さらに奥へ進んでいきましょう。『雑木林・自然景の庭』と『外の部屋・ウッドデッキ』です。

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After 15
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Before 16
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After 16
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Before 17
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After 17
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Before 18
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After 18
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全体的に流れる感じで、それぞれの場が他と隔絶されないことを意識しました。それはなぜか。今日はそのことを話しましょう。

今回のご希望はオーソドックスといいますか、昔ながらの『眺めて感じる庭』というのがその核にあって、それは主にご主人の庭へのあこがれイメージがその方向だったということなのです。そのご主人が実現したいと思っていた庭へのイマジネーションがとてもしっかりとしたものだったので、何とかこの条件下(広さ、日当りなど)でそれを具現化したいと思いつつ設計しました。そしてそこに私の提案も入れて。私の提案とは、いつものことですが、それは『家族で過ごす外の部屋』。一番奥にウッドデッキを、結構広めに設定しました。そしてそのデッキから庭を眺めた時に、雑木林、ローズガーデン、その向こうのコニファーガーデンまでがひとつの風景としてその場(デッキ)を居心地よくするものにしたかったのです。遥か向こうまで深い庭がある感じ。
今のところご家族は植物の育ち具合や自然を感じるということに感激してくださっていますけど、徐々にこのウッドデッキの楽しさ、すばらしさを感じていただけたらと。そしてデッキで極上の時を過ごしながら、この仕掛け、視覚的に奥深く感じる庭のことを気づいてくださればうれしいなあ、そんなこと思いながらの『流れる感じ』でした。
ちなみに、流さないとどうなるかというと、それぞれの場の存在感、意味が強調されて、いくつも部屋がある感じになります。そして全体としては「こんなに広かったっけ」となります。これは立体構成や素材の使い分けなどのなせる技、何度やってもこの「こんなに広かったっけ」というお客様の反応が楽しいのです。しかし今回はあえて流しました。いつか一番奥のウッドデッキがこの庭の特等席になることを願って。

延々続いたビフォー・アフターはこれで終わりにして、明日から各部の解説です。


 
 

連休最終日、午後は雨だそうです。この乾燥した空気が、これで少しは潤ってくれることでしょう。私は雪国育ちなので、冬の乾燥が大の苦手なのです。
さっ、雨を楽しみにしつつ、今日も張り切っていきましょう!