小沢さんちの草花と野菜をご覧いただきながら。

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何日か前に弘兼憲史のことを書きました、社長島耕作。実は最近うちで妻と私のマイブームになっているのが『黄昏流星群』、弘兼憲史のマンガです。わたしが何となく立ちよった古本屋で立ち読みしてはまってしまい、全20数刊あるようですけどその店では歯抜け状態といいますか、数冊しか置いていなかったのでそれを買って帰ったところ、妻カオリがおもしろがって読んでいるのを発見。ふだん読み物に関して全く趣味が合わない夫婦なものですから私も楽しくなって(共通の情報や刺激を受けるっていいことですよね)、違う古本屋で読んでない刊を見つけては買って帰るようになったのです。

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最近では妻から次はまだかと催促が入るようになってまして、といっても、その内容について二人で話したりは一切しません。感想を共有しようとする行為は『違いを確認する』行為だということをお互いに感じているからでしょう、どちらからもそういう会話は始まらないのです。それでも何かお互いに共感できているような気がしている。

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この『黄昏流星群』、読んだこと無い方がほとんどだとおもいますので軽く説明しますと、黄昏、つまり人生の黄昏時をむかえた中高年が繰り広げる短編ドラマ集です。それが流星群、流れ星、きらめきながら落ちてゆく人生のドラマを描いています。まったく救いようのない不条理な結末や、ほっと心が温かくなる終わり方や、いろいろです。

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そこに登場する人たちとオーバーラップする歳になった我が夫婦(50才直前)ですので、その内容が興味深く、時には深く突き刺さってくるのです。『黄昏流星群』、たまには漫画もいいもんですよ。