今日はウッドデッキゾーンです。

ウッドデッキの最大の利点は外に出やすいということ。リビングルームでの生活が屋外に広がります。それと今回は道路に面しているので目隠しも同時に考えました。デッキで過ごすことももちろんですが、リビングのカーテンを開けて生活できるようにすることも庭を設計するときに考えるべき課題なのです。

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それともう一点、今回のように庭の出幅が狭めな場合、デッキをリビングと平らに出すことがスペースの確保には一番有効。階段をつくって庭に下りるようにするとますます狭くなってしまいますから。

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ご覧のように、必要な場所に必要最小限の目隠しをするというやりかたなので、庭全体としては開放感があります。目隠しが必要だからといってぐるりと壁にしてしまっては閉鎖的な場所になってしまうのです。

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リビング外のデッキはリビングの一部です。来客時にはリビングのソファーじゃなくてデッキにご案内できるくらいの仕立てにしたいものです。西森さんがぶら下げていた『ウエルカム』のプレート、これですよこれ。屋根のないリビングではコーヒーの味も格別ですし話も弾むもの。家族だけじゃなくて友人知人、ご近所さん、親戚一同ウェルカムな場所が出来上がりました。

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せっかくのウッドデッキが活用されていないお宅をよく見かけます。もったいない。そういうデッキの共通点は目隠しと立体構成がなされていないことです。あと一工夫で家族の特等席になるのに・・・。
ウッドデッキが楽しい場所になっていないという方は、写真を撮ってご来店ください。いろんな解決策がありますから。