木藤邸の全景です。

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 全体をほぼ同じ面積の3つのエリアに分けました。ウッドデッキが2.7m×3.5m、テラスが2.4m×2.7m、ガーデニングスペースが2.0m×2.7mです。
 ダイニングの外にテラス(建築工事で最初からありました)。リビングの外にウッドデッキ。それぞれ部屋が外に広がった感じでもあり、新たに屋根のない部屋がふたつできたようオトク感もあります。広さとしては必要最小限で十分な広さです。限られた庭スペースで欲張った構成を実現するためには、シーンごとに必要な広さを吟味する必要がありますが、この場合、デッキは卓袱台を囲んで6~8人、テラスはゆったりしたファニチャーで4人、イスを追加すれば6人が過ごすのに十分な広さです。これ以上広いスペース取りは演出や何かしらの理由がない限りもったいない、ほかの用途に譲るべき、いつもこんな感じでゾーニングするのです。
 テラスとデッキという過ごす場所があって、そのふたつの場所をつなぐように、分けるように、両方の場所にいい感じを与えつつ、単独での楽しみも広がるガーデニングスペースがあるというゾーニングです。そしてそれぞれに、テラスは木製のトレリス(タカショー/レベアーチトレリス:キシラデコールのカスタニとう色で塗装してあります)が、デッキは木工フェンスと木製物置が、ガーデニングゾーンは落葉樹2本とコニファー(ブルーエンジェル)が、それぞれ立体構成として空間をつくり、場の厚み、居心地の良さを演出しています。

 今回は少していねいに解説してみました。これがうちの書生たち(うちの社員にまだ世間並みの給料も払えていないに、みんな実に一生懸命働くので、書生とか修行者とか呼んでいます)のテキストにもなるし、庭好きの方にはきっと参考にしていただけることだと思います。こんな調子で、木藤邸の紹介は少しだけ突っ込んだ解説でいきますので、やや理屈っぽいところはお許しいただくとして(日常的に“いい感じ”を実現するための理屈にまみれた設計作業をしているのです)、数日間お付き合いください。



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