最終日です。『ガーデンデザイン講座』いかがでしたでしょうか。妻からは「またいつもの話でつまらない」と不評でしたが、何人かのお客様からは「すっごく参考になります」という声もかけていただいて、まあ庭に行き詰まっている人には役に立つ内容だったかなと思っています。
今日でおしまいということで、締めくくりに、私と我がスタッフが毎日何を考えて仕事をしているか、つまり、どういう思考で庭をつくっているかをお話ししようと思います。

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基本的に頭の中は庭のことで占められています。そかしそれは日常業務なので、タクシーの運転手さんが常に安全運転やルートのことを考えているのと同じレベル。あまり意識しなくいても習慣付けられていることです。しかし庭以外のことが一日中頭から離れないことはしょっちゅうで、それがないと設計や現場作業は進みません。それは『ご家族のこと』。その庭をながめ、感じ、そこで過ごすお客様ご一家のことをあれこれ考え、四季を通した様々なシーンをイメージしています。ほんと一日中、夢に出てくることもしばしばで、そういうときは設計作業がはかどります。それとは逆にお客様が庭で楽しんでいるシーンが鮮明に出てこないときは苦しい。描いても描いてもしっくり来なくて。どういう場合にそうなるかといえば、最初の段階で庭を楽しむイメージをふくらませられなかったときです。他には機能や利便性のためだけの設計、例えば機能門柱やカーポートや物置をどう配置するかといった、いわゆるエクステリアの仕事です。もちろん生活に必要なものですからよく考えながら最適と思う提案をしていますけど、私的にはワクワク感がないので・・・。

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仕事ですからわがままを言っていてはいけませんけど、できればお客様の笑顔が予感できるような仕事に時間を使いたいという気持は常にあって(ほんとわがままですよね)、その気持は庭が完成する度に強くなっていくのです。先日48歳になりまして、明らかに人生の半分は過ぎてしまった。あせりというか、あといくつの庭をつくれるだろうか、あと何組のご家族に楽しんでいただけるだろうかという思いがあります。一度きりの人生、私の仕事がどれだけ多くの方によろこんでいただけたかが私の価値だと。何か青臭い台詞ですが、大真面目にそう思いながら日々過ごしているのです。
住宅地を歩いていて、せっかくの庭スペースが活用されていないばかりかストレスのもとになっている家を目にするたび、「私に声かけてくださらないかなあ。毎日がもう一つ楽しくなるのに。家族がもうひとつ強く豊かになるのに」と思ってしまいます。庭は家族の場所、家族が庭を育て庭に家族が育てられる、そういう庭『ファミリーガーデン』をひたすら考え提案し続けてきた十数年、我が人生も後半戦に入りましたので、ここいらへんでさらにスピードアップ、パワーアップしようと決意しています。
この『ガーデンデザイン講座』、後半は黄金分割からフィボナッチ数列まで脱線してしまいました。わかりづらい話におつきあいくださったみなさま、ありがとうございました。

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ではまた明日から違う話題でいきますので。さーて、何でいきますかねえ。ご紹介したい庭が次々完成しているし、四季の森『レノンの庭』もようやく格好になってきたのでそれもアップしたいし。