鈴木さんちは学習塾をやっています。前庭の右側が入り口で、塾の看板をどこかに出したいということで、ブルーに塗装したアーチを設置しました。

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 これはオスモ(ドイツ製)のローズパーゴラという製品で、全体的なセンスと細部の仕上げが行き届いていて、過去に施工させていただいた全てのお客さまに好評を頂いているものです。しかも(メンテナンスは必要ですけど)耐久性抜群です。

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 宅盤と道路の高低差はヤキスギレンガの階段を2段で、アプローチも同じレンガで最低限必要な幅だけ施工して、後は植栽スペースにしてあります。生徒さんたちが小学生ということで、四季折々花が咲いていたら楽しくかよってくれるかな、そんな気持での仕立てです。

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 アプローチの奥の部分はレンガを敷き詰めて広場にしてありまして、気候のいい時期はここにベンチを置く予定です。これは教室の順番待ちや友だちと待ち合わせをする生徒さんたちが過ごす場所なのです。

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 その先の家の裏手は砂利敷き。後々ここに物置を置いたり、ワンちゃんのドッグランにするなど、いろいろと構想があるようですけど、とりあえずは雑草押さえに川砂利を敷き詰めてあります。
 それと、裏手の勝手口のドアがガラス張りで、室内の廊下からお隣の庭が丸見えだったので、木製パネルを一枚建てました。
 階段と水場までの通路は建築工事ではモルタル仕上げだったものを、「味気ない」ということでジュラストーンを張り、立水栓は受けを手水鉢に取り替えて、裏はサラッとシンプルに、でもイイ感じのバックヤードの完成です。今後この場所がどう展開していくのか、通りがてらの覗き見という密かな楽しみの場所がまた増えました。

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 塾の入り口とアプローチが生徒さんたちに好評とのことで、つくり手としてはニヤッとしながらホッとしています。この塾に通った子どもたちの記憶にこの風景が刻み込まれると思うと、うれしい限りなのです。「鈴木さん、がんばって一年中花を咲かせておいてくださいね~」。