では畑さんちのルーフバルコニーの全景をご覧いただきながら昨日の続きです。

67b14f46.jpg


e719f5f6.jpg


724d25c7.jpg


72669bda.jpg


打ち合わせのメモの量がいつもの10倍あって、その内容は・・・、今それを読み返すと「これは奥様からご主人へのラブレターだな」と思いました。
そこにはご主人が仕事で忙しいにもかかわらず休日にはこれでもかというほど家族サービスしている様子、奥様がそんなご主人のためにゆっくりとくつろげる場所をつくってあげたいと強く思っていて、健康ランドの屋上露天風呂やリゾートホテルのテラスにいるような時間を過ごしてもらいたい、あふれるようなそういう気持から今回のガーデンリフォームに踏み切ったというようなことが延々と。
そして忘れられないのは、その打ち合わせ中に仕事先のご主人から電話が入って「妻がいろいろとイメージしているようなので、よく話を聞いてあげてください。楽しみにしています」とのこと。奥様はご主人のために、そしてご主人は奥様のために、双方の思いが津波みたいに私に向ってきて、驚きとともにちょっと感動してしまいました。仲のいい夫婦はいっぱいいます。基本的にうちのお客様は夫婦仲がとてもいい。しかしここまでストレートにお互いを思う気持を言葉にするご夫婦というのは初めてでした。照れ隠しの奥に思いがあふれているということはよくありますけど、そうではなくて、お二人とももっとストレートに「わたしはこの人が大事なんです」ということを表現されるのです。新婚さんならそういうのもありでしょうけど、畑さんちはもうお子さんが中学生ですから夫婦としては年季が入っているのに、この感じ。うらやましいというか勉強になるというか、「うちもがんばらなくては」と気合いが入りました。

2時間ほどの打ち合わせを終えて帰宅した私はさっそくそのことを妻に話しました。いつものように台所で夕飯つくりながらビールをプシュッと開けて乾杯して。畑さん夫婦の話から自分たちのことをあれこれ話しまして、別にこれといった結論が必要なことではなかったのでいつしか話はそれてしまいましたが、そのときのビールがいつもにも増して美味かったのをおぼえています。いつも思うこと、こんなふうにお客様から刺激を受けながら過ごす日々、ありがたいありがたい。
奥様からご主人へのラブレターのような打ち合わせメモ、大切にとっておこうと思います。

明日は和のゾーンを解説します。