で、そのすばらしい環境を実現しているウッドデッキを、誰よりも楽しんでいるのがこのネコちゃんだそうです。

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ご主人はそう話しながら、いつしか話題が庭のことから子育てについてという方向に行きました。
辛島家ではお子さんたちがそろそろ自立の季節を迎えつつあって、息子さんが今回のリフォームプランを見ながら「こういう仕事もいいかも」と話していたそうです。うちの仕事に興味を持ってくれたことがうれしくて、この仕事の裏話みたいなことをご披露したりして、そのうち話題が「子育て終了後の生活がつまらない」ということに。

うちもそろそろで、これはけっこう大きな問題なんですよね。先にわが家での結論を言ってしまえば「孫が出来るのを待ちましょうよ」となるんですが、それまでの数年間をどう充実させるか、そこに、親にとって子育て以上の試練が待っている気がしています。
わが家の情景、ふと気付くと家庭から子どもの存在が消えていて(塾だの部活だの友だちんちに遊びに行ったりで)、妻と二人ただただ呆然としてしまう。これといった会話も無く、無理に明るくふるまおうとしてもぎこちない空気が流れるだけ。それまでの十数年間、いかに子ども中心で生活していたかを一気に暴かれるような、「子ども抜きだとうちらはさほど優秀な夫婦じゃなかったんだ」と自虐的な感慨を持ってみたり・・・。
私としては少々開き直りぎみに「こうなりゃヤケだ、不良おやじやってやる」と宣言して、子ども抜きでも、意地でも楽しい時間を過ごしてみせる!そんな切羽詰まったこと考えてしまうほど、まあ正直、どうしていいのかわからないのです。

子育て終了後の人生、妻と二人、またスタートラインに立つんですよね。