引き続き長島邸の草花です。

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 若いご夫婦へのお話、今日は鉢植えの植物、草花や観葉植物を上手に育てるコツをお教えしましょう。
 日当たりや温度についてはそれぞれその植物に合った管理が必要です。コツというのは水やりです。新婚さんが鉢植えを買ってくると、幸せいっぱい夢いっぱいで、はりきって毎日水をやってしまいがちですが、実はこれがいけない。来る日も来る日もいつも適度な水分が与えられていると、植物にとっては甘やかされている状態で根をのばす必要がなくなってしまいます。根が伸びなければ地上の部分も伸びません。これはほとんどの草花、樹木に共通することです。植物を元気にするには根っこを元気にしなければならないのです。
 水やりは鉢の表面の土が完全に乾いてから、やる時は鉢底から流れ出るまで十分に、これがコツなのです。今の季節なら観葉植物なら週に1回、花鉢なら3日に1回くらいでしょうか。もちろん夏には回数が増えて、たとえば日当たり風通しのいいベランダの花鉢なら朝夕2回の水やりを怠ると一気に枯れてしまうこともあるのでご注意ください。もっとも、毎日植物に意識がいくような生活をしていれば、葉っぱの様子で水やりのタイミングがわかるようになるので、植物と相談しながら、という感じになっていくでしょう。
 かわいがり過ぎて、あるいは張り切り過ぎて毎日水をやっていると、甘やかされた植物は根をのばさないでイメージ通りに成長してくれない。適度な飢餓状態とたっぷりの水やりを繰り返すことが丈夫で立派な鉢植えを育てるコツ、ということです。
 これって子育てや夫婦のいい関係といいますか距離感、間合いのとりかたと同じですよね。それから、子育てだけでなく夫育てにも使えます。ソクラテスの言葉です。「妻が良妻なら幸せになれる。妻が悪妻なら哲学者になれる」ご主人をいつも幸せな気分にだけしていたら、哲学者にさせることはできません。まあ、何も哲学者になることはありませんけど、あまりせっせと水やりをしていると根腐れする恐れはありますのでご注意を。
 で、私の文章は時々哲学的なのです。