工藤邸、完成です。

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ー 以下『自然浴ブック』より抜粋 ー


月の力と、雨の力と、アンチエイジング

目を閉じて、耳と肌触りと匂いで感じ取る。その力がアンチエイジングのもと。

 現代人は、情報の90%以上を目から受け取り、脳で判断しているといわれています。夜になっても明かりがあり、真夜中だろうと困らない時代。24時間視覚で情報をキャッチでき、そのぶん聴覚や触覚、嗅覚など、五感全体を満遍なく使う機会が減りました。
 もともと五感は、敵を察知し、天候を読み、安全な場所や食べ物を見つけて生き延びるために動物に備わった機能です。五感をほどよく刺激するということは、人間の脳の中でも奥の方にある植物脳や動物脳といった“生命中枢”を積極的に働かせること。現代人は、この生命中枢の上に覆いかぶさる大脳新皮質ばかりを酷使しがちで、逞しく、いきいきと生きるための生命中枢への刺激が減っています。大脳新皮質の発達で、脳は計算や認知、思考、判断など、知的活動をしている時間が増え、生命中枢が働いている時間が少なくなる傾向に。その結果生じてきたのが、現代人に多い自律神経失調症やホルモンバランスの乱れ、免疫力の低下です。なぜなら、自律神経中枢もホルモン中枢も免疫中枢も、生命中枢にあるから・・・。
 元気に、そして“若く”生きて行くために欠かすことのできない、自律神経やホルモンの働きと、免疫力。どの働きアンバランスになっても、生命活動に何かしらの影響が表れます。病気も老化もその表れです。
 では、これらの機能を安定させ、衰えさせないためには、どうすればいいのでしょうか。その答えの第一は、五感の刺激です。五感への刺激は、生きていくための動物本能への刺激であり、使用頻度の減った生命中枢を目覚めさせること。明かりに頼らずに月を見て、薄暗がりに月がある夜の空気を肌で感じる。雨の音と雨の匂いの中に、鳥も草花もじっとしている気配を感じる。雨だれのその音と鼓動がいつしか重なるのを体感する。そんな時間こそ、目だけでなく、耳も鼻も動物として備わったすべての感覚器が全開になっている時。
 なにも野山に出かけなくても、朝のひと時や夜のひと時を、庭で、テラスで、月を抱いた宇宙と対峙する時間があるかないか。雨でうっとうしいと人がいう日に、雨の雫をためた木々の匂いや表情に感動する時間があるかないか。若さと美しさのためにはそれがひとつの分かれ道です。

ー 以上 ー




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