト、そういうスタンスで販売活動をすることで0.1%だったニーズが100%になるります。
 これは販売のテクニックではなくて、私の思いです。私はモノを売ることにほとんど興味がありません。それどころか世の中モノが多すぎると思っています。モノが飽和状態を過ぎるとそこからはモノが増えれば増えるほど不幸が増す、そう思っています。ですから照明器具をモノと捉えるならこの考えは私の中では成立しないのです。でも庭での夜会の楽しさ、心地よさ、尽きることの無い会話、その場ならではの味、そんな時間と場所を生み出すガーデンライトを、うちのお客さまだけではなく日本中の人、そんな時間を欲している全ての家族に使っていただきたい、そう思っているのです。
 そんな、私の中に昇り竜のように渦巻いていた思いと今回の『ジャパンガーデニングフェアー』とのギャップ、展示会に“モノではなく思いや願いを売る”を期待するのは無理なのかもしれませんが、それにしても(私には)業界の悲しい現実を見た気がしたのです。モノを売ろう、うまいこと儲けてやろうと躍起になっている業界企業の交流親睦会みたいなイベントに感じました。ガーデン産業がその本質から離れていったら、早晩衰退するのは確実、でもそんなことはあまり重要ではなくて、世界平和や地球防衛のためにはそういう企業や業界は消えてしまえばいいとすら思っています。大丈夫!それでも家族は庭を楽しみ、幸福な時間、家族の絆、明日への希望を無くしたりはしないのです。

 仕事の合間に行った展示会のことでこんなに演説をぶってしまいました。いろんなことに対して思いが強すぎるということは自覚しています。そのことで不自由な思いをしたり、いろんな人に迷惑をかけたりもしていますが、それを是としなければ想像的労働はできないのです。毎日ニマニマしながら庭の設計しているわけにはいかないのですよ、いやほんとに。で、ガーデンライト、一度イメージしてみて下さい。庭が、家族が、いっそう楽しくなりますよ。



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