木藤邸の場合は建築工事でテラスが施行されていました。こういう場合に(建築設計では外のこと、過ごし方などをあまり考えていないのが現実なのです)中途半端な広さで使えないということがよくあります。そういう時は思い切って取り壊して新たにつくったり、同じ素材を使って付け足すことで広くしたりしています。貴重な屋外空間が有効に使えるように、多少コストがかかっても妥協せずに場の設定、広さを考えるべきです。幸い木藤邸のテラスは2.4m×2.7
mと、ややコンパクトですがゆったりしたイス・テーブルを置ける広さだったので、そのままでプランを進めました。

8b4d2623.jpg


55ea1b59.jpg


 平面的にスペースが確保されていても、それだけではなかなか“過ごしたい”という感じは出て来ません。必要なのは立体的な構成と演出です。それが整うことで屋外のタイルの広場が“アウトドア・リビング”になるのです。今回は立体構成のためにラティスパネル(タカショーのレベアーチトレリス)を建て、演出として、ガーデニングスペースの立水栓をテラスのセンターに合わせてフォーカルポイントにしました。これによってテラスは特等席になりました。
 テラスの立体構成を考えるときに便利なアイテムとして、Bプランで使用している“コーナーパーゴラ”もおすすめです。これを設置すると、その高さまでの空間全体が“認知空間”になって、庭に厚みを感じるようになります。それと同時にこもった感じも得られて(人は木陰や軒下の縁側など、こもった場所に入ることを好むのです)、さらにパーゴラ自体の楽しみ、植物をからめたりつり鉢をしたりと、平面を劇的に楽しくしてくれます。



2e7a32dc.gif
 走る 走る走る走る 走る走る走る 走る      走る 汗