可愛い盛り真っただなかのお子さん2人、働き盛り真っただなかのご主人、笑顔満開でしっかり者の奥様。家族のライフサイクルで、大変だけど一番楽しく最も輝く季節をむかえている小杉さんご一家です。過ぎてみて初めて想うこの時期の幸福感、懐かしさとまぶしさを感じながら“この輝きをさらに強く、ファイヤー・ストームみたいに燃え上がらせるような庭に”そんな思いを込めての設計でした。
 そうそう、この時期に育んだ幸福感がその後の子どもたち、それと夫婦にとっても大切な財産というか資源というか、決して平らに進まない人生を乗り切る底力になるのです。このことは多くのお客さまから学んだ“実感”です。結婚して、子どもが産まれて、戸籍上の家族がほんとの家族になるために頑張る十数年間。その時の情熱や愛情の炎が大きいほど、その炎の燠(オキ)がその後の人生を豊かに支えてくれる、きっとそういうものなんだと。

 で、庭はどうなっているかといいますと、もともとは芝生だったのが、木が茂って日当たりが悪くなったせいもあって、雑草取りをするための空き地状態です。「さあ、どうしましょうか」、でもご夫婦に、どう変えたらいいのか、どんな庭になったら楽しいのかというイメージが浮かばない様子だったので、“もしわが家だったらこうしたい”というプランをつくってそれを見ながら検討していただくことにしました。

Plan A
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Plan B
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 この「もしわが家なら・・・」というやり方は、わがままOKで自由度が高くなるのでいつもスラスラ描けるのです。それに自分が主役の空想というか妄想が広がるので楽しい!のです。いっきにA、B、2プランができました。
 予算そっちのけで描いたプランながらよろこんでいただけたようで、ご夫婦で盛り上がりながら家族会議、の結果出来上がったPlan Cは明日ご覧いただきます。
                                 つづく



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